2023/09/15

■ こわすつくる - 出版社PR紙面に落書き


■ 「あっ、やっぱり!(ノ`o´)ノ また切って落書きして!」(9/12)

■ 「ごっ、ごめんなさい~。φ(・ω・` ) びょうきなんです...ぅぅ」


2023/09/14

■ こわすつくる - 出版社PR紙を裁断


■ 「あっ!? (ノ゚ο゚)ノ、なんてことを!せっかくもらって読んでたのに。」(9/10)

■ 「えっ!? (゚ω゚ノ)ノ...処分していいんじゃなかったの!?」

2023/09/13

■ きく - タリス「エレミア哀歌」 - ヒリアードアンサンブル


夜半過ぎに起きて、明け方まで、机に向かって簡単な作業をすると、8/20, 9/9に書きました。

■ この状況では、ホモフォニックな和声やリズムの変動がない、簡素な流れるようなポリフォニーが耳に心地よいです。タリス(T. Tallis;1505?-1585)、バード(W. Byrd;1543-1623)からくだってパレストリーナ(Palestrina;1525?-1594), アレグリ(Allegri;1582-1653)くらいまでの音楽に落ち着いています。

■ うち、男声のみ4人程度のヒリアードアンサンブル(Hilliard Ensemble)の、タリス;エレミア哀歌(The lamentations of Jeremiah / De lamentatione Jeremiae prophetae)を。ずいぶん以前に購入したCDです(1988年頃)。

■ この16世紀の作曲家タリスの名前を冠した現在の合唱団に、タリス・スコラーズ(The Tallis Scholars)があります。彼らの演奏は、女声を含む十数人規模のもので、私もギーメル(Gimell)レーベルの十数枚程度を愛聴しています。この中に、作曲家タリスのCDは2枚。1枚はエレミア哀歌、もう1枚はイングリッシュアンセム集。いずれも、彼らの演奏への期待に違わぬ美しい響きです。

■ タリス・スコラーズの特徴の1つとして、イギリスのソプラノの美点である彼女らの、ノンヴィヴラートで、あたかも天上にかかる細い虹の穹窿のように、静かで透明でいながら何ものをも貫き通すように非常に良く通る高音部が挙げられます。

■ この美しさを知ってしまうと、自分で出向いて聴ける演奏会レベルで接するプロやアマチュアの他の合唱団の演奏を聴くのがつらくなります。違いは、きれいかどうか、という曖昧なものではなくて、演奏会で接する合唱団は、声質が揃っていない斉唱が通常です。例えば、同じ「ソプラノ」の声域の歌手であっても、抒情的なソプラノ・リリコとプリマドンナクラスのソプラノ・ドラマティコの声質の女声が入り混じって、複数で同じ声部を同時に斉唱すると、だいぶつらいです。とりわけこの時期の、つまり13世紀以降18世紀に足を踏み入れるバッハににいたるまで、特に宗教曲には、ソノリティの混濁があって、向かないと思うのです。タリス・スコラーズもケンブリッジ・キングスカレッジ聖歌隊もガーディナーのモンテヴェルディ合唱団も、イギリスの演奏家の世界では、声の帯域にとどまらず、声の性質を厳密に選別しているのではないでしょうか。これは歌手個人の努力や才能のおよばない、持って生まれた資質に依存していると思います。

■ そう意識してしまうようになったのも、イギリスのこれら新しい若い演奏家たちが、たゆまず響きの純粋性を洗練させてきたからかもしれません。

■ さて、今の私の聴く明け方前の時間帯や微小な音量では、しかしながら、女声ですと、最上声部であるスペリウス(Superius)(ソプラノ声部)が、強く浮いて聞えてしまうことに気づきました。女声がない方がいいんだけどな...って、なんというわがまま。他方、ヒリアードアンサンブルは、スペリウス声部も含め男声のみです。

