2024/02/11

■ まなぶ - オーディオ機器の話 2 - 大学入試センター試験2014年本試験 英語第6問


昨日の続きです。昨日の話は...

(1)...1段落目;オーディオ機器の黎明...蓄音機の発明と改良は、1) より気軽に、2) より良い音質で、の2つの目標を追求してきた。

(2)...2段落目;うち、1)の方向性に位置づけられるのは、1920年代の自動車搭載ラジオ、1980年代の歩きながら音楽をヘッドフォンで聞くという発想の実用化と普及がある。

…といった内容でした。

 思うのですが、上のうち、前者は、真空管の普及により、素人でもラジオが製作できるようになり、1920年代にMotorola-#5T71ラジオキットが、自動車所有者個人が取り付けるカーラジオとして初めて発売されたことを指すでしょう。また、後者は、1979年のソニー-ウォークマンのことだと思います。

 どうでもいい話ですが、私も、1983年に初めてウォークマンを買いました。もちろん再生できるのはカセットテープのみです。ヘッドフォンからの音漏れも盛大でしたが、この頃流行ったのは、山手線や中央線に大音量でドンシャリ再生した状態でさっそうと乗り込んでくる...。そんな、まるで自分のテーマ音楽とともに現れる若者がカッコいい時代でした...。今となっては「音漏れ公害」扱いですネ(笑。私はそんな派手なコトは怖くてできませんでしたが、初めてウォークマンを装着して、人通りのない夜の通りに足を踏み出し、しかもその時聴いたのはバッハの『マニフィカト』(BWV 243)だったりしたので、そのE♭管のノンヴァルヴのナチュラル・トランペットの超高音にビックリ仰天、地に足がつかない状態で歩いていた、あの日を覚えています。

 今日は、第3段落を。

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(3) 音楽の楽しみに影響を与えるもう 1 つの要素は、そのサウンド・クオリティ(音質)である。 1950 年代、「原音忠実 (Hi Fidelity)」、または短縮した「ハイファイ(Hi-Fi)」という用語は、企業によって一般的に使用されていた。その目的は、可能な限り高い品質のサウンドの再生を提供するレコーディングやオーディオ機器を宣伝するためだった。 フィデリティとは、忠実性を意味し、ナマの演奏にできるだけ近い音楽を、録音し再生することを指す。 理想的には、録音された交響曲を、目を閉じて聴くと、あたかもコンサートホールにいるかのように感じられるということだ。 1950 年代以降の技術の進歩により、リスナーがハイファイの目標に、きわめて近づいていけることができるような、最新の録音技術と再生機器が誕生した。

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 “50年代の技術進歩”とは、ステレオ録音技術の普及のことだと思います。

 ステレオ再生は、19世紀後半(1881年)のパリ万博以降、業界では認識されていたようですが、一般に普及した技術となったのはその70年後の1950年代というわけですね。その間は試行錯誤の状態だったようです。だのに、その1950年代からさらに70年後の現代、じゅうぶんに成熟したハイファイ技術に私でも手軽に近づくことができるのは、なんと良い時代に生まれたことでしょうか。そのおかげで、人生変わったり、生きる希望を得たり、などということがあり得たのではないかと思うと、このオーディオの歴史をチョっと顧みただけで、今に生きている生かされているという感謝と感激が、ひとしおです。

2024/02/10

■ まなぶ - 「オーディオ機器」を話題にした入試問題 1 - 大学入試センター試験2014年本試験 英語第6問


コンシューマ(民生)用オーディオ機器の歴史と位置づけ、みたいな話が、大学入試センター試験の英語に出題されたことがあります。

 おそらく日本人の英語。出題者は、...以下は、まるっきり外野の憶測にすぎないのですが...、おそらく、センター試験英語科の統括責任的立場の方、2008年頃から2020年(最後のセンター試験)まですべての本試験の最終問第6問と追試験の第6問の多くを担当(すべて論説文)、試験問題の、本文(英文700語弱)も設問も、自ら執筆、趣味はオーディオと音楽と読書(小説)...、ではないかしら...と思っています。

