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2026/02/24

■ あるく ■ ジムニーで行く奥入瀬渓流と八甲田南麓


十和田湖南岸の道を西に進みます。

■  湖畔のリゾート休屋(やすみや)地区は、朝8時頃。少し散策しようかなと思ったところ、外国人観光客が、早くもちらほらとあるいています。

■  散策せず素通りして子の口(ねのくち)から奥入瀬渓流へ。雪はぐっと少なく、冬も後半に向かう枯れた雰囲気です。休屋も奥入瀬渓流も、今の時期は、雪のせいで、西の十和田市側からしかアプローチできないような袋小路となる"人跡まれな(?)"エリアだったはず...。


■  ちょっと驚くことに、今朝は、渓流には人影こそまだないものの、風光明媚な要所要所にかなりの大人数の連日の踏み跡があります。凍結しきった踏み跡はどれもスニーカーの痕、滑った痕、転倒したか寝ころがったかした痕など...。


■  つい十数年前までの印象だと、冬はとても近づけないようなこのエリアにも、今では、休屋など、『十和田湖冬物語』と観光キャンペーンを展開し、毎週末は続けざまに湖岸で花火大会(!)とのことです。厳冬期の幻想的光景を売りにし、観光客が押し寄せ、賑わうのは、それなりに良い面も多そうです...日本語が通じないエリアとなっていそうですが。

■  渓流もそそくさと抜けて、焼山地区から蔦温泉へと八甲田連峰南麓をぐんぐん上ります。


cf. 🔗 2024/4/26

■  ジムニーは、発荷峠を降りるときは、エンジンブレーキでエンジンの回転数が4000, 5000, 6000rpmと上がったところ、今度は乾燥路を登るのに、力いっぱいアクセルを踏み、やはり、4000, 5000, 6000rpmをつい多用します。ロードスターやボクスターみたいな楽しさやゆとりの感覚は皆無で、ほんとうに苦しそうです。でも、FRならではの回頭性の良さで、気分は良いです。徹底的に速度を落としてゆっくり楽しむ方針で登ります。

■  2月だというのに、秘境の十和田北線(国道103号)が、こんなに除雪が進んで乾燥路面となっているとは...。しかも青空まで広がり始めました。この辺でクルマを、いつもの、除雪車による雪寄せエリアに停め、あるいてみます。

■  空気は冷たく、吐く息は白いですが、すがすがしいです。

■  30分, 40分, 50分と、延々とあるいて標高を上げます。連休の今日、見るからに観光風な自家用乗用車の通過量も増えてきました。待てよ、私とすれ違うということは、青森市側から南進してきたか弘前黒石側から西進し、いずれも萱野高原で合流して迂回路の県道40号の八甲田東斜面を経てきた1本道以外ありえないはず。ということは、凍結や事故通行止め等の心配など無く、道路状況は良いということです。

■  大いに気分も良く、安心してブナ二次林の森の風景を楽しみます。(トップ画像も)

■  八甲田ゴールドライン冬季通行止区間の南端に出ました。いかにも鋭意除雪中です。ロータリーでもローダーでもないまさにブルドーザーが2mも上の雪原で轟音を立てて作業をしています。ここから北の酸ヶ湯温泉までの10kmの区間が、今年も昨年同様、積雪による雪の回廊の、壁の高さ8mなどと予想されています(例年は積雪5m)。cf. 🔗 2025/4/10


■  開通までまだ1ヶ月以上もあります。穏やかな今日の八甲田の道とは対照的な、たいへんな現場でしょう。作業の無事を祈ります。


■  それでも今回は、雪融けが急激に進んでいるのを実感しました。今年は春が早いです。妙にうれしくなって、残りの道中を楽しみました。

■  ...あのぉ、結局ジムニーならではの4WDシステムって、使わなかったとか..."アルトで行く〜", "軽トラで行く〜"っていうタイトルでもおんなじなんじゃぁ?...(;^^A

