ラベル 0-02-廻 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 0-02-廻 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025/09/08

■ あるく ■ 湖畔の木陰の道 - 廻堰大溜池


さわやかな秋晴れとなりました。正午前の気温は26℃、湿度48%。風も心地よいです。

 このいなか住まいなのに、もう1カ月以上もクルマというものに乗っていないかも...。日記を調べると、🔗7/27(日)に川倉地蔵尊に行って以来です。けっこうがんばってあるいて所用を満たしています。今日はたまにゆるゆるといなか道を行きましょう。

 特別な所にお出かけなんかしなくても、いつもふと思い出す廻堰の溜め池の道をあるきたいです。

 7月にあるいて(ex. 🔗7/14)、それ以来です。ゆで上がるように暑かった日々。勢いのある樹勢にセミの大合唱でした。

 リンクに挙げた7月14日の南中高度は70.8°、今日9月8日は54.8°。太陽の位置はカックリと低く、日差しが穏やかになったのを感じます。

 いつものハリエンジュの樹林のトンネル。木々の葉の勢いは衰え、風が通ります。

9/8

🔗7/14

 大溜池は水位を大きく落として湿原状態です。

9/8

🔗6/20

 ここがあと1カ月もすれば、水位が回復して、もう10月の渡りの季節。来月もうハクチョウの皆さんと再会だなんて、早い...。

9/8

7/14

 りんごは、早生種の"つがる"が、もう真っ赤になって出荷されているのと違い、りんごの晩生種で主力品種"ふじ"のヴェレゾン(色づき)がこれから。じっくりと待つ正念場の入りでしょうか。


 夏過ぎから収穫時期にかけて、台風等の風水害、霜や降雪などの低温障害など、さまざまな天候異変の災害が重なりやすいリスキーな晩生種。これを春先の雪の中から育て、ようやく今からその成熟を待つ農家の立場を考えると、緊張で心臓が高鳴りそう。頭が下がります。

9/8

7/14

 サクラのアーケード(トップ画像も)。葉がだいぶ疎になり、見上げると日の光も柔らかい青空が見えます。

 秋の光景も元気に楽しめるよう、健康に気をつけて暮らしたいです。

2025/07/14

■ あるく ■ 湖畔の木陰の道 - 廻堰大溜池


お昼の気温が昨日より5℃高い32℃。湿度は50%です。炎天下照り付ける日差しは強烈ですが、風は昨日同様カラリとしています。明日から雨がちのようです。

 あいもかわらず湖畔の木陰を選んであるくことにします。

桜の並木

 今日もまた近場の廻堰大溜池で。

 いつ来ても、こころからホっとする樹木のトンネル。特別な光景です。

ハリエンジュの木のトンネル

 眺める湖面も青々として、目が休まります。


 左手の松林にまもられているかのような右手のりんご畑。


 木陰は、蒸すと、虫がまとわりつきます。ここのところ、トンボがずいぶん増えてきました。梢にとりわけ鳥のにぎやかさも感じられるのは、たくさんの毛虫の皆さんも愉快に繁栄しているからでしょうか。冬と違って、多様な食物連鎖を感じながら通り抜けさせてもらう思いです。


 今日は乾いた弱い風が通り、ヒグラシの穏やかな声が、真夏の真昼の雰囲気をつくっています。暑さはこれからか。今日の快適さを意識して、感謝することにしましょう。

2025/07/12

■ あるく ■ ブドウ畑の脇道


廻堰大溜池の堤防直下の、とある場所。数十年来、ただの散歩するヒトとして、その変遷を見るともなく眺めてきました。

 水田として開墾されたのでしょうが、すっかり放棄され原野化した葦野原。午後は高い堤防の影となり、泥濘地でした。

 十数年前から、家庭菜園的に手入れされ、農家の片手間みたいな雑多な野菜畑となったその一部に、ごく小さなブドウ棚(簡易な垣根式)。それが、この1,2年、少しずつ面積を増していました。

