2025/04/30

■ まなぶ ■ 色ペン


書いたものをさらに手作業で"辿る"単調なことをしています。これは"確認メモ"に近いので、失敗したらすぐ次の紙を遠慮なく使えるよう、古いウラ紙(使用済みで余白の多い紙)を使っています(🔗2023/9/12)。が、混乱しやすい作業なので、色ペンを便利に使っています。



 「サラサ0.3」(🔗2023/9/3)の10色セットも「ジェットストリームカラー0.5」の8色セットも「エナージェル0.7」の10色セットも、場合によって使い分けています。思考が整理できて、とても助かっています。

 クッキリと鮮やかなラインのインクの色ペンだけでも、さまざまな製品が、ムリのない価格で入手できて、楽しみながら実用に供することができるなんて、すばらしい世の中です。

 単調で気を遣う作業なんですが、そのストレスは、使用済みとなった紙にさらに万年筆やGペン(つけペン)で波波とうねった模様を書きなぐって、大いに解放しています。

 同じ面を何度も使われた紙は、さらに野菜くずや茶葉を包んで廃棄。さんざんな目にあわされる紙にも感謝。棄てる際に水性インクが手にけっこうたっぷりつくんですけどね。

2025/04/29

■ あるく ■ ながもちする梅の花


今日は9℃、一日いっぱい雨が降ったりやんだり...。ゴールデンウィークなのに寒いです。

 ずっと低温のせいか、散り始めの桜より、まだまだ梅が咲き誇っています。


いまだに、これからつぼみをふくらませている木々も...。


遠くに出掛ける気になれない天候が続きますが、お休みだからって特別に予定をつくったりしなくても、ふだん通り規則正しく机に向かったり他の作業をしたり、その合間に近場で散歩を、ふだんより余裕をもって楽しむことができるので、冷たい雨の連休をあまり恨まないようにします。


 見に訪れる人もいない、雨がちで閑散としたあの梅のさんぽみち。梅の花たちは元気。連休中ずっと目を楽しませてくれそうです。暖かい日が来たら、さぞ香りも漂うことでしょう。

2025/04/28

■ あるく ■ 桜から新緑へ


桜の花もそろそろ褪せてきましたが、新緑も鮮やかになってきました。

 今日も寒々しい曇天ですが、年初の思わぬ好天のもとで銀世界を楽しんだあの堺野沢溜池(🔗1/12)に足を踏み入れてみましょう。


 豪雪の痕...倒木がいたるところに。もとよりここ数年は、"遊歩道”とは名ばかりの、手入れが放棄されたような荒涼としたエリアだったのですが、雪融け直後、まだ植物の生命力が立ち上がっていなかった時期は、痛々しかったことでしょう。今の光景はどうかなと思って。


 桜もモクレンももう色褪せていますが、散り始めた頃にこそ、良い香りが漂います。


 まもなく道が塞がれそうです。


 桜は、大枝が雪で折れた状態で、開花したんですね。


 水面に倒れ掛かった状態で新緑が芽生えています。


 目を遣ると、りんご畑は、もうあざやかな新芽。


 りんごの花のつぼみ。


 躑躅(ツツジ)も、もう準備中。


 そろそろ山道の散策も、と、惹かれます。


 朽ちた木道にも、鮮やかに新緑が萌え上がっています。


🔗1/12

 あ、あの梅のみちに寄ってみたら、梅の花は、品種が多いことから、まだまだ元気に次々と咲いています。まだしばらく楽しんであるけるようです。

2025/04/27

■ あるく ■ どうしても"かんご~かい"


夜半も昼過ぎも、8m/sの強風でした。強風になったり弱まったり。明日も同様、揚子江気団から繰り出される弱い低気圧がコロコロと入れ替わる予報。アサッテは勢力が変わってやませの張り出しが強いようす...。これから数日は、梅よりも、桜が、先に散るようです。

 しかも今朝も9℃と、低温です、が、やませとは性質が違い、昼から、気温が上がって雨になりそうな曇天と風です。

 平滝沼公園(🔗2024/4/22)の桜を見に行きましょう。低温のせいで、去年より1週間程度遅れていると予想して、今日あたりかな。

 やはり満開直前でした。


 ならば、日曜日の今日に、ゼヒ花見を、という人たちもいるでしょう。

 花見、つまり、桜の下で、車座に座って、食べて飲んでおしゃべり、のひととき。

 これを、観櫻会(かんおうかい)と言いますが、津軽弁では東北弁鼻濁音連濁現象により、"かんご~かい"と発音します。なお、発音ストレスは "ご”にあります。

 この単語が通用するのは、いまとなっては、津軽人のうちでも昭和世代です。でも個人的には、この単語を聞くと、暖かい陽気、桜満開の芝の上で、くつろいで愉快にやっているおじさんたちが想像されて、つい頬が緩みます。

