2023/04/05

■あるく - 大鰐の杉林の道


あるいて気持ちの良いポイントまで、気分転換を兼ねて、ドライブしてみます。弘前市の南隣の大鰐町のさらに南部に通る国道454号線。国道7号線から東に山を抜ける3桁国道です。

 美しい杉の林間を道が抜けています。美しい杉林なのは、見るからに丹精を込めた人の手が入っているからです。美しさの背後に、危険で過酷な林業従事者の方の苦労がしのばれます。感謝してゆっくりしずかに、慈しみ深く味わって通り抜けてみたいと思います。

 早春のひんやりした杉林。吸い込む森の香り。あちこちで聞こえる雪解け水のせせらぎの音。自分の心の中にわだかまった、雑多な世俗のせせこましさに凝り固まった気持ちの澱が、すこ~しずつ、それでもつぎつぎと、流されていって、なくなっていくようです。

2023/04/04

■こわすつくる - 実家整理 - プラスチックごみを処理場へ搬入

前回🔗4/2
■ 画像は、やはりこの話題の場合、やはり何というかビジュアル的にあれですが...。いつも小さめに表示しております(;^^A

■ 処分品のうち、プラスチック類、または、家財道具を分解して出たプラスチック部品などは、自治体のごみ収集袋に入るものは、少しずつ地道に収集日に出していました。

■ が、他方で、サイズ的に収集してもらえないものや分類に疑義のあるものなどを、ずっとプールしておいたのですが、今日は、それを、市の処分場まで搬入しようかと思います。

■搬入前の準備として、

1) 荷崩れ(路上に散乱)を大いに恐れますので、梱包ラップなどで入念にまとめ、積載方法をよ~く考え、それから積み込みにかかります。画像は、積み込み途中ですが、この後、軽トラ用荷台カバーをかけ、さらにロープで固定しました。

2) 疑義のある処分品は、市役所の環境整備課の廃棄物処理担当の方に、画像付きのメールで問い合わせておきました。OAチェアから洗濯ばさみ1コに至るまで、画像付きで複数回にわたってメールで質問しました。返信はこちらの望むようには速くなかったのですが、きちんと回答していただきました。ご迷惑をおかけしてしまったのですが、ご担当の複数の係の市役所職員の方々の、誠実な回答には、感謝しています。

■「ごみをたくさん捨てなきゃ」という時って、どういう気持ちですか? 「コレ分類合ってるかな・大丈夫かな・叱られないかな・分類がわからないしめんどうだから袋の外から見ても見つからないように包んで…」など、後ろめたい気持ちで、またこっそりと、あるいはハラハラしながら…、という気分って、ほんとうにイヤですよね(「そんな経験はない」という方、スルーしてください)。でもそうするしかない私のような庶民の肩身の狭さ…。

■この作業を始めた3月は、やはりそういう気分で、分別・分類がわからないものだらけでした。そもそも、「ごみの分別収集に関して、分類に自信はある」という模範的な日本人の自治体住民って、極度に珍しいのではないでしょうか?

■しかも、分類を間違えてごみ収集日に出してしまい、収集作業員に見咎められ、その結果、自分の出したごみ袋だけが、「収集しません―理由は☑を参照」ってなシールが貼られて収集してもらえないまま、自分の名前が書かれた袋が町内のさらしものにされる…。

このようなお役所の措置が、あらゆる日本人にとって、精神的に非常に厳しいサンクションとなっています。

不法投棄が絶えない一因は、この過酷な措置にあるのではないかと思います。

■話がそれました。

今回、実家処分で大量のゴミを覚悟して、いざ作業に取り掛かって、「この際、何もかも徹底的にお役所に問い合わせよう」と決意しました(おおげさかなぁ)。今は「画像付きメール」という庶民の強力な意思疎通手段があります。徹底的にこれを駆使する決意で臨みました。