■ 明け方前の暗い空間に、静かにさらさらとまたゆるりと均質な男声のみのポリフォニーが流れます。自分という生き物と今いるこのせまい空間の境が曖昧になり、まるで半透膜をはさんでこちらとあちらで似たような塩分濃度の液体がゆらりゆらりと行き来するような感覚になります...(精神がかなり危険なレベルのトランス状態になってきましたか...)。

「エレミアの哀歌」は、旧約聖書のテキストです。かつて繁栄を誇ったユダヤの国の首都イェルサレムが陥落し神殿は破壊され生き残ったユダヤ人は数十万人規模で捕囚となり強制移住させられた紀元前6世紀頃の史実について、同時代人の預言者が箴言を連ねるものです。簡素なテキストが、キリスト教を対称軸に今から線対称に紀元前に飛ぶ気がしますし、キリスト教から気持ちが離れるという意識下の意識も潜み、また、作曲家は16世紀という意識もあって、暗闇の彼方に、遠く遡った時間と空間を感じます。

ですのに、いま響いているこの曲の美しさといったら。感覚的な刺激や棘が存在せず、善悪や愛憎の彼岸にたゆたうように響きます。

そう感じるのはなぜでしょうか。

ここで、その秘密である作曲家の波乱万丈な生涯と演奏家の輝かしい受賞歴を振り返ってみましょう...などというバカげたマネはやめて、目を瞑って、曲そのものを感じてみましょう。一人しずかに、感じ、考えて、間違っていたらそれはそれで。で、感じて考えたことのうち、2点ほど。

 1) 多旋律同時進行のポリフォニーは、始めもなく終わりもない永遠性を感じさせ、ゆえに教会典礼音楽として花開いたのですが、他方で、聴いていて単調になりがちです。タリスの旋律は、スペリウス始めいずれか1声部が1小節先行し、つねに縦のホモフォニックな和声効果に配慮している、と同時に、たまに装飾音的な小刻みな動きがあって、その動き方が、現代の人類の情感にも強く訴えるような普遍的な響き、というと大上段に振りかざしていますが、やさしげななぐさめとなる響きがあります。

 全体に古い教会旋法(フリギア旋法)で厳粛に進みますが、楽譜1青枠では、そのテキストが "彼夜もすがら甚く泣き悲しみ、涙は顔に流るる (旧約聖書エレミア哀歌C1-§2)" であるにもかかわらず、たったこれだけの上行旋律のせいで、曲全体が一度に明るく希望に満ちた響きに変容します。このようなゆっくりとした装飾音的な動きが随所にあります。

楽譜1

■  2) 曲の終わりやゲネラルパウゼ(曲途中での一斉終止)直前の、最終音が、必ず長三度和音の組み合わせで終止します。と同時に、きりりと絞られた緊張感・集中力・一体感を、新たにします(楽譜2, 緋色枠)。この特徴は、タリスの他の作品、「"Spem in alium..." 40声部のモテト」「"Mass for Four Voices" 4声部のミサ」にも顕著です。

■ 多旋律が対位法的に推移し、民の嘆きやうめきが次々と浮いては沈むように聞こえる不協和音の連続だったとしても、長三和音を組み合わせる最後の一音で、つねに希望ときずなが与えられます。聞く者は、いかなる苦しみも不安も必ず救済されると確信します。こころから美しいと思わずにはいられない響きです。

楽譜2

■  以上2点の特徴を思うと、タリスは、音楽史的な流れとしては、恐るべき大事件となった宗教改革に揺れるヨーロッパ大陸という本流とは離れた島国の辺境の地の上流の細い支流かもしれないのですが、あきらかに爛熟のバチカンローマ楽派の水と交わり、それがベネツィア楽派へと流れ込み、モンテヴェルディという山の平原に広がる美しく巨大な湖に流れ込んでいると思います(その湖の水は、のちにバッハという大海に流れ着くのですが)。

■  他の演奏で、女声がスペリウスを担当するタリススコラーズ, ザ・シックスティーン, ヴォイセス・エイトなどの気鋭のイギリスの演奏家たちならば、これまた別に、抜けるような広い明るい空間に永遠の響きが厚く広がることでしょう。そのような場所と状況でじっくり聴いてみたいものです。が、小さな私の環境では、親しげなソノリティのヒリアードアンサンブルで。

2023/09/12

■ こわすつくる - 「ウラ紙」の効用

※ カレンダーの裏に落書き中...

