■ 「6Bの鉛筆を、何種類にもわたって、思う存分使える」だなんて、気持ちがほんとうに豊かになっているのを感じます。
2025/10/05
■ つかう ■ 鉛筆6Bの幸せ
■ 「6Bの鉛筆を、何種類にもわたって、思う存分使える」だなんて、気持ちがほんとうに豊かになっているのを感じます。
2025/10/03
■ つかう ■ "北星鉛筆"に想う
■ ダイソーで、北星鉛筆製#9900の6B(トップ画像手前)が、3本110円で販売されて久しいです。いや当初は4本110円だか108円だったと思います。
■ この話の内容からそれますが、ウェブサイトは、"htms xmlsn ="http://...")なので、ご覧になりたければご自身で。ついでに、このサイトの「鉛筆の正しい持ち方」は、とてもわかりやすくて参考になりました。
2025/09/12
■ まなぶ ■ 鉛筆の持ち方
■ 鉛筆のうち、数十年も使ったことのなかった手持ちのHや2Hで筆記していると、薄すぎて、リキんでしまいます。手に力も入り、持ち方がいびつになり、姿勢が崩れ、気がついてみると無理な姿勢で首や腰が...。
■ ファバーカステルの、小学校低学年の子どもたちのこの画像は、鉛筆ではなく、万年筆とシャープペンです。そのせいか、"寝かせた"持ち方で、下のFaber-Castell_1(学童用万年筆)は、人差し指第1関節にネガティヴライン(逆反り)をつくらない持ち方です。私の万年筆の持ち方は、この画像F-C_1とほぼ同じ、それをさらに寝かせた感じです。
2025/08/28
■ まなぶ ■ 変わった鉛筆 - 番外
■ 鉛筆を大量消費する点、小学生に負けない状況です。アマゾンで何かお得な鉛筆を買おうかな。安くて種類が多くて目移りします。
■ え...?
■ な、なんて言ってるんですか? 誰か翻訳して。
■ その直下の説明を見ると、"あなたのための十分な保護を確保する"とのことです。身に何か危険が迫っている後ろめたい方にはぴったりですね。また、"子供たちを使って(!?) 子供たちを引き付け"るんだそうです。子供たちを動員して/使役して何かしたい後ろめたい方にはぴったりですね。
■ あの...、私の状況と用途には合わないみたいですので、今回は残念。次を見ましょう。
■ おお、今度は良さそうです。私でもわかる日本語で、値段もとても安いです。
■ 説明をよく見ると...
■ ① 「環境保護は毒がなくて」...え? (アピールしたい内容は何となく理解できます。)
■ ② 「大人の子供はすべて安心して使う」ことができるのですか...。(理解が及ばず。)
■ ③ 「牛革素材のファスナーバッグ」を採用って、どう見ても紙袋...。(「分厚い"beefy"」という意図は理解できます。)
■ ④ 「私达は24时间以内に返事する」...返事は中華人民共和国簡体で、ですか...。日本語での返事がいいんだけどな。
■ この鉛筆についての、購入者による評価を、amazon AI が集計した要約;
『お客様はこの鉛筆について、以下のような評価をしています: コストパフォーマンスが高く、普通の鉛筆に近く、書き心地が良いと好評です。また、芯の固定についても不満の声があります。芯が飛び出ていてかけない、芯が抜けやすい、接着がきちんとされていないなど、全体的に品質が高いという声が多くあります。一方で、芯の折れやすさについては意見が分かれているようです。特に、子供が握ると丈夫さに欠けるため、落として折れてしまうといった指摘もあります。』
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
■ ① 「普通の鉛筆」に近くてよかったです。「普通」でないことが前提ですね、amazonで販売されている"鉛筆"は...。ちょっと恐怖感がこみあげてきました。
■ ①-2 「コストパフォーマンスが高く、ふつうの鉛筆に近く、書き心地が良いと好評"と言った直後に"また、芯の固定について"も"、"不満の声"があります。」と、突如こき下ろしました。"も"って...、実は当初から不満の声が鬱積していたが隠していたところ、うっかり漏らしてしまったんですか。
■ ② 「芯が飛び出ていてかけない、芯が抜けやすい、接着がきちんとなされていない」と欠点をあげつらっておきながら、それを前提に突如「全体に品質が高いという声が多くあります」なのか?
■その後の二文は、製品の欠陥の指摘で終えている要約。
■で、買う? ...う、う~ん。
2025/08/27
■ まなぶ ■ 変わった鉛筆
■ 自宅倉庫にある"風変わりな鉛筆"。
■ これはトンボ鉛筆製ですが、他にまったく同じ規格で製造されたコーリン鉛筆製もあったと記憶しています。他学年の人の物を見て、まったく同じ塗装デザインなのにコーリン鉛筆製だったので、意外な思いをした50年ほど前の記憶が...。
2025/08/26
■ なおす ■ 鉛筆 - 電動鉛筆削りで
■ ここ2年間ほど、意識して鉛筆も使ってきました。最初に記事にしたのは2023年6月のようです(🔗2023/6/23)。
2025/05/21
■ なおす ■ 色鉛筆で記憶し直す
■ 忘れたくないけれど忘れそうな知識を、色鉛筆で暗記し直します。
■ 色鉛筆は、実に便利で、かつ楽しいです(🔗2023/8/28)。小学生中学生なら、または美術系の人なら、使っていても周りの理解を得られそうですが、何でもないただのおっさんが使っているところを人さまに見られようようものなら...。
■ でも、そんなことを気にしないで、一人楽しんでいます。最先端のハイテクなボールペンの持つ雰囲気や上質で華やかな万年筆の持つ雰囲気とはまた別の、親し気で懐かしく、居心地のよい特別な雰囲気があります。もっと普及してほしいです。
2024/01/15
まなぶ - 三菱鉛筆 Hi-Uni 10B の6本を使い切って
■ 三菱鉛筆 Hi-Uni 「10B」の6本を、ひとまず使い切りました。
■ 使ったのは、2023年11月1日の新品開封から2024年1月14日まで。
■ 11/1-11/21の21日間、12/1-12/21の21日間、1/1-1/14の14日間、毎日英文を50文ずつ書きました(1/13&1/14のみ100文)。毎日1時間足らず。この間の合計で2,900文、単語数にして40,880語です。6本合計の値ですので、1本あたりにすると、483文、6,813語です。
