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2026/04/29

■ あるく ■ 八甲田山系のミズバショウ

4/20

今の時期、気になってそわそわする花が、梅とミズバショウです。

■  ミズバショウは、春先の寒冷な湿地に、白い花弁のような仏炎苞が現れます。国内の南限は関西ですが、北限は北海道より高緯度でしょうか。津軽地方や八甲田山系は、今がちょうどきれいな時期のピークです。

■  今年は、八甲田山系のここに、4月初旬に早くもぽつりぽつりと。

cf. 🔗4/9

■  4/20に訪れると...個人的に、もっともきれいだと思うのは、ごく初期の開き始めで、今日この日です。(トップ画像)

4/20
思わず駆け寄ります

■ ■ 近づくと...;

4/20
みんなキレイに開いています

■ ■ 香りは立っていませんが、小さいながら、みな、いっぱいに仏炎苞を開いて背伸びしています。

4/20

■ ■ 1週間と置かず、4/20に引き続いて、4/26に訪れました;

4/26 
上と同じ地点

■ ■ 明らかに湿原の雪融け水の水量が増え、並々と潤っていて、どの個体もサイズが大きくなり、緑が増しています。


■ ■ 香ります。ひんやりした雪原の空気に、クリーミーな強い芳香が乗って流れていくのがわかります。

■  風下を選んで、しばらく陶然と、また呆然とたたずみます。

■  逆光と反射する光。背景の、蒸気霧が立ちのぼる白い残雪と明るい灰色のブナの森。

■  動けなくなってしまいました...。

2026/04/20

■ あるく ■ 八甲田山系の道のカーブミラー

今日4/20

カーブミラー。和製英語ですが、この正式名称"道路反射鏡"は、見通しの悪い交差点やカーブに設置され、運転席から見えない死角を凸面鏡で映し出し、安全確認を補助する道路付属物です(Wiki)。

■  何十年来不思議に思ってきたのは、八甲田山系の道の雪融け時期のミラー。何が不思議かは、最後の段落で...↓

■  トップ画像のものは、今の時期の"ブナ二次林の道"、標高700m舗装道路のもの。このくらいの雪なら機能に支障はなく、私の住む平地で積雪のある日常生活圏でも冬はこんな感じです。

■  2週間前は、埋もれていました。晴れた日は、春のおとずれさえ感じさせるような穏やかな表情ですね。これもそう珍しくはないんですが...。

cf. 2週間前 4/6 の同一物

■  迫力を感じる始めるのは...;


■  道路管理の除雪隊は、ミラーを発掘しています。ポールが雪や除雪時の圧力で湾曲しているのを、副え木で補修しています。

■  鏡面部分のみの発掘。全身を救助する作業はあまりにも大変そうです。


■  こ、これは...(゚ω゚;)


■  雪洞の奥深くに鏡面のみが鎮座しています。

■  除雪前の八甲田山中の白い悪夢のような茫漠たる雪原で、"この下のココに反射鏡がある"と、なぜわかる?

■  "ココに必ずある"という、確実な根拠資料や強い確信をもって掘り進むんですね...。除雪作業の、想像を絶する、計画と作業の緻密さ・深い配慮・強い意志を感じます。

2026/04/09

■ あるく ■ 八甲田山系のミズバショウ

背景は高田大岳(北八甲田連峰)

きれいに開き始めたところです。

cf. 同じ地点 2/22

■  去年の今頃はまだまだだったのですが (cf. 🔗 2025/4/11)。

cf.  同じ地点 🔗 2025/4/11

■  きれいな雪融け水も豊富で、この湿地全体がどんどん潤ってくるところです。


■  こんな奥深い山中に...。時間を忘れて見入ります。


■  この場を離れがたいです。また近々、と思い、離れることにします。

2026/04/08

■ あるく ■ 八甲田山系南麓の道


あのブナ二次林の森の道をあるきましょう。ref. 🔗 2/24


cf. 🔗 2/24

■  1年でもっとも楽しみな時間。夏も秋も冬も、今日の、この早春のブナの森の道をあるくのを、ずっと思い出してきました。

■  新緑前、林間の雪原もすばらしく見通しが良く、青空・雪・ブナの幹だけの、単純ですがすがしい色彩の空間が延々と続きます。


■  往復5kmあまり。すべて傾斜地で、マニュアルミッションのクルマやバイクなら"2速"のS字坂もたまにあり、息が切れますが、路面には雪融け水が爽快に流れ、苦しさを忘れます。

