2024/05/05

■ あるく - 奥入瀬渓流

※ 2024-5/4am5:30

奥入瀬渓流を、あるいたわけではないのですが、連休中の一日、早朝と午後の2回、通りかかりました。

  4/26にご覧いただいたときは↓、まだ芽生え始めたばかりで、曇っていて少し寒かったのでした(2024-4/26)。今日はもうあの1週間前よりも気温が10℃も高いです。

※ 4/26(10日前)

 新緑は、やはり「大型連休=見ごろ」という、黄金の組み合わせでした。目にもまぶしい、まるで蛍光色の黄緑のようです。気温も、朝5時は4℃ですが、昼は25℃、湿度は低く、強い日差しに乾いたひんやりした風が吹いています。

 この渓流の道14kmは、新緑の5月6月と、紅葉の10月11月は、渋滞なのはわかっているのですが、今日は別な目的地へのルート設定の都合上、便利と思ったからです。早朝5時台は、さすがにスッキリ美しい新緑の道が、私の貸し切り状態?ですが、日が昇り切った後は、もう終日大渋滞です。

 トップ画像は、朝5時台。まだ寒いですが、ごく若くて生命力旺盛な新緑がぐるりと360度取り囲み、青空のもとに広がります。渓流のせせらぎの音も鳥のさえずりも、眼にも耳にもさわやかです。これらのひそやかな音がさわやかなのは、何といっても周りの静寂さがあってこそですよ。自分のクルマのエンジン音とタイヤ音は、イマだけ消すことができればなぁと思います。この点、あるくさわやかさには劣りますよね。

 この下の画像は、午後2時前後に通りかかったときの、ドライブレコーダの画像です(クルマを停めてチョっと写真を...などというゆとりはゼロです):

 大渋滞...。朝は、下流から上流へ遡って18分。午後は逆のルートで72分...。原因は、もう明らかに路肩への迷惑駐車です。もともと交通量が閑散であってもすれ違うクルマは速度を落とすような狭い沢筋の道です。そこに1台駐車したらもうアウトなんですが、道の両側に数珠つなぎに路駐しています...。片側交互通行状態です。ついナンバープレートを見てしまいます。すべて県外ナンバーで、地元の「青森」「八戸」ナンバーをたまに見つけると必ず「わ」ナンバーです。

 さらに道にあふれるヒトと自転車...。散策する団体さんや家族連れは、道からあふれて並んで楽しい歓声...、また、レンタサイクルの華やかな若いカップルは、並んでヘルメットなしで足首の裾がひらめく休日の晴れ着で...。一人ひとりは別に何か問題があって非難される謂れはないのですが、これらが同時に同じ狭い空間に存在すると、歩行者天国のなかを車列が通るみたいで、なかなかのカオスです。若い頃うっかり足を踏み入れた年の瀬の上野アメ横の雰囲気がフラッシュバックします。何十年ぶりの経験。

 せせらぎの音も鳥のさえずりもへったくれもなく、喧騒と排気ガスを味わいに訪れたのですが、にぎやかな休日の観光地、はなやかな世の中をすこし経験できた気分?...いやそもそもワカってたんだったら渋滞に加担せずに避ければいいじゃないかと...。ワカっていたんだけど、またチョットだけ経験してみたい意識下の意識...。岩木山麓のオオヤマザクラのスポットと同じ反省 (4/27)...。


※ 鮮やかな若い新緑と清冽な渓流です
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(以下はすべてドライブレコーダの画像)
※ 路肩駐車の車両が数珠つなぎで大渋滞

※ 子どもやワンちゃんやレンタサイクルが気軽にクルマの間に割って入ります

※ 唯一の駐車エリアの石ケ戸の瀬。たくさんの係員の強い統制力で、交通は円滑です。

※ ハイカーの皆さんはマナーよく並んでいます。日本人と日本に来た外国人客の美徳を感じます。