 この方の個人的趣味の話題(音楽と小説)に、センター試験受験生50万人がお付き合い申し上げたことが、少なくとも、本試験で3回程度(音楽)、追試験で2回程度(小説)の複数年度にわたります。

 文体は、...私ごときが申し上げる立場にないところ...、十数年のすべての出題にわたって、高3段階での履修レベルを考慮に入れた上で、表現・使用単語・言い回し・一貫した論理構成など、推敲に推敲を重ねた練られた模範的な英文です。

 この担当者の方の出題になった2008年のセンター試験以来、当第6問には、段落番号がふられるようになりました。今日は、2014年本試験第6問のうちの最初の2段落だけ、幼い和訳を試みてみようかな...(というのも、MS-Wordの契約を終了して以来(1/20ご参照)、Libre WriterもGoogle Documentも、ベタ打ちしてすぐの細かい編集(個人のクセです)の、使い勝手に慣れず、泣いている、という、個人的事情...)。

 オーディオ機器を取り上げた英文で、まるっきりこの方の個人的趣味 執筆者の知見あふれる話題です。スマホとヘッドフォンでおキラクに音楽をエンジョイなさる18歳の受験生が読んでも、オーディオにはウルサい 偏屈な 一家言あるオーディオ・マニアのオジサン 諸兄がお読みになっても、それなりに楽しめる話ではないかと...(Libre Writerの操作に指が慣れず、ミスタッチが多くお見苦しい点お詫び申し上げます)。

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 - - 聴く際の利便性と音質 - 他に優先事項はあるのだろうか? - -

(1) 1877 年、トーマス・エジソンは、音を録音し、再生できる新たな装置である『蓄音機』を発明した。人々は、初めて、フルオーケストラの演奏を、自宅にいながらにして楽しめるようになった。 数年後、ベル研究所は、新たな蓄音機を開発した。それは、より良い音質を提供する、つまり、声と楽器が、よりクリアに、より現実に近く響くものだった。 これらの初期の製品は、オーディオ技術の開発における2 つの主たる焦点を象徴している;すなわち、「カンタンに聴けること」、「聞こえてくる音楽のサウンド・クォリティを向上させること」である。 両方の分野において、長年にわたるその進歩は目覚ましいものがある。しかし、音楽そのものを、これらすべてのテクノロジーの中に埋もれさせてしまわないようにすることが重要である。

(2) 蓄音機のおかげで、音楽を聴くことは、はるかに便利になった。だが、それはほんの始まりにすぎなかった。 1920 年代に、カーラジオの出現によって、路上でも音楽を楽しめるようになった。 1980 年代、ポータブル・オーディオへの関心が、現実のものになり始めた。というのも、通りを歩きながらヘッドフォンで音楽を楽しめるパーソナル・ミュージック・プレーヤーが開発されたのだった。 近ごろでは、小さなデジタルプレーヤーに何百ものアルバムを入れて持ち歩き、ごく小さなイヤフォンでアルバムを聴くことができる。

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 「オーディオ機器」のそもそもの黎明期の話からスタートですネ。『蓄音機』は、かつてのイギリスEMI = HMV (His Master’s Voice)のトレードマーク、亡き主人の生前の声に驚いてじっと耳を傾けるニッパー犬が印象的です(トップ画像は私の1986年頃のHMV盤LP)。

 この2段落では、オーディオ機器とは、

1) 演奏会場に行かなくても音楽が「良い音で」聴ける...「ナマの音を追求する」

2) 音楽を、自分の好きな時に好きな所に「持ち運べる」...「聴く利便性を追求する」

の、2つの軸を求めて、進化しつつある話が始まります。

2024/02/09

■ あるく - 菊ケ丘公園


あるいて7分のところにある公園です。用足しのついでにまわり道をしてあるいてみました。図書館や体育館など市の施設があるエリアの奥に、庭ふうにひっそり遊歩道がしつらえてあります。

  初夏には花菖蒲がたくさん咲くのですが、冬は通常、雪が多くてあるくことができません。今年は人がいない冬の雰囲気も味わえて、それなりに良いのでは、と思って、足を向けてみました。

