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2026/02/27

■ あるく ■ 岩木川の流域平原

通る人のまったく無い
堤防の上の広い歩道
近くに民家もないです
(自然消雪)

■ 快晴の青空。気温も少し上がって5℃。今日は、ロードスター に冬眠から起きてもらいましょう。


■ ■ 冬のあいだ端子を外していたバッテリの蓄電率は80%。氷点下の倉庫に冬中放置していた割に良い成績です。朝に端子を取り付け、2Ahでゆっくり充電しておきます。

■ ■ 昼に点火。快調です。座り込み、春先にその年最初にエンジンを始動するこの日。いつもの心地よさに泣けてきます...。ロードスター4世代を30年、1年でいちばんうれしいひとときです。

■ ■ さっそく市内北端の藻川地区をゆっくり通り抜け、岩木川沿いの農道を行きます。民家もりんご畑もない、ひたすら水田だけの大平原。ついついこらえきれずアクセルを大きく踏んでしまいます。

■ ■ 岩木川は、一級河川ですが、本州では珍しく、下流域には都市が存在しません。下るほどに(地図上では北上する)、水田の大平原が広がります。

■ ■ 岩木川も川幅が巨大化し、それにつれて堤防のスケールも巨大です。

■ ■ この津軽半島西半分のエリアの農道の、広く真っ直ぐなこと。域外からのオートバイツーリストに「北海道と何も変わらないですね」と言われたことが何度もあります。

風力発電の集中する湿原
ref. 🔗 2024/5/15

■ ■ 冬季間は自治体による除雪がなく通行止めの道ばかりになりますが、雪融けの頃には、地元の人達による自力除雪(?)の道が増え、乾いた道、晴れた空の空気に触れると、変わらぬ厳しい冬の強風の中にも早春の気配がそっと運ばれてきたかのような、一瞬ののどかさをふと感じることがあります。


■ ■ これから毎日楽しみたいものです。

2026/02/24

■ あるく ■ ジムニーで行く奥入瀬渓流と八甲田南麓


十和田湖南岸の道を西に進みます。

■  湖畔のリゾート休屋(やすみや)地区は、朝8時頃。少し散策しようかなと思ったところ、外国人観光客が、早くもちらほらとあるいています。

■  散策せず素通りして子の口(ねのくち)から奥入瀬渓流へ。雪はぐっと少なく、冬も後半に向かう枯れた雰囲気です。休屋も奥入瀬渓流も、今の時期は、雪のせいで、西の十和田市側からしかアプローチできないような袋小路となる"人跡まれな(?)"エリアだったはず...。


■  ちょっと驚くことに、今朝は、渓流には人影こそまだないものの、風光明媚な要所要所にかなりの大人数の連日の踏み跡があります。凍結しきった踏み跡はどれもスニーカーの痕、滑った痕、転倒したか寝ころがったかした痕など...。


■  つい十数年前までの印象だと、冬はとても近づけないようなこのエリアにも、今では、休屋など、『十和田湖冬物語』と観光キャンペーンを展開し、毎週末は続けざまに湖岸で花火大会(!)とのことです。厳冬期の幻想的光景を売りにし、観光客が押し寄せ、賑わうのは、それなりに良い面も多そうです...日本語が通じないエリアとなっていそうですが。

■  渓流もそそくさと抜けて、焼山地区から蔦温泉へと八甲田連峰南麓をぐんぐん上ります。


cf. 🔗 2024/4/26

■  ジムニーは、発荷峠を降りるときは、エンジンブレーキでエンジンの回転数が4000, 5000, 6000rpmと上がったところ、今度は乾燥路を登るのに、力いっぱいアクセルを踏み、やはり、4000, 5000, 6000rpmをつい多用します。ロードスターやボクスターみたいな楽しさやゆとりの感覚は皆無で、ほんとうに苦しそうです。でも、FRならではの回頭性の良さで、気分は良いです。徹底的に速度を落としてゆっくり楽しむ方針で登ります。

