ラベル 1-01-八甲田 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 1-01-八甲田 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025/07/23

■ あるく ■ 湖畔の木陰の道 - 十和田湖


十和田湖。北西岸の滝ノ沢峠にて日の出。壮絶な急峻路をカルデラの内部に降ります。

 晴天で、すでに暑いです。が、湖岸の道に降りると、風が渡り、さざめく波の音がします。

 十和田湖畔の道は、田沢湖のように周回道路がたっぷりの幅員でなめらかに整備されているのとは対照的に、観光地として整備された南側の4分の1周をのぞけば、狭く険しく高低差がはげしく見通しが悪く舗装も荒れ、どんな乗物で周回したとしても、神経がすり減ります。時間と体力とこころの十分なゆとり、地形や道路線形の事前の把握と運転スキルが必要で、思い出すだけで気が重いです。


 その裏返しとして、湖畔のブナやミズナラが実に美しく、おだやかに打ち寄せる波の音を聞きながらの、複雑な光と影に満ちた、森閑とした親密な森の細道の光景を堪能できます。

 たぶん二十数年ぶりです。早朝の交通量のない時間帯を選んで、西岸から南岸の道を、ゆっくり味わってみることにします。半周で20km程度です。

 南岸に観光地「休屋(やすみや)」地区があり、そこからさらに東に進む道には、大型バスが高速ですれ違えるような、広く平坦な幅員、巨大なトンネルや橋梁をそなえた一直線のバイパスが開通したのが、20年ほど前でしょうか。私はその道をとおったことはありません。

 今朝は、やはり湖岸沿いの狭い旧道を行ってみましょう。


■ 重量感あるブナやナラの巨木群が樹木のトンネルを成している道。アスファルト路面には、枝や葉や流出した泥や土。また路面の一部は苔むしています。今となっては狭く暗く陰鬱な道。かつてここを大型観光バスや物流トラックや観光の自家用車が、大変な交通量と排気ガス量ですれ違っていたとは信じられない思いです。忘れ去られたような道...。


■ 地図左の「瞰湖台」に。少年時代も大人になってからも、この道を何十回となく自転車で往来し、ココで休んだ記憶と光景が一気に襲ってきました。まるで前回来たのが"先週、自転車で、友達と"という気分です。


 いまは、静かな森の道になりました。たびたび来たいものですが、う~ん、はるかに遠い憧憬な気がします。

2025/05/15

■ あるく ■ 八甲田 - 谷地温泉南麓の舗装路


おとといからの暖かさで、さぞ、遅れていた新緑(🔗5/9)は一気に進んだことでしょう。

 いてもたってもいられず、明け方前に出かけます。

 日の出の時刻まもなく、萱野高原の上のブナの森へ。

 さすがに朝日に緑がまぶしいです。


🔗5/9

 最高地点の笠松峠、直下の水連沼でご来光を仰ぎます。この辺りはやはりまだ芽吹き前。


 猿倉・谷地温泉付近まで降りて、かすかに芽吹きがあります。

 さらに南麓に降りてきました。これはすばらしい!

 やや上側(標高の高いあたり)の淡い新緑。


5/9

 さらに降りると、深い森林の雰囲気を漂わせています。


5/9

 朝日が樹林帯に差し込んできました。(トップ画像)


 寒いです(5℃)。冬のさんぽの服装で。手袋も持参。耳が痛いです。でも、高層樹林帯のひんやりとした空気はしっかり感じられました。

 記憶にとどめ、続く1年、じっくり噛みしめることにします。

2025/05/09

■ あるく - 八甲田 谷地温泉南麓


昨日に続いて、暖かく快晴です。平地から遠くに望む八甲田連峰。山頂付近にうっすらと雲がかかりそうです。でも、先週(🔗5/3)はいまだ冬枯れだった山も、そろそろ「残雪と新緑のコントラスト」があるかな、と期待して、行ってみます。