■ 1か月前の2023/12/14の記事に書いた通り、7月から9月まで、同様に使った 三菱鉛筆 Hi-Uni 「2B」は、同じく1本あたり、1,100文、17,380語でした。
■ また、従来型高粘度油性ボールペンのパイロット レックスグリップ1.6mm(極太)は、360文、5,700語で1本を使い切りました。通常の、0.5mmや0.7mmの細字なら、もっと長寿だと思います(が、「欧米文を書く」場合には個人的に好みではありません)。
■ いずれも、同じ単語集を使っています。
■ 以上の「1本あたり書ける英単語数」の値を可視化すると;
■ 油性ボールペンも鉛筆も、一般的に言って、それぞれ独自の存在価値があります。他方で、私が英単語を書く、というごく狭い状況では、「油性ボールペン」と「Hi-Uni 10B」は、筆記量にそう違いはないけれど、まるで別世界です。
■ 鉛筆の芯濃度「10B」は、特殊な体験でした。以下に感想を;
■ 良い点として、
1) 「軸を寝かせて(←ボールペンにはムリ)」「どんな粗悪な紙でも(←万年筆にはムリ)」「力を入れずに弱い筆圧で(←鉛筆HBにはムリ)」という条件(🔗2023/6/26ご参照)を、6月のあのときに考えて予想した通り、まさにピンポイントでドンピシャと合いました。一種の理想の筆記具です。
2) 濃く、速く、筆跡も筆圧も文字サイズもたいへんコントロールしやすく、紙の上を舞うような軽やかな書き味です。
■ 劣った点として;
1) 芯が極端に柔らかいです。使い始める前にまず、電動や手動回転式の鉛筆削り機では、芯が、回すそばから粉々に崩壊して、永遠に削れません。ポケットシャープナーかナイフだけでしか削れません。
2) ほんの少しの筆圧で、いや、紙に少し触れただけで、芯が、「折れる」のではなく「砕ける・崩壊する」。文字を書き続けるには、ちょっと熟練の必要があります。そもそも「10B」は、「画材」であって「筆記具ではない」とわかる瞬間です。
3) 書き始めると、一瞬で芯が減ります。1文(16単語)ほど書くと、もう先端が丸いです。削りたいです。私は、後半は、3文を書くごとに、別な鉛筆を使いました。
■ 三菱鉛筆 Hi-Uni 10Bの6本を使った2か月半の、「良い点」と「劣った点」をまとめると;
■ 削っていった鉛筆の後半は、手で持てないほど短いので、ステッドラーの補助軸を使いました(🔗2023/9/26ご参照)が、3文を書くごとに、つまり3分おきに補助軸を付け替えます。この補助軸の使い心地もまた夢のようにすばらしく、自重だけで筆圧ゼロで書き進み、私の手は紙に筆記している感覚がなく、宙を舞っている錯覚に陥ります。また、6本を20分程度で使い切るので、毎日1時間弱の間、6本まとめて削るタイミングが3回程度必要でした。ただ、削るのは、シャープナーを1回転させるだけで、1秒で、薄くシャープな削りカスがシュっと舞い上がって、実に快感です(🔗2023/12/30ご参照)。「道具を使っている」感じを堪能しました。
■つまり、自宅以外では使えないほど手間なのは明らか。「10Bの芯」「ステッドラーの補助軸」「自分で砥石を使って猛烈にシャープに刃を砥いだポケットシャープナー」と、極度にこだわった道具立て...。真冬の夜明け前の1時間...。現実を離れた世界へと遊離しました。「君もやってごらん」などとは口が裂けても言えないかも...。
■ Hi-Uniの、2Bと10Bを使ったのですが、次は、その中庸を行くことを期待して、6Bを使います。実はもう使い始めています。思った通り、濃く、軽く、それでいて減りは抑えられるようです。三菱鉛筆Hi-Uniと、トンボ鉛筆Monoの両方を試しているところです。違いはあります。が、いずれもとてもよいです、鉛筆の濃度のうちでは、いや、すべての筆記具に勝って!
2024/01/14
2023/12/30
■ なおす - 鉛筆削りの刃を砥ぐ
■ ポケットシャープナー(筆箱に入るサイズの携帯用鉛筆削り)で、鉛筆を、毎日1ダース削っています。ここ半年ほど、使わない日はないです。濃度10Bや6Bを使うようになりました。電動鉛筆削りは芯が崩壊して使えないです。
![]() |
左; before (何度も回すが、木地は荒れ、削りかすはとぎれとぎれ) / 右;after (1回転させただけで、木地は滑らかに光沢、削りかすはかつお節状態。 なお、鉛筆は全く同じ個体(Tombow Mono 6B)。 |
■ 削ります...。おぉっ!経験のない軽い切れ味!すぐ鉛筆削りから薄いかつお節がでてきました。1回転させるだけでウルトラシャープです!さすが#4000の威力。新聞紙で必至にやったときも研いだ当初はシャリっと削れたのですが、一瞬にして(数週間で)切れ味は元の木阿弥。今回はどうでしょうか。大いに期待しています。
2023/12/21
■ まなぶ - インク「強色」と鉛筆「Hi-Uni 10B」の減り具合
■ 11/1から開始した、英単語集の例文を書いて、鉛筆とインクの減り具合を見る試み。中間報告というか備忘録です。
■ 使っている英単語集は、7月のものと同じ(2,100語の見出し語に添えられた2,100の例文。単語数にして33,241語)。(もう単語集全文を5回も書いたのに、記憶の方は...┐( - ω-)┌)
■ 実施ルールは11/1の通り、万年筆と鉛筆とで、毎日、それぞれ英文を50文ずつ、計100の例文、単語数にして約1500語を、筆記体で書き進みます。
■ 万年筆インクは、新品の、パイロット万年筆の水性顔料インキ「強色(つわいろ)30ml 黒」「同 ブルーブラック」の2本。使う万年筆は、パイロット万年筆 742 (S)を同時に2本(同じ製品で別の個体)。インクを同時に2本の空(から)カートリッジに充填。
■ 万年筆で書いた量は、i) 11/1~11/21までの、約16,620語=1,050文 + ii) 12/1~12/21までの、約16,620語=1,050文で、i)+ii)の合計の33,241語=2,100文です。これを、2色(2本)でぴったり均等に使い分けました。
■ したがって、1瓶あたりの減った量は、16,620語分ということです。
■ ほぼ4,5日おきにカートリッジ(0.8mlくらい)は使い切って、都度補充しました。