■  2月だというのに、秘境の十和田北線(国道103号)が、こんなに除雪が進んで乾燥路面となっているとは...。しかも青空まで広がり始めました。この辺でクルマを、いつもの、除雪車による雪寄せエリアに停め、あるいてみます。

■  空気は冷たく、吐く息は白いですが、すがすがしいです。

■  30分, 40分, 50分と、延々とあるいて標高を上げます。連休の今日、見るからに観光風な自家用乗用車の通過量も増えてきました。待てよ、私とすれ違うということは、青森市側から南進してきたか弘前黒石側から西進し、いずれも萱野高原で合流して迂回路の県道40号の八甲田東斜面を経てきた1本道以外ありえないはず。ということは、凍結や事故通行止め等の心配など無く、道路状況は良いということです。

■  大いに気分も良く、安心してブナ二次林の森の風景を楽しみます。(トップ画像も)

■  八甲田ゴールドライン冬季通行止区間の南端に出ました。いかにも鋭意除雪中です。ロータリーでもローダーでもないまさにブルドーザーが2mも上の雪原で轟音を立てて作業をしています。ここから北の酸ヶ湯温泉までの10kmの区間が、今年も昨年同様、積雪による雪の回廊の、壁の高さ8mなどと予想されています(例年は積雪5m)。cf. 🔗 2025/4/10


■  開通までまだ1ヶ月以上もあります。穏やかな今日の八甲田の道とは対照的な、たいへんな現場でしょう。作業の無事を祈ります。


■  それでも今回は、雪融けが急激に進んでいるのを実感しました。今年は春が早いです。妙にうれしくなって、残りの道中を楽しみました。

■  ...あのぉ、結局ジムニーならではの4WDシステムって、使わなかったとか..."アルトで行く〜", "軽トラで行く〜"っていうタイトルでもおんなじなんじゃぁ?...(;^^A

酸ヶ湯温泉と八甲田大岳
→ 🔗 おととい2/22につながるというわけです

2026/02/23

■ あるく ■ ジムニーで行く青森秋田県境の道

小坂町"康楽館" - 夜明け

またまたキャッチーなコピーで恐れ入ります。気楽に書きます。

■  明け方前の4時に弘前で給油、大鰐、碇ヶ関と県境の山に向かい、難所の急坂とつづら折りの坂梨峠へ。通過予定時刻より大幅に早く、明け方前の暗闇です。

■  気温0℃。路面は凍結かシャーベットか、チェーン取付作業が要るか、と思いましたが、季節的に、早くも、きれいな除雪のおかげで乾燥と凍結でした。

■  県境の峠を越えて秋田県小坂町。山間の田園エリアは霜が付いた樹木と凍結した路面で、氷点下7℃と、峠よりも低温です。ほぼ全面が雪融け水の凍結路です。


■  ジムニーは、しかし、4WDモード不要です。公道で4WDモードにしたことはないです。FRモードでゆっくりと進めば、山道・村の道・入り組んだ狭い市街地など、さまざまなニッポンの雪道では、取り回しが良く、ロードクリアランスが大きいこともあり、軽自動車ならではの軽やかで安心感のある魅力を感じます。

■  さて、小坂町は、「日本一美しい村」連合加盟のエリアとは言え、この地で暮らすとすれば、気象条件に限らず、さぞ厳しいことと察せられます。

■  明治時代後半、小坂鉱山が日本一の金・銀・銅の総生産額を誇っていた最盛期の小坂町は、日清・日露戦争の金属需要圧力も大きく、山間のこの僅かな面積の平野部では人口が3万人規模に達し、明治大正の秋田県内では、秋田市に次ぐ第2の大都市でした。

旧"鉱山事務所"

cf.
🔗 2025/5/4

■  人口の多くは、当然、鉱山労働者とその家族であり、明治の当時すでに、旅客と鉱産資源の鉄道が敷設され、財閥系の"小坂鉱山事務所"や、鉱山労働者を対象とした娯楽(芝居)施設"康楽館"などの当時日本の最先端だった近代的な建物が立ち並び、東京のどまんなかのような西洋風のモダンな町並みと人いきれの喧騒が形成されていたことと、察せられます。