書くための紙のうち、オモテ面に印刷または書き込みがあり、ウラ面が白いものを、いま、「ウラ紙」と呼ぶことにします。

 日常生活で、ウラ紙はたくさん発生します。

 うち、「はがしたカレンダー」「郵便物」のように、比較的定期的に外来する紙があります。

 あなたの場合、「はがしたカレンダー」は、そのまま、また、「郵便物のうちの『大切なお客様へ』という不特定多数に宛てた買い物勧誘レター」は、チラっと見て、いずれもスグごみ箱行きですか。

 上二者のいずれも、マットコート紙のような塗工紙だったり高秤量の超上質紙だったりして、少なくとも私がふだん使うPPC用紙より、いやおそらくあなたがカネを出して買っているノートやレポートパッドより、上質な紙を使っています。

 とすると、あなたや私は、品質がより良い紙を捨て、より悪質な紙をカネを出して買っているというばかげた生活をしています。

 とは言え、その「良い紙」とやらが、自分が書く目的を遂げられる程度に安定供給されているわけでもなし、サイズが統一されているわけでもありません。だから捨てるんですね。

 この「カレンダ類」「レター類」の二者を、私は、実は、万年筆筆記用に、裁断機でA4に切り、さらに二分してA5サイズに切りそろえています。封筒もです。廉価な茶封筒もです。封筒類は切り開いてA5に切りそろえます。

 万年筆を使う目的は、何度も言って申しわけないのですが、人に提出するためでもないし、長期保存するわけでもなく、保存してあとで参考にする体系的な内容を書くわけでもない...。単に、「書き味を楽しむ」ためです。世間様一般のなさる「おいしいものを食べる」「おいしいお酒を飲む」「ご旅行やおでかけをする」などといった「楽しみ」と同列です。美食もおでかけも万年筆も、じゃぁ、無くて良いのかというと、無くて良いです(肉も魚も何年も食べたことがないですし旅行も半世紀ほどしてないですし)。でも、もし、あれば、生活や人生にうるおいがもたらされる点で、誰しも捨ててしまうのはむずかしいのではないでしょうか。

 で、その世間様と同列の贅沢を味わってみたいがために、「万年筆で、上質な紙に」いろいろと書いてみるひとときを用意したくなるというワケで。

 その万年筆ですが、高級で華やかな輸入品ではなく、数百円のつけペンや仏壇カラーの国産パイロット製品で、またその上質な紙とやらですが、カレンダーのウラだったり切り開いた封筒だったりするワケです。なんともまぁつつましくもみじめたらしくも涙ぐましくもある「贅沢」で、いっぱんにそんなことは「贅沢」の範疇から除外されると思いますが、私には心おどる贅沢そのもの。

 というわけで、上の「ウラ紙」類を、月1回程度、まとめてA5に切りそろえたら、プリンタで罫線を印刷します。その際は、罫線の有無や種類や幅や間隔や色の設定を変えます。その設定は、たまたま今回揃った紙の量や紙質や、たまたま今の時期に関心があって書きたいと思うもの次第です。さて、PCのおかげで、カラフルな罫線で思う通りの単票用紙が用意できました。

 書き始めます。万年筆なので、日本語でなくて、英語とか仏語とか独語とかラテン語です...というとカッコいいですが、だいたい不器用に何かを丸っと書き写すだけです。たまに、カタコト単語で「アイディア出し、思った事」も書きなぐってみます。書き終えたら処分します。今回使わずに余った紙は、取っておいたっていいではないですか。

 紙質が良いし、しかも、「もったいない」「失敗したら...」などとった遠慮はいらないので、ペンの走りは爽快です。思う存分の文字の形や大きさで書けて、じっくり太字&染料インクのインク痕を味わったり、速度を上げてインクが飛び散るような勢いで筆記体を書き進んでみたり、自由です。

 すばらしい「こころの解放」になっているひとときでは!?

