2023/06/30

■ まなぶ - 鉛筆をつかって (4/4)


画像は、鉛筆Hi-Uni、万年筆の細いペン先(Pilot 742(FA))、つけペン(Gペン)

鉛筆を使いきってみたいという欲求から出た、英単語集を書き進もうという無謀な試み。自分なりにルールを決めましょう。

紙の規定:

・ 手持ちのPPC用紙です。

・ A5サイズに裁断します。書きやすい取りかかりやすいという心理からです。

・ プリンタで10mmの罫線を引きます。

・ 英単語集の例文を、1回書きます。

・ 同じ1行中に、前の例文を書き終えたらすぐ続けて次の例文を書き始めます。

鉛筆の使用規定:

・ 鉛筆を削るのは、手持ちの何十年か前の電動鉛筆削り機で。削りすぎ防止装置付きですので、利用します。

・ 英文を20文程度(300語程度)書いたら、鉛筆は削ることにします。

・ 持てないほど短くなったら、補助軸を使います。

・ 鉛筆削りで削れない短さになったら終了にします。

・ 消しゴムは使いません。消し線もなし。間違いに気づいたらすぐその右横から正しく新たに書き始めます。

書く文字:

・ 鉛筆の芯の細さからすれば、私の場合、PC(ワープロ)でプリントアウトした際の8ポイント程度の小さな文字です。シャーペンなら0.3mm~0.5mmで意識して小さく書いたサイズ。手持ちの万年筆のうちPilotのフォルカン(FA)というペン先か、つけペンのうちペン先にGペンを使って書いた場合と同じサイズの文字です(聞きなれないペン先でしょうか。画像ご参照)。こんなに小さい字だと、5mm方眼で余裕なのですが、息苦しくなるので、天地10mmの横罫線で。

・ 英文は筆記体で書きます。まぁ何となく英語に似たくねくねした「模様」を描いているということで。

目的は、鉛筆がどう減っていくのか見てみたい、使い終えるときの満足感を味わいたい、という、学齢期にきちんと味わっていなかった達成感を得ることです。英単語を暗記するのが目的ではないです。とは言え、せいぜいこの機会に、忘れ果てた英単語をごく一部でも思い出せればという小さな切ない願いはあります。また、誰かに提出するわけではないので、誰が見てもすぐ判読できる点には気づかいナシで書き進みます。「ちゃんと書いたか見てやろう」というチェック係もいないので、ちゃんと書いたかどうかは、虚しくならないよう自分に誠実に書くことを心がけるという基準のみの、総じて自己満足的な試みです。

明日から2日おきに報告します。挫折したら...笑いましょう。


2023/06/29

■ なおす - シェービングソープをつくる-1


シェービングに使うソープなのですが、基本的には、個人輸入で購入しています。香りが、日本では絶対に作れないという意味でエキゾチックです。そもそも日本にシェービングソープという商品分野は絶無です。

石鹸は、基本的には、油脂とアルカリ物質の2種類を化合させるだけでできます。具体的には、食用オリーブ油と水酸化ナトリウム(常温で固体(粉末))です。後者は薬局で入手できますが、劇薬指定薬品なので、店頭で記名押印が必要です。また、鹸化反応は強烈な発熱反応なので、作成するには周到な準備や注意が必要です。私は、シリコン手袋とゴーグル(安全メガネ)と綿の長袖を必ず着用します。

オリーブ油の石鹸は、自分で使うバスソープとしてもう何度も作っています。とても使い心地が良いです。が、市販の「牛乳石鹸」などより材料費が何倍も高くつきますし、どっさり作ったつもりでも、シャワーで毎日使うと、減りがはやくすぐ使い切ります。シャワーは、なごむひとときと考えることにしています。

他方で、シェービングソープは、もともと英米伊の本国価格でも、石鹸にしては高級品です。これに海外からの送料がかかります。通常は円柱形の容器に豊富に入っていて(5/1の画像ご参照)、いろんなソープ十数種類をローテーションして使い、1つの製品は月に1回前後使う程度ですので、一度買えば、数年持ちます。が、ここのところ相次いで使い切るものが出てきました。

