2024/05/19

■ あるく - 廻堰大溜池の朝霧


今朝は、じゅうぶん夜が明けきった5時前頃に。もうこの時間は、農家の「薬掛け」(スピードスプレーヤでの農薬散布)があちこちでうなりを立てています。「実選り」「薬掛け」に田植えもあって、さぞ農家は忙しい時期でしょう。他方で、わたしは、ぼうっとあるいているだけなので、くるまの往来のほとんどない朝の風情を少し感じてみたいです。

 いつもの廻堰のため池。朝霧が消えかけているところです。渡り鳥のいなくなった静かな湖面。あの見渡す限りの凍てつく湖面でにぎやかに騒いでいたみんな、という光景がすっかり拭きぬぐわれたかのように、あたたかくて静かな鏡のような湖面だけになってしまいました。思い出すとさびしいですが、静かなこの雰囲気もまた特別感があります。


2024/05/18

■ あるく - 田植え


今日は好天で、田植え作業のピークでしょうか。良い収穫を祈っています。

 毎日のようにとおるリンゴ畑の広がる土手の道。畑ではぼちぼち実選り(みすぐり)(=摘果)の時期が始まったようです。春先の剪定に次いで、知識と経験が要る気を遣う作業です。でも気候もすばらしく良く、ご家族近隣総出の皆さんが、畑の木陰で休憩談笑しているようすは、実にこころなごむ光景です。



2024/05/17

■ あるく - 飯詰山を自転車で - 有酸素運動とストレッチを意識して


今日5/17(金)は雨ですが、昨日、おとといと好天でしたので、また飯詰山へ自転車を乗りに。1日乗ったら翌日はウォーキングの方が...と思ったのですが、翌日になって疲労感が出ているわけでもなく、また自転車に乗りたい気持ちが強かったです。もしかして、晴れている限り毎日行きたいかも...。

 とはいえ、十数年ぶりに始めた先週は、無酸素運動が3割程度でした。無茶だったのでは...。翌週とか翌月とか、蓄積した疲労がアトになってから炸裂されては困るので、チョっと考えてしまいます。

 有酸素運動と無酸素運動の境目となる心拍数をAT値(無酸素性作業閾値Anaerobic Threshold)と言うそうですが、その個人的な数値は、通常、実験室などでない限り正確な測定は不可能...ということを1990年代に知りました。当時から10年以上もHRM(心拍計)など装着して泳いだり走ったりあれこれやってみたのですが、結局イマは、除雪時など極端な負荷がかかるときには、心拍数の閾値を、一般的形式的な計算式の目安に従って気をつけることにしています。fitな生活からかけ離れた30年以上を経て、AT値はそうとう下がっているでしょう。昨年の実家整理が終わってウェブログを続けようと思った頃から、AT値付近での有酸素運動を重ねて、閾値を少し上げようなかと思い、ムリなく「あるく」ことで、ささやかながら意識してきました。

 今の私など、自転車で山道を「速いタイムでクリアする」必要など、もはやナイわけですので、自転車を使って、1) 気分転換、2) カラダに良い運動、を心がければよいだけです。感覚的ではありますが、AT値付近で楽しめるよう、抑えながらいくことにします。

 そのために、登りは、体力をオールアウトする必要はなく、余力をじゅうぶん残して、息が上がらないギアを選択し、腹筋群と背筋群をゆっくりストレッチするつもりで、深く呼吸できるモーションで登ります。この場合、シッティングで登攀するのもよいですが、ロードバイクのドロップハンドルの場合は、スタンディングで上半身の腹筋・背筋・腕・大胸筋を使えるような構造ですので、腹と腕で坂を登ることにします。

 この森の道でロードバイクにまったく乗らなかった十数年の歳月が、昨日の続きのように、明るい日差しのブナの森は何ら変わらず、翌日の疲労感もなく(ここ1年ほど意識してあるいたせいかなと思います)、また自転車を楽しめそうです。何か夢のようです。

2024/05/16

■ あるく - 菜の花畑、まだ営業中?