■ さて、画像を見ると、ほとんど減ってないようですネ。
■ 太字ででかでかと気分よく書いてきましたが、インクの減りは瓶を目視して2,3mm程度でしょうか。なんとコストパフォーマンスが良さげなのでしょう。この分では1年はもちそうです...。毎日、英文を、一色あたり25文程度、時間にして20分~30分、ずっと書いてきたのにこの減り方ですから、たいていの個人ユーザーにとっては、インク瓶は、1本買えば2年も3年も持つ感じでしょうか。
■ 鉛筆は、新品の三菱鉛筆「Hi-Uni 10B」を6本。ポケットシャープナーで削っています。今日で実施から42日間終了。
■ 7月~9月には、同じ「Hi-Uni」ですが、「2B」で試してみました。実施から42日間が終了した8/23の記事の画像と比べます。
■ 減りはほとんど同じです。右画像の「10B」の方が5mmほど減りが速い程度です。
■ が、注意。左画像の「2B」は、42日間で4,200文、単語数にして66,482語を書いた後です。
■ これに対し、右画像の「10B」は、42日間で、その半分の2,100文、33,241語を書いた後です。どちらも書く文字のサイズはほぼ同じです。
■ つまり、10Bの減りの速さは、2Bのちょうど二倍ということがわかりました。
■ 「滑らかに、軽く、色濃く書ける」「書いていて楽しい」のは、圧倒的に10Bです。ただし、書いているそばから芯が減って丸まっていくので、私は、5文書いたら次の鉛筆にスイッチしていました。慣れなければ書き進む際のストレスです。慣れれば夢見心地で書き進められます。この10B芯は、本来は筆記用ではなく「画材」であり、「画材を筆記用に転用している」という意識が必要だと思いました。
■ 引き続き、1/1~1/21の間に、繰り返したいと思います。が、予想では、1月の実施の途中に、イマ使用中の鉛筆「Hi-Uni 10B」 は消耗しきって書けなくなると思います。その際は、100%を万年筆インク(パイロット「強色」)にスイッチします。文字・語数のカウントは検証可能なように心がけます。
2023/11/21
■ まなぶ - 鉛筆を使って - 英単語集の例文を書く-21日目
■ 11/1から始めた「英単語を書く」の最終日。2001-2100の例文を書き終えました。
■ 使った鉛筆は、三菱鉛筆 ハイユニ Hi-Uni - 10B の6本。今日11/21で、2100の単語に添えられた2100の例文33,241語のうち、半分を書きました。残り半分の例文は、万年筆です。
■ 7月に同じ試みを、Hi Uni - 2Bの鉛筆を使って実施しました。あの時は、2100の例文全てを、2Bの鉛筆で書きました。(7/21)
■ 7月は、21日間で、2100文を、11月は、21日間で、半分の1050文を書き、その減り具合を、上の画像で見比べると...ほとんど同じです!左右とも、白いバーコード表示の箇所が消えかけているくらいの使用度でしょうか。
■ ということは、10Bの鉛筆ハイユニは、2Bの鉛筆ハイユニに比べて、減りの速度はほぼピタリと2倍だということですね。
■ 10Bで開始する前は、もっと減りが激しいと予想していました。鉛筆って、やはり長持ちです。なお、私の筆圧は僅少です。書き進む際のハイユニ10Bの感想・インプレ・レビュー(?)に類したことは、11/8に書いた通りです。
■ 今日までに気づいたことですが、毎日、のべ10本を削ってきた画像右端にあるステッドラーのポケットシャープナー(鉛筆削り)について、2点。
■ 1) 最初は、全部ポケットシャープナーだけで削るのはたいへんな作業だと思ったのですが、コツがあるようです。しかも、一定量を書いたら削る(たとえば「5文書いたら削る」)と決めていれば、減りは一定ですから、シャープナーで何回転させるか記憶できますので、効率よくシャっと一瞬で尖らせることができるようになりました。ヒトに見せたら軽い驚きを惹起する曲芸かもしれないです。こんなワザを会得するとは...。
■ 2) 切れ味の減衰が顕著です。ポケットシャープナーという存在は、9/21に書いた通り、研ぎつつ使い続けなくてはならない製品なのだと、認識を新たにしました。近々また分解して研いでみます。
2023/11/08
■ まなぶ - 鉛筆をつかって - Hi-Uni 10B で単語集を書く - 7日目
■ 英単語集の例文を、また書いていくことにして(11/1)、それで鉛筆とインクの減り具合を実感しているところです。
■ 11/1に、「芯の減りは速く、例文を10文(150語程度)書いたら、もう太くて書きづらいです。1本あたり1日150語ほどの使用で続けましょう。」などと書きましたが、10文では、太すぎるようです。
■ そこで、5文(約75語程度)を書いたら、尖らせることにします。
・ 画像の上が、7月から9月に、Hi-Uni 2Bで書いたもの。
・ 画像の中が、10月に10Bで書いたもの。この時点では2Bに比べるととても太く大きな字になるので、天地幅を10mmから17mmに変更して新たに用紙を印刷し直しました。
・ 画像の下が、今朝。尖った芯の鉛筆のみ次々と使うことにしたら、快適です。字のサイズは、2B使用時に近いくらいに小さくなりました。
■ そっと撫(な)でるような感覚で、紙に触れるか触れないかのように書き進み、黒鉛の超微細な粉末が自動的に筆跡となって紙上に残るような、何だか宙に書いているような気がします...ちょっと経験がなかった快感です...(;^^
■ …これが「10B」の世界。...最高品質の最高濃度の鉛筆 Hi-Uni 10B...。
■ ほとんど自分だけの独自なあぶない世界に浸っているかもしれません。
■ 「鉛筆なんて使い捨てるただの道具」に過ぎない小中高生などの目の色を変えて勉強しなくちゃだめな若者には、わかってもらえないことでしょう。強い筆圧の彼らには、2Bが好適だと思います。それが本来の鉛筆の存在価値を全うすることなんだと思います。他方で、「鉛筆で書くこと」そのものが目的と化している今の私は、異常な在り方だと認識します。
■ さて、その2Bを、今日、久々に使ったら...。半世紀以上も生きて初めてこの6月に「鉛筆の2B」などという濃い芯を使ったあのとき(6/23)には、あれほど「濃くて柔らかい!」と驚いたのに、今日、2Bを使ったら、「薄い!硬い!ザリザリひっかかる!」と感じました!
