2024/07/10

■ こわすつくる - 元・実家解体終了


■ 昨年春以来の実家整理処分。法的には昨年6月に、物理的にも本日すべて喪失しました。

■ 解体の途中経過をアップしようと思いましたが、見る人にとっては見ていてきれいな画像ではないこと、親族にとっては解体現場の画像は心が痛む光景であること、の2点から、更地になった時点でアップしようと思いました。

■ 今朝、最後の重機の油圧ショベル(ユンボ)が回収されて、すべての工作機器と解体工事法定表示が撤収されました。

■ 50坪弱の敷地ですが、たたずんでみると、ちいさな空間に思えます...。

■ もともと実家整理のようすを報告するために始めたブログですので、目的は達したようです(🔗→2023/3/25)。これで終了しようかな。

■ また近々。

2024/07/09

■ まなぶ - 今年の新米


 今年令和6年の「新米」を送っていただきました...って、えぇ、もう新米!?

 西表島は、6月がもう今年度米の収穫の季節なんですか!? さすが南国。

トップ画像の"湯気"は、画像編集ソフト(Gimp)で加工した私のジョークです。すみません...。

 さっそく玄米のまま炊いて、梅干とショウガ味噌で、お米の味をかみしめながら、いただきました。

 あ、糠層の皮(果皮種皮)が、青森県産米より薄く柔らかいです。糠のにおいがあまりなくて、一分搗き米みたいな淡白さがあります。

 初物をいただくことができました。感激です。七十五日ほど長生きできそうです。どうもありがとう!

2024/07/08

■ あるく - 土手


またどんよりした蒸し暑い天気にもどりました。ときおり小雨がぱらつきます。

 近くの八幡さまをあるいて抜けて、土手に上がります。

 土手の眺め(トップ画像)は、鮮やかなグリーン。青空の下のグリーンもいいのですが、灰色の空では、グリーンの鮮やかさが引き立ちます。

 土手から河川敷に降ります。


 シロツメクサの巨大コロニー(?)となっています。いい香りが充満しています。

 振り返ります...同じ画像にしか見えないくらいですネ。

 この土手は、大規模改修工事を終えて、今日の画像の端から端まで、立派に巨大化された堤防となり、かつ滑らかな広い対面二車線あるアスファルト舗装をしたのですが、四輪の通行が全面禁止となりました。私が広々とあるくことができるように、との配慮に違いありません...なハズがありませんが。いずれにしてもクルマの心配をせずひろびろとあるくことができて、リラックスできます。

2024/07/07

■ あるく - 牧場


雨がちなのですが、気温は夏のように暑くなってきたようです。今日は雨の毎日の晴れ間のようですので、クルマで遠出して、牧場を巡ってみましょう。

 夜明け前に一気に岩手の太平洋岸に出て、岩手の県道を走ってみます。津軽地方にはない、のびやかな県道が、岩手の地形の特徴です。

 すぐ県境を越えて青森側に入ります。三戸町の酪農牧場。ホルスタイン種とジャージー種が仲良く集まっています。

 田子町に入り、また山の中に分け入って道を駆け上ります。かなりの山間部の牧場に黒毛の短角種が(トップ画像と↓の画像)。こちらを見ていますが、刺激しないようにこちらもゆっくり動きます。

 気づくと、右の木立の木陰に、十数頭いて、みんな興味深そうにゆっくりこちらに歩き始めています。なんとなく不穏なので、私はゆっくり退散します...。

 牧場とは、やはりおいそれと近づけない場所に成立すべきさまざまな事情があることでしょう。

 山の奥深くに広がる牧草地。エンジンを切って、すがすがしいひとりぼっち感をしばし満喫します。

 帰りはいつものブナ樹林帯をゆっくり通り抜けます。ま、牧場やブナの森のあるこの楽園から現実に戻るまでの帰途が長いのですが、スムーズになったクルマの操作感をかみしめながら戻ります。

2024/07/06

■ なおす - スムーズ!