酸ヶ湯温泉と八甲田大岳
→ 🔗 おととい2/22につながるというわけです

2026/02/23

■ あるく ■ ジムニーで行く青森秋田県境の道

小坂町"康楽館" - 夜明け

またまたキャッチーなコピーで恐れ入ります。気楽に書きます。

■  明け方前の4時に弘前で給油、大鰐、碇ヶ関と県境の山に向かい、難所の急坂とつづら折りの坂梨峠へ。通過予定時刻より大幅に早く、明け方前の暗闇です。

■  気温0℃。路面は凍結かシャーベットか、チェーン取付作業が要るか、と思いましたが、季節的に、早くも、きれいな除雪のおかげで乾燥と凍結でした。

■  県境の峠を越えて秋田県小坂町。山間の田園エリアは霜が付いた樹木と凍結した路面で、氷点下7℃と、峠よりも低温です。ほぼ全面が雪融け水の凍結路です。


■  ジムニーは、しかし、4WDモード不要です。公道で4WDモードにしたことはないです。FRモードでゆっくりと進めば、山道・村の道・入り組んだ狭い市街地など、さまざまなニッポンの雪道では、取り回しが良く、ロードクリアランスが大きいこともあり、軽自動車ならではの軽やかで安心感のある魅力を感じます。

■  さて、小坂町は、「日本一美しい村」連合加盟のエリアとは言え、この地で暮らすとすれば、気象条件に限らず、さぞ厳しいことと察せられます。

■  明治時代後半、小坂鉱山が日本一の金・銀・銅の総生産額を誇っていた最盛期の小坂町は、日清・日露戦争の金属需要圧力も大きく、山間のこの僅かな面積の平野部では人口が3万人規模に達し、明治大正の秋田県内では、秋田市に次ぐ第2の大都市でした。

旧"鉱山事務所"

cf.
🔗 2025/5/4

■  人口の多くは、当然、鉱山労働者とその家族であり、明治の当時すでに、旅客と鉱産資源の鉄道が敷設され、財閥系の"小坂鉱山事務所"や、鉱山労働者を対象とした娯楽(芝居)施設"康楽館"などの当時日本の最先端だった近代的な建物が立ち並び、東京のどまんなかのような西洋風のモダンな町並みと人いきれの喧騒が形成されていたことと、察せられます。


■  現在の小坂町は...。人口約4,500人前後、70歳代が中心です。鉄道路線はすべて廃線。秋田県の大手旅客バス"秋北バス"の路線は多くが廃線、唯一あった"小坂高校"は一昨年廃校。それでも、美しい自然は、きっと明治やそれ以前の頃から変わらないと信じます。

■  東雲の街を抜けて、秋田県道2号"樹海ライン"へ取り付きます。坂梨峠以上に緊張。スコップとチェーン確認。

■  そもそも冬に除雪しているのが不思議な魔境です。登り着く先は、十和田湖カルデラ(外輪山)高所の標高630mです。クルマで通るだけで目も眩みそうな猛烈な高所感に襲われる道の線形です。

■  十和田湖周辺の山地はそもそも古来クマ密生エリアで(🔗2025/7/24 )、この樹海ライン沿いのカルデラエリアでは、2年連続でクマによる人命被害もありました。

■  道は徐々に凍結路、圧雪路、真っ白な真冬の路面に。"この先スタック多発"、"チェーン装着!"の看板がいくつも目に入ります。やはり坂梨峠より過酷なのか...。


■  ですが、今日は、最も寒冷な日の出の時刻ですが、ザラメ雪をタイヤが良くグリップします。やはりジムニーは、急斜面急カーブでも、速度を落としさえすれば、2WDで順調に登ります。

■  空を飛ぶような高所感とジェットコースターのような旋回路。夏のロードスターなら爽快ですが、冬のジムニーなら恐怖です。使い古したトラックみたいにエンジンの吹き上がりも苦しくミッションもガラつき、もはや苦しそう。