■ Hi-Uni 10B にとり憑かれてしまいそうです...。とはいえ、6本の同時進行だと、削る頻度が頻繁です。2ダースくらい同時進行でなきゃダメかも(ますます人目をはばかるべき光景になりそうです)。
■ また、削る際に、芯も同時に削られますが、画像でお分かりのように、芯の太さが、異様な雰囲気を醸し出しています。削りかすには、木片より多い大量の芯が含まれていて、もしかして、筆跡として紙に残る量より、削って捨てる量の方が多いかもしれません (つけペンのインクも、同じ感じがします)。
■ 自分史上空前絶後の書き心地といい、無駄になっていく芯の量といい、また一連のこれらに費やす時間や気分といい、「充実した生活」か「非生産的な退廃」かその善し悪しはまた別の価値判断として脇に置くとして、少なくともこれは一種の「贅沢な生活」といえるんじゃないだろうか...。
2023/11/01
■ まなぶ - 鉛筆"Hi-Uni-10B"と万年筆インク"強色"をつかって - 英単語の例文をかく-1
■ また今日から、7月に続いて、英単語集の例文を書いて、鉛筆とインクの減り具合を実感してみたいと思います。
■ 鉛筆は、新品の三菱鉛筆「Hi-Uni 10B」を6本、ポケットシャープナーで削り、開始します。
■ 万年筆インクは、新品の、パイロット万年筆の水性顔料インキ「強色(つわいろ)30ml 黒」「同 ブルーブラック」の2本から、インクを同時に2本の空(から)カートリッジに入れ、それを、パイロット万年筆 742 (S)に挿して書き始めます。
■ 鉛筆と万年筆とで、それぞれ英文を50文ずつ、計100の例文、単語数にして約1500語を、筆記体で書き始めます。
■ 使う英単語集は、7月のものと同じ(2100語=2100の例文)、書き進む量も同じです。これで少しは減り具合の比較を客観視できると期待します。
---...---...---
■ さて、今日の分の100文(001番~100番)を書き終えて、感じたのは;
1). 鉛筆は、かなり尖らせてスタート。芯の減りは速く、例文を10文(150語程度)書いたら、もう太くて書きづらいです。1本あたり1日10文150語の使用で続けましょう。
2). 初めて使ったインク「強色」の黒は、使い慣れているプラチナ万年筆製「カーボンブラック」と比べて、滑らかさは遜色ないかそれを上回るかもしれません。色の黒さと滑らかさの点で、太字万年筆だからこそハッキリ実感できるのですが、同じパイロット製の定番品である水性染料インクの黒を大きく上回ります。
3). 同じく初めての「強色」のブルーブラックは、同じパイロット製の定番品である水性染料インク「ブルーブラック」と比べると、青の色合いとしては、染料の方が明るいです。強色は、より黒みがかった紺色で、深みがあって、書いた直後はごくうっすらと緑がかっている気がします。この点で、おなじパイロット製の水性染料インク「色彩雫-月夜」と相通じるニュアンスがあります。
■ 以上の1)も2)も3)も、比較対照したこれまで経験のある品よりも、大いに気に入りました。特別に高級なお買い物をしてうきうきしているって状況じゃないけれど、良い品質のものを使っている感触と充実感に満たされます。明日からまた少しずつ淡々と書きこなしていきたいと思います。
2023/10/27
■ まなぶ - 鉛筆を使って - ハイユニ(Hi-Uni) 10Bで
■ 三菱鉛筆ハイユニ(Hi-Uni)の2Bを使う話を、小学生みたいにワクワクして6月以来書いていますが、9/26にひとまずひと区切りの満足を得ました。
■ ハイユニの特性として、「滑らか」という長所も実感しました。この点をもう少し体験してみたくて、その後に10Bを購入したことも、9/26に書きました。
■ 未曽有の経験にまた興奮(やっぱりおおげさです...)。
■ Hi-Uni 2Bと比べます。と、こう感じました;
■ 長所... いっそう濃く滑らか。鉛筆という製品における、濃さと滑らかさのピークであり限界でしょうか。
■ 短所... 一瞬にして筆跡が太くなり、減る。それも、「鉛筆」とは思えないような、経験のない極端な速さで、あたかも、少しこすったら溶けてなくなる...とでも言いたい感触です。
■ 雑感...パステルやチョークとクレヨンの中間のような書き味...といったら「サクラクレパス」ですが、それともまた違います。書き進む際の触感としては、珍妙なたとえですが、栗やさつまいもを蒸して油分を加えて固めた感じで、書くにつれて、そのほろほろした粒子が紙面に黒々と取り残されていく感触です。少しでも力を入れるとほろほろと崩れるようで、強く一押しするだけで芯は根もとまでつぶれてしまいそうです。なるべく力を抜けるだけ抜いて、紙面をそっと滑らせたいです。黒々としているので、つねにシャープな先端を使いたい欲求、と同時にしかし、一瞬にして減るので、もどかしい...その繊細さやはかなさが、大いに魅力的です。
■ 本来、この「10B」クラスになると、「筆記具」というよりむしろ「画材」です。連続して書き進むには、猛烈に頻繁に鉛筆を削らなくてはだめだろうと予想します。
■ 筆跡の濃さ太さは、画像の通り。上の緑軸は2Bで、下がHi-Uni 10Bです。画像一番下の印字は、MS-Word上で編集した “Times New Roman”体の8ポイント活字です。
■ また、来月11/1から、英単語を筆記体で書き進んでみたいと思います。7/1から3か月間続けた6/30のルールと同じ要領です。
■ が、今回は、毎日「100文≒約1,500語」ではなく、その半分の、毎日「50文≒約750語」でいこうかな。
■ また新品の6本を同時に開始します。Hi-Uni 2Bに比べて、どのくらい書けるものでしょうか。
2023/10/11
■ まなぶ - 鉛筆を使って - 単語集で楽しむ
■ またあの人を食ったような愉快な英単語集で、いっしょに語彙力を広げましょう...。
■選択肢から選ぶ試験方式です。別な選択肢をあてはめて想像してみます...(訳は拙訳です);
問. The burglar was not ( ) by the state-of-the-art home security system and had little trouble entering the house.