 でも、昨年来の急激な円安で、おいそれと輸入ショッピングなど楽しめなくなりましたので、チョイとここいらで気分を変えて、シェービングに使う石鹸を自作してみます。

グーグル先生に聞いて、アメリカの伝統的なシェービングソープのフレーバー「Bay Rum (ベイ・ラム)」レシピを調べます。

 基本的には、作成経験のある石鹸素地に、ラム酒やオレンジピールやローリエの香りを練り込む製法です。が、使う油脂が、オリーブ油のみならず、シェービングのダメージに良い(とされる)各種ナッツ油であることに加え、酒類や香草(ハーブ)類のおかげで、家庭用品の香料や女性もの男性ものの香料や化粧品などには無い(これら香料のいずれも詳しく知っているわけではないけど)、つまり日本製品には経験のない、うっとりするような、現実を遠く離れた、気の遠くなるような良い香りがします。

それはよいんですが、材料となる油脂類・酒類・香草類の多さや材料費や下ごしらえのたいへんさが、ちょっと半端でないです。「手づくり石けん」応用編の難問レベルです。

画像は、飲み物食べ物のように見えますが、「ベイ・ラム・ソープ」の下ごしらえ中。オレンジピールとベイリーフ(ローリエ / 月桂樹)とシナモンスティックをダークラム酒とブランデーで煮詰め、ろ過したところ。両脇にある瓶は、ローズマリー・チンキ(アルコール漬け)とローリエ・チンキです。ついでに仕込みます(部屋の芳香剤脱臭剤として使っています)。

■ 煮て、ろ過した日はずっと、狭い私の家じゅうにただようすばらしい香り! 目をつぶると、なんだかヨーロッパかアメリカのおうちかホテルかにスリップしたみたいな(どれも経験ゼロなので空想です)。たいへんゆたかな気持ちになりました。...目を開けると...狭い小さな現実に引き戻されるのですが...(;^^A

2023/06/28

■ まなぶ - 鉛筆をつかって (3/4)


じゃあ、小学生にならって、鉛筆で何かを書いてみると決めましょう。昨日言ったみたいに、日本語(国語・社会)や計算(算数・数学・理科・物理・化学)はボールペンで足りそうなので、そうでなく、寝かせてサラサラと書けそうなモノはというと、じゃぁお絵描きやデッサン…は個人的に適正がゼロそうなので、ここはひとつ、欧米語でも…って、大丈夫か、その安易さ!?

小学生も学校で英語を書くようになったので、私もまねをして、「鉛筆で英語を書く」ことを試してみようかと思います。

書く英語は、自分の随筆や日記などというカッコいいことは能力的にムリなので、何か手近な本を…小学生の英語の本はもっていないし…と見回して、手もとにある英単語集の1冊にしましょう。「単語集」なら、筆記量を計量できそうですし、鉛筆が規則的に減っていくようすを目視できそうです。

この英単語集は「2100語おぼえるように」と要求しています。単語だけ書き続けると、(ここ何十年来ずっと)飽きて寝てしまうので、単語に添えてある例文を書くことにしましょう。

この本は、例文一文の平均が16語程度のようです。

2100語に付随する例文の英単語の合計語数は、33,241語のようです(MS-Wordに自分で手入力してあるので、スペルチェッカーで語数を確認しました)。

7月1日から区切り良く始めることにしましょう(気分の問題)。1日に単語100語を覚えるふりをして書き進んでみましょう。

…ってことは、2100語なら21日間で、つまり小学生の夏休みが始まる前までに、英単語集の一冊が終了…するわけがありませんが、自分の場合。

で、その皮算用によると、実際に書く英単語は、毎日100語に相当する100の例文だから、平均1,600語の英単語を毎日書く…んですか? 鉛筆ってどのくらいもつのかなぁ…(いやそれより、自分の根気や能力を心配した方が…)。

なお、この英単語集は、旺文社の現行版で、誰でも本屋さんで買えますが、小中高生には薦められないヘンな例文が随所に…えっ(;^^?...いや、何と言うか、こんな感じ;

   例1: Many historians have seen a connection between Protestant concepts and the growth of individualism.

  (多くの歴史家が、プロテスタントの理念と個人主義の高まりとの関係に気づいている。)

   …こ、この単語集...取りかかる前に、マックス・ヴェーバーの古典的名著『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読んでから出直して来いと? w(・o・)w

  例2: Humanities scholars frequently accuse scientists of reductionism, although they can be equally reductionist themselves.

