2024/12/26

■ なおす ■ 除雪機のブロアロックボルトが折損

※ 奥上の4本が汎用ボルト(1本19円)、
手前下の2本がホンダ純正ボルト&ナット(1組167円)

今日は雨。雪解けが進みますが、今夜半から、また先日同様の警報級の降雪予報です。

 ご近所の除雪を手伝い中、慣れない敷地の平面で、突起物にオーガが当たったようで、カツンという音とともに、ブロアから排雪しなくなりました。シャーボルトのいずれかが折れたようです。

 どれどれ...、あっ!


 ブロアロックボルトが折れて吹き飛んだようです。シャフトのボルトホールが噛み合っていません...。


 もしも、除雪機の作業部であるオーガ(回転刃)と動力軸とが、頑強に固定されていれば、埋もれた石や木片などの噛み込みによる一定以上の衝撃があった場合、加えられた極端に強い抵抗が、オーガやブロアのモータに過負荷を与え、オーガの変形・折損・破断、モーターの焼損、と、機械全体に損傷が伝播し拡大します。場合によっては、機械本体が暴れて、操作者が負傷することもあるでしょう。

 一般に、「シャーボルト」は、作業部材と動力軸を、ボルトでつなぎ、過負荷検知時に、折れることによって、作動部と動力部の連結を解き、機械の根幹部に大きな損傷が伝播することを未然に防ぎます。

Website: yamaha-motor_snowblower

 安全装置の一種ですね。

 名前の由来がわからないのですが、電気工作分野に、「シェアボルト」があって、結線の圧着完了値となる一定の締付トルクに達したら、破断し、その瞬間の適切な圧着トルク値を維持するパーツがあります。それと発想が似ている気がします(単なる連想です)。

 ホンダの表現では「オーガボルト」「ブロアロックボルト」です。品番型番を調べ、いつも行く、除雪機も農機具も扱いがある巨大なホームセンターに。買いに出掛ける直前に、万が一置いてないかも、と思ったので、ネットを調べ、ホンダ純正パーツ取扱店ウェブサイトにて注文。送料込みで687円。良心的な方です。

 で、ホムセンに着いて、おじいさん風な店員さんに聞きます。

 店:「除雪機の型がわかればいいんだがな」

私:「古い機種のHS970です。カクボルトは6mm×16mmのようですよ。えぇと、パーツのメーカー品番が、(スマホのメモを見ながら) 06921-767-...」

店:「ああ、000番の3本セットね。それなら、そこのパーツ棚に...無くて、向こうの[2番]って書いた柱の側に同じパーツ棚があるので、在庫は2個くらいあったんじゃないかな。行って見てごらん。」

 スゴイ...。季節柄需要期とはいえ、この店員さんは、こんな多品種少量のスモールパーツの現時点の在庫を把握しているんですか...。歩くPOSシステムですね。

 たしかに2個ありました。1個買います。同一商品二重の買い物となりましたが、反復性のある「修理代・予備部品」と考えて、部品の冗長性を確保します。今後20年はダイジョブそうです。

 ボルト頭部の表記には、無限大マークというかメビウスリングマークというか、ホンダの「H」にもブタ鼻にも見えるマーク。それと、アンダーバーがあるだけです。漢字の「旦」にも見えるので、俗称「ホンダの旦マーク」と言われています。ホンダの古いオートバイ部品には、アンダーバーなしの「ホンダのブタ鼻マーク」というのもありました(昭和の話)。

※ フランジナットは、撮影の安定のため、逆に入れています。

 本来は、少なくとも日本の工業規格品ならば、ココには「強度区分表記」があるはず。

 ふつうの汎用ボルトは、同じサイズの鉄製ユニクロームメッキ6mmならば、「4.6」表記があるはず。


 「4.6」は、せん断臨界の引っ張り強度は400N/mm^2で、塑性変形の降伏点はその60%という意味です。(TAは製造者識別記号)

  しかも、肉眼で外観を見た感じでは、ホンダ純正ボルトと汎用ボルトは、違いがわからないです(トップ画像)。

 ホンダの純正パーツたるこのブロアロックボルトの価格は:

