■ ペリカン M1000という万年筆を、洗浄しようとしてペン先ユニットを回して外し、洗浄後、元に戻したところ、ペン芯と金ペン先が離れてしまいました。M800ではふつうにデキていたのですが、M1000はペン先ユニットが回りづらく(硬くて)、今回初めて強引に回したら、この惨事に。
■ 自分では治さない方がいいと思い、弘前の平山万年堂に駆け込みました。
M1000ペン先ユニット参考画像
■ ここでは、何度か手持ちのさまざまな万年筆を手直ししてもらっています。
■ 間口一間半の、初めて訪ねてくる人なら見逃してしまいそうなお店ですが、創業は大正2年、111年続いているとのことです。
■ いつも父子2代でお店に。「子」といっても私と同年代ですので、「父」はかなりのおじいさんです、が、はつらつとした楽しいおしゃべりをしてくれます。彼は、50年前に私が下宿して世話になったお寺(🔗→ 2023/06/01)の先代住職と同年配で、その先代住職は、良い顧客だったようです。
■ 先代住職が、しょっちゅう立ち寄ってはしゃべっていく、その時にタバコを吸う、そのタバコの灰をいつまでも落とさないので、タバコに火がついたまま灰が長~く伸びて気が気ではない話を、私が行く都度、思い出しては話してくれます。
■ 他方、そのお寺の、現在の住職(私の従兄ですが)は、父にあたる、亡き先代住職が、平山万年堂にしょっちゅう立ち寄っては、筆や墨を、ツケ(後払い)で持ってくる、アトからお寺に請求や取り立てが来て、えっ、と思うこともしょっちゅうだった...とのこと。先代住職は、たしかに、ユーモアに満ちた人がらだったのですが、黒々とした高級そうな墨による達者な手は、まさに達人でした。
■ ...などと思い出しながら、今日は、このお寺に一言挨拶をして、クルマを40分ほど駐車させてもらい、徒歩にて、弘前市内の繁華街にある平山万年堂に出向き、ペリカンM1000を持ち込みました。
■ おじいさんは見てすぐ「今日はペリカンか、ちょっと待って」と選手交代。私と同世代の現社長?がペンを手に取って、少し奥に引っ込んで、すぐ直して持ってきました。
■ お互い試筆してみて、今回は簡単にうまく治ったようです。
■ M1000の書き味は、同社のM800以下の他の万年筆や、他社の万年筆では、まったく得られないかけがえのない書き味です。何本も欲しいくらいですが、今の価格は私が手を出せる次元ではなくなってしまいました...。平山万年堂に持ち込んで、事なきを得ました。
■ 治してもらう時間3分。おしゃべりが15分でした...。
■ 今後は、M1000は、インク吸引時も水洗い時も、おとなしく回転吸引機構のみを使うことにします...。