■  と、十和田湖が視界いっぱいに開けます。宙に放たれたような空気感。発荷峠(はっかとうげ)に出ました。小坂町と青森県十和田市の県境でもあります。


■  展望台があるのですが、雪で建物が半分覆われて踏み入るのは怖いです。断崖から湖を俯瞰します。

■  発荷峠からカルデラの内側の急坂のつづら折りを降ります。前日までの雪融けで完全に氷結路、豪快に下るスケートリンクです...。マニュアルミッションは3速、2速を多用します。エンジンブレーキの回転数が4000-6000rpmと猛烈に上がり、轟音を聞きながら慎重に降ります。アクセルをまったく踏まない下り坂の凍結路は、4WDも2WDもないです。20分ほど、恐怖の下り坂を運転して、心臓の回転数もだいぶ上がりました。

■  坂を降り切った十和田湖畔の湖岸の道から北を望むと、湖面に、南八甲田連峰の櫛ヶ峰が鏡写しになっています。きれい...。この世から離れて浮いているような白い峰が。


■ ■ 日常離れした湖面と山岳の雪景色。暗闇と明け方の山岳路、急坂の登り降り、凍てつくような光景...。緊張感に満ちあふれていましたが、あたりは一気に明るくなったので、大いに安堵の深呼吸をします。

■  湖岸の道を進んで、奥入瀬渓流沿いに下り、八甲田連峰を貫く道に取り付きましょう。

2026/02/22

■ あるく ■ ジムニーで行く八甲田の道

酸ヶ湯温泉と八甲田大岳
冬装備と技術があれば、
今日の大岳山頂は、
日本海も太平洋も陸奥湾も北海道も見える
一生記憶に残る大パノラマでしょう。

酸ヶ湯温泉は棟数が多く、
全容は撮影できないです。

良いお天気。今年初めて10℃を超え、3月中旬並の気温となりました。

■  八甲田連峰を南北に貫く国道103号"八甲田ゴールドライン"は、冬季閉鎖中。閉鎖の北端が酸ヶ湯温泉。笠松峠-猿倉温泉と南下し、南端が谷地温泉です。

谷地温泉付近からの高田大岳
cf. 🔗2024/4/30

■  冬季間の迂回路は、八甲田連峰の東斜面の谷地や湿地帯を並走する県道40号です。迂回路すら雪道は怖いのですが、初めてクルマで - まだ慣れないジムニーで - 走ってみます。

■  1月下旬の大雪後、除雪作業が猛烈な勢いで進み、同時に天候も好転したので、道の両脇の雪壁は高いのですが、路面はあっけないくらい乾燥していました。とはいえ、雪融け水も路面に勢いよく流れ、日が傾くとすぐ凍結するでしょう。

■  キャッチーなタイトルで拍子抜けしたところすみません。ま、知人の皆さんしか見ていないウェブログなので("Google検索"を"不可"に設定してあります)。とても疲れたので、明日以降また書きます。

2025/07/23

■ あるく ■ 湖畔の木陰の道 - 十和田湖


十和田湖。北西岸の滝ノ沢峠にて日の出。壮絶な急峻路をカルデラの内部に降ります。

 晴天で、すでに暑いです。が、湖岸の道に降りると、風が渡り、さざめく波の音がします。

 十和田湖畔の道は、田沢湖のように周回道路がたっぷりの幅員でなめらかに整備されているのとは対照的に、観光地として整備された南側の4分の1周をのぞけば、狭く険しく高低差がはげしく見通しが悪く舗装も荒れ、どんな乗物で周回したとしても、神経がすり減ります。時間と体力とこころの十分なゆとり、地形や道路線形の事前の把握と運転スキルが必要で、思い出すだけで気が重いです。


 その裏返しとして、湖畔のブナやミズナラが実に美しく、おだやかに打ち寄せる波の音を聞きながらの、複雑な光と影に満ちた、森閑とした親密な森の細道の光景を堪能できます。