鉄ボルト6mm×16mm+フランジ付きロックナット、3組が、

ネットで502円。1組あたり167円(送料込なら229円)。

実店舗で473円。1組あたり158円。

 他方、汎用の鉄ボルトでほぼ同サイズ6mm×15mmとナイロンナット1組が、

ボルト1本19円+ナイロンナット1コ52円、

つまり1組あたり71円。

(ナイロンナット(鉄ナットに耐緩み高抵抗となるナイロンリングを内臓したモノ)を選んだのは、純正品形状のフランジナットの在庫がなかったことと、個人的な好みによるものです)

 父が、1970年代に、近所でもまだ珍しかったヤマハの除雪機を購入し、2000年代まで父と私とで使っていました。ヤマハ製品は、本当によく壊れました。壊れた、という事態の中には、シャーボルトが折損し、父には交換方法がわからず、販売店に除雪機ごと持参して修理してもらっていたことも含まれます。その都度、「修理にはカネも時間もかかる」とボヤいていました。

 自分でホンダ製品を2000年代に購入し、購入した年に一度、このトラブルがあって、自分で純正ボルトを買って直しました。が、その後は先日までこの20年間一度もなかったというワケで。その時、「ボルト1本だけなのに高いなぁ。ふつうのボルトでもいいんじゃないかなぁ」と思って購入しました。その時点では、知識もなくグーグル先生もおらず、うやむや。

 今回、ハッキリまなんだこと:

 純正品のせん断強度が不明(おそらく公表していない)。機能を考えれば、おそらく汎用品とは大幅に異なる値だろうと予想できます。

 純正・汎用の両者で、サイズは同等でも、汎用品のせん断強度が低ければ、少し硬い氷片を噛んだだけでしょっちゅう除雪機は止まり、明け方真っ暗な氷雪の中でのボルト交換作業となるだろうし、逆に強度が高ければ、本来のフェイルセイフ機能が作動せず、より大きな故障につながり、結局は、より高額な修理となるだろう...。

 汎用品ならば半額以下ですが、純正品と汎用品とで、金額的に莫大な違いとまでは言えないこと、ならば純正品です。これが結論です。

純正品を装着。空転止めに雪かき棒を挿入しています

 とは言え、ホンダのこのバーツを買ったのは20年ぶりです。私の場合は、1シーズンに1回も出会わないトラブルです。よそ様の敷地を除雪しなければ、もしかして今後二度と使わないパーツかも。

 でも、まなんですっきり納得しました。


 10mmソケット+エクステンションバー+ラチェットレンチでキッチリ締め、完了

2024/12/25

■ あるく ■ 廻堰大溜池


大雪となった翌日の、昨日の話です。

 さすがに雪質の良さに惹かれて、また前回(🔗12/19)からろくに間を置かずに廻堰大溜池へ。

 前回クルマで侵入できた湖畔へのアプローチは、最寄りの集落で除雪の道が途絶え、完全に積雪閉鎖状態でした。

 別な集落に回ります。前回折り返した地点は、除雪の跡があったことを思い出したので。

 集落のはずれから農道に侵入しますが、雪の回廊。りんご畑で細々と作業するりんご農家が利用できるよう、ローダーで軽トラ1台分を掘削した状態で、すれ違いは決定的にムリ。雪の壁は1.5メートル以上あって、車窓のガラスに雪の壁がこすりそうです。

 イマ戻るのは不可能。スタックして身動き不能となるでしょう。動き続けるしかないので、強引に進みます。対向車が来ないよう背中に冷や汗を感じつつ祈りながら、恐怖の狭隘路をくねくね進むと、湖畔の、前回の折り返し地点付近に、ローダーが盛大に雪をまとめ寄せて盛った場所が、軽トラ2台分くらいの待避スペースになっています。直後に対向車の軽トラが出現。助かった!荷台に除雪機を載せていました。どんな作業をしたんだろう。