■  現在の小坂町は...。人口約4,500人前後、70歳代が中心です。鉄道路線はすべて廃線。秋田県の大手旅客バス"秋北バス"の路線は多くが廃線、唯一あった"小坂高校"は一昨年廃校。それでも、美しい自然は、きっと明治やそれ以前の頃から変わらないと信じます。

■  東雲の街を抜けて、秋田県道2号"樹海ライン"へ取り付きます。坂梨峠以上に緊張。スコップとチェーン確認。

■  そもそも冬に除雪しているのが不思議な魔境です。登り着く先は、十和田湖カルデラ(外輪山)高所の標高630mです。クルマで通るだけで目も眩みそうな猛烈な高所感に襲われる道の線形です。

■  十和田湖周辺の山地はそもそも古来クマ密生エリアで(🔗2025/7/24 )、この樹海ライン沿いのカルデラエリアでは、2年連続でクマによる人命被害もありました。

■  道は徐々に凍結路、圧雪路、真っ白な真冬の路面に。"この先スタック多発"、"チェーン装着!"の看板がいくつも目に入ります。やはり坂梨峠より過酷なのか...。


■  ですが、今日は、最も寒冷な日の出の時刻ですが、ザラメ雪をタイヤが良くグリップします。やはりジムニーは、急斜面急カーブでも、速度を落としさえすれば、2WDで順調に登ります。

■  空を飛ぶような高所感とジェットコースターのような旋回路。夏のロードスターなら爽快ですが、冬のジムニーなら恐怖です。使い古したトラックみたいにエンジンの吹き上がりも苦しくミッションもガラつき、もはや苦しそう。

■  と、十和田湖が視界いっぱいに開けます。宙に放たれたような空気感。発荷峠(はっかとうげ)に出ました。小坂町と青森県十和田市の県境でもあります。


■  展望台があるのですが、雪で建物が半分覆われて踏み入るのは怖いです。断崖から湖を俯瞰します。

■  発荷峠からカルデラの内側の急坂のつづら折りを降ります。前日までの雪融けで完全に氷結路、豪快に下るスケートリンクです...。マニュアルミッションは3速、2速を多用します。エンジンブレーキの回転数が4000-6000rpmと猛烈に上がり、轟音を聞きながら慎重に降ります。アクセルをまったく踏まない下り坂の凍結路は、4WDも2WDもないです。20分ほど、恐怖の下り坂を運転して、心臓の回転数もだいぶ上がりました。

■  坂を降り切った十和田湖畔の湖岸の道から北を望むと、湖面に、南八甲田連峰の櫛ヶ峰が鏡写しになっています。きれい...。この世から離れて浮いているような白い峰が。


■ ■ 日常離れした湖面と山岳の雪景色。暗闇と明け方の山岳路、急坂の登り降り、凍てつくような光景...。緊張感に満ちあふれていましたが、あたりは一気に明るくなったので、大いに安堵の深呼吸をします。

■  湖岸の道を進んで、奥入瀬渓流沿いに下り、八甲田連峰を貫く道に取り付きましょう。

2026/02/22

■ あるく ■ ジムニーで行く八甲田の道

酸ヶ湯温泉と八甲田大岳
冬装備と技術があれば、
今日の大岳山頂は、
日本海も太平洋も陸奥湾も北海道も見える
一生記憶に残る大パノラマでしょう。

酸ヶ湯温泉は棟数が多く、
全容は撮影できないです。

良いお天気。今年初めて10℃を超え、3月中旬並の気温となりました。

■  八甲田連峰を南北に貫く国道103号"八甲田ゴールドライン"は、冬季閉鎖中。閉鎖の北端が酸ヶ湯温泉。笠松峠-猿倉温泉と南下し、南端が谷地温泉です。

谷地温泉付近からの高田大岳
cf. 🔗2024/4/30

■  冬季間の迂回路は、八甲田連峰の東斜面の谷地や湿地帯を並走する県道40号です。迂回路すら雪道は怖いのですが、初めてクルマで - まだ慣れないジムニーで - 走ってみます。