おととい油脂類の交換をしたロードスター。ミッションの入りもエンジンもすばらしくスムーズになりました。4/20のときは、あまり感じなかったのですが、今回は明らかです。

 ミッションは、あれほど入りづらかった「3速→2速」「一時停止してすぐ1速に」が、あっけなくヌルリと入ります。これには思わず「おぉ」と感嘆の声を出してしまいました。

 エンジンは、たいへん静かになりました。回転数を上げると、心地よいほどに緻密に滑らかにふけ上がります。

 これほど静かでなめらかになった実感は、ちょっと経験がないかもしれません。今回の交換スパンは短かったのに、なぜだろう。ま、そりゃ油脂類を交換したからかだよ、というコトなんですがね、理由はともかく、結果的にうれしいです。

 と、そこへ、「時計修理ができました。」と電話をもらいました。

 あの時計の話(🔗→6/30)をして、ふと思い立ったことがありました。やはり20年近く前に買って、その年にアスファルト上に落としたら動かなくなった機械式腕時計「SEIKO 5」というのを、壊れたままほこりまみれ状態で持っていました。

 昭和時代に「SEIKO 5」が、若い勤め人や学生を顧客として一世を風靡したようなのですが、クオーツの時代になって消え去りました、日本では...。ところが、電池が手に入りづらい中東やアジアやアフリカで、この機械式の「SEIKO 5」は、「安くて頑丈」という理由で、いまだに製造販売が続いているところ、平成後半以降の日本の若者にウケて、いわば「逆輸入」され、マニアの蘊蓄の1ジャンルを形成しています。

 私の壊れたコレ、この際、処分しなくては。直せば、買った金額以上でしょう。フリマ(個人売買)サイトに「故障品・部品取り・ジャンク品」として出品し、売れないとわかったら、捨てる、という決意をしました。

 ら、最近さまざまな私物を処分して、修理代くらいの副収入は得ているようですし、買ったときより高くても、気に入って買ったこのモデルはもう売っていないし、修理しよう、と決心を変更。

 しかし、機械式時計を、いまどき分解修理清掃してもらえば、何万円もすることが、ネットで調べてみてわかったのですが、ダメモトで、弘前の旧市街地にある個人のお店に、電話で尋ねました。


 幸運にも修理を試みてくれるとのことでしたので、あのペリカン万年筆M1000を修理に持ち込むのと同日に(🔗→6/25)、持参しました。

 この腕時計は、ペリカンM1000みたいにエイヤっとは直らず、2週間ほどの時間がかかりました。「直ったよ」との電話でしたので、待ちきれずに、油脂交換終了直後にロードスターで取りに行きました。

 修理費用は予想していた金額の半分以下でした。

 直してくれた時計屋さんは、時計修理50年以上の経験がある方で、気さくに話をしてくれました。

 装着すると、ローターもテンプも、あらゆるパーツが同調を取られ潤滑され、新品以上に滑らかにブンブン回って遠心力を感じるくらいです。

 一生の時計を手に入れました。

 クルマも時計も、専門職の方に見てもらうことのありがたさを実感しています。

2024/07/05

■ あるく - 土手


南東北以南は全国的に猛暑と梅雨のようですが、津軽地方は、どんより曇った空の下、初夏のあたたかく湿った風が吹いています。

 いつ雨に見舞われても、すぐに逃げ帰ることができるよう、自宅近くの土手をあるきます。湿った風の日でも風が通り見晴らしがよく、少しせいせいした気分になれます。

 土手のシロツメクサの草原は、乾いた日はクリーミーな暖かい香りなのですが、今日のような湿った風の日は、むしろシャープな花の香り強くたちこめて、気持ちが上向きます。

 草の成長は勢いがついている時期でしょう。河川敷のサッカー場は、数日前につづいてまたまたマメな手入れのようすです。ただでさえひろびろとした河川敷ですが、なかでもとりわけこのサッカー場を見下ろすのは気持ちが良いです。

2024/07/04

■ なおす - 車両のオイル交換


ロードスターは、前回(🔗→4/20)から2か月あまり。通勤や仕事に使っているというわけではないのですが、あっさり3,000kmを経ました。

 雪解けの早春から梅雨のない津軽の初夏にかけては、移りゆく美しい季節を満喫したくて、いてもたってもいられません。つい距離が延びてしまいます。

 今日は、エンジンオイル+フィルターのほかに、前回驚いたミッションオイルの汚れですが、今一度交換してみてみたいです。また、気になっていたデフオイルも交換してみましょう。

 F.Garageさんにて、一式準備してもらって入庫します。

 またまた、現世を離れた博物館にいるみたいな美しいマシンが入庫しています。目の保養とこころの洗濯になります。

 まずはエンジンオイル。予想通り。ひどく汚れているとまではいえないけれど、使用感はありありです。3,000kmで安心余裕の交換です。


 ミッション(=マニュアルトランスミッション)オイルはさすがに前回驚いたので、今回は上のエンジンオイル程度の汚れかな...、...、え...(;・・

 えぇ~ッ!? ま、また、ま、真っ黒で、ラメ状に金属微粒子も看取できます。ど、ど、どういうことだコレは。

 最後にデフ(=ディファレンシャルギヤボックス)オイル。硫化物臭のキツさが体験上刷り込まれていますので、今日は決意してやってきました...。

 ドレンボルトを開けると、ドボリドボリと粘性のかなり高いデフオイルが波打つように排出されます。

 が、初夏の風通しのよい今日のこのガレージでは、臭うけれど、そうひどく不快ではない。その旨を店長のSさんに言うと、「最近のデフオイルは、極圧材が、環境保護的な点からかなり改善が進んでいるので、昔みたいにすごいにおいじゃないんですよ」とのことでした。なるほど。

