■ 先週の今日9/4の単語集ですが、一所懸命解くぶんには有益な本ですが、正解不正解に頓着せずに置かれた選択肢から出題者の意図を見ると、悪魔のような...(;^^A あ、いや、その、少しずつこれを
■ 選択肢から選ぶ試験方式です。別な選択肢をあてはめて想像してみます...(訳は拙訳です);
問. The designer of that wonderful new space rocket must have been an ( ) engineer.
「あのすばらしい新型宇宙ロケットを設計した人は、( )なエンジニアだったに違いない」
選択肢; 1. ingenious 2. ingenuous 3. inept 4. iniquitous
■ どれも語頭が母音の形容詞で、不定冠詞anを置いてengineerを被修飾語句として文法的には正しく成立する英文です。意味としてどれがふさわしいかなぁ。
■ 1. を選んでみましょう。
「あのすばらしい新型ロケットを設計した人は、独創的なエンジニアだったに違いない」
…これが正解でいいんじゃないでしょうか。wonderfulと褒めている点と平仄が合います。
あのぅ、単語と関係ないんですが、ロケットって、1人のエンジニアが設計するものなんですか?
■ 2. を選んでみましょう。
「あのすばらしい新型ロケットを設計した人は、天真爛漫なエンジニアだったに違いない」
…無邪気でウブでお気楽なエンジニアによる自由な発想の産物なんですね。いいじゃないか、この選択肢も。
■ 3. を選んでみましょう。
「あのすばらしい新型ロケットを設計した人は、エンジニアとしては適性がなかったに違いない」
…ロケット開発などとは畑違いな珍妙なブツができたんですね...。んじゃすばらしいって言うなよ...。(反論してもしょうがないけど。)
■ 4. を選んでみましょう。
「あのすばらしい新型ロケットを設計した人は、邪悪なエンジニアだったに違いない」
… 悪魔のような恐るべきロケットに仕上がったのですか...。日本近隣のどっかの国における指導者層の会話ですか。
■ しかし、in-で始まる形容詞のみを選択肢に並べてくれるとは...。不正解の選択肢にマークした受検生を、採点を担当しているコンピュータの中に住む小人さんたちが「あ~ははっ、コイツこんな選択肢にマークしてるぅ!」と爆笑して楽しむ様子が目に見えるようです。なかなか邪悪な出題者だったに違いない...。