  (人文学者らは、自身も同様に還元主義者かもしれないのに、よく科学者のことを還元主義だと非難する。)

   …いったいど~ゆ~意味なのこれ!? by 小学生A君…(;--A

  例文は著作権がありそうなので、英文は一語チラっと変えています。さて、明日は用紙を準備しなくては。


2023/06/27

■ こわすつくる - 実家整理 - 売却


■ 実家が、土地家屋の状態で売却されました。

■ 思わぬ早い時期の売却となりました。不動産屋さんの営業努力のおかげです。

■ 買い手は法人で、家屋は、当初は当方で解体する予定でしたが、先方にて解体するようです。

■ 「最後は更地になった画像を」と考えて、3月にこのサイトにアップし始めたのですが、更地になった際のようすも見届けたいものです。


2023/06/26

■ まなぶ - 鉛筆をつかってみたい (2/4)


鉛筆でなくてはならない長所って...考えてみます。

買ったぜいたく品「三菱鉛筆 Hi-Uni」。鉛筆には、自分にとっての話ですが、他の筆記具に無い長所というものがあるだろうかと、何度も考えてみました。

日本語の筆記や計算には、今の私は、油性低粘度ボールペン (Jetstream)やゲルインクボールペン(SARASA)を使います。日常生活は、多くの人がそれで足りるのではないでしょうか。加えて、実は、私は、日本語には、つけペンを常用しています、が、それは「趣味」「こだわり」の問題で、とるにたりないことですね。

鉛筆が無くても、上記の筆記具で代用可能ではないでしょうか。鉛筆のメリットは何でしょうか。

私にとって、ハッキリしています;「(1)軸を寝かせて(倒して)長時間書ける」かつ「(2)紙質を選ばない」。この2点を同時に満たす筆記具は、他に無いです。なお、「消せる・消しゴムがかけられる」点も長所ですが、今の私にとって、小学生と違って、誰かに見せたり提出したりする文書を書く必要はないので、メリットではありません。

(1) 「軸を寝かせて書く」ことは、すべてのボールペンにとって不可能です。紙面と筆記具の軸とでなす角が、毛筆は90°近く、ボールペンは80°~60°、万年筆は60°~45°。

 困ったことに、私の場合、中学1年以来使ってきた万年筆の書き癖は45°~30°と、極端に「寝かせた角度」です(画像ご参照;醜いので(;^^A...なるべく小さい画像にしてあります)。書き始めると、さらに傾きます。小指を出すのはオシャレのためではなく(誰も見ていないし)、寝かせやすい、バランスをとりやすいからです。万年筆以外にこの角度が可能なのは、つけペン(Gペン)と鉛筆だけです。

と同時に、(2) 万年筆(つけペンも含む)は、ペン先といいインクといい、使う紙をシビアに選びます。鉛筆は気づかい不要です。ボールペンはその中間でしょうか。

困ったことに(またかい?)、私の今の個人的事情=筆記具選びの大前提として、インクがウラ抜けするPPC用紙(コピー用紙)がたくさんあることです。A4サイズ500枚入りを1冊として、10冊入りで段ボール1箱(5000枚)。この新品が10箱(50,000枚)ほどあります。さらに、品質のばらつきが激しい使いかけの用紙や裏が白くてまだ書ける用紙(「裏紙(ウラガミ)」)が、分量的にさらに5箱程度。すべて仕事用などではなく個人の備品消耗品?です。ちょっとした経緯で、この状況がいま実は強い心理的圧迫要因になってきました。使わなくては。

PPC用紙は、(ちょっと頭にとどめてもらいたいのですが、)ノートやメモや手帳の用紙(筆記用の紙)とは、同じ「紙」でも、まったく異なる工業製品です。高品質高額なPPC用紙だからといって、万年筆やゲルインクボールペンでもにじまずにきれいに書けるというわけじゃないです。前者(PPC用紙)は、トナーの紙表面への定着や紙内部への浸潤性能を制御する内添サイズ剤が主要な設計要素であって、筆記具との相性は二の次です。したがって、PPC用紙に万年筆インクやゲルインク、場合によっては油性ボールペンであっても、滲む・裏抜けるというのはごく当たり前であり、だからといってそのPPC用紙の品質が悪いことにはなりません。で、鉛筆だけが、この問題を乗り越えられます。

以上2点より、1)筆記角度と2)用紙がア・プリオリな私の立場では、鉛筆は他の筆記具では代替できない長所があります。これが、鉛筆を使ってみようかなと思ったきっかけなのでした。はぁ、長い話だった。ごめんなさい。