※ 5/15 am4:50

岩木山麓の菜の花畑、快晴の明け方に通りかかると、遠くの山あいの道からも、目にも鮮やかな黄色い花畑が見え隠れします。立ち寄ってみると、依然として満開で、色鮮やかです。まだまだ元気に24時間営業中!? 

※ google map

 今朝は、県外ナンバーの、かなりの年配のご夫婦1組だけが、ハイスペックなカメラと三脚でゆっくり花畑を堪能していました。聞くと、車中泊で、昨日の明け方もここに来たが、昨日は大気中の花粉でいまひとつ良い絵が撮れなかった、今日はすばらしい、とのこと。ここに2日通う価値を見出して話すこの方に、幸せ感を感じました。

※ 近づくと、意外に背丈が高く、胸の高さくらいまではふつうにあります。

2024/05/15

■ あるく - ベンセ湿原

※ 湿原の池塘 - 夜明け前 2024-5/15 am4:10

日本最大の風力発電エリアがドコにあるか、ご存じですか?

 平滝沼公園に南隣するエリアに、ベンセ湿原という日本離れした光景の湿地帯があります。他にたくさんの「**湿原」という名のついたエリアが隣接しているうちの1つです。

平滝沼公園については、4/22ご参照

 もともと津軽半島の西側は、広大な海 - 隆起 - 湿地帯という地質時代の経緯があると思います。昭和の自家用車の時代になってからも、近づきがたい謎のエリアだったようです。が、この、人を寄せ付けない津軽半島の広大な湿地帯の北端の縁辺部に、国家安全保障上の施設や日米安保条約に基づく施設が大掛かりに展開され(地図には掲載されないようです)、高規格な国家安全保障上の輸送路が、「農道」ということで整備されました。この湿原を、当時の先端技術でまるで地図上に経線でも引いたかのように一直線に貫いています。その地元対策かどうか、沿道にはやはり日本離れした高圧スプリンクラー農業が発達しています。個人や集落や自治体単位ではこれほどの広範囲にわたる高水圧灌漑農業は実現不可能です。別に個人的に良し悪しや賛否を論じるつもりはないです。

※ 4/29 ココの農家の方とともに撮影。ゴボウを植え終えたところ。
夏はスイカ・メロンで高名な地区です。

 この湿原は、「津軽国定公園」「日本の自然百選」に指定されたのですが、まさにそのエリアに、数年前、巨大規模の風力発電エリアとして開発がなされ、数年間の巨大建築プロジェクトの末、4年ほど前から商業稼働しています。

※ 日経BP (画像は鹿島建設提供)
https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/news/00001/00743/?ST=msb

 日本最大規模となる総出力121.6MWの風力発電所がこの「ウィンドファームつがる」で、風車1基あたり定格出力3.2MWのアメリカGE社製の最も巨大サイズの風力発電設備を38基設置しています。ブレード(羽根)の長さは50m,タワーの高さは100m近いです。一般家庭約9万世帯分に相当する電力を、すべて東北電力に売却しているようです。

 1年を通じて霧煙るスコットランドのような幻想的な光景が(ホントか!?)、巨大風車群の林立で一変しました。建設中も何度もこのエリアを通りましたが、風車の羽根1枚を港で陸揚して現地まで運ぶようすは、まるで、巨大トラックというアリさんたちがみんなで群がって、トンボ1匹を運ぶような、大震災壊滅後の復旧エリアの様相でした。(...やはり良し悪しを論ずるつもりはないです。)

 今となっては地元の人たちはもともとそのようなものとして受け入れているのかもしれないです。私はこの十数年間、片道30kmの通勤のために、わざわざ大回りして大好きなこの湿地帯エリアを通り、山岳エリアを通り、朝4時に片道80kmの通勤を日常的にしていました(私は細々とした自営業ゆえ、労働関連諸法上の「通勤手当」「合理的な経路」などもちろん適用外です)。伝統的に幻想的な光景だったこのエリア...。それが、ある意味、新たに別な幻想的光景となりました。その変遷を日常的に克明に目の当たりにしてきました。

