2026/10/22

■ あるく ■ 岩木川に沿って [13] 34k > 37k - 鶴寿橋>保安橋

鶴田町桜堤公園

■ ■ 今朝は時系列順に、河川距離表の数値は遡る画像です (あるいたのは数日前です)。

■ ■ 保安橋の60年ぶりの架け替え(ref. →🔗9/17)に伴い、橋を挟んで南北に連なる堤防のうち右岸側が、古い堤防の河川側に盛る形で大規模に新築されました。

■ ■ この周辺の堤防の記憶は、生まれてこの方、荒れ果てた細く貧弱な、恐怖感を伴ったものでした。砂利道の管理用通路のあちこちが流水で削られて、高度なテクニックのある地元軽トラ以外は、クルマはもちろん徒歩でも怖かったくらいです。

■ ■ 何年にも渡る堤防の大規模改修工事が、ついにここ1ヶ月で竣工したらしいとの地元の噂。まだ通行止めとのことで、重機など置いている可能性がありますが、早朝の徒歩ならどうかな、無理なくあるけるところまで、と思って。

■ ■ 夜明け前の保安橋。工事用車両の駐車スペースが広く整地されていますので、クルマを置かせてもらいます。


■ ■ 橋の地点からいったん南下した旧菖蒲川小学校方面の工区側へあるきます。この工区はとっくに完成しているようです。仮設の車止めをこえて、すばらしく広く黒々とした新しい舗装をひとりあるきます。かつての記憶とは別世界の快適さです。

■ ■ ほどなく"R_37k"。折り返します。薄明が始まったばかりで、夜明けまではまだまだ。次回はここから南下しましょう。


■ ■ 北上して保安橋前を横切り、鶴田の町方面へ。やはり堤防には簡易な車止めがあり、車両は入ってこれないようですが、重機類もプレハブの現場工事事務所も簡易トイレも撤収しています。

■ ■ "R_36k"のキロポストは、設置したばかりで、真新しい舗装に真新しいペイント。


■ ■ 舗装通路の両脇の土手の"床土(ゆかづち)"もマット状の"切り芝"(芝の苗)も、全部新品です。壮観です。

■ ■ 朝霧の立つ川面、真新しい巨大な土手の堤体、新しいコンクリートの色をした"護岸ブロック"など、まじまじと見入ってしまいます。対岸の岸辺には、この快適さを当然の権利のように享受する白サギや青サギの群れも視界に入ります。


■ ■ 良い気分であるいていると、街に近づきます。堤防脇の中学校の広い陸上トラック&サッカーグランドの向こうに八甲田連峰。ぴったり八甲田大岳山頂からの日の出ですね。


■ ■ R_35k。古いキロポストです。左の河原側に中学校の野球場が2つ。右に桜堤公園(トップ画像)をはさんで陸上&サッカー場。校舎にはプラネタリウムドームも見て取れます。のびのびとした良い学習環境を感じます。


■ ■ 鶴寿橋を渡って"R_34k"。前回の画像(cf. →🔗10/18)とまるで同じですネ。でも今日はかすかに高層雲がかかっています。折り返します。


■ ■ 復路また3kmあるいて保安橋に戻りました。新しい朝、新しい堤防、新しい橋。なんてすがすがしい。

2026/10/21

■ あるく ■ 親柱のオブジェ - 鶴


【鶴寿橋】河川距離標34.2km地点

■ ここ鶴寿橋(かくじゅばし)の4本の親柱には、"鶴田町"の名の通り、鶴のモニュメントが。

■ "稲穂をくわえた鶴"だそうです。たわわに実った穂が、穂が...鶴の頭にかぶさっています...。


■ なんというかこの造形と表情...。あ、あまり近づいて凝視すると、なんというか、こ、好みが分かれるかもしれない...との個人の感想をもちました...。

■ 町を挙げての"鶴の一推し"ですので、ひろい行政区域の街中や集落のいたるところに"鶴"のモチーフがあります。探してあるきたい気もしますが、"岩木川に沿って"というさんぽの趣旨から逸脱するので、今回は見送ることにして。

■ 町の"鶴"を象ったさまざまなモチーフは、町の観光情報サイトにたくさん画像が掲載されています。芸術的にも意匠工学的にも実によく練られ考えられた素材と造形で、「う〜ん」とうならされるほど感心するものから、悪趣味 こ、好みが分かれそうなものまで、見ているだけでも楽しいです。


2026/10/20

■ あるく ■ 霧と曇り空の湖畔


■ ■ 明け方前の夜空を見上げると、雲の切れ間に星がちらほら見える程度の曇り空。昨日の雨から察すると、冷え込む明け方に向かって霧になりそうです。

■ ■ 思いのほか濃い霧がひろがってきました。


■ ■ 日の出前の薄明にあるき始めます。


■ ■ 曇天に霧ですが、それもまた佳し。


■ ■ 日の出の間際。光がさすにつれ気持ちも明るくなります。

■ ■ 曇り空でも、少しでも雲間が開けていれば、日の光と雲とで織りなす変化を楽しむことができます。


■ ■ 日が昇るにつれ、雲は厚くなってきましたが、霧が引いていきます。刻々と移り変わる朝の風情を楽しむことができました。

2026/10/19

■ あるく ■ 親柱のオブジェ - 虫2


■ ■ 岩木川本流に架かる橋で、"虫 (ref.→🔗10/19)"のオブジェが存在するそれは、2箇所のみです。が、これに流れ込む支流に架かる昔ながらの集落がある橋には、たくさんの土着の(?)"虫"がいて、この習俗が根深く浸透しているのを実感します。