 この刷り込まれた語感とはうらはらに、ここ数年は、桜の開花が妙に寒い日々ばかりの印象です。

 今日も、寒く、また、この公園は、広大な敷地ではありますが、海風にさらされ、今日はことのほか寒風が強く、桜の花びらが雪のように舞っています。

 曇天低温強風であろうとも、ど~しても"かんご~かい"をしなくてはならない皆さんもちらほらと...。


 やはり見かけると、こちらもなごみます。楽しいおしゃべりになっていることを祈ります。

2025/04/26

■ あるく ■ 散り始め


桜も梅も同じくらいに開花して1週間。例年より低温で推移しているようで、花は長持ちしています。

 あの梅のみち、今の時期だけはできるだけ足を向けて、あるいて楽しみたいと思います。


 今日のお昼すぎは、みぞれ、気温9℃、8m/sの強風。あるき終えると、空がどんどん暗くなり、雷まじりのたたきつけるようなみぞれとなりました。

 せっかく満開になったばかりの梅。まだ花びらが舞うには少し早いのに、低温で悪天候のせいか、強い風に散らされています。訪れる人もなく、まるで潮が引いたよう...。


 明日あさってと、強い風まじりの雨のようです...。それでも、また来てみようと思います。

2025/04/25

■ あるく ■ にぎやかな「花見」から離れて


昨日の続きです。喧噪の「昭和の花見」から離れて、湖畔の奥深くに足を踏み入れ、静かにあるいてみましょう。

 その前に、昨日は朝から晴天だったのですが、風が初夏の"やませ"、かなり強い東風でした。

 観光客の方々の中にも、非常に寒そうにしていた方々が散見されました。暖かい地方や国からお越しの方々でしょう。

 改めて画像を見て気づきました。"やませ"の雲の群れが、東の山脈を乗り越えようとするかのように、帯状に延々と連なっているのが、ご覧いただけるでしょうか。逆に言うと、山脈が楯となって、やませがこちらに降りて来るのを防いでいます。


 この連なる雲は、いかにも、青森県の東半分(岩手にかけた旧南部藩エリア)を覆うような、勢力の強いやませです。

 帰宅してこの画像を見て、すぐ天気図で確かめると、ご覧の通り↓(天気予報図に、山と風を簡単ですが書き込みました)。


 青森県の右半分(東半分; 南部藩エリア)は、曇りか雨で、かつ、中でも太平洋岸はかなりの低温です。対して、青森県の左半分(津軽藩エリア)と、天気と気温の違いは歴然です(八戸・三沢と弘前・青森では、10℃近く違います)。

 ヨーロッパ大陸西岸の、北大西洋海流の影響を受ける夏に冷涼な"西岸海洋性気候(ケッペン気候区分の'Cfb'前後)”に非常に近く、ニッポン封建社会の根幹をなす重大な価値観である熱帯由来の"稲作"にとっては、壊滅的な気候である点は、以前に述べました(🔗2024/10/18)。

 岩手の宮沢賢治が、
" 雨ニモマケズ
  風ニモマケズ
  雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
    ...
  ヒドリノトキハナミダヲナガシ
    (日照り(旱魃)の時は涙を流し)
  サムサノナツハオロオロアルキ
    ( 寒さの夏はおろおろ歩き) ..."

と謳った「寒さの夏」は、まさにこの初夏のやませです。

 やませの強い夏は、連日の雨と寒さにより夏じゅう暖房が必要で、秋以降の凶作と悲惨な社会史や風俗史は、歴史の示す通りです。

 ところが、このやませは、その雨が、上の図の通り、青森県中央部を縦に貫く八甲田連峰や西の津軽半島を縦に貫く中山山脈の東斜面で遮られ、低温な強風は、山肌を這う間に、弱められ、地熱で暖められ、津軽地方に到達する頃には、乾いたさわやかな風をもたらします。これが津軽地方の6月7月の、梅雨の存在しない爽やかな気候の理由です。

 とは言え、その歴史を想うと、やはり鳥肌が立つ思いです。まだ4月の今日ならばいっそうその冷たい強風のひややかさが身に沁みます。

 さてと...、地図文字の「"花見"の公園エリア」を抜けて、文字の「散策路(ちょっと荒れ気味)」のエリアに進み入ることにします。


 今日はこの地図のうち、右半分の"すこしワイルド"な数kmをあるきます。左半分のくねくね路は、"そうとうワイルド"なので、パスして舗装路に出、クルマを置いたキャンプ場(左下の白い半島部分)に戻ることにします。

 見るからに↓、観光客の方は、これ以上先に"進まない方がいいかも"という気にさせる雰囲気を湛えています。


 私の場合は、もとより今日はここをあるくのが主たる目的でしたので、トレッキングシューズ装備でこころ楽しく進みます。

 雪融け水がたっぷりと湛えられ、まさに湖面が足元に迫っています。


 かつては環境省から事業資金を得て整備したようですが、今では、刈り払い程度は行われているものの、なかなか荒れた山深い雰囲気があって、ちょっとした山歩きを楽しんでいる気分になれます。