「その窃盗犯は、最新の高性能ホームセキュリティシステムに( )されずに、やすやすとその家に侵入した」
選択肢; 1. deterred 2. detested 3. rebuked 4. lamented
■どれも、他動詞です。受動態となって行為を、またはbe動詞+カコ分詞で状態を、表現可能で、文法的には正しく成立する英文です。意味はどれがお好みかな、という出題かなぁと思います。
■ 1) deterred を選びます;
「その窃盗犯は、最新の高性能ホームセキュリティシステムに阻止されずに、やすやすとその家に侵入した」
…良さそうです。いまどきは、最新のセキュリティシステムはAIかなんか使って判別しているのでしょうか。
■ 2) detestedを選びます;
「その窃盗犯は、最新の高性能ホームセキュリティシステムに激しく嫌われることもなく、やすやすとその家に入った」
…その窃盗犯は、人に好かれやすいフレンドリーな性格なので、AIの気に障るようなこともなく家に入れてもらったんですね。
■ 3) rebukedを選びます;
「その窃盗犯は、最新の高性能ホームセキュリティシステムに激しく叱責されることもなく、やすやすとその家に入った」
…いつもはコラッ!と叱られるんですが、今回はしょうがないかということで、大目に見てもらったんですね。
■ 4) lamentedを選びます;
解釈1…「その窃盗犯は、最新の高性能ホームセキュリティシステムに嘆かれることもなく、やすやすとその家に入った」
…ホームセキュリティシステムが感情の主体となる擬人法。「またこんなことをして。ああなんて嘆かわしい」という事態には、今回はならなかったんですね。
解釈2…「その窃盗犯は、最新の高性能ホームセキュリティシステムのおかげで、嘆くような事態にはならずに、苦もなくその家に入った」
…ホームセキュリティシステムが物であることから、主語burglarの述語 “was lamented”は「be動詞+カコ分詞」で主語の感情的状態を表すと解されて、by以下はその原因理由となります。家に苦もなく入ることができたのは、最新のセキュリティシステムの支援のおかげだったんですね。
■ あれ、あのぉ、ホームセキュリティシステムって、どっちの味方なんですか?
■ しかし...どういう性格の人がどう発想したら、「この問題にはこれらの選択肢を置いてやれ、フフ」という気になるんですか、出題者の方は...。おもしろいので引き続き愛読しましょう(;^^
2023/09/27
■ まなぶ - 鉛筆を使って - 三菱鉛筆・トンボ鉛筆・その他
■ 鉛筆の話の続きでごめんなさい。自分の備忘録として書かせてください。
■ この3か月で、家中からかき集めた鉛筆のうち、私の使用目的に合うものと合わないものに自然に分かれたようですので、うち、一部をかいつまんで。
■ 家中からかき集めた...と言うと、あたかも広々とした家に住んでいるかのような表現ですが、面積は比較的広いです。が、この建物はかつては親の商売の倉庫だったからなわけで...。荒涼殺伐とした土間空間も多いです。それを借りて住まいとしているので、この建物にある物のうち、文具はすべて自分で買った物のみです。ここに住む以前は、昭和50年代に学生生活のため東京に出て以来、平成に変わって関西に大地震があったあたりまでの十数年間、東京で暮らしていました。
■ 画像の7本はすべて、東京にいたときに購入した昭和の物で、JISマーク入りです。30年以上は経ています。濡れや湿気はないです。なお、すべて「HB」で比べています。MONO100は、たまたま「H」を撮影してしまいましたが、HBもあり。基準としたのは、画像②のHi-Uniです。
■ 画像一番下の⑦のヤマブキ色の物は、MEIZAN(名山)鉛筆です。昨日も触れました。トレードマークは山のデザインですが、削っちゃってご覧いただけなくて残念。かつて昭和の末期には都心や下町エリアではふつうに文房具店で見かけました。下町の日暮里に町工場ふうな社屋があったのをおぼえていますが、今はもうこの鉛筆は買えないようです。
■ 今回だいぶ使いました、けっこうガマンして。昨日も書いた通り、サリサリ感が強調されたザリザリ感が強いです。用途によってはファンになる人がいるかもしれません。
■画像その上の⑤、⑥は、言わずと知れた、トンボ鉛筆のMONOシリーズ。⑥はベーシックラインの「J」で、⑤はハイエンドの「100」です。他に「R」もあります(9/11の画像)。すべて、JISマーク付きの「HB」と「H」で、まだ合わせて数十本あります。硬度「H」は、私が高校生だったころから始まった「大学入試共通一次試験」で採用された「マークシート方式」で推奨された鉛筆芯硬度でした。それ以外に私が進んで「H」を買う理由はなかったはずなので、今手持ちの「H」は皆、40年以上前の物のみということになります。
■トンボ鉛筆はMONOシリーズしか使ったことがないのですが、今使ってみて、感じたことは、三菱Uniシリーズに比べて;
① 芯が硬く、同じ硬度なら色合いが薄め。
② 書き味のサリサリ感が強い(逆に言うとUniシリーズは滑らか感がある)。
...この時点では、「漢字をていねいに」「計算過程や思考過程がわかりやすいようなノートの清書」などの用途に向いていそうです。
③ 同時に、シャーペンの芯みたいなプラスチッキーな滑りというか、紙に黒鉛が定着しづらいような滑り方をする。
■ 以上の感想は、・欧米文筆記体のみを書く用途である、・字粒は極度に小さい、・筆圧は極度に低い、・40年前の物を使っている、・この会社トンボ鉛筆は、創業以来、創業経営家族は歴代に渡って連綿と青雲の志をもって精進してきたが、平成になってからは、不祥事が繰り返される体質の同族会社というイメージが払拭できない、などの私個人の主観的なパースペクティブを反映していますので、どうぞご勘案ください。