除雪目安の3mポール

■  新緑の頃が美しさのピークですが、その間しばらくは、夢のような空気感に包まれるのを楽しみたいと思います。

2026/04/07

■ あるく ■ ロードスターで行く八甲田山 - 酸ヶ湯温泉 - 笠松峠付近

酸ヶ湯温泉上の"地獄沼"

■ 冬季閉鎖から全線開通した八甲田北線(R103)を、今年もたどってみます。(昨年 → 🔗2025/4/10)

4/6
ロードスター
積雪150cm程度

■  快晴。平地の気温は12:00で17℃、絶好のコンディションです。

cf. 🔗 2/24
ジムニー
積雪200cm程度

■  ブナの森の、芽吹き前にこのすがすがしい空気を吸い込むことができて、感慨深いです。無事に冬をやり過ごすことができた実感...。

■  この冬はほんとうに記録的な豪雪でしたが、1月中旬から2月上旬の"居座り寒波"一発のしわざでした。その後は寒波襲来もなく、ひたすら順調に雪融けが進んだ印象です。

■  昨年の雪も今年に準じて多かったですが、雪融けの進捗は、去年より今年が早く、多くの山道で冬季閉鎖が解除されています。

■  そんな山道を縫って、R103に取り付き、八甲田山麓の雲谷スキー場脇ゲートを越え、ぐいぐい高度を上げて、ロープウェイ、城ケ倉、酸ヶ湯と上り詰めます。

 小型軽量のロードスター。気持ち良くふけ上がるエンジン音、サスバネ下の弾む感覚。水を得た魚のような軽やかさを存分に実感します。うれしい気持ちを抑えきれないです。

酸ヶ湯温泉と八甲田大岳

■  酸ヶ湯温泉はあい変わらず観光客でごった返しています。そそくさとやりすごして地獄沼(トップ画像)の上の冬季閉鎖ゲートを通過。

■  今年の"雪の回廊"は、3月下旬の除雪作業時には、10mなどとっくに越していたようですが、その後の急速な雪融けで、舗装路で最も標高の高い笠松峠(1040m)付近で8m~10mとのことです。


■  見た感じは昨年並で、10mはなさそうです。

■  睡蓮沼付近の避難帯にクルマを寄せて、あるいてみます。ずっしり重い圧迫感...。背景に具象的造形物のない、まさに"抽象的な道"(ref. 🔗2/18)。


■  さらにあるいて雪の壁の上に出てみます。登山靴(トレッキングシューズ)に簡易アイゼン装着です、が、上半身はもうTシャツでいいくらいの照りつける日光と雪面からの反射です。ただし気温は9℃...。


■  左端↓の八甲田大岳ほか、北八甲田連峰のピーク群が、すぐ行けそうな小山のように鎮座しています。ぐるり360℃の眺望を楽しみます。


■  南八甲田連峰の櫛ヶ峰・駒ヶ峰がゆったりのびやかな稜線を描いています。


■  日常の空間から離れた浮遊感、春がきた実感を、今年もじっくり味わいました。

2026/02/24

■ あるく ■ ジムニーで行く奥入瀬渓流と八甲田南麓


十和田湖南岸の道を西に進みます。

■  湖畔のリゾート休屋(やすみや)地区は、朝8時頃。少し散策しようかなと思ったところ、外国人観光客が、早くもちらほらとあるいています。

■  散策せず素通りして子の口(ねのくち)から奥入瀬渓流へ。雪はぐっと少なく、冬も後半に向かう枯れた雰囲気です。休屋も奥入瀬渓流も、今の時期は、雪のせいで、西の十和田市側からしかアプローチできないような袋小路となる"人跡まれな(?)"エリアだったはず...。


■  ちょっと驚くことに、今朝は、渓流には人影こそまだないものの、風光明媚な要所要所にかなりの大人数の連日の踏み跡があります。凍結しきった踏み跡はどれもスニーカーの痕、滑った痕、転倒したか寝ころがったかした痕など...。


■  つい十数年前までの印象だと、冬はとても近づけないようなこのエリアにも、今では、休屋など、『十和田湖冬物語』と観光キャンペーンを展開し、毎週末は続けざまに湖岸で花火大会(!)とのことです。厳冬期の幻想的光景を売りにし、観光客が押し寄せ、賑わうのは、それなりに良い面も多そうです...日本語が通じないエリアとなっていそうですが。

