2026/10/18

■ あるく ■ 岩木川に沿って [12] 30k > 34k - 強巻>鶴寿橋


■ ■ すっかり日の出も遅くなりました。朝の最低気温も5℃...。明け方の雰囲気を満喫できる時間も少なくなった気がしてしまいます。

■ ■ 前回の30.0kmポストからスタート。この時期、月齢が若いので、お月さまと明け方のさんぽを楽しむことはできないようです。真っ暗です。


■ ■ が、まもなく、霧の向こう、北八甲田連峰の山並みにふんわりと薄明(はくめい)の兆しが灯ります。


■ ■ 31kを通過。周辺は見渡す限りりんご畑ですが、りんごの木も実の色もまだ判別できないです。


■ ■ 32k。南西の空までほのかなピンク色が広がってきました。裾野の霧といい、冷え込んでいるような色彩です。


■ ■ 河川距離標"R_32k"表示が白塗りされています。改装中ですか?

■ ■ "R_33k"キロポストも。


■ ■ 近づくと; 


■ ■ 日の出となりました。土手のごく細い舗装路(河川管理用通路)が、赤いポプラ並木(!?)になっています。見慣れない表情と色彩の美しさに、じっくり見とれます。


■ ■ R_34k。鶴田町中心部の"鶴寿橋(かくじゅばし)"が見えました。このすぐ先で、静かな河川管理用通路に上ってくるように生活道路が合流してきます。今日はここで折り返しましょう。

■ ■ 岩木山の背景をなす色調の移り変わりが美しいです。高層雲もないすばらしい快晴です。


■ ■ 帰路、稲刈りが終わった田んぼの平原。農繁期とはちがう冬枯れに向かうおだやかな雰囲気です。


■ ■ 変化のない平野部の土手をあるいただけですが、私にとっては、景色の変化と空の色彩の移り変わりとのおかげで、往復で8km前後もあるいた実感がないくらい短く感じられます。万歩計を見るとたしかに11,000歩。毎朝の楽しみです。

2026/10/17

■ あるく ■ 湖畔を夜明けに


■ ■ 平地の紅葉も色づいてきましたが、まだこれからのようです。明け方の色を楽しんで良しとしましょう。

■ ■ 湖沼地帯の表情の多彩さは、言葉に尽くせない美しさがあり、それがヒトの知らない時間・場所で次々と展がっています。特に明け方は。そう思うと眠っていられない思いです。


■ ■ 東の空の日の出の表情のほかに、西の空に映える曙光の表情も趣があります。


■ ■ ここのナナカマドの実が、いつものくすんだ紅色とちがい、今年はずいぶん明るい色です。梅も紅葉も年によって見栄えが大きく違うのと同じでしょうか。

2026/10/16

■ あるく ■ 親柱のオブジェ - 立佞武多


【乾橋】河川距離標 27.4km地点

■ ■ 乾橋(いぬいばし)の親柱には、立佞武多(たちねぶた)のレリーフ。

■ ■ 欄干の両端の親柱が同じ絵です。

■ ■ 立佞武多は、五所川原市の夏祭りです。

■ ■ 和紙と木材で組み上げた立ち上がった人形山車で、最大高さ約23メートル、ビル約7階建て相当。これが市中心街を練り歩きます。

■ ■ 明治時代中期に勃興した祭りだそうで、現代より規模が大きかったと聞いて驚きます。電線が張り巡らされるようになった大正期に衰え、太平洋戦争で設計図も写真も塵芥に帰し、絶滅しました。

■ ■ その後昭和期には無かったのですが、1996年に復活させ、その知名度は青森の"ねぶた"・弘前の"おうぎねぷた"を凌ぐ勢いでまたたく間に全国区のお祭りとなったようです。地元では賛否あれど、新たな文化が生まれた感じがします。

■ ■ 乾橋は、その古風な名前からして、この近隣在郷ではもっとも歴史が古く、明治初期に木造の橋が架けられたそうです。

■ ■ どの橋にも、現代建築工学のすばらしさが現れているのみならず、歴史や文化を感じさせる面影が感じられて、興味深いです。

2026/10/15

■ あるく ■ 岩木川に沿って [11] 28k > 30k - 蓮沼>強巻


■ ■ 流れ込む支流の河口や蛇行がある線形のエリアに入ってきました。堤防の線形も複雑で、河川距離標を追うのが難儀ですが、それもまたあるく気持ちに変化ができて魅力です。