 高台となっているポイントから開ける静かな眺望↓。西方の公園方面を眺めます。ここのポイントは実は、いつもは、つまり1年のうちの大半は、向かい風となる西からの強い季節風で、いたたまれずに足早に通過する箇所なのですが(積雪期は完全に閉鎖)、今日は好天で東風(追い風)なので、遠景の桜の雰囲気も手伝って、思わぬすがすがしさありました。


 で、今回は、グルリと湖畔を1周巡って、2時間程度あるきました。キャンプ場は、なごやかで、桜が満開です。今日の一番上↑のトップ画像も、ここの風景です。


 対岸の喧噪とは別世界。花の楽しみかたも、にぎやかだったりしずかだったりと、極端にちがいがあるものですね。どちらが好きですか。

2025/04/24

■ あるく ■ 「花見 - 昭和風」


桜の名所。10kmあまり離れていますが、晴天の田んぼの農道を河川沿いにゆっくり快適に抜けて、ほどなく到着。実は「桜まつり」の時期に来たことが、幼い遠い記憶しかなく、半世紀ほど昔かも...。本能的に避けていたようです、が、今日は"初めて"、行ってみたいと思います。

 実は、残暑も終わった秋風の吹く頃、気持ち良い木洩れ陽の落ち葉の道を踏みに、数年来よく訪れてはいます。

 が、今日は、公園に近づくにつれて、異様な混雑ぶり...クルマもヒトもです。拡声器の交通整理や音楽の騒音、煙と肉臭...。

 いつもの、公園の無料駐車スペースや近隣の私有地の空き地は、どこもボッタク悪らっ、ス、ステキなご商売をされていますので、絶対に近寄れないとわかりました。弘前城址公園の「桜まつり」と、やはり同じです。


 そのまま園地界隈を通り抜けます...。帰ろうかなとも思ったのですが、湖の対岸に、無料のオートキャンプ場があるんですよ。まだ連休前なので、そう混雑はなさそうです。

 今日、平日昼の時刻ですが、キャンプ場もそれなりに混んでいます。でも駐車スペースは悠々です。無事に停めて、湖畔を公園まで近い反時計回りに20分ほどあるきます。

 公園が近づくにつれて、沿道や堤防沿いの桜も、見事な景観となって迫ります。

 と同時に、騒音と肉臭の園内に。


 紅白幕...(↑トップ画像)。素人の皆さんの歌と踊りで、あまりの凄惨さにもはや目も当てられず耳も...(以下の記述は自粛)。

 「昭和の花見」が色濃く残っているかのようです。

 公園内を通過するローカル私鉄も、今の時期は大人気です。たしかに、桜満開の下をゆく列車は、絵になりそうですね!

 ゆえに線路上にて大勢の人が記念撮影。そこにふつうに列車が来ます...。警備の人たちの怒号が飛び交います、が、今どきは日本語が通じづらいです。連休に入ったら鉄道マニアの方々が加勢して火に油を注ぐ壮絶な光景が展開されるようです。


 彼の生地です(🔗2023/7/16)。やはり今の時期に、彼のファンと思しき方々の姿も散見されます。連休にかけて、きっと取り囲まれることでしょう。


 喧噪の一隅を、本能的に速足で抜けきると、観光客の方々が足を踏み入れない静かなエリアが、実は、背後に広々とあるんですよ。


 その境目となる、吊橋や浮橋のエリア。ここより奥は、「公園」を超えた領域です。「遊歩道」として大昔に整備されたのですが、手入れがなされず、自然に帰りそうな勢いです。


 浮橋は朽ちて通行禁止となっているただの"飾り"です。その対岸の、さらに桜の咲き乱れるエリアが、キャンプ場です。画像の左手が田園・町・公園エリアで、左の湖畔をグルリとあるけばキャンプ場まで20分くらい。ふつうは歩きたがらない距離です。

 他方、画像右手が山手側で、ちょっと足元に登山装備が要るエリア(?)です。アスファルト道路をグルリとあるけば対岸のキャンプ場まで1時間以上はかかりそうですが、鬱蒼とした水辺の杉の森の遊歩道をあるけば50分くらいです。あるいてみましょうか?  

→つづく...(;^^

2025/04/23

■ あるく ■ 梅のさんぽみち


満開に近いです。

🔗3/24
 1カ月前は雪に閉ざされていたんですねぇ。遅い春をぼやきながらあるいていた気がします...。


 あたたかいなごやかな雰囲気に、ついゆっくりあるいてしまいます。

3/24
 このときには寒くてさっさとあるいていた気がします。


 雪融けの遅い北向き斜面に回ります。


 里山の春の風情が漂ってきます。

🔗4/17
 先週は雪が残っていたこの斜面のみちも...


 雪はどんどん融け、花はどんどん開いています。

 さっきからひとり騒々しいヒヨドリが...


 だいぶ近づいても、からだをよじって夢中で花をついばんでいます。


 私に、あっちに行け...って、警告していたんですね。ぼやっとあるいててごめん。