■ ①は三菱鉛筆「ユニ・スター」で、Uniシリーズのベーシックラインです。Mono Jとバッティングするグレードです。弱い筆圧でも黒々とした黒鉛が紙に乗る感じがあります。トンボ鉛筆と比べると、三菱鉛筆全般にそれが言えます。私の用途からは、MONO JよりUni-starが滑らかさで優ります。
■ 三菱鉛筆は、廉価になるほど、サリサリ感が強くなり、見方によっては、鉛筆らしい安心感があります。その点で、サリサリ感と芯の硬さの感覚が似ているのは、「トンボ鉛筆MONO J = 三菱鉛筆#9800」 が同列に並ぶと思います。
■ ついでに今回発見したのが、③の謎の「三菱鉛筆#8800」。太平洋戦争前後に「トンボの#8800」というのはあったそうですが、「三菱の#8800」の方は、戦後、名入れや贈答用の専用品番だったようです。
■ じ、実はこの鉛筆を180°転がすと、その塗装面には『ちからいっぱいがんばろう - 南小学校』と縦書きで金文字印字されています...。私が小学校のときに運動会で入賞してもらったものを、ずっと取っておいているらしい...。ご...50年、半世紀前の...。
■ ④の “MOON-RABBIT” 鉛筆は、⑦のMEIZAN鉛筆同様、東京で同時に購入した記憶があります。トレードマークが、三日月とウサギで、ずいぶん凝っています。
■ 切断されてあらぬ方向から削られて粗雑な扱いを受けたようです。期待もせず使ってみたところ...え?、いいみたい、いや、とてもいい、い、いや、抜群の書き味ではないの!? 同じHBでは、三菱鉛筆の現在の事務用ベーシックライン#9800を優に上回って黒々として、黒鉛の定着がよく、かつ、サリサリ感はUniシリーズより強く、#9800に近いです。あたかも、Hi-Uniとは違って、普段着の鉛筆を使っている幸福感がたちのぼってくるかのようです。
■ なんて良心的なモノづくりをした鉛筆でしょうか。ぜひたくさん買いたいと思い、即座にPCに向かってネットで探したのですが、まったく購入できないようです。う~ん、ざんねん!
2023/09/26
■ まなぶ - 鉛筆を使って - 三菱鉛筆Hi-Uniと周辺文具の感想。
■ 新品の三菱鉛筆Hi-Uni 2Bの6本 を、7月1日から今日9月26日まで、毎日60分から90分間、毎月3週間、今日で通算約66日間ほどですが、使って、今日は画像のようになりました。
■ 画像のハンディ・シャープナーで削るにも、回す指が痛くて回しづらいので、このくらいにして、また新品を使い始めることにします。
■ ハンディ・シャープナーのうち、画像左側のものは、9/21にご紹介済みです。画像右奥の薄型のものは、ステッドラー製で、台座の素材はマグネシウム製です。火気厳禁ですのでブンゼンバーナーなどを近づけないよう日ごろから気をつけています(じ、冗談ですよ...)。刃の取り付け角度のせいか、鉛筆への食い込みが深く、削る(回す)際にかなりの抵抗と厚い削り屑が出、芯はワイルドに削られます。もちろん片刃ですが、反対側も研いで両刃にすれば角度が調整できるかな...と、また重箱の隅をつつくようなつまらないことを想ってみたりします。
■ 新品から半分を過ぎた頃、短くて持ちづらくなった鉛筆は、画像の補助軸と共に使いました。
■ 補助軸の感想です;
■ 短くなりかけた当初は、プラスチックやアルミの鉛筆キャップ(芯保護用)を使いました。手もとに何年もあったプラ製やアルミ製の先細のおなじみの形のものと、無印良品「両端が使える鉛筆キャップ(2本100円)」。無印良品のものは、ソフトポリプロピレン製のキャップです。使って2,3日ですぐに鉛筆を押し込む圧力で内径が広がり、鉛筆がカタカタブカブカと遊びます。発想・素材の選択・設計・工作精度のいずれも、最初から甘く、寿命は短く、以上の品質に対して製品価格は目が飛び出るほど高く、さすがは無印良品、信者層の厚い宗教であることを実感しました。
■ 次に、入手しやすい画像奥のクツワ製品(2本で380円)を。アルミ製で軽くてよいのですが、締まりが甘く不安定で、軸本体もローレット風加飾部分も滑ります。手に汗をかいていても滑るし(そのような場合はさっさと手を洗えばよいだけですが)、手が乾燥していても滑ります。アルミニウムゆえに差込口が簡単に塑性変形して、出し入れするたびに金属加工バリによって鉛筆の側面塗装が削られ、鉛筆は醜くなっていきます。別に構わないんですが、それよりも使うのをあきらめた理由は、寝かせて持つと、私にとっては短いということです。
■ ここで悩みました。プラスチック製品は短かさからして論外。アルミ製品には上記の工作精度の不安を感じます。日本製中国製とも低価格低品質に集中しています。ドイツ製に、ステッドラー社製の補助軸(2,750円)、ファーバーカステル社製の補助軸(33,000円から)を見つけました。
■ ステッドラーを使ってみましょう。ダメならファーバー...い、いや、宗教にのめり込むのはやめておきましょう。ダメなら、あきらめて新品鉛筆に切り替えて使いましょう。
■ 半分あきらめの境地で、大きな期待はしていなかったステッドラー製を、楽天市場で1,980円で購入。クツワ製とそう変わらないかなぁと思いつつ、手にしてみると...、とても良い!です。
■ 軸はじゅうぶんに長く、少し重いけれど手に持った感触は、重さも含めて、心地良いです。消しゴムもクリップも鉛筆硬度表示もついています。が、私は不要。クリップはハズします。ローレットは、金属ヤスリのようにキッチリと刻んだローレットなのに、指が当たっても不快ではありません。素材はアルミのようですが、ローレットを外して観察した鉛筆の差込口の工作精度が高く美しく、鉛筆を出し入れしても干渉せず、ローレットは、片手の中指薬指小指で軸を保持したまま親指と人差指だけで軽く回り、その回転に合わせて締め緩め具合の程度がハッキリ指に伝わります。なんと感動的な工作精度でしょうか。