 今朝は、だいぶ様変わりした明け方の風景を、確かめに来ました。

 かつてのように、夜明け前にここをとおってみます。

 まず記憶がよみがえったのは、夜明け前に響く風車群の巨大な轟音です。ほぼ無風でも稼働音は実は大地がうなるように猛烈です。それに加えて羽根の風切り音もまた別な轟音です。可聴領域外の低周波とそれに伴う物理的な振動も、クルマで通過するだけでは実感できないのですが、降りてその地に立てば明らかに察知できます。聴覚や触覚など肌の感覚では、まず恐怖感を覚えます...。

 とはいうものの、この斬新な光景は、画像を見る限りでは、それなりに善良でエコなイメージを視覚に訴えかけてきます。

 さて、ベンセ湿原は、周辺の他の湿原に比べて、ニッコウキスゲの大群生が顕著で、それゆえに「国定公園」「自然百選」などに選定されているわけです。花はあと1カ月程度で見ごろでしょう。今日はまだまだ花の気配はないです。

※ 5/15 am 4:30

 フィンランドのようなこの美しい湿原の画像を撮ろうとすると(ホントか!?...あれ?...たしかさっきまでスコットランドだったんじゃ...?)、どうしても、巨大風車はファインダーに侵入してきます。

 今後の技術革新の積み重ねによって違和感なく受け入れられる存在となっていくことを願っています。

2024/05/14

■ あるく - 岩木山高原の道


昨日の雨天から、今日は雲ひとつない抜けるような青空になりました。

 気温20℃、湿度は30%。日向にいると、眠ってしまいそうな心地よい日です。

 また高原の道をあるくことにします...、昨日はGoogle_Fit先生に叱られた気がしたので...。

 いつもの高原野菜の舗装道路を往復するだけなのですが、3月下旬のあの頃は、息を切らして片道往路のゆるい上り坂に40分ほどかかりました。もっとも、冬の強い季節風が、向かい風となる山風で、服装も足元も冬装備だったのですが。   ※ 3/27ご参照

 あれからたった1カ月半後の今日は、服装は上下とも半袖状態で足元はランシューズです。乾いた高原の空気を深呼吸しながらゆっくりあるいて、あれ、25分でもう終わり!? 

 復路の下り坂は、「電柱インターバル」で...、って、陸上競技系の方ならおなじみですが、ロードトレーニングの際に電柱ごとに運動強度を変えるやり方で、例えば、「次の電柱までゆっくり走る、その次の電柱まで速足であるく...を繰り返す」など、無数のバリエーションがあります。全部あるいても走ってもいいけれど、電柱ごとに変化をつけるという点は共通しています。メリハリがついて、「運動した」感が得られます。やはり3月のあのときは復路が35分だったけど、今日は「ゆっくりラン」のせいで18分...。


 その結果は;


 1万歩あるいた昨日ご覧の結果より、今日は歩数のわりに運動強度が高いようですネ。いずれにしても、歩数や強度の数値に意固地にならずに、参考程度に眺める使い方をすることにします。

2024/05/13

■ まなぶ - 運動量アプリ「Google Fit」による私の生活評価

※ https://www.google.com/intl/ja_jp/fit/

万歩計の代わりに、運動量アプリ「Google Fit」をスマホにインストール。以下のような効能が謳われています;

"Google Fit スタートガイド --:

Google Fit を利用すると、モバイル デバイスでフィットネス情報を測定、記録、保存できます。

_フィットネスの個人的な目標を設定する

_目標の達成状況を自動的に計算する

_日々のアクティビティとして何をどの程度行ったか管理する

_アクティビティを時系列で比較して進歩を実感する

_Google Fit に接続した他のフィットネス アプリのデータを管理、確認する"