 たぶん二十数年ぶりです。早朝の交通量のない時間帯を選んで、西岸から南岸の道を、ゆっくり味わってみることにします。半周で20km程度です。

 南岸に観光地「休屋(やすみや)」地区があり、そこからさらに東に進む道には、大型バスが高速ですれ違えるような、広く平坦な幅員、巨大なトンネルや橋梁をそなえた一直線のバイパスが開通したのが、20年ほど前でしょうか。私はその道をとおったことはありません。

 今朝は、やはり湖岸沿いの狭い旧道を行ってみましょう。


■ 重量感あるブナやナラの巨木群が樹木のトンネルを成している道。アスファルト路面には、枝や葉や流出した泥や土。また路面の一部は苔むしています。今となっては狭く暗く陰鬱な道。かつてここを大型観光バスや物流トラックや観光の自家用車が、大変な交通量と排気ガス量ですれ違っていたとは信じられない思いです。忘れ去られたような道...。


■ 地図左の「瞰湖台」に。少年時代も大人になってからも、この道を何十回となく自転車で往来し、ココで休んだ記憶と光景が一気に襲ってきました。まるで前回来たのが"先週、自転車で、友達と"という気分です。


 いまは、静かな森の道になりました。たびたび来たいものですが、う~ん、はるかに遠い憧憬な気がします。

2025/05/15

■ あるく ■ 八甲田 - 谷地温泉南麓の舗装路


おとといからの暖かさで、さぞ、遅れていた新緑(🔗5/9)は一気に進んだことでしょう。

 いてもたってもいられず、明け方前に出かけます。

 日の出の時刻まもなく、萱野高原の上のブナの森へ。

 さすがに朝日に緑がまぶしいです。


🔗5/9

 最高地点の笠松峠、直下の水連沼でご来光を仰ぎます。この辺りはやはりまだ芽吹き前。


 猿倉・谷地温泉付近まで降りて、かすかに芽吹きがあります。

 さらに南麓に降りてきました。これはすばらしい!

 やや上側(標高の高いあたり)の淡い新緑。


5/9

 さらに降りると、深い森林の雰囲気を漂わせています。


5/9

 朝日が樹林帯に差し込んできました。(トップ画像)


 寒いです(5℃)。冬のさんぽの服装で。手袋も持参。耳が痛いです。でも、高層樹林帯のひんやりとした空気はしっかり感じられました。

 記憶にとどめ、続く1年、じっくり噛みしめることにします。

2025/05/09

■ あるく - 八甲田 谷地温泉南麓


昨日に続いて、暖かく快晴です。平地から遠くに望む八甲田連峰。山頂付近にうっすらと雲がかかりそうです。でも、先週(🔗5/3)はいまだ冬枯れだった山も、そろそろ「残雪と新緑のコントラスト」があるかな、と期待して、行ってみます。

 北八甲田連峰北麓の萱野高原から上も、やっと芽吹いてきました。


🔗5/3

 一方その頃、標高を上げた"酸ヶ湯温泉"では...。やはりいまだ、木々の芽吹きはなく、例年の4月上旬みたいな光景です。


 冬季閉鎖ゲート付近の"地獄沼"を通過します。標高が高いだけに、植生は、ブナを越えてダケカンバやアオモリトドマツの高層樹林帯の険しい様相です。いつも観光客の皆さんや駐車車両でごったがえしているのですが、今日は、ゴールデンウィーク明けの平日なせいか、めずらしく人影が絶えています。


 ゲートから上の雪の回廊も、確実に融けて低くなっていますが、いまだ展望がまったく利かないほどの高さです。快晴の昼、往来するクルマが絶えて、快適に進みます。

 谷地温泉を過ぎて数km下り、さて、いつものように、この谷地温泉分岐を目指して、ブナ林の舗装坂道をあるいてのぼり始めます。お昼休みも重なってか、観光車両などクルマの往来が途絶えています。


 地理院2万5千図で見ると、谷地温泉分岐点はH=763m, あるき始めと終わりの地点は609m。標高差は154m程度で、2点間の実移動経路は2.6km程度です(往復5.2km程度)。

