■ 先日発表されたリコール対象製品ですが、使用していないこの個体は該当するロットなのかな。
■ あ、そうですか。期待なされご覧いただいた甲斐もなく(?)お咎めなしでした。
■ この製品は、購入して2回ほど湯を沸かしたかな、7,8年前...。
■ 実は、仕事場の事務室で使う用途で、外観(トップ画像↑)の通りステンレス製品だと思い込んで注文したのですが、内部は、底の熱伝導プレート以外は全面プラスチックでした。
■ プラスチック容器でグツグツと100℃のお湯を煮立てるわけで。そもそも
■ 有機化合物を全身で堪能する最先端の人類となるのは1回だけにして、あと1回は、清掃につかう湯を沸かしました。それには容量が少なすぎたのですが。
■ 翌日、"除却"の経理処理をし、簿記上の"貯蔵品"となりました。
■ T-falの製品は、いくつか持った/持っています。
■ 特徴は、"斬新なアイディアと先進的なデザイン。それを販売できる技術力と資本力。高級なイメージ。見た目の通りの高額商品"。
■ "すばらしく洗練されたフランス発のハイクラスなキッチンツール"というブランドイメージがあります。
■ それらを可能にしているのが、「プラスチック成型パーツを多用している」点に収斂されると思います。
■ 圧力鍋の先進的なデザイン...。
■ かつて私が使っていた同一型番製品はもうない(この点、"永遠にあり続けようとするドイツ製品"と違いますね)のですが、上画像とほぼ同様な構造のものを使い、熱も圧力ももろにプラスチックに応力がかかる構造で、ほどなくガタが出ました。構造的な問題なので改修の余地はないです。加圧調理時に不安を感じ、廃棄処分しました。
■ 手無しパン(鍋)セットは、高品質でシンプルな積層ステンレス。積み重ねてコンパクトに収納可能。フライパンセットはテフロン加工を施しています。造りは良いです。
■ グツグツ煮えたぎるビーフシチューが入った重く熱い大容量鍋の端に、パチンと噛み込むこの取っ手をつけて、さぁ片手で運ぼう...という気にはならないです。
■ ガラス蓋は、辺縁部と中央ツマミにやはりプラスチックを多用。シチューなど油分は100℃をとっくに越えそうなのですが、シチューの仕上げにもプラスチック樹脂 芳香族有機化合物のフレーバーを隠し味に加味できる点、フランスのエスプリのピリリと効いた洒落た構造ですね。
■ きっとフランスでは、どこのご家庭のキッチンにも、T型トルクスソケットセットやラチェットレンチが標準装備されているに違いありません。
■ドイツ製のフィスラー(Fissler)やイーロ(Elo)の圧力鍋や寸胴鍋が、樹脂部品を排除もしくは必要最小限にし、いずれの場合も徹底的に分解でき、永遠に修理可能な発想であるのとは、世界観が抜本的に違いますね。偶然類似している点は、高度な機械工学的専用工具をご家庭に要求する珍妙なクセぐらいのものです...(🔗1/11)。
■ 発想の違い、文化の違い、いずれも認め合う社会が望ましいのかもしれません。認め、尊重し、知見が広がります。が、受け入れてともに行動する気持ちには、チョっとなれないかもしれません。