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2025/10/07

■ つかう ■ 立ち机-2


ここでは今までは座る体勢でPCに向かっていました↓。


 しばらく使っているうちに、立った体勢で向かうのがよくなったりと、定期的に気分が変わります。4月10月と、半年ごとにレイアウトを見直して、ついでに、ホコリまみれのカオスな配線も掃除し、接続し直します。

 今回は特に、あと1週間でついにWindows10のサポート終了ですので、Windows95以来30年間貢いできたWindowsマシンを全廃し、すべてLinuxディストリビューションに移行するつもりです。今さらあわてて2台並べて移行の試行中です。

 ひとまずPCデバイス類を撤去、机周辺と各デバイスを清拭。


 会議室用テーブルのうちの"座卓"バージョンを清拭してから載せます。


 WindowsとLinux Mintを並べ、設置します。


 うまく移行できますように...。

2025/10/06

■ つかう ■ 立ち机


"立ち机"は、ずっと愛用してきました。

 デスクワークを立って処理した方が、ルーティーンな業務なら、効率的です。

 ダラダラしないわけでもないのですが、椅子に座ってデスクワークをするよりは、その時間が少ないです。

 二十数年間してきた仕事は、100%立ち机でした。7,8時間程度座らないまま作業していました。

 立ち机など市販されているのを見かけることは無いです。ので、会議室用折り畳み脚のテーブルの、脚部分を除去し、天板を、"ホームエレクタ"などの組み立て式メタル棚に固定したものを、何個も自作しました。

 ただ、身長によって机の高さをあらかじめ調整しなくてはならないのが短所でしょうか。

 もっと良さが認められていろいろな製品が普及してくれればいいんですが...と四半世紀ほど思い続けてはいるのですが。

2025/09/23

■ なおす ■ ティファール(T-fal)製電気ケトルのリコール


■ 先日発表されたリコール対象製品ですが、使用していないこの個体は該当するロットなのかな。

消費者庁 リコール情報サイト

 調べましょう。


 ただ、該当時の対策品交換対象は、ポット本体ではなく底の電源プラグ&コードリールだけのようです。


 型番品番確認のため、ひっくり返します。


 品番を入力。


 あ、そうですか。期待なされご覧いただいた甲斐もなく(?)お咎めなしでした。


 この製品は、購入して2回ほど湯を沸かしたかな、7,8年前...。

 実は、仕事場の事務室で使う用途で、外観(トップ画像↑)の通りステンレス製品だと思い込んで注文したのですが、内部は、底の熱伝導プレート以外は全面プラスチックでした。


 プラスチック容器でグツグツと100℃のお湯を煮立てるわけで。そもそも薬品臭漂う 特別な薫り高い"インスタントコーヒー"に、"人工甘味料"を溶融させ、とどめに 仕上げに、プラスチッキーな ほのかに鼻をくすぐる4n2個のπ電子を有する共役ポリエンといった芳香族有機化合物のかぐわしい香りを身にまとった熱湯を加えることで、最新の化学合成品をぞんぶんに味わうことができ、いかにも自分こそ20世紀有機化学の発達の成果を享受できる高度な人類の最先端に存在していることを実感できます。

 有機化合物を全身で堪能する最先端の人類となるのは1回だけにして、あと1回は、清掃につかう湯を沸かしました。それには容量が少なすぎたのですが。

 翌日、"除却"の経理処理をし、簿記上の"貯蔵品"となりました。

  T-falの製品は、いくつか持った/持っています。

 特徴は、"斬新なアイディアと先進的なデザイン。それを販売できる技術力と資本力。高級なイメージ。見た目の通りの高額商品"。

 "すばらしく洗練されたフランス発のハイクラスなキッチンツール"というブランドイメージがあります。

 それらを可能にしているのが、「プラスチック成型パーツを多用している」点に収斂されると思います。

 圧力鍋の先進的なデザイン...。


 かつて私が使っていた同一型番製品はもうない(この点、"永遠にあり続けようとするドイツ製品"と違いますね)のですが、上画像とほぼ同様な構造のものを使い、熱も圧力ももろにプラスチックに応力がかかる構造で、ほどなくガタが出ました。構造的な問題なので改修の余地はないです。加圧調理時に不安を感じ、廃棄処分しました。

 手無しパン(鍋)セットは、高品質でシンプルな積層ステンレス。積み重ねてコンパクトに収納可能。フライパンセットはテフロン加工を施しています。造りは良いです。

Amazon 購入履歴

 取り外し可能な取っ手は、すばらしいアイディアと実用的な使い勝手です。


 基本的に、内部構造も含め、プラスチック成型品に金属プレートを組み合わせた製品です。

 グツグツ煮えたぎるビーフシチューが入った重く熱い大容量鍋の端に、パチンと噛み込むこの取っ手をつけて、さぁ片手で運ぼう...という気にはならないです。

 ガラス蓋は、辺縁部と中央ツマミにやはりプラスチックを多用。シチューなど油分は100℃をとっくに越えそうなのですが、シチューの仕上げにもプラスチック樹脂 芳香族有機化合物のフレーバーを隠し味に加味できる点、フランスのエスプリのピリリと効いた洒落た構造ですね。