"健康維持のために「ハートポイント(強めの運動)」を獲得する --:

  心臓病のリスクを低減するため、米国心臓協会(AHA)は、日常的に身体を動かすことを推奨しています。1週間に中程度の運動を 150 分以上、または強めの運動を 75 分以上行うことが推奨されています。このガイドラインに沿って運動できるように、Google Fit では、「ハートポイント(強めの運動)」と「歩数」の形式で運動量が記録されます。"

 WHO(世界保健機関)によると、1週間にハートポイント(強めの運動)を150ポイント獲得すると、寿命を延ばし、睡眠の質が高まることにつながるうえ、気分も良くなります、とのことです。


 表示は、中央の大きな緑の数字が、本日獲得のハートポイント。青い数字が本日のウォーキングの歩数です。この日↓は、岩木山麓の道を大いにあるきました。充実感。


 で、今日は、雨天の予報なので、だったら、「恒例-初夏の倉庫整理祭り」に従事し、ついでに倉庫や自宅をあるきまわるだろうから、歩数も伸びることだろう、フフ...、などとほくそ笑んで、結果、6時間ほど作業しました。さぞかし歩数も...

 どれどれ、あ、あれ!?...えぇ~っ!5000歩以上あるいて掃除したり重い物持ち上げたのに、ハートポイント評価は0点ですかッ!? 落第ですね、こりゃ。


 家の敷地内を歩き回るような、日常生活で歩数の数値を稼ごうなどという姑息な発想は、WHO世界保健機関やgoogle先生に、簡単に見透かされ、本末転倒として却下されました...(ioi) 

 歩数さえ稼げば自分は義務を果たしたのであるという、優等生ぶりっ子が宿題を丸写ししたりおざなりに片付けるようなマネは...、反省します。

2024/05/12

■ あるく - 飯詰山を自転車で

※ ダム湖畔のミズナラの道

 今日は早朝から気温が上がり、朝8:00の時点で25℃。今日もさっそく...。

 昨日のチャリは、60分間のうちハッキリ無酸素運動だったのが20分程度ありましたので、いつにない疲労感が...、あるかと思ったのですが、無いようです。とはいえ、こういうのは年齢的にアトから堪えることになると警戒して、抑えたほうがいいかもしれないです。

 そう思い、カーボンのロードバイクはヤメといて、フラットバーのチタンフレームのロードバイクで、コース前半10分、ブナの森をゆっくり抜け、急坂開始地点まで行って折り返す、自転車散歩ということにします。

 こちらのチャリもタイヤは交換し、変速機は調整しています。乗り心地は軽く気楽で、気持ちが解放されます。20分で往復しましたが、天気が良く湿度が低く、運動強度も低いので、もう1往復してみます。

※ ダム湖畔のアカマツの道

  1往復目がウォーミングアップになったのか、2往復目はずいぶんいいペースです。でも運動強度は高いので、あまり調子に乗らないようにします。

 計40分。出会ったのは、自動車2台、オートバイ4台、ロードバイクの人1人でした。お天気の良い休日の雰囲気があります。

帰宅して昼食後、消化が悪くて胃が痛いです。う~ん、やはりからだに疲労感が出ています。激しく運動してたっぷり補給して、という生活は、もう無理ですね、やはり...。

2024/05/11

■ あるく - 飯詰山を自転車で


■ 
2年ぶりに災害復旧して開通した、青森県道30号(天田内-飯詰線)。今日はついに、自転車で。

※ 4/28ご参照。

 小学校時代の「サイクリング」の頃から50年、ブナの森の木漏れ陽の道を行く光景が、遠く離れた東京で学生生活をしているときも、真冬の吹雪の夜中に自宅で机に向かっているときも、幾度も幾度も、あのそよ風が鼻先をよぎります。私にとっての「菩提樹」(W. ミュラー/F.シューベルト『冬の旅』)です。