■ 思い切り尖らせた鉛筆で、思う存分寝かせた角度で 、8ポイントより小さな文字で、そっと、しかしスラスラと、書き出すことができ、その勢いであっと言う間に1ページを書き終えてしまいます。この精密感...三菱鉛筆Hi-Uniにステッドラーの補助軸を装着したら、鉛筆の軽やかさはなくなりますが、その重さや感触や精密感が、いかなる筆記具でも味わうことなどありえなかった新たな筆記具の経験となりました。これが高品質鉛筆の世界だったのか...。
■ さて、前置きはこのくらいにして...え(;^^? で、肝心の、画像のチビた鉛筆6本の筆記量は、9/3に予想したとおり、単語集3周回目を書き終え(99,700語程度になる)、さらに少し使いましたので、おそらくほぼちょうど英単語10万語程度を書いたものと思います。
■ この3か月間、家中の鉛筆をかき集めて並行して使いましたが、Hi-Uni(1ダース1,980円)は、たとえば三菱鉛筆#9800(1ダース660円)と3倍も使い心地は違うのかというと、「2B芯で英文を書く」場合について言えば、3倍かどうかはともかく、倍以上の違いはとっくにあると実感しています。もし、「次回も、#9800に660円出さずにHi-Uniに1,980円出すのか」と言われると、出します。私の用途には良く合います。
■ 三菱鉛筆Hi-Uniは、三菱鉛筆#9800に比べて、
・鉛筆特有のサリサリ感は、#9800の方が強く、鉛筆らしい心地よさがあります。蛇足ですが、さらにサリサリ感が強いザリザリ感?の鉛筆も手元にありました(JISマークがついていた昭和の東京下町製のMeizan(名山)鉛筆など)。が、欧米文筆記体という用途からは、心地よさから離れていく気がしました。
・Hi-Uniでも、「ガリ」粒子(?)は、たま~に出ます。#9800より頻度は明らかに少ないです。
・Hi-Uniは、筆記体でスラスラというよりむしろヌメリ感があって鉛筆特有のサリサリした音がないか微小で、それが欧米文に合います。
・「ていねいに漢字を書く」「考えて手ごたえを感じながら線画を描く」などの用途には、Hi-Uniが良い場面と、いやむしろ#9800の方が合う場面とがありそうです。なお、美術系の学校では、UniでもUni-Starでもなくハッキリ「Hi-Uni派」が多数派のようです。
・書いていて、芯の緻密さ・木部の削り出し面の美しさは、Hi-Uniが、あらゆる他の鉛筆より圧倒的です。使っているあいだ中「これが世界一の品質」という満足感がじゅうぶん実感できます。
■ 明日から残りの新品6本を削って使いましょう。おや、その割には画像にたくさんの本数のHi-Uniが...。実は、画像最前列のHi-Uniは、ピントが合っていないのですが、鉛筆硬度が「10B」です...。
■ モンブランの#149(150,700円)とHi-Uniの10B(1,980円)とでは、あなたはどちらを選ぶ? って...比較の対象になるのかい(;^^?... いや、じゃ、問い直して、「選ぶに際して、『緊張感・恐怖感・自分は使えるだろうかという不安・使う直前のワクワク感』が、より大きいのはどちら?」 とすれば、硬~い書き味の#149はチョっとの使用経験があるので、今の私は、迷わずHi-Uni 10Bです。明日から使ってみましょう。
2023/09/22
■ まなぶ - 鉛筆を使って - 単語集で楽しむ
■ またあの悪意が覗く単語集でご一緒に語彙を増やしましょう。
■ 選択肢から選ぶ試験方式です。別な選択肢をあてはめて想像してみます...(訳は拙訳です);
問. Electric appliances have ( ) American women from much household drudgery.
「家電製品は、家事労働の多くから、アメリカ人女性たちを( )してきた」
選択肢; 1. emancipated 2. reduced 3. excluded 4. secluded
■どれも他動詞なので、目的格としてAmerican womenをとって、文法的に成立可能です。
■ 1. を選びましょう。
「家電製品は、多くの家事労働から、アメリカ人女性たちを解放してきた」
無生物主語を原因風に訳し直すと態が変わって;
「家電製品のおかげで、アメリカ人女性は、多くの家事労働から解放された」
…家電製品が出現したおかげで、女性は家事にしばられることが徐々になくなり、社会進出が可能となり、男女平等の理想に近づいた、という20世紀のスキームですね。
■ 2. を選んで、無生物主語を原因として訳してみましょう。
「家電製品のせいで、家事労働の多くの分野から、アメリカ人女性たちの数は減ってしまった」
…家電製品という環境破壊物質のせいで、あるエリアにおいて、アメリカ人女性という生き物が絶滅の危機に瀕している雰囲気を醸し出しています...。
■ 3. を選んでみましょう。
「家電製品は、家事労働の多くの分野から、アメリカ人女性を排除してきた」
…アメリカ人女性が、まるで不法入国した移民みたいに差別的な扱いを受けています...。
■ 4. を選んでみましょう。
「家電製品のせいで、アメリカ人女性は、家事労働から、ひきこもるようになってしまった」
…電気製品に恐怖を感じて、心に傷を受け、落ち込んで、部屋にひきこもりになってしまったようです...。
■ 肢2,3,4の3つの選択肢を敢えて置く出題者は、さすが悪意の単語集と高く評価できるでしょう。いやまて、いずれの3つとも、AIが過剰に普及し、人類を乗り越え、人類を指図し支配するようになった21世紀後半を写実する構図であるとの示唆だとしたら...100年後の受検生は2,3,4のどれが正解かで悩むのでしょうか。ちょっと笑いが凍ります...。さすが悪意の単語集...(;^^?