 これもしかし、身を粉にして、いや、身に金属の粉をまとい(?)、おおいに働いてくれていたようです。

 無事終了。ミッションオイルの汚れ度の衝撃は大きく、腑に落ちないものもありますが、異常じゃないどころか、改善に向かったのは確実です。また安心していっそう滑らかなメカニズムを楽しめると思うと、こころは軽やかです。

2024/07/03

■ あるく - 麦秋の高原


いつもの岩木山麓の高原野菜の道です。

 雨が迫っているようで、湿った風を感じますが、あるく分にはあいかわらず爽やかで、初夏の空気が漂います。

 ジャガイモは、左に白い花のファボラ、右に紫の花のインカを植えていて、あるきながら遠めに見ると、緑のなかに点在する花の色が鮮やか...なのですが、写りがイマイチですネ。私のスマホのカメラの中に住んでいる小人さんは、あまり感性が優れたヒトじゃないようです(自分の撮影のウデ前はしっかり棚の上に...)。

 先日来ずっと土を耕していたエリアにも、ここ数日でどんどん緑が植えられ、1日2日で土を覆わんばかりに育って行きます。ぐんぐん夏に向かう雰囲気で、湿ったうすぐもりの高原も、そう思うと気持ちが明るくなります。

2024/07/02

■ まなぶ - 燃費


 ふだん日常の足は軽トラで、軽快です。所用に荷物運搬に買い物に、万能選手です。乗り降りしやすくサイズも手ごろで維持しやすいです。

  気分を換える私のスタイルは「ドライブ&ウォーク」です。気持ちよくあるくことができそうなところまで、エンジン音とタイヤ音をかみしめながら、この30年間、歴代ロードスターを愛用してきました。

  90年代末~00年代~'10年代と、「消費ガソリン燃費表」を表計算ソフトで作成していました。ロードスター(初代モデル(NA型)、2代目モデル(NB型))の燃費表をMS-Excelで作り、給油のたびに毎回欠かさず満タン法で入力記録してわかったのは、往復60kmを通勤していれば、ほぼ12km/ℓ~13km/ℓということです。

 ところが、最近はどんな自動車にも、メータークラスタ上に、ODOやTRIPがデジタル表示されますが、同時に、燃費などの情報も表示されます。

 数年前にNDに乗り換えた現在のロードスターの4代目モデル(ND型)の燃費は、メーター表示では、20km/ℓを下回ったことが無く、習慣で記入していたExcelの燃費表との乖離が、0.1km/ℓとか0.2km/ℓ程度のようで、ほぼ正確だとわかりました。ゆえに、そうわかって以来、燃料費総額は、別に記帳している家計簿でわかりますので、Excelの表計算ソフト上での燃費記録をやめることにしました。

 ここで、ふと、もしや、と思ったことが...;

 一方で、軽トラは、小排気量660ccで、レギュラーガソリン。燃費もよいしガソリン価格も安い。

 他方で、ロードスターは、軽トラに比べれば大排気量で、NDの場合は1500ccと2倍と四半分倍。かつ、ハイオクガソリン。燃料単価は高い。

 ですが、NAやNBと違い、今のNDの燃費は、20km/ℓを大幅に上回ります。他方で、軽トラの燃費は、もう20年以上も、15km/ℓに毛の生えた程度です...。

 もしかして、同じ距離を走るなら、ロードスターの方が安いのでは!?...

 いや、まさかそんなことはないだろうと、意識下で否定してきました...。

 で、先日、画像の通り、NDの燃費が、幾度か24km/ℓを表示しているのを見て、上の疑問が、意識の俎上に上りました。

 気づいた以上、計算してみましょう!

