■ ■ 一年中ずっと暗く湿った雰囲気の杉林。ずっと奥を見通すのはなんだか怖い気すらします。
■ ■ でも、春先の晴れた日には、暗い林をよく見ると、シダ類やコケ類など胞子植物の下生えも、日の光があたって、たいへんきれいです。
■ ■ 針葉樹林帯は一年中表情が同じようでいて、濃い緑色を背景に、たまに交じる広葉樹林の幼木の若い芽の、明るい黄緑色など、ほんとうにきれいに映ります。
■ ■ ミズバショウは、春先の寒冷な湿地に、白い花弁のような仏炎苞が現れます。国内の南限は関西ですが、北限は北海道より高緯度でしょうか。津軽地方や八甲田山系は、今がちょうどきれいな時期のピークです。
■ ■ 今年は、八甲田山系のここに、4月初旬に早くもぽつりぽつりと。
■ ■ 風下を選んで、しばらく陶然と、また呆然とたたずみます。
■ ■ 逆光と反射する光。背景の、蒸気霧が立ちのぼる白い残雪と明るい灰色のブナの森。
■ ■ 動けなくなってしまいました...。
1) 長寿と厄除け
■ ■ 梅は、冬の寒さを耐えて春にいち早く花を咲かせるため、生きる力の強さの象徴とみなされてきたような気がします。敷衍して、「長寿」「無病息災」「厄除け」の縁起を担ぎ、園の入口に植えることで、りんごやその世話をする家族にとって守り神のような役割が期待されていると思います。
2) 春来訪と農作業開始の象徴
■ ■ 早春に花が開くことが、春の、農作業の一年開始の、"合図"の意味を持ち、りんご畑に彩りを添え、新しい一年への気持ちを高揚させる象徴的な意味を持っていると思います。
■ ■ 以上の2点と同じような意味にくわえ、近年では、さらに実用的な役割、つまりその果実を家族が楽しむという意味で、梅よりも、桜・梨・桃・さくらんぼを植える農家が増えているように見受けられます。その分、手入れの工程が増えますが、昔に比べて、栽培ノウハウの情報化や資材調達の容易さが進んでいるので、実利を取る農家が多いような気がします。
■ ■ いずれにしても、梅に限らず、農家の人たちの気持ちのゆとりが、とおりかかるすべての人の目を楽しませてくれますね。
■ ■ 桜とその下の賑わいが彼岸のものとなりました。