 あるき始めた付近は、新緑が始まっています。


5/3

 先週よりよほどよいお天気ですので、つい気持ちもゆるみ、息は切れながらもあるく速さはゆっくりです。

 標高が上がるにつれて、緑がまばらになり、季節がもどるかのようです。


 八甲田山系の新緑前線(?)は、今日の時点でH≒700mまで上がっているようですね。イマまさにその閾値前後をあるいていることが、目に映る光景で実感できます。


 折り返し地点の、ミズバショウ生息地へ。


 うゎ、すばらしい香りです。暖かな晴天下、"むせかえるような"といってもよいくらいです。花弁に見える白い仏炎苞は、昨日今日くらいから崩れ始めています。そろそろ緑一色となるでしょう。目で見て楽しむのは今シーズンはこれで。


 昨年の今日、🔗2024/5/9は、この状態がもう少し進んだ段階を観察できました。ミズバショウのみんなは寒さにもかかわらず規則正しい生活をしてきたんですネ。

 満足して、あとは軽快にあるいて下ります。路肩の雪融け水の流れも、気持ちに軽快さを添えてくれます。もう少ししたら、また来てみましょう、「残雪と新緑」に期待して。


 帰宅して車庫に入れて、メーターに目を遣ってビックリ。


 ロードスターの燃費は26km/ℓなんですか!?(cf. 🔗2024/7/2)  満タン給油したのが先週5/3。このときに0リセットして、田子町(🔗5/4)、巖鬼山神社(昨日🔗5/8)、そして今日の八甲田連峰の道の、計3箇所を往復した結果です。たしかに、市街地を極端に避けるように、"いなかみち"や"旧道"を選んでゆっくり長く走りましたが...。今日は八甲田山系のどの道もクルマが閑散としているのをいいことに、下りは、後続車がいない限りひたすらエンジンブレーキだけでゆっくり降りてみたんですよ...。ちゃめっけをだしたのですが、ロードスターが素直にだまされてくれたような気がして、笑ってしまうようなすまないような...。

2025/05/03

■ あるく ■ 八甲田山のミズバショウ


八甲田山系の新緑は、この冬の大雪と先月の低温で、遅れています。春の遅れは昨年より2週間以上かな。青森市の4月の気温は、平年値で11℃前後ですが、今年は9.5℃でした(気象庁Website)。

 北麓斜面は、ブナの新緑が、萱野高原周辺のわずかなエリアでとどまり、そこから標高を上げると、まだ冬の雰囲気です。「残雪と新緑」の美しいコントラストは、今後これから、と考えて、楽しみにします。

5/3

cf. 先月上旬🔗4/11

 南八甲田連峰谷地温泉付近のミズバショウ(🔗2024/5/9)を、また見に行きましょう。みんなまだ先月みたいに小さいかな。

cf.  4/11

 午後から残念ながら曇って気温が低くなり、風まで強くなってきました。

 先月上旬のように(🔗4/11)、クルマを安全な場所に置いて2kmほどあるきます。

5/3

cf. 同じ地点 4/11

 南斜面も、雪の壁は、刻々と融けて低くなっているものの、空気感や季節感は、4月上旬以降、まるであゆみがとまったかのようです。低温な海風が、八戸・十和田の三本木台地からこの南斜面に回り込んで吹き上げてくるようです。


 雪融け水が、今この時期に、路面にざぁざぁと...。これから本格的な雪融けなんですね。


 湿地帯に着いて、見ると...あ、もうみんな大きくなっています。今がちょうどかわいらしさのピークです。

 いやそれよりも、近づいてすぐ漂うすばらしい香り。とろりとクリーミーですが緊張感のあるすがすがしい香りも併せもちます。香気がまさに満ちあふれています。

 曇った空のもと、強い風が残雪の冷気を拾い上げて振りまいています。景色は水墨画のような白黒のモノトーンな世界なのですが、そこに忽然と開ける淡い緑色のミズバショウの湿地。非常に強く香るこの湿地の雰囲気は、なにか異様な、隔絶された世界を醸し出しています。

 不思議な魅力に触れました。立ち去りがたいものがあります。