2023/06/24

■ こわすつくる - 実家整理 - 梅酒の梅でジャムをつくる


■ 実家整理をしていたところ、梅酒の大瓶(4リットル果実酒瓶)を3本ほど発掘しました。漬け込んだ日のシールが貼ってあり、昭和の年月日になっています。40年以上前の梅酒なのですが、そもそも飲めるのですか。廃棄すべきじゃないのですか。

■フタには、父の筆跡で、年月日のほかに、それぞれに「ウォッカ」「ブランデー」「35°」と書かれてあります。溶媒として用いた酒類のことでしょう。「ブランデー」の色は、明らかに濃く、ちょっと毒々しいです。

■ キツくしまったフタを開けると、普通の梅酒の良い匂いがします。腐敗や変質はないようです。ググってみると、ふつうに飲めるようです。

■ 素人のつくる梅酒は、市販のものに比べて、味もキツく風味も劣ります。キツい理由は、衛生上も酒税法上も、アルコール度の高い溶媒を用いなくてはならないからです。風味が劣るのは、気の利いた「香料」など用いる芸当は素人にはできず、氷砂糖と白砂糖ばかり使うからです。

■ 私はお酒を飲む回数は、1年に片手の指で数える回数(日数)しかないので、古い良さげな梅酒を10リットルあまりも発掘しても、欣喜雀躍の境地には遠いのですが、父の筆跡を見て、液体をすぐシンクに流し瓶を割って捨てる...という気にはなりません。

■ 処置に困って放っておきましたが、実家整理作業を、五月晴れ・炎天下の中でし終えて、汗とほこりまみれの後シャワーを浴びると、つい「あの梅酒」を思い出してしまいました。

■ が、飲んでもキツくて咽(むせ)ます。そこで、水で3倍以上に薄めて(バチあたりですか?)、氷を入れて、恐る恐る飲んだら、なんとおいしい!「ウォッカ」「ブランデー」「35°」の3種類とも、独自の風味があります。特に「ブランデー」はステキです。

■ これを4月5月6月と繰り返し堪能し、後半にはもうすっかり期待し楽しみにしてしまっていました。

■ が、ある日、あれ、え、まさか、なくなっちゃったのですかッ!? 

■ あとに残されたのは、瓶の中の大量の梅の実。1粒をカリカリ食べてみましたが、う~ん。固い・味もキツい。捨てるしか…。しかし量が多いです。グーグル先生に聞いたところ、ジャムを作っている人たちが多いそうです。じゃあ私もやってみます。

■ 梅は百数十粒(途中で数えるのをやめました)、質量は合計1.6kgくらいあります。ググったレシピ通り、ステンレスの寸銅鍋に、梅と、買ってきたグラニュー糖・白砂糖と水を入れて、IH調理器でタイマーセットして煮続けます。冷まして、煮崩れした梅の実から、熱湯で煮沸した割り箸を使って、種を取り出します。種にもジャムがくっついているのですが、種だけ別容器に分け入れます。根気よく百数十個を箸で取り出したわけです。これはこれで、グラスに氷水とともに入れて楽しむ予定です。その後、種を取り出した後のジャムをもう少し煮詰めて粘度を高め、いくつかの容器に小分けして、冷まして冷蔵・冷凍します。

■ カスピ海ヨーグルトを、ここ20年間ほど自分で作っています。菌は、3世代程度で変異してエディビリティを失うブルガリア菌とは異なり、私のカスピ海ヨーグルト菌は、実はこの20年以上の間、一度もリフレッシュすることなく、常時3パックのバックアップを冷凍庫に確保し先入れ先出し法で世代を繰り返しています。で、できたヨーグルトを、さらにコーヒーロート(カリタ)とフィルターに入れて冷蔵庫で24時間以上脱水し、ギリシャヨーグルトにしています。クリームチーズそのものの食感です。はちみつといただくのですが、今日からしばらくは梅ジャムと。

■ 梅酒に次いで、また楽しみが増えました。


2023/06/23

■ まなぶ - 鉛筆をつかってみたい (1/4)


鉛筆は、誰でも小さい時から使ってきましたが、大人になって全く使わなくなったのではないでしょうか。少なくとも私はそう。

聞くと、現在、小学生は、学校で学ぶ際に、「シャーペン禁止」「鉛筆はBか2B」などの規則があるそうです。いまその根拠や賛否は置きましょう。

私も小学生にならい、いまいちど、鉛筆を使ってみたいな、いや、使いきってみたいな、という気持になりました。

鉛筆が、どう減っていくのか、どのくらい書いたらなくなっていくものだったのか、じっくり見てみたい、使い終えるときの満足感を味わいたい、という、勉強していた十代前後の時期にきちんと味わっていなかった達成感を得てみたいです。