 その風が吹く美しい5月となりました。いてもたってもいられず、数日かけてロードバイクを整備しました。今日は午前中にすでに気温は20℃を越えましたので、工具箱だシューズだヘルメットだとあれこれ軽トラに積み込んで、ひさびさに出向きました。

 何年ぶりかのロードバイクで、いきなりヒルクライム(登坂ルート)って、若者じゃないんだし、昔みたいにはいかないだろうし、無理せずゆっくり、だめそうならその時点ですごすごと戻ろうと言い聞かせて、ふもとの「飯詰ダム管理棟トイレ棟」のパーキングでチャリを組み立てます。


 かつて仕事が2014年頃からちょっとたいへんになり、それ以来、もしかして来ていなかったとか...。その後数年は、「いつか時間を取って、乗りに行こう」と思いつつ、大変だった仕事の代償が、いつかゆっくり乗れる日のためのチャリ・パーツに変化していたりしたのですが、結局死蔵のまま...。塩漬け状態となった私のチャリはすっかり今のトレンドから取り残されたのですが、リプレイス用の互換パーツの入手性はまだ良いので、しばらく楽しめそうです。

 あの頃と違って、今日は、いくらトロくても時間がかかっても、また山頂まで行かずに途中で戻っても、まったくかまわないつもりで進みます。

 忘れかけていたチャリの軽さ細さ硬さにもすぐ勘が戻り、余力を残したつもりでゆっくりブナの森の木漏れ陽の中を進みます。新品のミシュランタイヤの品質の良さもジワリと実感して頬が緩みます。空気圧はOK、リヤディレーラ(変速機)のアウター側2,3枚のチェーンのおさまりがチョットなので1mm以下のワイヤ調整を要するけど帰ってからの課題、などと、10年以上前のライディングの時の心理状態が昨日の続きみたいにまたよみがえります。と、意外にあっさり急坂開始地点を過ぎ、ぐいぐい登れそうです。

 結局山頂へ到着。かかった時間は、30代後半のピークの頃に比べれば約25%増しのようです。でも、10年ぶりにロードバイクに乗った初日でこれなら気にする必要はないです。それより、折り返しての下りのスピード感・次々と変わる路面の変化や先読みに、こちらの情報処理能力がまだじゅうぶん順応していないと感じて、意外な思いがし、コレは用心した方がいいみたいだと思いました。このコースは、通常サイクロコンピュータでMax60km/h台の瞬間時速が出ていたのですが、今日はMax54km/hで今の自分の能力ではこのくらいにしようと思いました。やはり能力が2割程度落ちているんでしょう。ケガ無くスピードを控えて下るのが優先課題のようです。

 うれしさで、長々とどうでもいい独り言を書いてしまいました...。明日から毎日行きそうな予感...。

2024/05/10

■ あるく - 柏村の田んぼ


 今年も田に水が張られました。

 いつもの柏の田んぼの道。一つ向こうの図書館から「予約していた本が入った」とのことで、自宅から1万歩の道のりをあるいて借りに行きます。

 どんより曇った空。午前中の気温9℃。強く冷たい北西風。冬用の手袋もしていますが、吹きっさらしの平原の向かい風で、耳も鼻も痛くてあるくのがキツいです。帰りは追い風だと言い聞かせて何とかあるきます。

 図書館につくと、はずむ息とぽかぽかのからだ。本1冊だけ借りて、すぐまた残り5,000歩の道をあるいて帰ります。

 やはり強い追い風で、あゆみも軽く、気持ちのゆとりが出ます。

 畔の水の流量流速とも、今の時期が年間最大です。田んぼをあるいていると、あちこちで、サラサラザァザァと流れる水。目にも耳にも脳にも、たいへん心地よくさわやかで、こころがすがすがしく晴れやかになります。明日以降は天気もよくなり気温が上がるでしょう。