 北八甲田連峰北麓の萱野高原から上も、やっと芽吹いてきました。


🔗5/3

 一方その頃、標高を上げた"酸ヶ湯温泉"では...。やはりいまだ、木々の芽吹きはなく、例年の4月上旬みたいな光景です。


 冬季閉鎖ゲート付近の"地獄沼"を通過します。標高が高いだけに、植生は、ブナを越えてダケカンバやアオモリトドマツの高層樹林帯の険しい様相です。いつも観光客の皆さんや駐車車両でごったがえしているのですが、今日は、ゴールデンウィーク明けの平日なせいか、めずらしく人影が絶えています。


 ゲートから上の雪の回廊も、確実に融けて低くなっていますが、いまだ展望がまったく利かないほどの高さです。快晴の昼、往来するクルマが絶えて、快適に進みます。

 谷地温泉を過ぎて数km下り、さて、いつものように、この谷地温泉分岐を目指して、ブナ林の舗装坂道をあるいてのぼり始めます。お昼休みも重なってか、観光車両などクルマの往来が途絶えています。


 地理院2万5千図で見ると、谷地温泉分岐点はH=763m, あるき始めと終わりの地点は609m。標高差は154m程度で、2点間の実移動経路は2.6km程度です(往復5.2km程度)。

 あるき始めた付近は、新緑が始まっています。


5/3

 先週よりよほどよいお天気ですので、つい気持ちもゆるみ、息は切れながらもあるく速さはゆっくりです。

 標高が上がるにつれて、緑がまばらになり、季節がもどるかのようです。


 八甲田山系の新緑前線(?)は、今日の時点でH≒700mまで上がっているようですね。イマまさにその閾値前後をあるいていることが、目に映る光景で実感できます。


 折り返し地点の、ミズバショウ生息地へ。


 うゎ、すばらしい香りです。暖かな晴天下、"むせかえるような"といってもよいくらいです。花弁に見える白い仏炎苞は、昨日今日くらいから崩れ始めています。そろそろ緑一色となるでしょう。目で見て楽しむのは今シーズンはこれで。


 昨年の今日、🔗2024/5/9は、この状態がもう少し進んだ段階を観察できました。ミズバショウのみんなは寒さにもかかわらず規則正しい生活をしてきたんですネ。

 満足して、あとは軽快にあるいて下ります。路肩の雪融け水の流れも、気持ちに軽快さを添えてくれます。もう少ししたら、また来てみましょう、「残雪と新緑」に期待して。


 帰宅して車庫に入れて、メーターに目を遣ってビックリ。


 ロードスターの燃費は26km/ℓなんですか!?(cf. 🔗2024/7/2)  満タン給油したのが先週5/3。このときに0リセットして、田子町(🔗5/4)、巖鬼山神社(昨日🔗5/8)、そして今日の八甲田連峰の道の、計3箇所を往復した結果です。たしかに、市街地を極端に避けるように、"いなかみち"や"旧道"を選んでゆっくり長く走りましたが...。今日は八甲田山系のどの道もクルマが閑散としているのをいいことに、下りは、後続車がいない限りひたすらエンジンブレーキだけでゆっくり降りてみたんですよ...。ちゃめっけをだしたのですが、ロードスターが素直にだまされてくれたような気がして、笑ってしまうようなすまないような...。

2025/05/03

■ あるく ■ 八甲田山のミズバショウ


八甲田山系の新緑は、この冬の大雪と先月の低温で、遅れています。春の遅れは昨年より2週間以上かな。青森市の4月の気温は、平年値で11℃前後ですが、今年は9.5℃でした(気象庁Website)。

 北麓斜面は、ブナの新緑が、萱野高原周辺のわずかなエリアでとどまり、そこから標高を上げると、まだ冬の雰囲気です。「残雪と新緑」の美しいコントラストは、今後これから、と考えて、楽しみにします。

5/3

cf. 先月上旬🔗4/11

 南八甲田連峰谷地温泉付近のミズバショウ(🔗2024/5/9)を、また見に行きましょう。みんなまだ先月みたいに小さいかな。

cf.  4/11

 午後から残念ながら曇って気温が低くなり、風まで強くなってきました。

 先月上旬のように(🔗4/11)、クルマを安全な場所に置いて2kmほどあるきます。

5/3

cf. 同じ地点 4/11

 南斜面も、雪の壁は、刻々と融けて低くなっているものの、空気感や季節感は、4月上旬以降、まるであゆみがとまったかのようです。低温な海風が、八戸・十和田の三本木台地からこの南斜面に回り込んで吹き上げてくるようです。