■  1月下旬の大雪後、除雪作業が猛烈な勢いで進み、同時に天候も好転したので、道の両脇の雪壁は高いのですが、路面はあっけないくらい乾燥していました。とはいえ、雪融け水も路面に勢いよく流れ、日が傾くとすぐ凍結するでしょう。

■  キャッチーなタイトルで拍子抜けしたところすみません。ま、知人の皆さんしか見ていないウェブログなので("Google検索"を"不可"に設定してあります)。とても疲れたので、明日以降また書きます。

2025/12/27

■ あるく ■ Jazz喫茶アイディア

これまた写真歴50年のM君の
i-Phoneで撮影

「帰途のついでだから」と、M君は、青森市から弘前市に帰る際に、また魅力的な提案をしてくれました。青森市のJazz喫茶discの帰途(🔗12/25)、帰りにもう一軒行こうというわけで、彼に乗せて来てもらっている私は何の異論もナシ。ゼヒお願いします!

 青森市のJazz喫茶diskから、彼の快適な4ドアセダンに乗せてもらって30km、黒石市のJazz喫茶アイディアへ。

 私にはまるっきり不案内な黒石市。初めて探して訪れたしても私など絶対にわからない城下町黒石市の一方通行だらけの狭い小路です。しかもお店の駐車場は"3台あり"の表示。うち2台は埋まっていました。3台って書いてあるのに2台で満杯なんですけど...。M君は小路をぐるりと回って建物裏の小路へと進入し、3台目のスペースに難なく停めます...。スゴすぎるテクニック...。毎日猛烈に神経を使う歯科医の彼の、休日の趣味は、ご夫婦でこのような穴場中の穴場を、全県規模で巡り歩くことのようです。それで休日の解放感が得られるならステキな話です。おこぼれに与っています、今日の私は。

 狭い間口からお店に入ると、昭和のアンティークなお部屋のようです。石油ストーブのにおい。

 ワッチキャップをかぶったおじいさんが愛想よく迎えてくれます。第二次大戦前後のアメリカン女声ヴォーカルが流れています。着席したら、「あったかいあっちの席に移ったらどう?」と言われ、移ります。とそのついでに、スピーカーを凝視します。外は激しくなってきた雪、ほんのり暗闇の店内にあって、ユニットはまるで見えませんが、エンクロージャは、ここでもまたしても手作りですね、こりゃ。

 マスターのおじいさんがカップを運んでくれた際に、「あのスピーカーの箱は手作りですか?」と聞いてみました。「おぅ、もうガタがきてるけど、治してくれる人も高齢化しちゃってもうムリかな。それを言うなら、ユニットもウーファのコーンがこ〜んな風にたるんじゃって、もうダメなんだけど、治せないんだ、カネもかかるし。まぁこのままうまくやるさ」と軽く明るく饒舌なおじいさん。「あんたが入って来たときには、こりゃこんな曲の方がいいかなと思ってさ」と、60年代のアメリカンJazzのピアノトリオに曲が代わっていました。ありがとう!たぶん私の顔に「ピアノトリオにしてくれ」と書いていたんですね。すみません。「でも中音域の女声ヴォーカルの方が、スピーカーの負担が少なくて済むからいいじゃないですか。」と私が冗談を言ったら、「なるほどそうだね、あっはっは」とおじいさんは笑っていました。

 M君に連れていってもらった弘前富田の"Groovin'81"(🔗10/31)といい、青森奥野の"disk"といい、ここ黒石の"アイディア"といい、皆なんて良いオーナーさんたちなんだろう!ふだん古い倉庫そのものの自宅に籠もってばかりで、'カフェでコーヒー'とは縁のない私には、なかなか泣ける体験でした。

 M君、生涯忘れがたい体験を、どうもありがとう!