2024/05/09

■ あるく - 八甲田 - 谷地温泉付近のミズバショウ

2024-5/4

八甲田山系の谷地温泉付近にあるミズバショウの群生地を、意図せず数日おきに通過して、定点撮影した結果となったので、これもまとめてみましょう。

 トップ画像は、5/4です。もう葉も出て、数十センチ、膝丈くらいにだいぶ巨大化して、かわいらしさはなくなり、なんだか妖艶な雰囲気になってきて、チョっと引いてしまいます。

※ 2024-5/4

 標高が高く付近にまだ残雪がありますので、周りはひんやりしています。その場合に良く香るようです。

 暑くなったり近づいたりするといまひとつ強烈な匂いだと思います。一般に、悪臭物質が往々にして香水の原料になったりするのですが、この場合も、距離をおいてたたずんでいると、やはりひんやりしたゆるい流れの空気に乗って、スズランやユリに似たようで少し違う清楚でクリーミーな良い香りがします。

 花、というか白い大きな花弁みたいな仏炎苞は、実は葉ですが...、それが、葉とともに巨大化したいまは、いっそう香りを放つような気がします。

 ミズバショウの仏炎苞も、もうそろそろ崩壊して緑一色となるでしょう。目で見て楽しむのは今シーズンはこれで。

※ 2024-4/30

※ 2024-4/26

2024/05/08

■ あるく - 田子町

※ 2024年05月

田子町の山中、迷ケ平自然休養林のブナの森です。

 初めて買ったジブンのクルマは、1997年に、中古車で1990年型ロードスター↓2023-9/23ご参照

※ 2006年撮影 

 同じ地点から、先日撮影しました。2024年から27年遡って1997年のあの頃まで、変わったモノは多い気もしますが、晴れた日にこのブナの森林に来ると、たたずまいは何ひとつ変わらず、自分の価値観やメンタリティもそうなんだなと思い知らされます。

2024/05/07

■ あるく - 八甲田 - 萱野高原のブナ新緑


※ 2024-05/04 

八甲田 - 萱野高原のブナ新緑のうつりかわりを見ましょう。今シーズンの「新緑」は、連休明けでひとまず区切りとしましょう。

※ 2024-04/30

※ 2024-04/26

※ 2024-04/14

いずれも同じポイントで、クルマは待避帯に置いています。あるく場所はココではないのですが、画像にしてわかりやすい場所ということで、ココで撮影しています。同じスマホでの撮影ですが、立ちポイントがチョっとズレたり、5/4は30mm程度の標準レンズポジション、他の3日は15mm程度の広角ポジションでの撮影です。時間帯も、4/14は早朝で、他の3日は昼過ぎです。この点統一しなくちゃだめですね。

 いちばん下の4/14は完全に冬枯れなのですが、4/26はわずかにキャノピー部(樹冠最上部)に新緑が現れ始めました。他の上の2枚の画像は一目瞭然と言っていいでしょうか。

■ 4/14から5/4までのたった3週間ですが、冬の眠りの早春から暖かい春爛漫の雰囲気まで、ずいぶん時間が経ったかのような感慨があります。

2024/05/06

■ あるく - 岩木山麓高原の道


 連休の終盤は真夏のようにカラリと晴れ上がった良い天気。気温27℃湿度27%ですよ。あちこち出歩かずに、津軽平野にいるのが最も気分よく過ごせるでしょう。昼前後に、クルマで20分程度のところにある岩木山麓高原の道まで行って、その周辺をあるいてみます。

 いつもの巖鬼山神社の山みちより1本西に逸れた、舗装道路のある高原野菜栽培エリアです。すぐ周辺の県道や広域農道は、大型連休の今日もやはり、いつになく交通量が多く、それも軽トラや現場作業のバンやトラックなどではなく、ほとんどが県外ナンバーやレンタカーナンバーの乗用車とか凝ったオートバイが次々と。とても華やいだ雰囲気です。が、この高原野菜の道に入ってくる車両はほぼ無く、遠くに華やいだエンジン音が聞こえるのみです。