 T-falに限った話ではないのですが、フランスの工業製品は、T型トルクスボルトを極端に多用しています。日本では消費者などエンドユーザーが触らないよう「いじり防止ねじ」のベースとなる規格です。


 が、画像のT-falのフタも、また、20年以上愛用しているLafumaのリクライニングチェアも、日常的に使用していればかならず緩み、増し締めが必要になる箇所にも、T型トルクス...。


 きっとフランスでは、どこのご家庭のキッチンにも、T型トルクスソケットセットやラチェットレンチが標準装備されているに違いありません。


 さらなる特徴としては、プラスチック成型パーツを多用し複雑な構造となっているがゆえに"あなたのような素人がお手入れや分解清掃修理をしようとする向上心を一切拒否し打ち砕く構造"です。

ドイツ製のフィスラー(Fissler)やイーロ(Elo)の圧力鍋や寸胴鍋が、樹脂部品を排除もしくは必要最小限にし、いずれの場合も徹底的に分解でき、永遠に修理可能な発想であるのとは、世界観が抜本的に違いますね。偶然類似している点は、高度な機械工学的専用工具をご家庭に要求する珍妙なクセぐらいのものです...(🔗1/11)。

 発想の違い、文化の違い、いずれも認め合う社会が望ましいのかもしれません。認め、尊重し、知見が広がります。が、受け入れてともに行動する気持ちには、チョっとなれないかもしれません。

2025/09/16

■ なおす ■ 腕時計の電池交換


前回(🔗1/29)記事にしたのと異なるもう一つの昭和のクオーツの電池交換。

🔗1/29

 今日は、右側の赤青"ペプシカラー"のダイバーズ風ウォッチ。1980年に父に買ってもらったものです。ってことは、45年ほど使い続けていますか。もう傷だらけですネ。電池交換時期を知らせる2秒運針となりました。

 今年だけで3回目の腕時計電池交換。時計本体は古くて安くても、必要としているなら、電池は交換しなくては。お店で3回も交換してもらえばけっこうな金額になりそうです。自分でできるだけましだと思うことにしましょう。

 しかも今回は、側開器使用かぁ...。5年ぶり。


 裏蓋の形状が、現在一般的な"こじ開け裏蓋"じゃない、ねじ込み式裏蓋(スクリューバック)です。六ケ所の爪掛けがありますネ。


 この裏蓋を開ける専用工具をおもむろに準備(トップ画像も)。明工舎MKSの側開器No.19400。



 今こんなに高価な工具なんだ。末端の素人が持つような工具ではないですが、なぜか持っています。これも購入して20年前後かなと思います。何度も使っていますので、外で電池交換してもらうモトは取れているかなぁ。いや金額のことよりも、自分で交換すると納得がいくことの方が、自分の性格上、肝心なのかもしれません。


 保持器はいかにもamazonの安物で用が足りないのですが、慎重に位置合わせをしてキッチリ固定。ハズキルーペを装着して爪の位置を慎重に何度も調整して合わせます...素人はココがトロいんですよ。

 合わせさえすれば、蓋はそうとう固く閉まってあるものの、じっくり押し回すと、ヌルリと動いて回り始めます。


 電池SR43SWの交換自体はすぐ。あとは裏蓋を同じように戻して終了。やはり段取8割、作業2割(🔗8/9)です。


 またこれからまた5年、働き続けてくれるかな。そしたら50年動き続けることになるのか...。

2025/08/31

■ なおす ■ しのぎから砥ぐ


日本語の慣用表現"しのぎを削る"では、今はなくて、ホントに包丁のしのぎ線から砥いでみようかな。

藤次郎 website より

 和包丁のしのぎ線以下を最初に砥ぐ作業はたいへんすぎるので、ずっと"小刃"先だけを砥いできました。まるで素人の末端でやっと包丁を使っているような私が使うくらいですからネ。

堺一文字光秀 website より

 おなじみの三徳(文化)包丁など洋包丁にしのぎ線はなく、ステンレスの小刃をマメに砥げば、ずっと良い切れ味が長持ちします。

藤次郎 website より

 ってことは、私など、しのぎ線から砥ぐ意味はないです。20年ほども、砥ぎの初心者ですが、ここ1年ほど和包丁の良さがやっとわかったので、それなりにいろいろとやってみようかなと。少しは何か得るものがありそうです(ケガを得ないよう気をつけます)。

 和包丁ですが、手元の菜切包丁は、家庭での使用が前提の両刃です。今日は片側のみ砥ぐことにます。それだけでも軟弱な私には大仕事でしょう。


 砥石を考えます。荒砥として、通称「赤レンガ砥石」...。おととしの実家整理処分のときにいくつか発見してすべて取っておいていた(🔗2023/11/19)のですが、う~ん...。この製品(赤レンガ砥石)って、今みたいにステンレス製三徳包丁が普及していない昭和の時期に、"鋼(鉄)の菜切包丁をシャラりと砥いですぐ使う"という、昭和の家庭の日常を想定した製品じゃないかと思います。あ、じゃ、今の私にぴったりか...。