私が小学生だった半世紀前は、シャーペンの黎明期で、0.5mmの芯は出回っておらず、もっと太いものばかりでした。学校側の規制などはなく、授業中にも使いました。中学・高校では主にシャーペンを使いました。0.5mm芯や0.3mm芯が普及してきました。

この頃のシャーペンは、すべて金属製で、どれも高価で、どれもよく壊れました(笑。また、試験の方式としてマークシートが普及し始めた頃です。よって、鉛筆はまだまだ筆記具の主力でした。

■ 大学が東京だったので、いなかと違って、場所柄、外国製の鉛筆が簡単に買えました。Staedtler、Faber-Castell、Schwan-Stabiloなどの製品のことです。名前や写真だけ知っていた憧れの舶来品でしょうか。で、使ったところ、いずれも「HB」表記なのに、Hや2Hのような硬い薄い書き味。「ドイツの鉛筆製造の工業規格は日本のJIS規格などとは違うのではないのかなぁ」と考えました(真偽は不明のまま)。自分の必要性や所有の満足感にそれなりに合致したので使いましたが、繰り返し買って使おうとは思いませんでした。また、この頃はシャーペンもプラスチック製の安価なものが多数派となり、「シャーペンが壊れたときのために鉛筆も用意しておく」という必要はなくなり、それ以来、もはや鉛筆は使わなくなりました。


鉛筆濃度は、HBかHしか使ったことがありません。小学校指定の「2B」ってどんなものだろうかなと思って、初めて購入してみました。

鉛筆の購入だなんて何十年ぶりかなぁ、何を買おうかなぁ、と、感慨とともに、心弾ませて買った鉛筆は、三菱鉛筆のHi-Uni(2B)1ダース。1本削って、チョっと感触を…。え、…く、黒い、やわらかい…(あたりまえですか?)

冷静に計算してみると、どんどん削られてなくなる1本の鉛筆が、三菱Jetstreamの実勢価格の1.5倍です。今や鉛筆とは、ぜいたく品となったのですか!?...いや、Hi-Uniなんか買うからでしょうけれど…。ただ、実はHi-Uniこそまさに、小中高生だった70年代以来ずっと、今回購入するときも、Staedtler製以上の高嶺の花だったのでは、と気づいたんですよ。

買って眺めるのはいいのですが、使うんですか?(無計画…)、だとして、どう使いましょうか。

2023/06/21

■ あるく - 廻堰溜池「鶴の舞橋」


夏至の明け方です。木でできた橋。背景右側に八甲田連峰のシルエット。

  「鶴の舞橋」という観光用の歩道橋です。私の記憶では、できて30年ほどになるのではないでしょうか。観光資源として安全に利用可能な状態を維持しているようです。

この地は、それ以前の私の記憶では、"濃霧の中にうっそうと葦の生い茂る人跡稀な湖沼地帯"という幻想的な印象があります。

雰囲気は明るくなって遠足や観光のバスの往来も多くなりました。

美しい場所だから観光地にされ、観光地だから人が多くなり、人が多いからそこに行って自分はうんざり…などとわがままを言いたいのですが、そういう人(私)は、朝早く美しい場所をひとり占めすればよいんですよ、寒さにふるえながら、ではありますが…(^^

私のような地元の住民も、今も昔と変わらずにそれなりに季節の風情を感じて快適にあるくことができますので、率直に感謝の気持ちを感じながらあるいています。


2023/06/16

■ あるく - 堺野沢溜池


 晴れた日のこの道は、初夏から秋にかけて、実にステキです。雨の日は泥道で歩けず、曇りで湿度の高い日は暗い木陰の道にあらゆる種類の虫や蛇の皆さんが…。冬~春先は、湖面も一体化した雪原となり、うさぎの足跡だけはたくさんあるのですが、人のつぼ足では接近不可能なエリアです。季節と天候限定で、こんな素晴らしいところがあるけると思えば、こころ楽しくあるけます。

ニセアカシアの花のじつに良いこの香りも、もうそろそろ終わり。ねむの花の開花と交代するところでしょうか。

2023/06/15

■ こわすつくる - 実家整理 - 作業終了


■クリーンアウトした一階の玄関スペースです。3/29とピッタリ同じ位置で撮影。

■ 台所・風呂場・車庫などの画像もありますが、どれも他人様がご覧になってステキな気分になるものではないので、アップはなしで。遠隔地のご親族の方でご希望でしたら、どうぞメールをください。