■  渓流もそそくさと抜けて、焼山地区から蔦温泉へと八甲田連峰南麓をぐんぐん上ります。


cf. 🔗 2024/4/26

■  ジムニーは、発荷峠を降りるときは、エンジンブレーキでエンジンの回転数が4000, 5000, 6000rpmと上がったところ、今度は乾燥路を登るのに、力いっぱいアクセルを踏み、やはり、4000, 5000, 6000rpmをつい多用します。ロードスターやボクスターみたいな楽しさやゆとりの感覚は皆無で、ほんとうに苦しそうです。でも、FRならではの回頭性の良さで、気分は良いです。徹底的に速度を落としてゆっくり楽しむ方針で登ります。

■  2月だというのに、秘境の十和田北線(国道103号)が、こんなに除雪が進んで乾燥路面となっているとは...。しかも青空まで広がり始めました。この辺でクルマを、いつもの、除雪車による雪寄せスポットに停め、あるいてみます。

■  空気は冷たく、吐く息は白いですが、すがすがしいです。

■  30分, 40分, 50分と、延々とあるいて標高を上げます。連休の今日、見るからに観光風な自家用乗用車の通過量も増えてきました。待てよ、私とすれ違うということは、青森市側から南進してきたか弘前黒石側から西進し、いずれも萱野高原で合流して迂回路の県道40号の八甲田東斜面を経てきた1本道以外ありえないはず。ということは、凍結や事故通行止め等の心配など無く、道路状況は良いということです。

■  大いに気分も良く、安心してブナ二次林の森の風景を楽しみます。(トップ画像も)

■  八甲田ゴールドライン冬季通行止区間の南端に出ました。いかにも鋭意除雪中です。ロータリーでもローダーでもないまさにブルドーザーが2mも上の雪原で轟音を立てて作業をしています。ここから北の酸ヶ湯温泉までの10kmの区間が、今年も昨年同様、積雪による雪の回廊の、壁の高さ8mなどと予想されています(例年は積雪5m)。cf. 🔗 2025/4/10


■  開通までまだ1ヶ月以上もあります。穏やかな今日の八甲田の道とは対照的な、たいへんな現場でしょう。作業の無事を祈ります。


■  それでも今回は、雪融けが急激に進んでいるのを実感しました。今年は春が早いです。妙にうれしくなって、残りの道中を楽しみました。

■  ...あのぉ、結局ジムニーならではの4WDシステムって、使わなかったとか..."アルトで行く〜", "軽トラで行く〜"っていうタイトルでもおんなじなんじゃぁ?...(;^^A

酸ヶ湯温泉と八甲田大岳
→ 🔗 おととい2/22につながるというわけです

2026/02/23

■ あるく ■ ジムニーで行く青森秋田県境の道

小坂町"康楽館" - 夜明け

またまたキャッチーなコピーで恐れ入ります。気楽に書きます。

■  明け方前の4時に弘前で給油、大鰐、碇ヶ関と県境の山に向かい、難所の急坂とつづら折りの坂梨峠へ。通過予定時刻より大幅に早く、明け方前の暗闇です。

■  気温0℃。路面は凍結かシャーベットか、チェーン取付作業が要るか、と思いましたが、季節的に、早くも、きれいな除雪のおかげで乾燥と凍結でした。

■  県境の峠を越えて秋田県小坂町。山間の田園エリアは霜が付いた樹木と凍結した路面で、氷点下7℃と、峠よりも低温です。ほぼ全面が雪融け水の凍結路です。


■  ジムニーは、しかし、4WDモード不要です。公道で4WDモードにしたことはないです。FRモードでゆっくりと進めば、山道・村の道・入り組んだ狭い市街地など、さまざまなニッポンの雪道では、取り回しが良く、ロードクリアランスが大きいこともあり、軽自動車ならではの軽やかで安心感のある魅力を感じます。

■  さて、小坂町は、「日本一美しい村」連合加盟のエリアとは言え、この地で暮らすとすれば、気象条件に限らず、さぞ厳しいことと察せられます。

■  明治時代後半、小坂鉱山が日本一の金・銀・銅の総生産額を誇っていた最盛期の小坂町は、日清・日露戦争の金属需要圧力も大きく、山間のこの僅かな面積の平野部では人口が3万人規模に達し、明治大正の秋田県内では、秋田市に次ぐ第2の大都市でした。

旧"鉱山事務所"

cf.
🔗 2025/5/4

■  人口の多くは、当然、鉱山労働者とその家族であり、明治の当時すでに、旅客と鉱産資源の鉄道が敷設され、財閥系の"小坂鉱山事務所"や、鉱山労働者を対象とした娯楽(芝居)施設"康楽館"などの当時日本の最先端だった近代的な建物が立ち並び、東京のどまんなかのような西洋風のモダンな町並みと人いきれの喧騒が形成されていたことと、察せられます。


