2025/11/24

■ あるく ■ 湖畔の道


冬枯れの水辺の道をあるきます。

 すっかり枯れ果て、雪を待つばかりの光景です。



cf.3週間前🔗11/5

 荒れていますが、あるきはじめます。


 夏の間は葉が茂り、日の当たらない湿った道ですが、妙に明るくなりました。


 季節にしては暖かく、水温が高いのか、水面にうっすら霧があります。


 ひばの橋はどのくらい朽ちているでしょうか。


 倒木で欄干が突き破られています。床板はあちこち踏み抜かれています。


 ぐらつく欄干に寄りかかれば、あっさりそのまま落ちていきそうです。


 降雪直前の曇天。一年でもっとも憂鬱な光景かもしれません。


cf.新緑の頃 🔗6/10

 ハリエンジュの小径も葉が落ちて見通しが良くなりました。


cf.新緑の頃 🔗6/10

 静まりかえった冬枯れの湖畔。佳い表情です。


cf.新緑の頃 🔗6/10

2025/11/23

■ あるく ■ 近所の八幡さま


 一日中冷たい雨の予報ですが、気温は平年よりだいぶ暖かいようです。

 八幡さまを抜けて所用に向かいます。

 イチョウ...。時期にしては暖かい風のなか、むせ返るような爛熟した実の香りにつつまれます(;^^A

 学校時代に下宿したお寺の話、日々踏みしめて学んだ大学時代のことは以前に書きました(🔗2023/11/29)。

 実を拾い集める人は絶無になっちゃったんですねぇ、世の中は。

 ストーブの上であつあつのほくほくにあたためられた銀杏の実は、美味しいです。

 しかし、そこに至るまでが苦難の道のりです。まず実を拾うことからしての受難の始まりです(大げさ?)。じゅうぶん実を腐敗させれば洗い流しやすいです。今日の八幡さまの実など"爛熟"を通り越して、すばらしく好適です。「明日バケツ持参で来ようかな」と思ったくらい...。


 ですが、次に控える"洗わなくちゃならない辛さ"を思い起こすと...。寒いこの時期にじゃあじゃあと水で洗います。その間の強烈な香りと実の油で、冷たいわ手が荒れるわで...。さらに、外殻が真っ白になるまで徹底的に乾燥させなくちゃ。津軽地方ではもうしぐれや雪の時期なので、外に置いてただけじゃいつまで経っても乾燥しないです。そこで家の中のストーブの脇で...。すると家中あの香りが...。弘前のお寺はそうでした。住職の伯父が大好きだったので、境内で拾い集めるのですが、伯母はその後もたいへんな思いをしたことでしょう。冬中ずっと香っておりました。

 東京での大学時代の下宿も...。同じ下宿の臺湾大学からの留学生Tさん(🔗2023/12/4)は、「初めての東京の冬に驚いたことが2つ。イチョウ並木のすばらしいこと、静電気がすごく怖かったこと」と言っていたのが妙に印象的...。「台湾にもイチョウはあるけれど、こんな並木は見たことがない。臺湾大学はヤシの並木です。日帝の頃からあるらしいです。」と詳しく語ってくれたのですが、大日本帝国は台湾の大学はヤシ並木にしたんだ...と、なんだか時間空間を隔てて妙に異国情緒を誘われた思い出があります。

 一方で、やはりその下宿のおばさんが大学構内(🔗2023/8/7)から拾ってきて、ストーブで楽しんでいたようです。この下宿での初めての冬、「あ、お寺の香りだ」と思いました。あれ、お寺の香りって、ふつう"お香の香り"じゃぁ...?

2025/11/22

■ まなぶ ■ 偉人のことば...は、耳が痛いものです


「なぁ〜にが "W.ゲーテも200年ほど前におっしゃっているとおり"だよ...(→🔗11/19)。また妙な弁を弄して...!」とのことで、見透かされてしまいました。偉人の権威を借りることで人を煙に巻いたまま逃走するというスタンスなわけで(🔗2023/3/22)...。

 似たようなことはおっしゃっているようです。

"Wer klug ist, lehnet daher alle zerstreuende Anforderungen ab und beschränkt sich auf ein Fach und wird tüchtig in einem."

かしこい人は、気を散らすようなさそいはいっさいしりぞけて、 

自分を'ひとつの'専門に限定し、

'ひとつの'分野に明るくなっていくものだ。

J. P. Eckermann: “Gespräch mit Göthe” エッカーマン 『ゲーテとの対話』

Dienstag, den 24. Februar 1824

拙訳で痛み入ります

 思い出すにつけ、読み直すにつけ、自分をかえりみては、身も細るような、耳が痛くなるような、人生を送ってきたのですがね...。

 きれいならざる本で失礼します。うん十年前の学生時代に購入。単語上の色鉛筆桃色は知らなかった単語のつもりのようです。"現在存在する最善の書"だとF.ニーチェ先生による太鼓判も...↓。ニーチェ先生なら満足して幾度も読み直したことでしょう、が、私がまた読み直すとしたら、送ってきた人生を責められる一方になりそうです...

Insel Taschenbuch 1981