2026/04/23

■ あるく ■ 静かになった湖面


はるかすみ 立つをみすててゆく雁は          
          花なきさとに 住みやならへる
                                                                            伊勢
                                           古今集 巻第一 春歌上
三上秋果の手跡                                       
                         「三上流を倣う」日本ペン習字研究会

湖面ではしずかなハクチョウ...。上空でクゥクゥと響く声が、実に憧憬をさそいます。

🔗 3/21

■  なんだか主がいない舞台みたいな鏡面をうつろに見つめます。

同じ地点 4/19 日の出

■  湖面にいればガァガァとにぎやかなカモとガン...。寒さを追い出すかのような喧騒でした。

🔗3/13

■  静まり返った湖面。急に寂しくなった気がします...。

同じ地点 今日 4/23 夜明け前

2026/04/22

■ あるく ■ 梅 - 桜より好きな理由


3つに絞ってみます;

【1】立ち姿


■  ホントはこの1つの理由だけで良いくらいです。


■ ■ 寒い中にスっと立ち上がる梅の枝と花には、感極まるものを覚えます。

■ ■ 桃、梨、桜も、花の時期の枝ぶりはほんとうに見事ですが、現代では、あたたかい環境でたっぷり肥料を与えられ、人の手で豊かに育ってまるまる肥えた実をつける商業的栽培しか目にできない点とは対照的な思いにかられます。


【2】花の種類

■  木も花も、種類が豊富で個性豊かです。


■  背景に、中国の歴史や漢詩の伝統を彷彿とさせるものから、日本で生まれ育てられたものを感じたりと、文化的背景が数千年に渡るような豊かさがあります。


【3】寒中、雪を背景に咲こうとする

■  真っ白な雪の中、浅い春の、ごくほのかな暖かさを感じ取って、少しでも赤いつぼみを膨らませようとする姿に、心打たれます。

🔗 2025/4/3

■  桜の、春爛漫の豪華絢爛さに比べれば、以上の個人的な感傷による3点など、しかし、吹けば飛ぶようなささやかな魅力でしかないかもしれませんね。

■  が、いまでは、桜咲くところに人の群れあり。

豪華妖艶 - 
うっすら"グロテスクさ"も...

■  歴史的には、万葉の時代には桜は知られず、古今集の時点で静かにしかし競って味わい、新古今の時点ではすでに技巧と虚像の耽美へと消えていきました。

■  桜の良さを静かに味わう環境は、現実の地上から消え去って久しく、もはや架空の世界です。ネットで見かける"AIに描かせた「桜」"は、「ゴージャスな桜満開の背景に自分ひとりがたたずむ」という定番のレイアウトではないでしょうか。

■  梅は...ひとりで静かにいるとき、目が合うかのような一輪の紅梅...

🔗 2024/4/13

■  青空に弾け散るかのような白梅...


■  私が生きているこの世界では"現実"であって、飾らない、ありふれた日常です。こころからくつろいでうちとけた表情を、生涯味わえる幸せを感じます。

2026/04/21

■ なおす ■ タイヤ交換


"夏冬のホイール交換"ではなく、摩耗によるリプレイス交換です。

■  今回交換前のヨコハマ・アドバン(Yokohama ADVAN Sport V105, 195/50R16 84V)は、15,800km走行でした。ふだん使わない銘柄ですが、いきがかり上...。

■  今回用意したのは、自分にとっては20年来いつものミシュラン・パイロットスポーツです(Michelin PILOT SPORT 5, 205/45ZR16 87W XL)。

■  1990年代後半から、1年365日、1日60kmを通勤するようになり(ref. 🔗 2023/9/24)、2014年頃から毎日100kmとなって、クルマは年3万kmのペースに。この30年間で、タイヤの違いをいやというほど痛感。ミシュランのPS(パイロットスポーツ)は、2000年代半ばにPS2を経験して以来、いったい何組...。小うるさくこだわるようになってしまいました。

■  次々と交換し比較し選択し...を重ねて、結論として、今、5台目のロードスターに"ミシュランのPS"一択です。

■  関係ないのですが、50年近く趣味だった自転車(ロードバイク)も、"競技用自転車タイヤ=チューブラータイヤ"という図式を抜本的に変革したミシュランのWOタイヤ"AXIAL"を、1993年から使い始め、その後2000年代に、そのフルモデルチェンジの"Michelin PRO", 引き続いて"PRO2", "PRO3", "PRO4", "PRO5"と、20年あまりミシュランタイヤを使い続けました。他の銘柄もたくさん試しましたが、この1つに完全に収斂していきました。

■  ミシュランのタイヤには、ハッキリ強い主張というか理念があります。ブリヂストンにもコンチネンタルにも感じますが、競技用自転車にも自動車にも体感できるミシュランの強い理念に共感します。

■  さて、これまた20年来、今日でいったい何組目なのか?...の交換をお願いしているF. GarageのSさんに。

■  ヒマな人間になった今、これまで"お任せ"でクルマもタイヤもF.Garageに置き去りにしてきていたのを、今回は、なんと迷惑なことに、作業を拝見させていただく許可を得ました。やはり何でも見たがる"子ども野次馬"に、人間性が原始回帰しているものと思われます。

■  自転車タイヤを自分で交換するのと比べて、脱着の原理は同じでも、スケールが違うでしょう。

■  まずアウターリムからハズす作業にビックリ!