■  現在の小坂町は...。人口約4,500人前後、70歳代が中心です。鉄道路線はすべて廃線。秋田県の大手旅客バス"秋北バス"の路線は多くが廃線、唯一あった"小坂高校"は一昨年廃校。それでも、美しい自然は、きっと明治やそれ以前の頃から変わらないと信じます。

■  東雲の街を抜けて、秋田県道2号"樹海ライン"へ取り付きます。坂梨峠以上に緊張。スコップとチェーン確認。

■  そもそも冬に除雪しているのが不思議な魔境です。登り着く先は、十和田湖カルデラ(外輪山)高所の標高630mです。クルマで通るだけで目も眩みそうな猛烈な高所感に襲われる道の線形です。

■  十和田湖周辺の山地はそもそも古来クマ密生エリアで(🔗2025/7/24 )、この樹海ライン沿いのカルデラエリアでは、2年連続でクマによる人命被害もありました。

■  道は徐々に凍結路、圧雪路、真っ白な真冬の路面に。"この先スタック多発"、"チェーン装着!"の看板がいくつも目に入ります。やはり坂梨峠より過酷なのか...。


■  ですが、今日は、最も寒冷な日の出の時刻ですが、ザラメ雪をタイヤが良くグリップします。やはりジムニーは、急斜面急カーブでも、速度を落としさえすれば、2WDで順調に登ります。

■  空を飛ぶような高所感とジェットコースターのような旋回路。夏のロードスターなら爽快ですが、冬のジムニーなら恐怖です。使い古したトラックみたいにエンジンの吹き上がりも苦しくミッションもガラつき、もはや苦しそう。

■  と、十和田湖が視界いっぱいに開けます。宙に放たれたような空気感。発荷峠(はっかとうげ)に出ました。小坂町と青森県十和田市の県境でもあります。


■  展望台があるのですが、雪で建物が半分覆われて踏み入るのは怖いです。断崖から湖を俯瞰します。

■  発荷峠からカルデラの内側の急坂のつづら折りを降ります。前日までの雪融けで完全に氷結路、豪快に下るスケートリンクです...。マニュアルミッションは3速、2速を多用します。エンジンブレーキの回転数が4000-6000rpmと猛烈に上がり、轟音を聞きながら慎重に降ります。アクセルをまったく踏まない下り坂の凍結路は、4WDも2WDもないです。20分ほど、恐怖の下り坂を運転して、心臓の回転数もだいぶ上がりました。

■  坂を降り切った十和田湖畔の湖岸の道から北を望むと、湖面に、南八甲田連峰の櫛ヶ峰が鏡写しになっています。きれい...。この世から離れて浮いているような白い峰が。


■ ■ 日常離れした湖面と山岳の雪景色。暗闇と明け方の山岳路、急坂の登り降り、凍てつくような光景...。緊張感に満ちあふれていましたが、あたりは一気に明るくなったので、大いに安堵の深呼吸をします。

■  湖岸の道を進んで、奥入瀬渓流沿いに下り、八甲田連峰を貫く道に取り付きましょう。

2026/02/22

■ あるく ■ ジムニーで行く八甲田の道

酸ヶ湯温泉と八甲田大岳
冬装備と技術があれば、
今日の大岳山頂は、
日本海も太平洋も陸奥湾も北海道も見える
一生記憶に残る大パノラマでしょう。

酸ヶ湯温泉は棟数が多く、
全容は撮影できないです。

良いお天気。今年初めて10℃を超え、3月中旬並の気温となりました。

■  八甲田連峰を南北に貫く国道103号"八甲田ゴールドライン"は、冬季閉鎖中。閉鎖の北端が酸ヶ湯温泉。笠松峠-猿倉温泉と南下し、南端が谷地温泉です。

谷地温泉付近からの高田大岳
cf. 🔗2024/4/30

■  冬季間の迂回路は、八甲田連峰の東斜面の谷地や湿地帯を並走する県道40号です。迂回路すら雪道は怖いのですが、初めてクルマで - まだ慣れないジムニーで - 走ってみます。

■  1月下旬の大雪後、除雪作業が猛烈な勢いで進み、同時に天候も好転したので、道の両脇の雪壁は高いのですが、路面はあっけないくらい乾燥していました。とはいえ、雪融け水も路面に勢いよく流れ、日が傾くとすぐ凍結するでしょう。

■  キャッチーなタイトルで拍子抜けしたところすみません。ま、知人の皆さんしか見ていないウェブログなので("Google検索"を"不可"に設定してあります)。とても疲れたので、明日以降また書きます。