 ココは、実は、冬景色の凍てついた池塘を3/27に一度ご覧いただきました。あの凍結の池塘から考えると、真夏のような今日はずいぶん月日がたったようですが、ほんの1カ月チョイ前なのですか...。
※ 2024-3/27

 森林をそうとう広範囲に伐採して作ったエリアなのは明らかで、岩木山の北斜面ですので、西・北に津軽平野が取り巻いていて、海との間に遮る地形がなく、陸海風現象により、暖かい日の昼は強い海風が、また、朝夕や冬といった気象条件によって強い山風が、つまり一年にわたりずっと風が吹いていて、夏の昼に限っては「爽やかな高原の風」となるワケです。

 青森も岩手も、海に面した湿潤で寒冷な高地が広大に開けているので、北海道やフランスの大陸北西岸や南北ニュージーランド島のように、歴史上もしも放牧酪農中心の三圃式や四圃式(?)の伝統があったならば、さぞ世界的に大成功した農業地帯となっていたであろうに、平安初期以来の千数百年の歴史にわたり、異質な温暖湿潤気候のヤマト民族に服従させられ、無駄に稲作と仏教に固執したせいで...などと、無いものねだりな「歴史のif」を想像してひとり無念の涙に駆られます...(な、なんだそりゃ...そこまで妄想が突っ走りますか)。

 ここに来ると、そんな湿った考えがカラリと吹き飛ばされます。高原の広大なエリアに、大型農業機械を入れて、大規模に経営されています。20代~40代の働き盛りの若者が男女問わず多数、組織的精力的に作業をしている光景を、年来目にしてきました。今年も始まったようです。

※ ふもと方向を振り返る

 画像は、数年おきに輪作しているようではあれ、今年は、見渡す限りジャガイモを植え終えたところだと思います...と言っても、画像じゃぁわからないですネ。ジャガイモは、夏の入りの頃の清楚な花が実にキレイです。サツマイモほどの良い香りではないかもしれないのですが、花は香ります。品種によって花が違います。ココでは何種類も植えているので(多分今年も)その違いを眺めることができます。

※ トップ画像から2kmほど下った地点。畑は連続しています。

 ココは私の生活圏でもないし通勤や仕事のエリアでもないのですが、意気盛んな企業的農業や高原野菜の花々を、ほんの通りすがりですが、雰囲気を感じたいというだけのために、わざわざ来たいと思わせるさわやかさがあります。

というわけで、年来、思い出したようにココに来てはトボトボあるくことはあったのですが、今年は妙に足が向きます。

2024/05/05

■ あるく - 奥入瀬渓流

※ 2024-5/4am5:30

奥入瀬渓流を、あるいたわけではないのですが、連休中の一日、早朝と午後の2回、通りかかりました。

  4/26にご覧いただいたときは↓、まだ芽生え始めたばかりで、曇っていて少し寒かったのでした(2024-4/26)。今日はもうあの1週間前よりも気温が10℃も高いです。

※ 4/26(10日前)

 新緑は、やはり「大型連休=見ごろ」という、黄金の組み合わせでした。目にもまぶしい、まるで蛍光色の黄緑のようです。気温も、朝5時は4℃ですが、昼は25℃、湿度は低く、強い日差しに乾いたひんやりした風が吹いています。

 この渓流の道14kmは、新緑の5月6月と、紅葉の10月11月は、渋滞なのはわかっているのですが、今日は別な目的地へのルート設定の都合上、便利と思ったからです。早朝5時台は、さすがにスッキリ美しい新緑の道が、私の貸し切り状態?ですが、日が昇り切った後は、もう終日大渋滞です。