■  ホイール全体から外すのは、自転車同様、タイヤレバーを補助的に使ったコツと力技。

■  新品タイヤのリムへの嵌合が、やはり、知識と経験と力とコツをすべて動員する作業なんですね。


■  ホイールバランサー。操作からウェイトの決定から、やはり知識と経験に左右されそうです。


■  初めて間近で見て、作業の壮絶さに呆然...。Sサンは、これだけの作業を1人で...いや、エンジン整備もシャシ整備も、入庫する美しいフェラーリもハーレイも、40年前の除雪機も農機具も補助輪が付いた子どもの自転車も、いや、ご家庭の鍋までウェットブラスタで研磨...(;^^A...。超人的...まさにカリスマ整備士...(鍋はともかく)。


■  無事装着し、着地してトルクレンチで締め付けてもらいました。これでまた、あの弾むような軽やかなミシュラン・パイロットスポーツの新品タイヤを味わうことができます。楽しみで楽しみで、居ても立ってもいられないくらいです。

2026/04/20

■ あるく ■ 八甲田山系の道のカーブミラー

今日4/20

カーブミラー。和製英語ですが、この正式名称"道路反射鏡"は、見通しの悪い交差点やカーブに設置され、運転席から見えない死角を凸面鏡で映し出し、安全確認を補助する道路付属物です(Wiki)。

■  何十年来不思議に思ってきたのは、八甲田山系の道の雪融け時期のミラー。何が不思議かは、最後の段落で...↓

■  トップ画像のものは、今の時期の"ブナ二次林の道"、標高700m舗装道路のもの。このくらいの雪なら機能に支障はなく、私の住む平地で積雪のある日常生活圏でも冬はこんな感じです。

■  2週間前は、埋もれていました。晴れた日は、春のおとずれさえ感じさせるような穏やかな表情ですね。これもそう珍しくはないんですが...。

cf. 2週間前 4/6 の同一物

■  迫力を感じる始めるのは...;


■  道路管理の除雪隊は、ミラーを発掘しています。ポールが雪や除雪時の圧力で湾曲しているのを、副え木で補修しています。

■  鏡面部分のみの発掘。全身を救助する作業はあまりにも大変そうです。


■  こ、これは...(゚ω゚;)


■  雪洞の奥深くに鏡面のみが鎮座しています。

■  除雪前の八甲田山中の白い悪夢のような茫漠たる雪原で、"この下のココに反射鏡がある"と、なぜわかる?

■  "ココに必ずある"という、確実な根拠資料や強い確信をもって掘り進むんですね...。除雪作業の、想像を絶する、計画と作業の緻密さ・深い配慮・強い意志を感じます。

2026/04/19

■ あるく ■ 廻堰大溜池 - 木の橋のある湖岸

今朝4/19 日の出

あの"日本一長い木の橋"である"鶴の舞橋"(🔗1/18)が、この3月いっぱいで3年がかりの修復が完成し、また総ヒバ造りの新しい橋になりました。

■  先日まで重機と工事事務所のプレハブがあったのですが、桜が咲く今の時期に撤収したようです。

■ ■ また日の出前にあるきます...。

■  ら...、うぉ!? 明け方前の薄明のこの時刻、ずらり並ぶカメラマンやカメラウーマン(?)とその三脚や一眼レフの群れで、日の出前の岸辺がごった返しています。狭い農道にはずらり路肩駐車の列で、通り抜ける道幅もなくなりそう。有料の広大な駐車場は、お役所の時間どおりですので施錠されているようです。

■  やり過ごして進み、夜明け前のりんご畑の迷路農道の奥深くに入ります。さすがに誰もいないので、広い路肩スペースに駐車して、あの夜明けの混雑方面にあるいていきます。

■  うかうか岸辺をあるくと、ずらりと並ぶみなさんのレンズの前を横切るので、林の中をあるきます。

■  こうなる状況を知らなかった自分って、いなか者だなぁ、と実感。

■  暗いなか気づいたのですが、ここにたくさん植えられた桜が満開のようです。昼にまた来てみたい...と思いましたが、おそらく、リニューアルオープンが宣伝周知されているがゆえの、明け方のこの混みようですので、今日のような晴れた日曜日の昼に来たらパニックでしょう。

■  桜もなく橋からも遠い岸辺を散策するにとどめました。

今朝4/19

🔗1/18

■  冬はあれほど寂寥感ただよう辺鄙な地だったのにね。誰もいなくなる新緑の頃に、またしずかにあるけるかな。