2025/08/03

■ つくる ■ 夏休みの工作 - パソコン- 2. おさがりの電源とケース


→ 前回は🔗7/29
 こんにちは。夏休みなのにプールをつかえない小学校もふえているようですが、わたしがかよう小学校では、プールをかいほうしてくれる日があるので、泳ぎはへたですが、お友だちと楽しくすごすことができます。

■ 自分できめた工作のかだいはパソコン(PC)のぐれーどアップというかちゅーんアップです。部品はもうそろっています。


 問題は、おさがりをつかいまわすことにきめた電源とケースです。かんがえてみたら、つかっていないPCがたくさんあり、トラブルや不調はまったくないのですが、OSにWindows10がおおく、CPUもマザーボードもその世代なので、あきらめたほうがいい世代です。

 自宅にあるPCは、じゅうぶんよくかぞえたら、11台です。うち3台はかどうちゅうです。すべて自作マシンなのですが、きょうはそのうちの2011年ころから2019年ころまでにくんだ6台をかいたいします。OSは、4台がWin10、2台がLinux のMint Cinnamon 22.0とUbuntu24.04LTSです。

 ぜんぶアルミ製のケースにはいったフォームファクタMini-ITXマシンで、グラフィックボードがなく、代わりに(?)CPUはintelのi5かi7です。とうしょHDDでくんだマシンは、すべてSSDにかん装しています。

 6台すべてを、1台ずつせつぞくして動作をかくにんし、CPU-Zというソフトでシステム構成のきろくをとったら、ていねいにせいそうしながら、電源コネクタをはずし、ストリジをはずし、電源をとりだし、さいごにマザーボードをとりだしたら、ケースとファンをよくふきます。

 いちばんちいさくてかるいアルミケースをあけたら、おや、なんてすっきりしたエアフローなんだろう。スペースによゆうなんてないはずなのに。電源は400Wとかなりしぼっていて、つくるまえにかなりよくかんがえたみたいです。


 あっ、こんどはコレMicro-ATXじゃない!? 大きめのキューブケースの底のめんいっぱいに架装されています。電源は大型の、とはいえ、600Wのものですが、なんとそのそくめんにSATAせつぞくのSSDを両面テープではりつけています。ちゃんとNVMeソケットがあるのにあそんでいます。...ごういんだなぁ。もったいないなぁ。性能はともかく、よほどこころのゆとりがないじょうきょうでくんだようすです...。


■ さて、どのPCも、シャシの内部からケースファンの羽根まで、スポンジやぞうきんやめん棒できれいにふいて、とりだした電源をよくみてみます。

 400Wが2こ、500Wが1こ、550Wが2こ、600Wが1こ。どれも80PLUSのブロンズかゴールドかプラチナで、プラグインも3こです。


 今回あたらしくつくるPCの部品からけいさんした電力容量は、グラボなしですから、しょせん108W程度です。電力変換効率のよい負荷率を50%と措ていすると、電源ユニットの劣化をおりこんだとしても、けいさん上は、このうちの400Wでもゆとりです。どれをつかおうかな。まよいます。

 ケースは、もうきまっています。Mini-ITXのみ架設がかのうなちいさいキューブです。スペースファクタがキツくて、CD/DVDドライブもくみこむとしたら、配線のとりまわしと固定のじゅんじょなど、作業のなんい度がかなりたかそうです。でもとても精密で美しいつくりです(トップ画像↑)。まよいません。ゆっくりですがてっていてきにかいたいして、念いりにきれいにしました。


 明け方からさぎょうをはじめて、もう16時になってしまいました。おなかがすいた...。でもあしたはいよいよ、くみはじめたいです。

2025/08/02

■ なおす ■ 三菱鉛筆ジェットストリーム - 折損とささやかな改良


三菱鉛筆ジェットストリームは、2006年秋から今日までほぼ毎日使っています(🔗2023/7/1)。本体も芯も、箱買いしています。

 インクの良さは別格です。伝統的な高粘度極太ボールペンも、紙からペン先を離すことなく途切れなく書き続ける欧文筆記体みたいな用途では、特別な使いやすさがありますが(🔗2023/9/7)、そんな特殊用途以外の全ての場面で、ジェットストリームのインクは圧倒的に優れています。🔗2025/5/10

 多い時期は、0.5mm黒と0.38mm黒を同時に10日や2週間で使い切る感じですが、ここのところ2,3か月間ほど、毎月1本程度と、これまた自分基準では、ずいぶん消費しています。


 軸の折損という、一種の持病についてです。そもそも100円台のプラスチック製ボールペンは、そう壊れるものじゃないのですが、ジェットストリームについて、何度か同じ折損の体験をしています。

 画像↓の通り。


 この同一の軸で4本目の替え芯を使い切りそうだった昨日、ふと机の上から堅い床に落としたら、軸が簡単にポキリと。

 この、同様な経験のある折損の現象は、製品の強度に関する設計ミスや製造時の過誤のようなメーカー側の責任ではなく、私の使い方だろうなぁと思っています。

 おそらくその原因は、何度も芯のインクの減り具合を確かめようと、ペン先先端キャップを回して確認するからだと思います。その回数はきっと1本の軸につき数百回に上るでしょう。同じ軸で芯のみを交換しながら使い回していますので、少しずつ素材疲労が蓄積されているのだと予想しています。