 雪質が、乾燥してたいへん軽く、発泡ポリスチレン(スチロール)の粉のようです。シューズや板を下ろし、目の高さほどある雪の壁を、登ろう...としたのですが、脚や腰が深く埋まってしまい、無駄に泳いでいるだけで、なかなか上に這い上がれません。必死に雪の壁を登攀し(大げさ)、無雪期に愉快にあるく農道に立ちます。

 前回の折り返し地点から、逆に出発。

 湖岸の道に雪がかまぼこ状に盛り上がって積もり、まるで山の尾根道のようです。道の左側が、そのまま滑らかなスロープとなって凍結した湖面に...。なので、エッジのないクロカンクラシックでは滑り落ちないよう、路肩に近づかないようにします。

2024/12/24

2024/12/19

 路肩のガードワイヤーは、さすがに埋もれたようです。

 雪質は、スキーにとって、ほんとうにすばらしいです。

 調子よく気分よく進みます。気温は氷点下で、薄着ですが、汗ばんできます。たまに目にする光景として、クロカンスキーの選手が真冬の雪原トレーニングを半袖Tシャツでこなしているのを見たりしますが、さもありなん。厳冬期の新年開催の箱根駅伝の選手のウェアと同じですネ。

 先日の、アカマツの倒木地点を通過。単調なモノクロームな道に、ドラマを添えています。


 森を抜けて湖岸の吹き曝しが近づくと、猛烈な風雪です。立ち止まったりスマホカメラを手にしたりなどという行為はムリです。雪が硬く凍結して、刻むトラック(軌跡)が浅く不安定です。


 しかも体感温度が一気に下がり、いくらもがいても、もう暖かいどころか、こんな薄いスポーツウェア1枚では裸同然の寒さです。とにかくも先日の出発&到着地点の道には除雪の手が入っているか確認し、そこで折り返してまた森の中に逃げ込みましょう。

12/19の出発&到着地点

 見ると、先日のその地点は、もはや春まで、クルマや徒歩で近づけるような場所ではなくなっていました。確認して即、折り返し、自分の刻んだトラック(軌跡)を必死に辿ります。

 ふぅ、森の中は暖かい!いや氷点下なのですがね。


 四つ足獣の迒を追って、さらに森の中に入ってみたい...けれど、下り勾配なのと植生が密なので、エッジなしの板では、テクニック的にムリです。あきらめ、今日はこれでじゅうぶん満足して帰ります。

2024/12/24

■ なおす ■ 七厘で除雪機を暖める?


■ 
炭火を七厘に熾します。


 車庫になんとかスペースをつくって、除雪機を入れます。

 七厘を、オーガの前に置きます。

 除雪機の雪詰まり...。シューターが機能しなくなるまで詰まることもあれば、そこまでいかなくても、除雪終了後は、やはり内部に雪は詰まっています。

 車庫のシャッターを締め切っても中は氷点下...。まぁ気休めとわかってはいますが、炭火で0℃さえ超えてくれたら、雪詰まりは解消します。


炭火を熾したら、やはり鉄瓶をかけましょう。

 待降節も、もう終わる時期でしたか。お砂糖どっさりの甘い茶菓など1片もない4週間でした。が、雪積もる寒空の倉庫のなか、炭火の上の鉄瓶で沸かした、まる~い味わいの白湯が、こころからほっとする憩いのひとときです。

2024/12/23

■ あるく ■ 大雪


 今日12/23は、日本海側の津軽地方だけでなく、太平洋側の三八地方も大雪だそうです。奥羽本線大館以北や弘南電鉄は、全線にわたり午前中全面運休、東北道は事故通行止め、解除後すぐまた事故通行止め。学校はみな休校。シーズン最初の大雪ならどれも恒例のできごとです...などと言ったら不謹慎ですか。

 今朝3:00に見たときは、まさに唖然。街の裏店みたいな私の住むエリアの狭い4m道路など、もう道ではないです。粉雪が膝上の高さです。ご近所の、ミラやアルトのような乗用車タイプの軽自動車のボンネットなど、丸ごと埋まっている状態。

