かたのちからをぬいて日記をかきたいです
■ 美しい杉の林間を道が抜けています。美しい杉林なのは、見るからに丹精を込めた人の手が入っているからです。美しさの背後に、危険で過酷な林業従事者の方の苦労がしのばれます。感謝してゆっくりしずかに、慈しみ深く味わって通り抜けてみたいと思います。
■ 早春のひんやりした杉林。吸い込む森の香り。あちこちで聞こえる雪解け水のせせらぎの音。自分の心の中にわだかまった、雑多な世俗のせせこましさに凝り固まった気持ちの澱が、すこ~しずつ、それでもつぎつぎと、流されていって、なくなっていくようです。