 雪融け水が、今この時期に、路面にざぁざぁと...。これから本格的な雪融けなんですね。


 湿地帯に着いて、見ると...あ、もうみんな大きくなっています。今がちょうどかわいらしさのピークです。

 いやそれよりも、近づいてすぐ漂うすばらしい香り。とろりとクリーミーですが緊張感のあるすがすがしい香りも併せもちます。香気がまさに満ちあふれています。

 曇った空のもと、強い風が残雪の冷気を拾い上げて振りまいています。景色は水墨画のような白黒のモノトーンな世界なのですが、そこに忽然と開ける淡い緑色のミズバショウの湿地。非常に強く香るこの湿地の雰囲気は、なにか異様な、隔絶された世界を醸し出しています。

 不思議な魅力に触れました。立ち去りがたいものがあります。

2025/04/11

■ あるく ■ 八甲田山 - 谷地温泉南麓


酸ヶ湯 - 水連沼から南八甲田山系の南麓の道を辿って、猿倉温泉 - 谷地温泉と、クルマで雪の回廊を下ります。

 日が当たる斜面で、雪の回廊は次第に低くなり、美しく形がそろうブナ二次林の森に降りてきます。


cf. 同じ地点 🔗 2024/4/26

 年来、この道路をあるいたら、とは思っていました。でも、観光用の幹線道路みたいな存在で、標高800m程度の山中ですが観光車両の往来が比較的多いです。

 ところが、今日は平日、曇天で、このあと午後から雨の予報のせいもあるのでしょうか、意外にも閑散としています。

クルマを降りて、あるいてみましょう。山中といえど、舗装路である限り数十年来勝手知ったる道ですので、谷地温泉分岐点からカントリークラブ分岐点までの3km程度を往復してみます。(画像↓は、閑散とした路肩に停めて撮りましたが、あるくために駐めたのは、閉鎖林道分岐の雪寄せ場で、往来の邪魔にならない場所です...言い訳)


 車を降りた途端、雲がとぎれて、爽やかに晴れ始め、気温が上がり始めました。

 この南八甲田の南麓エリアのブナの表情は、白神山地の深い無限のブナ原生林とも、岩木山中腹の親し気な二次林や岩木山高層帯の巨木の原生林とも、また、八甲田山北麓の萱野高原付近の密生した独自のドーム的世界観をつくる二次林とも(🔗2024/4/14)、表情がまるで違います。ほっそりときれいに整った木立群が果てしなく奥深くまで広がっているようで、穏やかな包まれ感に満ちています。

 坂は、あるいてみると、やはり傾斜がしだいに体力にコタえてきます。今日ココであるく予定ではなかったのですが、お天気と雰囲気に誘われて、少しあるこうかな、と思っただけなのですが、次第に、AT値付近での限界有酸素運動になってきました。

 でも、空はいっそう青く、なぜかそよ風がいっそう暖かく吹いてきます。曇りのち雨の予報だったはず...。いや、それは津軽地方の天気予報か、ココはもう津軽地方じゃないですね、そう言えば...。

とりとめのないことを考えながらも、気分良くあるいていくと、30分あまりで、あのミズバショウ生息地付近に。🔗2024/4/26


■ とは言え、今年は、雪の壁が立ちはだかっています。この壁を登って越えるのはムリ。付近に、巨大な大型除雪グレーダ数機が仮格納されていますが、スペース確保のために雪の壁を一部寄せ倒しています。そちらから伝って湿地までいけるかな。浅型のトレッキングシューズなので、行けなければあきらめましょう。


ら、何とか侵入できました。

まだ雪融けの水がじゅうぶん流れ込んで貯水されていないようです。今の時期はまだ、夕方・夜・午前中と、ずっと氷点下なのでしょう。

みんな小さいですネ。


折り返しましょう。

下り坂を軽やかにあるきます。


登り坂の苦しさはなくなり、さわやかなブナの森を、暖かい春の風に背中を押されてあるく軽快感、つぎつぎと広がるすばらしい光景...。

遠い童話の国を旅してきたような気がします。もしかして夢でしたっけか...。