 ここまできてやっと、めでたくウラ紙を処分...ですが、さらにまだ待て。処分とは、つまり、この良い紙で、生活する上でどうしても発生する台所から出る水分を含む廃棄物いわゆる「生ごみ」を包みます。請求書だ宛名だ税務署の催告書だ(?)などといったシュレッダーが必要なプライバシー満載の紙も、濡れた野菜くずのせいで内容の判別性はもはや絶望の境地です。したがって、私の場合は、個人の生活上あらゆる使用済みの廃棄すべき紙は、最後には、このような包装紙となってごみ箱にいきます。ゆえに、たまに見聞きする「廃棄する際, “くしゃくしゃに”  “丸めて” “破って” 捨てる」という、廃棄直前に人力で加圧した加速度的な力学的エネルギーをあえて付加した上で捨てるという行為は、私の知能による理解の埒外に存在する異質の価値観に基づくものと推測します。

 ■ 「こころの解放」な~んて言いつつ、実態は恥ずかしいことを告白してしまいました...。

2023/09/11

■ まなぶ - 鉛筆を使って - 単語集で楽しむ


先週の今日9/4の単語集ですが、一所懸命解くぶんには有益な本ですが、正解不正解に頓着せずに置かれた選択肢から出題者の意図を見ると、悪魔のような...(;^^A あ、いや、その、少しずつこれを暴いて 解いて、いっしょに語彙を増やしていきましょう。

選択肢から選ぶ試験方式です。別な選択肢をあてはめて想像してみます...(訳は拙訳です);

問. The designer of that wonderful new space rocket must have been an (  ) engineer.

「あのすばらしい新型宇宙ロケットを設計した人は、(   )なエンジニアだったに違いない」

選択肢; 1. ingenious   2. ingenuous   3. inept  4. iniquitous

どれも語頭が母音の形容詞で、不定冠詞anを置いてengineerを被修飾語句として文法的には正しく成立する英文です。意味としてどれがふさわしいかなぁ。

1. を選んでみましょう。

「あのすばらしい新型ロケットを設計した人は、独創的なエンジニアだったに違いない」

…これが正解でいいんじゃないでしょうか。wonderfulと褒めている点と平仄が合います。

あのぅ、単語と関係ないんですが、ロケットって、1人のエンジニアが設計するものなんですか?

2. を選んでみましょう。

「あのすばらしい新型ロケットを設計した人は、天真爛漫なエンジニアだったに違いない」

…無邪気でウブでお気楽なエンジニアによる自由な発想の産物なんですね。いいじゃないか、この選択肢も。

3. を選んでみましょう。

「あのすばらしい新型ロケットを設計した人は、エンジニアとしては適性がなかったに違いない」

…ロケット開発などとは畑違いな珍妙なブツができたんですね...。んじゃすばらしいって言うなよ...。(反論してもしょうがないけど。)

4. を選んでみましょう。

「あのすばらしい新型ロケットを設計した人は、邪悪なエンジニアだったに違いない」

… 悪魔のような恐るべきロケットに仕上がったのですか...。日本近隣のどっかの国における指導者層の会話ですか。

 しかし、in-で始まる形容詞のみを選択肢に並べてくれるとは...。不正解の選択肢にマークした受検生を、採点を担当しているコンピュータの中に住む小人さんたちが「あ~ははっ、コイツこんな選択肢にマークしてるぅ!」と爆笑して楽しむ様子が目に見えるようです。なかなか邪悪な出題者だったに違いない...。