2023/09/21
■ なおす - 鉛筆削りの刃を砥ぐ
■ 7月から数十年ぶりにまた使い始めた鉛筆ですが、使って減って、電動鉛筆削り器に入らなくなりました。手持ちの、筆箱に入るサイズの携帯タイプの鉛筆削りがいくつかあるので、それを使います。
■ が、削り具合はというと、回して最初の0.1mmでわかることですが、渋く、鉛筆の木部はひっかかるし、肝心の芯がぼろぼろに崩壊します。刃がもうとっくにダメなんですね。刃物の宿命ですね。
■ いくつかある(実は30個程度はあった)ものを、片っ端から試して全滅。それはそうだ、何年も放置しているわけですから。で、また数個を買い足しました。新品はスムーズに削れます。
■ ところで、その古いヤツですが、まとめて全部捨てますか。で、今後、鉛筆を使い続ける限り、鉛筆削りは定期的に捨てて新品を買い足し続けますか...。プラスチッキーな安物ばかりだし...。1つだけ、アルミダイキャスト台座に載ったのもあるけれど...。小学生の皆さんはどうしているんだろう...。
■ 似たような話を、もしかして、波刃のパンナイフでした気がしてきました(7/19)。
■ じゃ、パンナイフに倣い、古い鉛筆削りの刃も砥ぎましょうか...。いや、そりゃ無理だから...と思いつつ、いやもしかしてまさか...。
■ ジッと見ます...。どれも構造は単純で、刃をプラスチックやアルミダイキャストの台座にボルト止めしてあるだけです...。
■ アルミダイキャスト製のこれは、買った日のことを覚えています。もう30年以上も前の無知で傲慢だった大学生の頃(今もあんまり変わりません)、東京の自分の下宿の部屋で鉛筆を使っていてすぐの必要を感じたので、スグ地元の文具店に駆け込みました。安い物(例えば100円としましょう)がある中に、「ドイツ削り」とエラそうに書かれた(エラそうと感じるかどうかは個人の主観です)高額品(たとえば300円としましょう)が置いてありました。すかさず私は、店番をしていた風の引退した店主ふうのおじいさんに、「このドイツ削りって、他の商品よりすごく高いんですが、いったいナニが違うんですか!?」と挑むように質問しました。おじいさんは「刃が違うんだよ」と。「本当にそこまで違うんですかぁ? ふうん」と私は、その「ドイツ削り」1個と安いプラ台座のもの1個を購入しました。これから比べてみるからな、同じだったらただでは済まさんぞ、と言わんばかりの勢いで...(;^^?
■ さっそく削り比べたところ...、「さっすがドイツ製、やっぱ違うね~」という展開にはならず、同じだよ、おい!どちらもたいへんスムーズに削れて、区別はできません。これはヤラれたな、日本製もドイツ製も今どきは同じだよ。だったら安い日本製の方が良いに決まっている...との結論を得ました。あのおじいさんも、もうそろそろドイツ製がエラいなどという舶来物信仰を改めるべき時代だとわかってもらいたいものです...(;^^?
■ ところが、ほどなくして気づいたのは、日本製100円は、切れ味の減衰が早いです。ドイツ製300円は、あいかわらずサクサクと削れますが、日本製100円は、ひっかかりが激しくなってきました!差は歴然...。もしかしてそういう意味だったのか...。おじいさん、ごめんなさい。
■ その後、自分の変遷として、鉛筆は、シャーペンやボールペンに押されてまったく使わなくなり、三十数年を経ました。あのときの日本製100円はとっくに処分し、手もとに後生大事にドイツ製300円が残ったわけです...三十数年使われないまま。
■ さて、今、そのドイツ削りとやらの刃を、研げるものなのでしょうか。考えました。通常の包丁のように砥石にかけようかとも思ったのですが、サイズ的に、逆に砥石の方が欠けたり削れたりしそうです。大げさにやってブログだユーチューブだにアップしてネタにしたり笑いを取ったり...は今する作業の目的からハズれます。
■ 考えて思い出したのですが、私は包丁砥ぎの仕上げには、ふつうそこまでしなくていい#4000前後の「仕上げ砥」を使いますが、そんなヘンなこだわりがなく家庭の台所で不自由なく使うには、#1500程度で砥いだら、あとは、「新聞紙で返りを取」れば、じゅうぶんではないでしょうか。新聞紙が仕上げ砥になる理由はいつくかあるそうで、紙のザラつきやインクに含まれる炭素成分が、目の微細な高番手の砥石と同じ機能を持つらしいとのこと。物理学的機序はともかく、経験による有効性は周知されています。
■ では、今、鉛筆削りの刃を、新聞紙だけで砥いでみましょう。うまくいけば、今後、気軽に持続可能な作業として、砥ぐことができます(誰もマネしないとは思われるが)。
■ まずは切れ味が悪いまま鉛筆を削り、その感触を覚えておきます。空回りする感じで、木や芯のカケラがハラハラとでてくるだけです(画像左側)。で、ドライバーのクロス1番で、小さなボルトを慎重に回し、刃をそっとはずします。
■ はずした刃を、刃がついた面を下に、刃がついていない辺を右手の親指と人差し指で強くつまみ、刃を新聞紙に押し付け、右方向にゆっくり長い距離でひきずります。また戻ってまたひきずります。摩擦の方向は一方通行です。10回で指が痛くなりましたが、30回、100回、150回...。いちおう、気分的に、刃を裏返して、同様に30回程度。
■ え、それって...研いだんですか? と言われると、まぁ研いだつもりですよ。装着して確かめてみましょう。ダメなら笑って捨てましょう。
■ ら、えぇぇ~っ!? 切れる!かんなくずやかつお節のように、削りかすがしゃーっと上がってきます!(画像右側)。しかも、鉛筆本体の切削面にツヤと光があります!こ、これって、新品同様というか、包丁同様、砥いだだら新品より切れるようになったのではないの?
■ 手持ちの日本製や中国製のプラスチック台座のものもどんどん砥ぎましょう。買い足す必要はなかったのか...。今後は遠慮なく書いて遠慮なく削ってつねにシャープな鉛筆を楽しめます。うれしい!
■ やっぱ、ドイツ製は刃がちがうんだよね、鉛筆削りを使い捨てにする無知な君にもわかってもらいたいものだね...フ......(なんてヤツでしょうか)。