 トップ画像は、朝5時台。まだ寒いですが、ごく若くて生命力旺盛な新緑がぐるりと360度取り囲み、青空のもとに広がります。渓流のせせらぎの音も鳥のさえずりも、眼にも耳にもさわやかです。これらのひそやかな音がさわやかなのは、何といっても周りの静寂さがあってこそですよ。自分のクルマのエンジン音とタイヤ音は、イマだけ消すことができればなぁと思います。この点、あるくさわやかさには劣りますよね。

 この下の画像は、午後2時前後に通りかかったときの、ドライブレコーダの画像です(クルマを停めてチョっと写真を...などというゆとりはゼロです):

 大渋滞...。朝は、下流から上流へ遡って18分。午後は逆のルートで72分...。原因は、もう明らかに路肩への迷惑駐車です。もともと交通量が閑散であってもすれ違うクルマは速度を落とすような狭い沢筋の道です。そこに1台駐車したらもうアウトなんですが、道の両側に数珠つなぎに路駐しています...。片側交互通行状態です。ついナンバープレートを見てしまいます。すべて県外ナンバーで、地元の「青森」「八戸」ナンバーをたまに見つけると必ず「わ」ナンバーです。

 さらに道にあふれるヒトと自転車...。散策する団体さんや家族連れは、道からあふれて並んで楽しい歓声...、また、レンタサイクルの華やかな若いカップルは、並んでヘルメットなしで足首の裾がひらめく休日の晴れ着で...。一人ひとりは別に何か問題があって非難される謂れはないのですが、これらが同時に同じ狭い空間に存在すると、歩行者天国のなかを車列が通るみたいで、なかなかのカオスです。若い頃うっかり足を踏み入れた年の瀬の上野アメ横の雰囲気がフラッシュバックします。何十年ぶりの経験。

 せせらぎの音も鳥のさえずりもへったくれもなく、喧騒と排気ガスを味わいに訪れたのですが、にぎやかな休日の観光地、はなやかな世の中をすこし経験できた気分?...いやそもそもワカってたんだったら渋滞に加担せずに避ければいいじゃないかと...。ワカっていたんだけど、またチョットだけ経験してみたい意識下の意識...。岩木山麓のオオヤマザクラのスポットと同じ反省 (4/27)...。


※ 鮮やかな若い新緑と清冽な渓流です
が;
(以下はすべてドライブレコーダの画像)
※ 路肩駐車の車両が数珠つなぎで大渋滞

※ 子どもやワンちゃんやレンタサイクルが気軽にクルマの間に割って入ります

※ 唯一の駐車エリアの石ケ戸の瀬。たくさんの係員の強い統制力で、交通は円滑です。

※ ハイカーの皆さんはマナーよく並んでいます。日本人と日本に来た外国人客の美徳を感じます。

2024/05/04

■ あるく - りんご畑の道

※ 画像左端にごく小さく有明の月。中央奥に岩木山。5/3am5:00頃

明け方に菜の花畑を見て、寒いので帰宅しようとして通りかかった切通しの道。坂を降りると、りんごの花が満開で、弱い風に散る花びらを、いっしゅん雪かと見まちがいました。クルマを停め、誰もいないこの十腰内のりんご畑の道を、あるくことにしました。舗装農道が狭いのですが、傾斜地で解放感があり、日中でもクルマの往来が無いので、安らかな気持ちであるくことができ、お気に入りです。

 実はココは、冬の光景をご紹介したことがあります(2024-2/18のトップ画像);

※ 2/18 同じ地点から

 いまや花は満開で、はちきれそうです。山から冷たい弱い風が吹き下ろします。ウメやサクラと同様、リンゴも「バラ科」の植物で、花びらがはらはらと散る離弁花構造は同じです。サクラの花びらが舞うのが美しいのと同様、サクラが終わったこの地では、樹木の個体数では圧倒的に勝る白いリンゴの花びらが、はらはらと舞い散ります。雪のようでもあり、蝶のようでもあり、明け方の休日の、経験のないような不思議な雰囲気をつくり出していました。

※ 2024-05/03 am5時頃