2023/06/14

■ こわすつくる - 実家整理 - 作業終了 - 居間


■クリーンアウトした一階のリビングです。

2023/06/13

■ こわすつくる - 実家整理 - 作業終了 - 和室8畳間



■ クリーンアウトした二階の和室8畳間です。

2023/06/12

■ こわすつくる - 実家整理 - 作業終了 - 二階廊下



■ 実家整理の全作業が終了しました。残置物もゴミもいっさいありません。あとは取り壊し業者さんに引き渡すのみです。

■ クリーンアウトした二階の廊下です。3/27とピッタリ同じ場所で撮影。

■ クリーンアウトした二階の仏間6畳間は、5/31にアップしてあります。


2023/06/10

■ こわすつくる - 実家整理 - 金属類を処分2


■ ごみとなる家財の分解を重ねてきました。分解した際に、木材(燃えるゴミ)・プラスチック類・ガラス類などにゴミ分別していきますが、家電類のような金属や基盤の組み込まれたアイテムは、当初、困りました。当市では、「家電・金属類」として収集しますが、月に1回のみで、自治体指定収集袋には、家電類を1コか2コ入れただけでいっぱいになったり、そもそも入らない家電もたくさんあります。そのような場合は、年1回の粗大ゴミに出せとのことですが、これも数量が1世帯4アイテムに限定されています。これでは不法投棄が後を絶たないのも…(またボヤきそうなのでヤメておきます)。

■ そこで、この際、家電類も、徹底的に分解することにしました。今どきの家電は、まずはプラスチックのシェル(筐体)、場合によっては金属フレーム、ねじ類、目的に応じた可動手肢、電気コード類・基盤…てなパーツで構成されているでしょう。

■ うち、金属を、鉄かアルミかSUS(ステンレス)か真鍮(黄銅)か銅か、見分けがつく限り小箱に分別していきます。

■ 電線類は、VR線(純銅単芯のVVFやVVRやIVなどのケーブル類)か、撚線(家電用のコード類)かで、箱を分けて分類します。

■ 基盤は、ガラス繊維系樹脂の基盤プレートに電子部品を実装したものですが、これはもう十分小さなサイズですので、市の「家電・金属」のゴミに出します。

■ 分別した金属と電線類は、自治体の収集ゴミではなく、廃棄物処理業者M商店へ。実家整理開始以来ずっと分解整理した分を、本日持参しました。業者の目からすれば、私のような一般家庭の零細な客が、ごく少量を非常に細かく分類して持ち込んだので、無駄に計算の手間をとらせてしまい、迷惑をかけてしまったのですが、ていねいに引取り手続きと計算をしてくれました。M商店には、段ボールや雑紙(ザツガミ)から屋内用灯油タンクの類まで、何度も引き取ってもらってお世話になってしまい、ほんとうに感謝しています。

2023/06/01

■ こわすつくる - 実家整理 - 閉眼供養5



■ 閉眼供養の翌日、さっそく、最初に助言を求めた親類の弘前のお寺に報告とお礼にうかがいました。

■ この寺の宗派は、鎌倉期に成立して以来、農民層に流布した経緯から、当寺院には、江戸時代の飢饉の鎮魂碑(巨大な一枚岩)があります。

■ 昨日のありのままを報告しました。住職の話では、その後に聞いたところでは、仏壇を自分で処分場にて廃棄する人もちらほら聞くようになった。それも止めはしない。ただ、何十年も信仰や気持ちの安らぎの対象となった仏壇に、感謝の気持ちを込めてその最後を仏具店にお任せする気持ちも尊いと思う、とのことでした。私も昨日、まさにその同じ考えに帰着しました。

■ このとき、おもしろかったお話は;

私はこのお寺に50年近く前に数年間下宿させてもらって学校に通ったのですが(画像の赤い門を日夜毎日くぐったのか...)、先日仏壇の処分をお願いしたpさんの先代社長もまた、このお寺に下宿して弘前高校に通ったんだよ、という事実を聞いたことです。そんなつながりがあったとは。昨日の仏壇処分の際には、私も今の若い社長pさんも知らなかったんですねぇ。

■飢饉の碑といい、多くの学生を下宿させてくれた歴史といい、実に、人助けに縁があるお寺ではないでしょうか。