【湊橋】河川距離標28.2km地点に流入する"十川(とがわ)"合流河口から約1km遡上地点


■ ■ 湊橋(みなとばし)の4本の親柱のうちの1本のみに屹立しています。同じ欄干の向こう端の親柱におそらく同じものについて破損撤去した痕跡があります。


■ ■ 改めてよく見ると、なかなか存在感があります。



【中泉橋】県道160号(羽野木沢梅田線)の十川架橋。十川には河川距離標が設置されていません。


■ ■ ここ中泉(なかいずみ)集落のはずれの橋にも、何かいます...。


■ ■ この存在感も大きいです。風雪に打ちひしがれ迫力が増しています。子どもが怖がりそうです。

■ ■ 橋と集落の入口を守るこの"虫"も、何代目かですが、その歴史は...何十年か、いやさらに古くから橋と往来する人を凝視してきたと思います。背後に強い信仰の存在がしのばれます。


【五所川原大橋】 河川距離標28.1km地点


■ ■ 岩木川本流に架かる"虫"の2橋目。これまでのようなリアルなフィギュア(彫像)ではなく、レリーフ(透かし彫り)のようです。

■ ■ 橋の歴史は浅く、30年あまり程度で、津軽令和大橋(ref.→🔗9/22)ができるまでは、岩木川に架かる最長最新の橋でした。

■ ■ 親柱に組み込まれている"虫"の透かし彫りは、一見すると、ブロンズ(青銅)、つまり金属製に違いないと思ってしまいます。「なぁんだ、装飾的な鉄格子みたいなものかぁ」と思うでしょう?

■ ■ 実は、こんな繊細なレリーフですが、金属ではなく陶器(焼き物)で、地元の"津軽金山焼き"です。

■ ■ 全国的に有名な"備前焼"と同じく、釉薬を使わず、1300度以上の高温で!(...青銅の融点1000℃や銅の融点1085℃を超え、鉄の融点1536℃に近い!)、じっくりと焼き締めた"陶器"です。

■ ■ 津軽の厳しい寒さ・雪・強風・雨に長年さらされる屋外の橋の親柱という過酷な環境でも、割れたり風化したりしにくいとのことで、たしかに40年近く耐えています。

■ ■ ふだんあなたも私も何も考えずにクルマでお気楽に渡る橋ですが、橋梁工学から芸術、宗教的信仰にいたるまで、ヒトの叡智・信仰・願いが込められていることに感動を覚えます。

2026/10/18

■ あるく ■ 岩木川に沿って [12] 30k > 34k - 強巻>鶴寿橋


■ ■ すっかり日の出も遅くなりました。朝の最低気温も5℃...。明け方の雰囲気を満喫できる時間も少なくなった気がしてしまいます。

■ ■ 前回の30.0kmポストからスタート。この時期、月齢が若いので、お月さまと明け方のさんぽを楽しむことはできないようです。真っ暗です。


■ ■ が、まもなく、霧の向こう、北八甲田連峰の山並みにふんわりと薄明(はくめい)の兆しが灯ります。


■ ■ 31kを通過。周辺は見渡す限りりんご畑ですが、りんごの木も実の色もまだ判別できないです。


■ ■ 32k。南西の空までほのかなピンク色が広がってきました。裾野の霧といい、冷え込んでいるような色彩です。


■ ■ 河川距離標"R_32k"表示が白塗りされています。改装中ですか?

■ ■ "R_33k"キロポストも。


■ ■ 近づくと; 


■ ■ 日の出となりました。土手のごく細い舗装路(河川管理用通路)が、赤いポプラ並木(!?)になっています。見慣れない表情と色彩の美しさに、じっくり見とれます。


■ ■ R_34k。鶴田町中心部の"鶴寿橋(かくじゅばし)"が見えました。このすぐ先で、静かな河川管理用通路に上ってくるように生活道路が合流してきます。今日はここで折り返しましょう。

■ ■ 岩木山の背景をなす色調の移り変わりが美しいです。高層雲もないすばらしい快晴です。


■ ■ 帰路、稲刈りが終わった田んぼの平原。農繁期とはちがう冬枯れに向かうおだやかな雰囲気です。


■ ■ 変化のない平野部の土手をあるいただけですが、私にとっては、景色の変化と空の色彩の移り変わりとのおかげで、往復で8km前後もあるいた実感がないくらい短く感じられます。万歩計を見るとたしかに11,000歩。毎朝の楽しみです。