■ ■ 今日は、往来頻繁な生活道路となっている国道の旧道を一部通るので、やはり早朝、冬支度をしてあるき始めます。

■ ■ 前回の"R_28k"からスタート。東雲(しののめ)の風情を楽しみながらあるきます。


■ ■ 結果的に、距離標の区間たった2kmでしたが、右岸をあるくと2時間ほどかかりました...。


■ ■ 理由1) 別な河川(十川(とがわ))の合流箇所をまたぐ(上図青い点線)。キロポストにして1kmの区間ですが、迂回して片道3.6kmです。

■ ■ 理由2) 川の湾曲の外側をあるきますので、きのうの話の通り、キロポスト間の距離が長いです。対岸のL_29 > L_30の"1km"は"1分"ときのう書いた通りですが、今日のR_29 > R_30の"1km"は、早足であるいて17分かかりました。長い"1km"...。1.4kmくらいありました (;^^w

■ ■ たとえば、"駅から徒歩5分"との不動産物件表記ですが、大人の早足であるいて1kmあたり12分の速度で計算した不動産公正取引協議会の規約によります。

■ ■ 大きく迂回してやっと拝んだ"R_29k"ポスト。


■ ■ そのまま遡上(南下)して"R_30k"ポストへの長い道のりをあるきます。

■ ■ 上の地図の L_29k〜L_30k と、対岸の R_29k〜R30k の位置を、どうぞ見比べてみてください。

■ ■ 堤防もその上の道も非常に広く大きく、大きなクルマでもラクにすれ違える規模の巨大な治水事業となったエリアですが、その分、古来より氾濫に苦しんできた箇所でもあります。が、日中の交通量は農家の軽トラのみです。

■ ■ 眺望の左は広大な水田、右は色づいて収穫まぢかのりんご畑です。


■ ■ R_28kからR_30kの、距離標にしてたった2km区間の、往復10km近くに及ぼうかという朝の散歩でした。

稲刈りが終わったばかりの水田 -
冷え込む晩秋の朝の雰囲気です

2026/10/14

■ まなぶ ■ 河岸距離標(キロポスト)と測距位置


■ ■ 河川の河口を起点"0km"として(ref→🔗9/11)、河川を挟む左岸と右岸の堤防上にある国交省河川事務所の管理用通路には、河川距離標(キロポスト)が設置されています。

■ ■ そうそう、訊かれたんですが、"右岸と左岸"とは?

■ ■ 例えば、あなたが橋の中央に立ち、"下流方向"を見ます。左腕側の岸辺が"左岸"です。高校地理ですネ。

■ ■ 河川管理用通路は、一級河川の場合、狭い箇所で幅員2m程度ですが、ほぼ全線に渡り舗装されているようです。"管理用通路"であって道路交通法上の"道路"ではないので、一般車両は通行禁止です。

■ ■ 歩行者は? ...国交省のパンフレットでは、キロポストの説明の一部に"散歩やジョギング時の距離の目安"と表現しています(ref🔗→国交省仙台地方整備局)。 ...いいみたいですネ。

■ ■ 設置距離は200mおきです。

■ ■ が、トップ画像を再度ご覧いただくと;

■ ■ 約100m程度の区間に、6本。"29.0k", "29.2k", "29,4k", "29.6k", "29.8k", "30.0k"が立て続けに。29km地点から30km地点までの1kmの区間を1分であるけそうです。そんなばかな。マラソン入賞者のペースは1km3分前後です。

■ ■ "散歩時の距離の目安"にならないではないか。何というでたらめなお役所仕事...というわけじゃなさそうです。私は測量の専門家ではもちろんないので推理しただけですが;河川を測距するに際して、どこで測距しているのかな?と考えました。どうやら堤防上で測距しているわけではないでしょう。

■ ■ たぶん、左右岸の水際を結んで、水流と垂直に交わる線分を引いた際、その線分の中点、水面の左右中心部ではないでしょうか。

■ ■ では、川の線形が蛇行している箇所は?

■ ■ カーブの外側の岸では距離標区間が長く、内側の岸では短くなるんじゃないでしょうか。ちょうど後輪軸にディファレンシャルギアのついたクルマの後輪がカーブを曲がる際、カーブ外側の車輪は長い距離、内側の車輪はそれを待つかのように短い距離を移動するのと同じです(ref🔗→sabin機械工学)。


■ ■ 調べると、国交省のPDF文書(ref→🔗国水環保2号H30/4/13)がありました。そのp14に私が赤で加筆したものです。


■ ■ 測距位置となる"流心線"が点線で示されています。

■ ■ 右岸R_1kmからR_2kmは長く、左岸L_1kmからL_2kmは短いです。

■ ■ トップ画像の距離標がごく狭い間隔なのも納得。

■ ■ この箇所から数十kmに渡り、典型的な氾濫原たる岩木川の奔放な蛇行ルートが続き、その堤防は非常に複雑なラインを描きます。この付近はまだ単純な線形か。


■ ■ おや、ということは、対岸は、キロポスト間隔がものすごく長いはず...。次回、右岸をあるいてみます (しんどいかも...)。