■で、満を持しての今日のプラスチック処分場への搬入。積み込みながら、非常に気が楽でした。たぶん分類は全て完璧にOKではないかなと...。

中学高校の時代にさぁ(突然ため口に!?)、定期テストの日の朝って、「どうせわからない、ひどい点だろう」と、うんざり重い気分だったことが多かったですよね(「いいえ、そんな経験はないです」という方は、無視してください)。が、たま~に、今回に限り、たまたま何度も何度も繰り返した勉強した狭い範囲が試験範囲になった、昨晩勉強し直したけどほぼOK、今日は大丈夫じゃないかなぁ…と思いながら受けた定期考査で、偶然に学年1位だった…などという僥倖を経験したことはないでしょうか? …ゴミの話のさいちゅうにどうでもいいくだらない自慢をするなよって?...そ、そうでしたね。また話がそれました。

■で、分量としては、軽トラに1回ではとうてい積めなかったです。結果、今日は、市のプラスチック再生処理場まで、2回往復しました。それでもまだたくさん残っていますが、後日改めての搬入にします。

■6kmほど離れた処分場までの往復は、1回あたりたったの30分程度でした。

■経験してわかるのですが、「軽トラに積む作業」「捨てる作業」は、そう何分もかからないです。それよりも、積載する前の準備作業(「分別して床にまとめて置く」「それらを梱包ラップやヒモでまとめる」「疑義のあるものは役所への問い合わせ」「問い合わせの結果を受けて、改めて分解-梱包作業」)が、何日もかかります。

例えば、壁の1面に「ペンキを塗る」作業。塗るのは数分ですが、下準備に丸一日かかります。あるいは「自作パソコンを組む作業」。1台の組み立ては1時間で終わりますが、パーツ(CPU, マザーボード, メモリ, HDDやSSDから始まり、設置ベイ割り振りとコード取り回し、冷却ファンや果てはCPUグリス等)の選定や想定で、何カ月も考えに考え抜いて組みますよね…、って、ペンキもPCも知らんわい、という方、ごめんなさい。言いたいのは、下準備・下拵えの重要さで、今回もじっくり実感しました。

■処理場では、自信はあったけどやはり緊張します。係りの人が、カミソリのような厳しい目で吟味してくれました。

■その結果、今回は、「土ほこりで汚れた発泡スチロールは、再生できないので持って帰れ」との判決が下されました。満点回答を予想していたのにショックを受けた弱小末端庶民の私が、「発泡スチロールの泥汚れは、個人や家庭のテクニックではキレイにして再度持ち込むことができません。どう処理すればいいのでしょうか。有料の廃棄物業者に頼むしかないのですか?」と愁訴したところ、「『燃やせないゴミ』の最終処理場に搬入するように」との下命を賜りました。

■『一人で実家処分』という行為は、無限の時間とあなたの人生そのものをゴミ処理のためにささげる必要があります…。

次回🔗4/6

2023/04/03

■あるく - 弘前禅林街



■ 弘前の禅林街は、道の両側に、禅宗(曹洞宗)のお寺のみが30余りも並ぶ寺院の街です。津軽藩の政策的街造りによるもののようです。

■ 観光地化されてしまって…という地元の人の嘆きもあるようすですが、

でも、今日この春の日曜日の夕暮れ前のひとときは、人影もまばらで、昔から変わらない暖かくも緊張感ある空気がゆらめくように漂い、夢見心地であるくことができました。

■ ふだんあるくりんご畑やあぜ道や湖畔の道も気持ちがなごんで良いのですが、人の手が、いや、人の意志や魂が、入念に込められたエリアは、異様な凝縮感や緊張感があるせいでしょうか、襟を正して胸を張ってあるこうというシャッキリとした意識が、自分を占めます。

■ 私は、打ち明けると、個人的に「旅行」は苦手です。「旅行」の定義を、いま仮に「自家用車を含む交通機関を用いた宿泊を伴う移動であり、かつ、ビジネス目的や差し迫った必要性緊急性が無いもの」と定義するならば、私は、旅行をした経験が、この半世紀で1度です。