2025/12/25

■ あるく ■ Jazz喫茶disk

写真歴50年の友人M君のiPhoneで撮影

またMくん(🔗10/31)にお声がけいただいて、作業のお手伝いを。何度もやり取りし、時間がかかりそうでしたので、前日から、場面や関門となる箇所をよく考えて整理し、ひとまず出向きました。

 ら、必要に迫られていたMくんの、理解も決断も速く、ものの数十分であっさりと本日の目的が遂げられました。やはり"段取り8割作業2割(🔗8/9)"は金言だったか。

 「時間があるから、前回よろこんでもらった系のお店にまた行ってみよう」と勧められ、大胆に遠乗りして、青森市のJazz喫茶"disk"に、連れて行ってもらいました。もちろん私は初めてです。

 非常にきれいな店内に入ってビックリ!なんだあのスピーカーは!?

 ホーンにスリットはないけれどアルテックか、イースタン(EAW)か、まったく未知の機器と音。別世界に足を踏み入れました。大広間の遠くで生のセッションをしているような、広域から低域までの彫りが深いのに、軽く自然な音響、ですが、苦心して試行錯誤してじゅうぶんに調整した結果のすばらしい音場感が広がっています。

 エンクロージャは、見たこともない形状のバックロードホーン構造を横置きにしています。こうなるともはや自作でしょう。しかも横置きしたその真空管アンプ時代のバックロードエンクロージャの開口部にホーン&ドライバが吊り下げられています!

 たまらなくなって、カップを持ってきてくれたお店の方に「ユニットはアルテックですか?」と口からでまかせで聞くと、「私は何もわからないので」と言って下がってすぐ、はつらつとしたオーナーがお出ましになり、「スピーカーは、ヴァイタヴォックスのユニットで、エンクロージャは私の先代が山水(サンスイ)の技術者の方のアドバイスを容れて製作したものです。実はカウンタの向こうに、その技術者の方の手作りの球のパワーが置いてあるんですよ(真空管アンプのこと)。見ますか?」と、飛び上がるような僥倖の一言!

 もちろん拝見するのは外観ケースのフロントパネルのみですが、肉厚な金属パネルに最小限のトグルスイッチとシンプルなパイロットランプ、側面および天面パネルはパンチングメタル状で、きっちり几帳面な手作り感で満ち溢れています。固唾をのんで首を伸ばして見入ります。「球の寿命が短いし手に入りづらいしでもう...」と幸せいっぱいな笑い...。

 サンスイの技術者の方って、まさか平野さん(🔗8/11)?...そこまでは踏み込んで聞けませんでしたが。

青森 disk (Facebook画像より)

 う〜〜ん。名にし負ふ初めてその音を耳にしたVitavox。立派な家具調のエンクロージャしか知りませんでしたが、いま聴くこの音は、前回連れて行ってもらった弘前市内のGroovin'81のように、超高級品をガツンとダイレクトに聴かせてくれる猛烈なインパクトとはまったく別な発想ベクトルで、夢を見るような心地の良さがあります。もともとそういうキャラクターなのでしょうか。あるいていどマグネットの磁力が減衰して(ウーファとドライバの各ユニットは、50年は経っているハズ)、柔らかな音となっているのでしょうか。本当に自然な音場感や奥行き感です。

 汲めども尽きぬ透明な水がこんこんと湧き出てくるような自然な音場感...。これはまた今晩も眠れないです。明日も明後日も毎日ふらりと徒歩で立ち寄りたいです (;^^

2025/12/23

■ あるく ■ 津軽平野 - 北端の葦野原


今日もまた、冬の津軽地方には異例の"晴れ間"。気温は4℃と低いですが、この時期、太陽が出ているだけでも不思議な光景です。しかも路面は、この時期異例の"乾燥"路面です。

 むずむずして、ちょいとまた、冬眠中の(🔗2024/12/3)ロードスターのバッテリをつないで、冬眠したばかりのところ申し訳ないが、眠りを起こしてセルを起動します。

 いつもの大好きな"藻川"地区の田んぼの大平原(実はこの場で紹介したことはありません)。冬のお日様のもとで、暖かい黄金色の稲藁色の平原が広がる道を快速に進みます。葉の緑が消え失せた冬の、見晴らしが良い黄金色の道を、ぽかぽかと暖かくこじんまりとした室内のロードスターで走るのは、何だか異世界の幸せ感があります。