 ...ら、やはり、私より先に散策を楽しんだヤツがいるようです...。

2024/02/08

■ まなぶ - だまされるメダカの皆さん - 青森県立高校入試平成15(2003)年 理科第4問(生物分野)



県立高校の入試問題を、ぼやっとながめて空想してみましょう。

 奇抜な抽象画イラストの英語と違って(1/4ご参照)、今日のメダカの皆さんは、リアルな表情です。

 理科の入試に選ばれて被験者となってだまされる運命にあるメダカの皆さんの気持ちを空想してみます;

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4. 小川で採取したメダカを水槽に入れて、次の実験をした。

実験1 水槽にイトミミズの入った試験管を静かに入れると、メダカはすぐに近寄ってきた。

...メダカの皆さんにとっては、おまちかね、ごはんの時間ですね!


実験2 水槽にイトミミズをすりつぶした汁をスポイトで静かに滴下すると、メダカはしばらくしてから近寄ってきた。

...メダカの皆さんは、ごはんの香りだけはするのですが...。顔を見合わせて困惑中。


実験4 水槽の水を棒でかき回して水流をつくったら、メダカは水流に逆らって泳いだ。

...メダカの皆さんには、流れる方向と逆に上流に向かって泳ぐクセが。流されずになるべく同じ所にいたいんですね。


実験3 水槽の外側で円筒状の紙をゆっくり回転させると、紙の内側に描いた白黒模様の違いによって、メダカは紙の回転方向に泳ぐ場合と泳がない場合があった。

...メダカの皆さんは、景色は次々と流れていくのに、水圧は感じないので、疑惑の気持ちでいっぱいです。


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よければ、高校入試問題の設問の一部を解いてみてください。んじゃまた(^^w

(2) 実験3で、メダカが紙の回転方向に動かなかったのはどの模様のときか。上にある白黒模様の図1~4の中から一つ選びなさい。

(3) 実験3と実験4の結果に共通しているメダカの習性はどれか。次の1~4の中から一つ選びなさい。

    1 急に動くものから逃げようとする。

    2 常に場所を変えようとする。

    3 同じ位置にとどまろうとする。

    4 明るいほうへ泳ごうとする。

(4) 実験1~4を暗室で行なっても、メダカが同じ行動を示すと考えられるのはどれか。実験1~4の中からすべて選びなさい。

2024/02/07

■ なおす - 包丁を砥ぐ


恒例の包丁研ぎ(🔗→2023/7/19)。今日のメンツは、1) 藤次郎170mmVG10、2) パン切りナイフ、3) ポケットシャープナー(携帯鉛筆削り) ステッドラー「510 10」

 ステッドラーは、毎月のレギュラーメンバーとなりました(🔗→2023/12/30)。一度経験したらもう、砥がずにはいられません。砥石は、#800→#1500→#4000のメニューです。

 砥いだ刃をそっと爪にあてると、刃が爪の中に吸い込まれていくかのようです。そこまでヤルかという執拗な砥ぎ方の自分が怖いです...。

小刃付近は、新品時は機械磨きのスクラッチ仕上げでしたが、
4000番のせいで、新品にない鏡面仕上げになっていきました

 トップ画像は、主力戦闘機(?)の藤次郎VG10。砥ぎ終えて、試しにトマトを切ってみました。

 トマトは、スーパーの野菜売場にあった見切り処分品。大玉2個で100円です。廃棄寸前(?)で、身も皮もぷよぷよです。

 そのトマトを、トップ画像手前側(下側)のローリエ(月桂樹)の葉の方向から刃を入れ、スライス厚を0mmから始めて2mm程度の厚さになるよう、薄切りハムみたいに切ってみました。いつものように、刃の鋭さに鳥肌が立ちます(;・o・

 これにモッツァレッラでもあればオシャレなのですが、買うのが怖い輸入トマト缶の代わりに、あとはすべて乱切りで。ま、しょせん煮込料理ですよ、私の場合は (^^d