2023/08/28

■ なおす - 色鉛筆を削る


 芯が丸くなってちびた色鉛筆を、小さい鉛筆削りで削ります。

胃透視検査の日とその翌日は、いつもやはり体調がいまいちです。なるべく動いて気を紛らして、生体恒常性を保ちたいと思います...が、なかなか。掃除や片付けなどのゆるい作業をしています。

色鉛筆もまた、何十年来ちびりちびりと使ってきました。上の画像は、いかにも寄せ集めですが、気に入って使っています。他に長い色鉛筆が何ダースか年来死蔵しているのですが、手もとのコレだけで事足りています。

鉛筆とは全く異なる筆記用具ですし、使用時には、鉛筆のように持っては、何だか本来の性能を発揮してくれないような気がして、下の画像のように持って使います。

色鉛筆の持ち方;トンボ色辞典 https//www.tombow.comspirojitenartstudiobasic

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ただ、鉛筆と違って「正しい持ち方」のような主張はあまり意味がないのではないでしょうか。線描するのか・塗るのか、塗るにしても、タッチを残すのか・うっすら霧状に塗るのか、要するに使い方が自由です。表現力も、他の多色筆記具より豊かな表情が出ますし、何より手軽です。

絵を描く趣味があるわけでもないですし、誰かに見せるわけでもないです。紙も、いつものウラ紙など、描いてすぐ捨てるような紙です。でも、使う理由は、自分の理解の助けとなるからです。加えて、机に向かうひとときの気持ちがなごみます。と、それだけの補助的な使い方だから、あってもなくても...というわけにはいかなくて、この「机に向かって頭を使う作業をしているんだけど、色鉛筆を使うと醸し出されるゆる~いくつろぎ感」が、自分には必要だと、じわりとあとから思い出したりします。

考えてみると、色鉛筆との、こういう、細い淡い付き合い方を、もしかして、小学校以来半世紀、今に至るまで、途切れたことがない気がしてきました。高校・大学・社会人になっても、ずっと使ってきて、そういえば何度も「コレ色鉛筆?」「なんで色鉛筆?」と、場違いな場で聞かれたことがあるのを思い出しました。若者の頃は、聞かれて恥ずかしい気がしましたが、今となっては、誰にでも、いいじゃないか、便利だよ、と開き直って啓蒙して歩きたいくらいです。