■ 15年ほど前に、歴史的興味から奈良県奈良市とその周辺市町村を。綿密に意識して唐招提寺・興福寺・国立博物館・東大寺をあるきました。

■ 禅林街といい、興福寺・東大寺といい、同じようなひじょうに強い古人の意志を感じて、上にかいたような同じ意識が自分を占めました。威圧感がないわけではないのですが、心地よい緊張感です。

■ 気分が良いなら、もっと旅行をしてあちこち似たような場所を訪れればよいようなものですが…。ただ、仏教の寺院だから、宗教的な伽藍だから良い、というわけではなくて、例えば、大昔の学生時代の経験ですが、古い大学の古い図書館の内外を歩くときなど、似たような意識が目覚めます。 

■ 自分のふだんの軽薄な日常生活意識に対して突然視界に出来する非現実な重厚感で、その背後に何か歴史上の人々の強い意志を感じる場合です。このとき、畏怖の念を覚えるのですが、冷や水を浴びせられてすっきり目が覚めたような、希望を持とう、もっとよく生きようという感覚が優る気がします…。

2023/04/02

■こわすつくる - 実家整理 - 燃えるゴミを処分場へ

 

※ 画像は、google streetからお借りしました。
前回🔗4/1

■ 3月から何度も往復しているこの道のあの「燃えるゴミ」処分場へ軽トラで。

■ 個人でする「実家整理処分」の場合、町内の特定箇所にあるごみ収集所に、指定収集日に、ふだんから地道に、袋に詰めてゴミ出しをするのは、限界があります。特に私の自治体では、「ゴミ出しは1回につき4袋まで」と制限があります。

■ 自治体やその広域連合で公設の「廃棄物処分場」は、少なくとも「燃える」「燃えない」「プラスチックリサイクル」の3種類あり、それぞれ別の場所にあるでしょう。

■ ここに、住民が直接搬入すると、有料ではありますが、ゴミ処分が一気に片付きます。

■ 持ち込むには、車両が必要。 「『実家整理処分』を自分で」、と考える場合、トラックや軽トラがあるとないとでは、消耗する労力と時間は雲泥の差です。

■ 「軽トラなんかもっていないよ」という人の方が多数派でしょう。クルマは、首都圏や大都市圏以外の、地方在住の平均的日本人で所有している世帯は多いでしょう。が、トラックや軽トラまで所有している人は、それが日常必要な生活をしていない限り、少数派です。だから、この実家整理作業をやってみて思うのですが、個人の住宅であれば、やっている間はほんとうにたいへんな労働と精神的負担であるにせよ、丸1年もかかるわけではないので、軽トラは、1か月2か月半年などの単位でレンタルするのが賢明かなと思います。

■ 私もふだん軽トラに乗り慣れていると言えるほど乗っているわけではないです、ただ、積雪期も無雪期も、手元にあれば、思わぬ時に頼りになる存在です。

■ 今回は、ゴミ処分場の往復だけのため、3月下旬~4月上旬で600km走りました。しかし、その往復は、楽しい気分というワケではないです。

■ 画像の道は、岩木川下流のおおらかな川面を脇目に進む土手づたいの道(青森県道43号線)。水の流れや土手の鮮やかな緑が新鮮で、幼い頃から大好きな道。クルマでもチャリでも、晴れた春の土手の道は、気分もよく鼻歌混じりにでもなりそうな...。

■ ところが、軽トラだとこんなに怖いとは!いつも乗るクルマより座席は狭い高い位置にあって不安で、乗り心地がぐにょぐにょして、荷物はずっしり重く、春の強い風の中、黄砂が吹き荒れ、対面から道幅いっぱいのサイズのダンプカーが次々と遠慮なく突っ込んでくるところ(「ダンプカーは、1台きたら、あと5台来ると思え」がいなか在住の鉄の掟)、風圧で軽トラのハンドルが取られ、生きた心地もしない恐怖のひととき...。

■ 軽トラでの処分場往復が、だんだんキライ、行きたくない、と、当初のお気楽な土手の道が、意識下に精神的圧力がかかり、強い緊張感に変わってきました。

次回🔗4/4

2023/04/01

■こわすつくる - 実家整理 - 植物処理後


前回🔗3/31
■ 植物処理後。画像ではただの乱雑なアスファルト空間に見えます。

■ 「ただの乱雑に見える」という表現にさらに何か補足があるのかと問われれば、「ある」ので、今後同様の行為をお考えの方は、どうぞご参考に。

■ 作業するあなたの生命の危険があります。

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■ 世間様は、今日4月1日が、春風そよぐ希望に満ちた新しい年の始まりですね!

