2024/06/17

■ あるく - 仏ケ浦


 霊場恐山の「奥の院」である、奇岩ひしめく海岸の「仏ケ浦」に。かねてより訪れたいと思いつつも半世紀(!?)...。意を決して...って、大げさですか。

※ 仏ケ浦海上観光 Website

 クルマでアプローチするとして、降りて陸路を徒歩で海岸まで侵入するのは、相当な気合いが要ります。

※ このあたりから目のくらむような断崖の階段を歩いて降ります。帰りは...。

 国土地理院 GSI 地形図↓でご覧のように、高低差100m以上です。駐車場(P)マークは私が付しました。Pから降りて20分、帰りは急坂の登りを30分...。炎天下を30分もひたすら階段を登り続けるのは、恐山地獄巡り1万歩の後では無理かも...と怖気づきました。陸路はほかに絶無。

※ 国土地理院GSI Mapsより

 ガイド(案内人)として、遊覧船に頼ることにします。北側にある佐井村から沿岸を約20kmの航海。往復で90分です。知らない土地は、絶対にガイドが必要です。そのおかげで訪問の密度はケタ違いに上がります。え? 「大間マグロ丼」や「ウニ丼」? 何ですかソレ? 食べ物ですか? お金をかける値打ちは案内人であって、ごちそうではないです。ごはんはこの日の18時間を通じて、持参したライ麦パン1斤をつまみ水道水を飲むのみです。

 「恐山」の裏道の樹林帯を北西に抜けて薬研温泉渓谷を遡上し、歩道みたいに細い国道を西の佐井村の海岸まで降ります。クマ・サル・その他の四つ足獣を多数目撃します...クマって、見たら当局に通報すればいいんしょうか...? いずれにせよ、あなたには絶対に勧められない鬱蒼とした狭隘路です。自分としては快適な陽だまりの森林浴の道でした。

■ 佐井村を貫いて南北に海岸沿いに縫う山岳路を、国道338号線「海峡ライン」というのだそうですが、今回はその道を、本州北端の大間から、佐井、仏ケ浦、南端の脇野沢まで延々と60km続く険しくも絶景の山岳路を走るのが第一の目的でした。でも、佐井村から仏ケ浦を通り、さらに南下しようとしたら、最も険しい南半分が土砂崩落個所多発による年内通行止めでした。

※ Google Map (地名と交通情報は私が記入)

 予定を変えて、仏ケ浦の奇岩とこの世ならぬ海岸を、遊覧船と散策で堪能することにしました。

※ 船窓より

 往路と復路に各30分、仏ケ浦海岸散策時間が30分です。

※ 仏ケ浦海上観光 website

 神秘的な奇岩に、もうほんとうに圧倒されました。

 遊覧船の乗客は40名程度。比較的狭いエリアで30分。撮影している岩場は、スニーカーやゴム長では歩けないです。登山用のトレッキングシューズが必要です。多くの人は、船着き場のある画像奥側の砂浜エリアにとどまっていました。


 混んでいたかもしれないけれど、人影があればこそ、眺めていて奇岩の巨大さが現実感を持ちました。でも、次回来るならば、体調を整えて、断崖の上から歩いてアプローチしてみたいと思います。まるでひとりぼっちの海岸となる可能性が大いにありそうです。


名残惜しく振り返ります...待避帯で