 一級河川岩木川に沿って土手沿いの道を、どんどん下ります(地理的には北上です)。

 広大な葦野原の河川敷(🔗11/6)。地平線が見えそうなくらいです("地平線が見える"地理的な条件は、前方直線距離27kmの平原ですので、惜しいところで及ばないのですが)。

 あるいてみます。さすがに4℃のもとでふきすさぶ風は寒い。

 白い太陽が冷淡です。正午の南中時刻付近ですが、太陽高度は計算上で仰角26度程度。だとしても、広大に広がる葦野原は、さすがに綿毛は朽ち果てたものの、今月一度雪野原となったはずの葦の平原が、驚いたことに、ごく少しの暖気でそのロフト(嵩高復活性能)を回復し、また立ち上がっています。


 湿潤期や積雪期に、大量の空気を含む断熱素材という点で冬暖かく夏は乾燥して涼しい屋根素材として、いかなる建材にも優る最高の素材である所以でしょう。

 長い積雪期を経た春には、例年、潰れ果てているのですが、今日この小春日和には、強靭で健気な立ち姿に、心打たれるものがあります。


 ふぅ、なにかことばに表せない充足感を覚えて、また楽しくロードスターのシフトノブを操って、昔ながらの集落をたどる旧道を縫うようにして帰途に着きました。

2025/11/25

■ あるく ■ 深浦の銀杏

2025/11/25

2週間を経て再度(🔗11/12)、北金ヶ沢の大イチョウ(深浦の銀杏)のもとへ。

🔗深浦町観光公式サイト

 今日は珍しく午前中に青空。その後は曇天と雨雪のまま12月にはなだれ込みそうです。路面凍結の前に、ひと目でも...。


 実際に近づくと、やはり威容です。1本の木が森をなしているかのようです。

 冬の日差しをかみしめます。

2025/11/15

■ あるく ■ 関の甕杉


先日の"深浦の銀杏(北金ヶ沢の大イチョウ)"🔗11/12 にほど近い、やはり北金ヶ沢にある三大巨木の一つ、"関の甕杉(せきのかめすぎ)"。

 樹齢は1,000年を超えていますので、私がよくあるく巖鬼山神社の杉↓(cf. 🔗2024/1/17)とほぼ同世代のようです。

cf. 巖鬼山神社の杉
 🔗2024/1/17

 山道ふうなアプローチをあるきます。この位置は、地理的には、マタギの文化が色濃い白神山地の西端が日本海に落ち込む位置なので、古来からのクマ生息エリアです。手ぶら無防備であるくのは少し心拍数が上がります。とはいえ、実はすぐ眼下に幹線国道101号線と北金ヶ沢の漁港集落およびすぐ白波立つ日本海が見渡せる、短い参道だったりします。


 この地域に散在していた鎌倉末期から南北朝にかけての古い石碑群も、昭和の御代にここに集められて祀られています。

■ 海を見下ろすとは言え、巨大で奇怪な形の杉と古碑群により、なかなか深山の雰囲気をたたえた異様な雰囲気です。

 '巨木の下にたたずんでみる' というのは、異世界につれてこられたようで、たまに現実を離れて身を置きたくなる空間体験です。

2025/11/12

■ あるく ■ 深浦の銀杏


北金ヶ沢の大イチョウ(深浦の銀杏)。まだでした。今年は黄葉がうんと早いかなと思ったのですが。でも、新緑みたいな黄緑の銀杏の葉も、この時期に異彩を放っていて、惹かれます。


 樹齢1,000年以上、高さ約31m、幹周約22m、国天然記念物...と言ってもさっぱり実感がわかないでしょう。大樹こそ、その場に行ってみなければ感銘がわかない存在です。

 例年12月初旬が見頃な気がします。その頃はもう路面凍結が怖いけど、また来てみることにします。

2025/11/06

■ あるく ■ 河川敷の葦野原


銀色にさやさやゆらゆらと

 さやさやさやさやさやさやさや...