 今年に入って、見かけて驚いたことに、雑多な野菜畑は、全廃し、客土され、ブドウに統一されたようす。見るからに商用ブドウ畑として拡張し、徹底的にキレイに仕立てられていたのでした。

 しかも、この、誘引作業の丁寧さと言ったら...。近づいて、見て、ドキリ(トップ画像)。

 そうとうな強い意志を感じます。

 私は農家でも何でもないナニもわかっちゃいない素人の傍観者ですが、大いに惹かれ、意識して拝見するようになりました。

 ずっと不思議に思い続けていることに、これ、長梢剪定(Guyot Double型)ですが、垣根仕立のようでチョイ変形型...。"ワイヤを利用した棚仕立"ではもちろんない。


 実は、ここ北津軽郡鶴田町では、生食用の"スチューベン種"が盛んで、GI(地理的表示保護制度)産品です。

 近隣のブドウ畑をあちこち眺めていると、一般にその仕立ては、垣根仕立をベースにしているのですが、標準的なヨーロッパ(や米・南米・豪)の垣根仕立みたいに低くないです。

 多く見かける高さとしては、ヒトの胸から首の高さに張ったワイヤに長梢を誘引しています。が、房は、固定された長梢を挟んでさらに斜め上にY字型に誘引されています。

 山梨のような、頭のずっと上に棚仕立、葉がフルーツゾーンの上あって夏の強い日射を防ぐような仕立じゃないんですね。

 この鶴田町の独特な仕立てにより、雪による棚の崩壊がなく、棚より低コストで、冬は幹が雪に埋まり、その上の枝が積雪の上に出て折損を防いでいる状態で越冬するようです。

 これらの工夫は、世界のどの地方にもない知恵のような気がします。

 今ここの農園のさらに独特な点は、その誘引の高さが、顔から頭の位置くらいと、やや高い点です。

 おそらく、地形的特徴、つまり、堤防直下の"日陰", "湿地"という要因から、房を抜ける風の通りを優先したのかなと推理中。

 今度、ここの畑の人に質問してみたいです...ヘンなヤツ、怪しいヤツでしょうか、そんなことしたらやはり...。

 津軽地方は、ブドウ産地としては、...いつも心のなかでひとり思うのですが...、日本一の好条件なんじゃないでしょうか。

 本州の他の全ての地域は、開花期(Floraison)にかならず梅雨に遭い、色づき(Veraison)頃から最も肝心の収穫(Vendange)前の時期に高確率で台風に遭い、その間に30℃を連日軽く超える湿った夏。気温と降水量が、ブドウにまるで向いてないですよ。北海道は、年平均気温が低すぎ、春秋に霜が降ります。

 それらを、熱意・創意工夫・技術でクリアして、みずみずしい生食用ブドウをアジア各国に輸出している点、日本のブドウ栽培は、涙ぐましいものがあります。

 津軽地方には、梅雨は無いと言ってよいし、台風に直撃される惨事は、無いとは言えないですが、中部地方や東北地方の南三県よりは、確率的に稀です。

 津軽地方の果樹栽培を、何の利害関係もない無力な私の、こころの中でだけのちっぽけな話ですが、大いに応援しています。

2025/07/06

■ あるく ■ 夏の道 - 廻堰大溜池


曇りがちの蒸し暑い日曜日ですが、晴れ間も見えてきました。お昼休みにあるきにでかけます。


 さくら並木の木陰をあるくと、暑いなかにも涼しいそよ風が抜けます。


 いつもの湖畔の景色。自分にとっては、またいつもこれをご覧いただいている方にとっても、変わり映えしない光景...。


 ...なのですが、実際に来て、広い空間で呼吸をして、遠い景色を見て、あるき始めると、気持ちはすっきりと入れ替わります。

2025/06/20

■ あるく ■ 湖畔の木陰の道 - 廻堰大溜池


お暑うございます。高原の風が吹き抜ける山麓の道をあるこうと思って出てきたのですが、木陰がない道です。

 途中通りかかった廻堰大溜池の木陰...。ひんやりとさわやかな風が抜けていきます。

 「ボクやっぱりここで涼んでいるから、キミ、好きにあるいてきて。」と言わんばかりの表情となったロードスターの停め方...。広い場所に置いて、今日はここであるき始めることにします。