 すばらしいパウダースノー、などと口にしようものなら不謹慎なので、黙々と除雪します。

 積雪の嵩はあるのですが、軽いので、除雪機さえあれば、除雪はそう難儀ではありません。が、そんな都合のいいモノみんなが持っているというわけにはいかないでしょう。ご近所さんはたいへんな事態ではないでしょうか。あちこちのお手伝いをします。でも、手伝われた側も、ふだんと段取りが違うだろうし、ロータリー式除雪機で飛ばした雪は圧縮されているので、却ってあと片付けも予想外の慣れないキツい作業になりがちで、どの程度手伝うべきか、悩みます。

 所用のついでに八幡さまを通ろうか、と、向かったところ、狭い道の後ろから除雪ローダーが近づいてきます。脇によってやり過ごします。コマツ製小型ホイールローダーWA-30型です。私も所有・操作経験があります。普通自動車免許に半日の重機講習参加でオペレート免許が取得できます。狭い場所で取り回しが良い機種です。

 などとボヤっと考えながら見送っていたら、えぇっ!? なんと八幡さまの参道に入っていきました。重機に乗ってお参りですか?

 ら、除雪を開始しました。露払いしていただいてありがとう...などと言うと、またまた不謹慎ですね。作業の邪魔にならないよう、鳥居をくぐるのはまたにします。

2024/12/22

■ あるく ■ 雪原の河川敷


雪がずいぶん降り積もった日曜日。スノーシューかスキーを持参して少し遠くに足をのばして...と思っていたのですが、猛吹雪となってしまいました。

🔗7/8  ほぼ同じ地点

 クルマで出かけたとして、雪原となった野山のフィールドに駐車場なんてあるわけもなく、除雪した狭い車道に停めるのも迷惑。雪のやぶにツッ込むしかないですが、楽しんだ後にクルマを雪のなかから発掘するのがまたたいへんです(おおげさ)。

 吹雪いているし、近くの八幡さまにウォーキング、とも思いましたが、思い切って、その向こうの土手にのぼり、越え、河川敷を、スキーであるいたら...、まるでふきっ晒しですが、吹雪で遭難しそうになったとしても、這ってでも帰れそうです。

 真冬にココに近づいたことは無いのですが、猛吹雪の中、なんというか恥ずかしくも自宅からスキーを履いて...。往来にクルマはほとんどなく、吹雪に吹き飛ばされるように河川敷までやってきました。

 風圧もすごいですが、やわらかい積雪が1mほどあります。150cmの長めのポールで来ましたが、ポールは半分埋まり、たいへんあるきづらいです。強風と低温により一瞬にして指の感覚がなくなりました...。か、帰りたい...、いや、もうちょっとあるいてみましょう。

 直線で1kmほど。Uターンします。指先がもうダメ...と、思っていたら、ジンジンと暖まってきました。気分も高揚し、上半身の振りも安定し、風もやや追い風に。


 少し遠景を眺めるゆとりも↓...

 「広大な空虚感がある」「気の遠くなりそうな空気感がある」のですが、包み込むような巨大画像でご覧いただければ少しは伝わりそうです。自分って存在しているのだろうか、イマ、フっと消えても同じじゃないだろうか、でも、「自分が存在していると意識できる以上は自分の存在は確実だ」...デカルトの思想になっちゃった...。

 が、PCに向かって、この、ウェブログに縮小最適化した800pxの画像を改めて眺めると、「"何もない" が "ある"」だけなんじゃ...。画像を上下ひっくり返しても同じじゃないかとおもうほどです。これが津軽の冬の光景...。


 と、調子に乗って土手の上に出たら、吹き上げる風圧が等比級数的に高まりましたので、市街地側の斜面に降りたいナと思い、土手の上の道を、隅っこに寄ってよたよた進みます。ら、八幡さま付近で、見事な雪庇が続いています。わざと踏み抜いてみたら、意外にも身長ほどの高低差があり、ストンと滑落。雪山じゃなくてよかったな。


🔗 4/18 ほぼ同じ地点

 左手の八幡さまの参道をスキーで通って帰ります。車道もそのままスキーで300mほどあるけば自宅です。

 帰着して浴びたシャワーの、じ~んと気持ちよかったこと!