 ゆ〜ら ゆ〜ら ゆ〜ら...

 はっ、意識を失うところでした、ふう...




2025/10/14

■ あるく ■ 津軽平野北部の"葦野原"


今日も秋晴れの穏やかな良い天気。画像は昨日のドライブの帰りです。

 一級河川"岩木川"の下流域の広大な河川敷に、葦野原が広がっています。(syn;🔗 2024/12/2 )


 "葦"の読みは"アシ"ですが、"悪し"の音を嫌って"ヨシ"とも読まれるようになって数百年。同じ植物です、が、植物学的に種類はいくつかに分かれます。

これも、物心ついたときからあたりまえの光景ですが、実は貴重なものだそうです。

Google AI 検索

環境省のサイト(🔗環境省 ウェブサイト)では;


- 生物多様性保全上重要な里地里山 -
選定理由 - 岩木川の芦野地区から、十三湖に至る11kmの両岸に約400haに広がる、日本でも有数の面積を誇るヨシ原である。
茅葺きや簾、漁具など生活用品の素材にするために、古くから地元住民によるヨシの刈取りやヨシなどの野焼きが行われ、ヨシの純群落が保たれていることから、オオジュリン、コジュリン等の草原性の野鳥をはじめ、希少な鳥類が多く生息している。また人里も近く、イイズナの生息も確認されている。
保全活用状況(取組状況)- 現地ではヨシ原の研究者や、ヨシを刈払い、建築資材等として利用している業者が居り、保護活動や鳥類の観察会等も実施されている。
今でもヨシは茅葺き屋根の材料、りんご栽培で重要な役割を果たすマメコバチの巣の材料として活用されている。
その他参考情報  - 日本の重要湿地500

白波がゆらめいているようなふさふさとした白い葦野原に、実際にたたずむと、私などは小さい頃の原風景として、まずは広大さへの恐怖感。しかし今では、こころなごむ遠景です。

 "河川敷の植物などクマの通り道になるだけだから、すべて伐採して燃やしてしまえ"と、公然と個人ブログで主張する農家の方も存在しますが(🔗10/12)、あんまりなのでは...。

 この光景がなくなるだなんて、悲しいです。

 東北の川風景100選(🔗東北地方整備局)では、さすがに一般人の取れない視点から撮影されていて、どれを見ても溜め息の出るようなすばらしい画像です。


ついでに、近くの藤崎町河川敷に渡ってくるハクチョウ。この皆さんは、すっかり餌付けされ、ヒトを信頼しきっていて、餌をもらいに寄ってきます。ほんの10kmほど離れた、私のさんぽみちの"廻堰大溜池"では、はるか遠くにヒトの影が見えた途端、コロニーの皆がいっせいに逃げるというのに。


いずれにしても、永くあり続けてほしい光景だと信じています。

2025/10/13

■ あるく ■ 平舘灯台


青森市内の親類を訪れた後、薄曇りの秋空のもと、暖かく乾いてさわやかな風に吹かれるように、自宅に向かわず、陸奥湾岸をゆっくり北上。

 青い空と青い海を背景にした白い灯台は、"灯台"の絵としていちばん映えるのですが、今日はどうかな。

 いつもの旧街道の松林。波音を聞きながらしずかにゆっくり抜けます。


 すぐ平舘(たいらだて)灯台・平舘台場。

 空は高層に巻層雲。高気圧下にのびやかに広がる秋の雲。気温は穏やかで、海風が気持ち良いです。


 "台場"という単語は、幕末に設置された砲台を言います。ここにもその謂れが掲げられています。


 が、それよりこの旧幕時代以来の松林の見事さ。さすが殿様時代のお役所が手を入れただけあって、幕末情緒が漂い、しばし見とれます。

 あ、肝心の平舘灯台は、足場が組まれ、お化粧直し、つまり塗装工事中だそうです。


 30分程度散策し、1時間半ほどかけ、山を越え、藁焼き煙る靄の津軽平野を縦断してゆるゆると帰宅。