■ で、私は…。腰をかがめてマスクをして延々と続くゴミ処理の日々…。

■ 今日は、この狭い空間にて、手作業での撤去と分別の作業が必要でした。

■ 鉢植えとプランター撤去作業時に気づいたのですが、植物を置いてあったホームタンク下と、これに続く建物と塀の間の日陰の空間の接地面は、数十年来の、高湿・遮光・遮紫外線・嫌気的空間…等の条件を得て、暗湿地帯と化しており、目視では苔やカビ、さらにはおそらくその環境で繁殖しているであろう微生物で、ぬたぬたネトネトしており、かつ、猛烈な臭気がいっせいに解放空間に発散された模様です。

■ ここは、菌類・細菌類が豊かな繁殖を謳歌する培養床となっていたことでしょう。永田町や霞が関を彷彿とさせる空間ですね(意味不明でしょうか?)。もちろんその中には、人体にとっての病原体やアレルゲンも無数に種の世代を重ねており、中には、今この作業による空間膨満と直射日光照射と気温上昇を得て、空気中に浮遊するチャンスを得た菌類細菌類が、等比級数的な体積膨張、いわば空気爆発を発生したものと思われます。「臭気」という国語的日常表現も、化学的には「物質」があなたの鼻孔に入り吸着されるという機序を経た結果です。あなたの鼻の中の粘膜に付着する物質は、菌類細菌類にほかなりません。

■ この作業を、あなたが、「あ~やだな~、でもやんなきゃな~・後で手を洗わなきゃな~」ってな気分で、ゴーグルなし・ヘルメットなし・帽子もなし・マスクなし・素手・半袖・ステテコ・素足・サンダル・の、お気軽ないでたちで、とりかかったとしましょうか…。あなたの皮膚やその傷口・髪の毛・まつ毛・眉毛・口や鼻や目や耳などのあらゆる粘膜のすべてに、何かの生物(有機物)がいっせいに付着すると思いませんか…。ゾ~ッとします。

■ これに先立つ数日前、私は、家屋の屋根裏を整理して、膨大なホコリと綿ゴミの森に入りましたが、「防塵マスク」と「ヘルメット」と「安全ゴーグル」と「安全靴」と、2020年代の最新素材「ニトリル軍手」、加えて最後は、ホコリもウィルスも放射線ですら、水圧のあるシャワーで、何とか除去可能です。

■しかし、今日の、この植物エリアのバイオハザートは、デュポン・ド・ヌムール社製コロナヴァイラス感染防護服と酸素ボンベがなければ、接近不可能なんじゃぁ…?

■ ということで、除去後は、数日間、日光にさらしておきます。その後、乾燥したら、残滓をシャベル/スコップでさらってから、ごみ整理や分別を行う予定です。

■ ネトネトがニトリル手袋やビブラムソールに糸をひいて付着する拡大画像を添付しようか、と思いましたが、見る方のトラウマになって、食事ができなくなりそうなので、またの機会にしておきます(;^^w

■ 一人で今スグ解決できるわけじゃないんです。「時間」「太陽光線」「カラリと乾いた風」という、ふだんは気にも留めない、あって当たり前の役者の皆さんに、今日はすがって助けてもらうことにしましょう。

■苦痛・危険・理不尽・不満・涙に満ちた作業が延々と続きますが、チョっと背を伸ばして空を見上げて、気を取り直して、何かに感謝する気持ちを取り戻したいと思いました。

🔗次回4/2