 大溜池は、湖そのもの。青く広くたたずんでいます。


 岩木山は、暖められた山肌の空気が、大きな流速で上昇中のようです。上空の空気がひんやりしていて、露点に達する標高が山頂付近となっているようですね。



🔗 3/9

 涼しげな雰囲気に満ちた木陰のトンネルをいつくしんであるきます。



 季節は巡るものですね。

 この冬に折れたあの松。画像左は湖岸です。冬の風雪をもたらす季節風は左の湖岸から吹き付けます。松林は、道の右側に広がるりんご畑を、強い風雪から護る役割を果たしています。


 樹林帯が途切れて湖畔が迫ります。



 目も開けていられなかったあの冬の猛烈な寒波の日々から半年。季節の対岸にいます。遠い昔のようです。

2025/05/14

■ あるく ■ 廻堰大溜池


昼の気温が25℃と高温に。湿度は40%ですが、曇りがちです。

 こう気温が高く曇っている日は、花が香ります。今日もぜひ満開のりんご畑の細い農道の迷路をあるいてみたいです。

 岩木山とりんごの花...、津軽人ならば誰でも心の原風景ではないでしょうか。

 さらに細い道に分け入ります。枝や花をよけながらあるきます。

 畑の地面から暖かい湿気がたちのぼり、花のすばらしい香りが満ち溢れています。


 ぼうっとあるいていたら、りんご畑の迷路で迷子になるので、うっかり知らないエリアの細道には入らないようにしましょう...と自分を戒めます。あるいてもあるいても、どこをあるいているんだか、元の道はどこだったか、おもわぬ遠距離をさまよいかねません。


 そろそろハリエンジュも準備中。


 フジ棚はそろそろ開花...。



 おや、猛烈な羽音がすると思ったら、マメコバチの皆さんも準備中ですね。やる気満々の轟音が鳴り響いています。

2025/05/13

■ あるく ■ 砂沢溜池


今年初めて20℃を超える日となりました。湖畔の木陰...廻堰に行こうかなと思って出たところ、りんごの花が満開のまさにピークです。

 湖畔のりんご畑...砂沢溜池の奥の方をあるいてみることにしましょう。


 花のアーケードの下を延々とあるくようです。気温が高く、淡いバラのような香りが、うっすらと、ときおり風に乗って強く、漂います。同じバラ科でも、サクラの微香とはまた違って、それよりもよく香り、少しひんやり感のあるバラの雰囲気です。まだマメコバチもいないので、いっぱいに吸い込んでみます。

 いつもの堰堤の道。田植え直前の時期ですので、近隣のどこの溜池も、水量は最高位まで確保しているようです。なみなみと湛えた水面。微風。平日お昼。あたりは静かです。


cf. 🔗3/10

 溜池を渡る細い陸路。新緑からどんどん繁茂して初夏の雰囲気。あたりは静まり返っています。雑木林の奥でウグイスだけがひとりよく通る良い声でさえずっています。2か月前は雪原の秘境だったなんて信じられないです。


cf. 🔗3/11

 細い農道をあるいて、山側に向かって坂を上ります。振り向くと溜池が青々と、目にも涼し気な遠景となって、白い花満開の景色が開けます。


cf. 🔗3/10

 日差しも強く汗ばむよう。半袖ポロシャツ1枚で、乾いた風が気持ち良いです。

 明日もあさっても良いお天気は続きそう。さんぽが楽しみな季節になりました。