 条件をこう措定します;

_ ガソリン;軽トラ=レギュラー160円/1ℓ   ⇔   ND=ハイオク180円/1ℓ

...青森県津軽地方の現時点の平均的相場です。この地方の相場観としては、レギュラーガソリンや灯油が全国平均より安いことと、両者には20円程度の開きがあることが、特徴です。

_ 燃費;軽トラ=16.0km/ℓ   ⇔   ND=20.0km/ℓ

 両者が100km走るのに、何リットルのガソリンが必要で、その価格はいくらでしょうか。

 単純な比例関数ですので、計算すると;

 軽トラは、100km走るのに、6.25リットルのガソリンが必要で、1,000円かかります。

 ロードスターNDは、100km走るのに、5リットルのガソリンが必要で、900円かかります。

 なんと!同じ距離を走るなら、ロードスターの方がハイゼットトラックより安くつくのですか!? さらに実際には、ロードスターが、22km/ℓ、23km/ℓを示すことが多いので、差は広がるでしょう。

 自分では常識だったはずの固定観念が転覆しました。なぜだろう...。大きな理由がガツンと1つあるわけじゃなくて、小さな理由がいくつか考えられ、それがどんどん積み重なった結果なのでしょう;

 軽トラは、骨格や荷台に強度が必要で、車両の質量が嵩みます(660ccで820kg)。他方で、ロードスターは、小型軽量スポーツ(1500ccで1040kg)で、マツダのレシプロガソリンエンジンは熟成され続けています。

 その結果、エンジン出力1馬力あたりが負担する質量(パワーウェイトレシオ)は、

軽トラが18.8kg/PS、ロードスターNDが7.4kg/PSと、

比較になりません。これが燃費に直結しています。

 NDは、タイヤ空気圧を毎月チェックし、エンジンやミッションやデフは、油脂類の交換スパンに気を遣っています。

 加えて、実は、夏も冬も、クルマのエアコンというものを使ったことがありません。打ち明けると、NBを乗っていた'00年代~'10年代に、クルマのエアコン構造部材(コンプレッサ、コンデンサ、エヴァポレータなど)一式を、パワーステアリングポンプとともに、なんと撤去していました。むしろかなりの費用と莫大な作業でしたが、質量は950kgと軽自動車並みのクルマに...。また、ラジオやステレオといったオーディオも、免許を取って以来40年余り今日まで、まったく使いません。ロードスターの燃費が良く、バッテリー容量が何年も余裕を保ち続けてきた理由になっているんだろうな、と解釈しておきます。

 とはいうものの、考えてみれば、最大の原因としては、軽トラは、1回あたりの走行距離が3km~30km。近場のみです。他方、ロードスターは、同じく30km~300km程度で、1回あたりの走行距離の違いが最大100倍程度ありますので、この比較はあなたの参考にはなりづらいでしょう。

 でも私の個人的生活には刮目すべき結論です。だからといって、今日から軽トラの用事もすべてロードスターで代えよう、というワケにはいかないです。これまでどおり変更なく使い分けたいと思います。

ただ、ちょっとスッキリしました。

2024/07/01

■ あるく - 今別町高野崎


先日(🔗→6/25)訪れた高野崎海岸。断崖の向こうに伸びる岩場とその橋を潮位と見比べて、怖気づいたので、今日は再度行ってみることにします。

※ 先週6/25

 と言っても臆病者ですので、岩場をあるくためトレッキングシューズを持参します。

 さらにまた、あの潮位は満干のいずれなのか、再度行くなら干潮時の方が怖くなくてよい、先週は水平線に靄があって潮風の雰囲気がざわついていたので今度はキッパリ晴れた日に...などと思いめぐらし、お天気が良く風が凪ぐ6/29(土)と決め、その日の潮の満干をあらかじめタイド・グラフ(潮位表)で下調べします。


 予想気圧配置図通りの晴れで微風のお天気になった6/29(土)、タイド・グラフによる高野崎における日中の干潮時刻は14:30、10km隣の龍飛岬は15:00のようです。その時間帯を目指します。

 見えてきました。駐車スペースのある断崖の上は、芝生で、なごやかな雰囲気です。灯台の脇を降り(トップ画像)、岩場に降ります(↓の画像)。


 橋を渡ります。グレーチング(金属網の目)でできており、足の下にすぐ波しぶきが見透かせます。

 柱状節理の海岸の上にコンクリートを流し込んでつくった遊歩道です。干潮時だとやはり間延びして見えます。これが、満潮時や風と波がある日となると、なかなかの迫力ではないでしょうか。見てみたいけど怖いです...。

 先端部につきました。画像左にウミネコが。こちらに警告して鳴くのですが、動く気配はないです。陸奥湾をはさんで画像右の対岸に見えるのは、2週間前に訪れた下北半島の仏ケ浦(🔗→6/17)の岩肌です。

 振り返ります。


 しばらく岩に腰かけて、さざめく穏やかな潮騒を聞き、海辺の雰囲気を堪能しました。