 もともとはグリップ部分に黒いラバーが装着されているのですが、私としては、毎日毎日数mmの減りが気になるので、黒いグリップで見えないのは精神衛生に良くないです。黒いグリップは撤去し、透明な適当な素材を装着します。

 昔の激安ボールペンみたいな、全面透明軸でじゅうぶん良いのに...。メーカーの工業デザイナーが、軸に無駄に意匠を凝らして、天然資源というリソースの無駄遣いと無駄なコスト高...などと、身も蓋もないコトを思ってしまいます。競争が激しい商品ジャンルなので、見た目勝負もありそうです。

 同じ軸で替え芯を4,5本使ったら、軸を捨て、新しい軸にするクセがあります。半年前後で1本くらいのペースでしょうか。


 芯のインクの減りを見たいがために、グリップのラバーを外し、別なものに交換するのですが(トップ画像)、それもいずれ汚損し、洗ってきれいになるものでもないので捨てる消耗品です。が、自分なりの改良のつもりです。

2025/08/01

■ まなぶ ■ 百葉箱

フリー画像

 今日から8月、ということは、暑さがこれから本番なのですか...。今年は6月からもうじゅうぶん暑さを味わったんですが...。

■ 「暑い」「最高気温」などという言葉は、今は、聞いても良い気分にはならないですが、夏になって、その言葉を聞いて、決まって思いだすのが、「百葉箱」の思い出。つまらない話なんですが。

 小学校低学年の頃の、ぼんやりした、しかし強烈な"知りたい"欲求が、小学校の渡り廊下のすぐ外の、目にも鮮やかなグリーンな芝生にあった、あの真っ白い涼し気な箱の正体。

 「どんな生き物のおうちなんだろう」と、小学校に入って以来、ずっと気になり、その住まいの主をあれこれ想像していました...。ウサギよりは小さい、鳥じゃない、リスやハムスターみたいな動物だろうか...。でも側面にも上にも下にも、出入り口が無いのはなぜなんだろうか...。

 聞きたくても人には聞けず...。だいぶたった、夏休みのある日、高学年のお兄さんお姉さんたちが、あの箱を開けて何かしているのを目撃しました!好機到来、もう突撃状態で、私も加わりました。

  突如闖入してきた低学年の小さいガキンチョに、彼らは、何だコイツは、と、露骨に訝りました。誰が住んでいるのか、見ずにはおれません、が、箱は、自分の身長より高く、うす暗く、やっとのことで見たその中は...。

 箱の土ボコリだらけの床の上には、汚れた皿が1枚だけ。水が干からびているようす。上からぶら下がった温度計2本。汚れた厚紙製のクリップボードと記録紙。それだけでした...。

 夏の日差しにまぶしく映える緑の芝生にそびえたっていた白塗りの箱。クッキリと対照的な、薄暗いあの箱の中の虚しい光景...。

 忘れようもない、人生でもっとも初期の、人生に絶望した瞬間のうちのひとつでした...。

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 現在では、個人レベルでも、好事家になると、強制通風筒やエレクトリックロガーを備えた気象観測設備は問題なく入手できるので、「百葉箱」を小学校に設置して気象観測する意義など薄いでしょう。他方で、放射線ロガーや都市部の高熱化現象を体験的に実測するという新たな意義もあるそうです。

 思い出すに、半世紀ほど前に私の体験となったあの箱は、スティヴンソン式側面鎧戸単葉式、両屋根式のものですが、貧相な中身は、「乾湿計」の機能を持たせようとしたセットでしょう。

 百葉箱の手入れをしていた「理科委員」とか「理科係」のお兄さんお姉さんは、高学年ですので、低学年が下校した放課後に委員会活動をすることから、低学年の私が、開けての作業中のところを目撃することが無かったのでしょう。

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 津軽地方は、本州北端に近い日本海側の平野部ですので、本州の太平洋岸や内陸盆地エリアと異なり、小笠原気団に圧された高温高湿な太平洋の海風が入り込むことは無く、気温は高くても比較的乾燥しています。昼過ぎから海陸風現象で多少湿度は上がれど、それでも今日の昼過ぎの気温は、ご覧の通り、気温32℃、湿度は50%。日陰にいて風に吹かれている限り、過ごしやすいです。連日こんな感じです。

玄関ドアの外側

 画像は、温湿度計を、百葉箱の環境をマネして、風通しの良い日陰となる玄関ドアの外側、高さ150cm程度に設置。数十年来、ドアの内外に温湿度計を貼りつけておくクセが...。めったにない来客は、ここに来るとまず、ただいまの気温と湿度を確認できるしくみです(;^^。

室内

 自宅のすべての窓は全開で、日に3,4,5回の短時間の温冷浴(シャワーのみ)。飲むのは氷を入れた水道水のみ。それでエアコンはそうめったに稼働せずに済んでいます。自宅でデスクやPCに向かう際は、むしろ綿100%の長袖Yシャツを着用すれば、汗によるべたつきは回避してさらさらした気分で過ごせます。とくに「暑さをガマン」せずに机に向かって過ごすことができています。

 半世紀ほどたった今、自分が百葉箱の中で過ごす住人になっている気がしてきました。