 でもこの赤レンガ砥石、柔らかくて粒子が荒く、その分安い...。もっとも、金物屋(もう絶滅した店舗形態か)やホームセンターなどでも見かけなくなりました。

 おととし以来、触っていないので、この機会に手に取ります。

 ひとまず、砥石用砥石(修正砥石)で面出しを。


 面出しの途中からもう、どんどん砥石が減って、どろりとした粘土状の砥泥まみれに。

 砥ぎ始めます。砥石の減りがすごく早いです。砥石はよく削れていくのですが、肝心の包丁の方は...。いや、そもそも、しのぎ線から砥ぐ用途に使うなよ。

 別な荒砥中砥のコンビで。どこでも手に入る貝印の(たぶんOEM)製品。面出しは常にしてあります。


 さすがに品質は安定しています。スムーズで、見る見る間に(と言っても1万往復くらい)...。

 続いて、別途4000番の仕上げ砥(夢中だったので画像なし)で5000往復程度。仕上がりの見た目はまるで笑ってしまう幼稚さですが、自分で見て使って、という限りでは、それなりに手入れをした感じがあります。簡単に返りを取って、ひとまず満足します。


 え、切れ味? ゾ~っとするほど過剰です。怖くてまな板に立てられないです(本末転倒)。

2025/08/29

■ なおす ■ OXO製サラダスピナーの分解清掃


■ 夏(6月~9月)の間は、毎日生野菜をサラダにして食べるのですが、水切り器(スピナー)を使っています。今の時期はキャベツや玉ねぎやピーマンの、髪の毛のような細い薄い千切りも(そこまでするのは、ただの包丁趣味です)、冷蔵庫で冷水につけてから水切りをします。細いほど、冷たいほど、食感がよいです。

 スピナーは、安いダイソー製やニトリ製、貝印製(トップ画像左の緑色の)と、試してきました。前二者は、数回の使用で破損し廃棄しました。

 今日は、トップ画像右のOXO製を、分解清掃します。

 この製品の優れている点は、
1) 人力で中央のノブを「上から下に向けて押すだけ」で、非常に高速に回転し、強い遠心力が発生するので、レタスなど葉物のみならず千切りの水切りもじゅうぶんであること
2) インナーバスケットの目が細かいので、千切りでも飛び散らずにバスケット内で水切りが完了すること
3) 造りがよく、全体に剛性感があること

 以上の3点で、肝心な点を完璧に押さえています。上述した三者とは別格の使いよさです。

 欠点は、
1) 価格がダイソー(¥330)の16倍もすること(¥5,000を軽く超える)
2) 使用を重ねるにつれて、エンドユーザーによる通常の洗浄では取り切れない不潔感の蓄積

 今回重い腰を上げて分解清掃しようとしたのは、この不潔感ゆえです。

 エンドユーザーが通常は分解清掃できない回転部メカ内部のグリース(潤滑油脂)が、水溶し、あきらかに水や野菜に付着していると予想できることと、内部のカビの繁殖です。

 サラダと一緒に水で希釈したグリースとカビとを一緒に食べてたわけで...。OXOはアメリカの会社で、この製品もアメリカ製ということになっています。その設計思想が、日本のメーカーでは採用できないものも種々ありそうです。

 分解します。初めての分解経験は去年の今頃。それに先立つ数週間ほど、洗う際に、どうすれば分解できそうか、よ~く観察してきました。

 キレイでない清掃前"before"の画像が出現します。どうぞご了承ください。小さめに表示します。


 全体に中央シリンダ内部が黒ずんでいます。


 内部はカビでしょう。グリースも有機物でしょうし...、たぶん(良心を捨てたアメリカ製なら鉱物グリースもありうるかも...)。

 嵌合部を解体したら、予想を超える長く頑丈なスプリングが。なるほど、感心。


 ひどい汚れですみません。


 スポンジと台所用洗剤では取り切れない筋状のグリース汚れ。


 洗剤+綿棒10本程度で地道に。


 ノブ。グリースをすべて脱脂することに。



 カビと汚れは徹底的に洗浄。


 仮組みしてみます。


 キレイになりました。回転動作も良さそうです。が、嵌合部の樹脂の爪は、脱着を想定していないので、長持ちしないでしょう。


 グリース無しにして頻繁な分解清掃をして使い続けようと思うのですが、圧着嵌合部分が簡単に摩耗するだろうし、次亜塩素酸ナトリウム製剤(キッチンハイター)で漂白すれば、どの部分も曇りやすく割れやすくなるでしょう。


 毎年1,2回の分解清掃でその後は使い捨てかもしれないのですが、ひとまず今回はきれいになりました。


 サラダの水切りという目的には、OXO製が圧倒的に優れていますが、左の貝印製(類似品がたくさんあるので、どこかのOEM製品でしょう)も、OXO製が破損した場合のために予備的に持っておきます。もっと優れた製品があればいいのですが。