2023/06/01

■ こわすつくる - 実家整理 - 閉眼供養5



■ 閉眼供養の翌日、さっそく、最初に助言を求めた親類の弘前のお寺に報告とお礼にうかがいました。

■ この寺の宗派は、鎌倉期に成立して以来、農民層に流布した経緯から、当寺院には、江戸時代の飢饉の鎮魂碑(巨大な一枚岩)があります。

■ 昨日のありのままを報告しました。住職の話では、その後に聞いたところでは、仏壇を自分で処分場にて廃棄する人もちらほら聞くようになった。それも止めはしない。ただ、何十年も信仰や気持ちの安らぎの対象となった仏壇に、感謝の気持ちを込めてその最後を仏具店にお任せする気持ちも尊いと思う、とのことでした。私も昨日、まさにその同じ考えに帰着しました。

■ このとき、おもしろかったお話は;

私はこのお寺に50年近く前に数年間下宿させてもらって学校に通ったのですが(画像の赤い門を日夜毎日くぐったのか...)、先日仏壇の処分をお願いしたpさんの先代社長もまた、このお寺に下宿して弘前高校に通ったんだよ、という事実を聞いたことです。そんなつながりがあったとは。昨日の仏壇処分の際には、私も今の若い社長pさんも知らなかったんですねぇ。

■飢饉の碑といい、多くの学生を下宿させてくれた歴史といい、実に、人助けに縁があるお寺ではないでしょうか。