2025/08/29

■ なおす ■ OXO製サラダスピナーの分解清掃


■ 夏(6月~9月)の間は、毎日生野菜をサラダにして食べるのですが、水切り器(スピナー)を使っています。今の時期はキャベツや玉ねぎやピーマンの、髪の毛のような細い薄い千切りも(そこまでするのは、ただの包丁趣味です)、冷蔵庫で冷水につけてから水切りをします。細いほど、冷たいほど、食感がよいです。

 スピナーは、安いダイソー製やニトリ製、貝印製(トップ画像左の緑色の)と、試してきました。前二者は、数回の使用で破損し廃棄しました。

 今日は、トップ画像右のOXO製を、分解清掃します。

 この製品の優れている点は、
1) 人力で中央のノブを「上から下に向けて押すだけ」で、非常に高速に回転し、強い遠心力が発生するので、レタスなど葉物のみならず千切りの水切りもじゅうぶんであること
2) インナーバスケットの目が細かいので、千切りでも飛び散らずにバスケット内で水切りが完了すること
3) 造りがよく、全体に剛性感があること

 以上の3点で、肝心な点を完璧に押さえています。上述した三者とは別格の使いよさです。

 欠点は、
1) 価格がダイソー(¥330)の16倍もすること(¥5,000を軽く超える)
2) 使用を重ねるにつれて、エンドユーザーによる通常の洗浄では取り切れない不潔感の蓄積

 今回重い腰を上げて分解清掃しようとしたのは、この不潔感ゆえです。

 エンドユーザーが通常は分解清掃できない回転部メカ内部のグリース(潤滑油脂)が、水溶し、あきらかに水や野菜に付着していると予想できることと、内部のカビの繁殖です。

 サラダと一緒に水で希釈したグリースとカビとを一緒に食べてたわけで...。OXOはアメリカの会社で、この製品もアメリカ製ということになっています。その設計思想が、日本のメーカーでは採用できないものも種々ありそうです。

 分解します。初めての分解経験は去年の今頃。それに先立つ数週間ほど、洗う際に、どうすれば分解できそうか、よ~く観察してきました。

 キレイでない清掃前"before"の画像が出現します。どうぞご了承ください。小さめに表示します。


 全体に中央シリンダ内部が黒ずんでいます。


 内部はカビでしょう。グリースも有機物でしょうし...、たぶん(良心を捨てたアメリカ製なら鉱物グリースもありうるかも...)。

 嵌合部を解体したら、予想を超える長く頑丈なスプリングが。なるほど、感心。


 ひどい汚れですみません。


 スポンジと台所用洗剤では取り切れない筋状のグリース汚れ。


 洗剤+綿棒10本程度で地道に。


 ノブ。グリースをすべて脱脂することに。



 カビと汚れは徹底的に洗浄。


 仮組みしてみます。


 キレイになりました。回転動作も良さそうです。が、嵌合部の樹脂の爪は、脱着を想定していないので、長持ちしないでしょう。


 グリース無しにして頻繁な分解清掃をして使い続けようと思うのですが、圧着嵌合部分が簡単に摩耗するだろうし、次亜塩素酸ナトリウム製剤(キッチンハイター)で漂白すれば、どの部分も曇りやすく割れやすくなるでしょう。


 毎年1,2回の分解清掃でその後は使い捨てかもしれないのですが、ひとまず今回はきれいになりました。


 サラダの水切りという目的には、OXO製が圧倒的に優れていますが、左の貝印製(類似品がたくさんあるので、どこかのOEM製品でしょう)も、OXO製が破損した場合のために予備的に持っておきます。もっと優れた製品があればいいのですが。