2024/06/16

■ あるく - 霊場恐山


三途の川を渡り...


 地獄を巡り...


 不動明王にすがり...


 地獄の向こうに浄土の岸辺を見...


 彼岸にたどりつきました。


 おぉ、硫黄が単体で析出しています。極端な酸性湖の水の青...。非日常的な雰囲気に満ちています。


 霊場 - 恐山(おそれざん)は、本州北端の下北半島にあり、同じ青森県でも、私の住む津軽地方からは陸奥湾をはさんで向こう側です。むつ市まで昼にクルマで無理なく行くなら4時間程度でしょうか。同じ県なのに、高速道路を使って仙台に行くより遠いです。行ったことが一度もなかったのですが、年来かねてより伝え聞き関心も高まり、日の出も早まったこの時期に、思い立って朝2:00に出立しました。16時間のクルマと徒歩の一日でした。


 信心に悖る輩が、少しは内省的になろうかとも思ったのですが、語り継がれる「地獄」の様相に、どうしても上方落語や江戸落語の無駄な諸知識が介入してしまい、真摯に受け止めた改心の道行きにはならず...。温泉の腐卵臭(硫化水素臭)に満ち溢れた地獄のエリアにて、火山ガス噴出孔に昇華した硫黄結晶や白濁した硫黄コロイドに瞠目しつつ、酸欠を危惧しながら巡りさまよい、1万歩のウォーキングを達成...って、やっぱり不謹慎そのものですネ。罰が当たって地獄行きになるかもしれません...。

2024/06/15

■ あるく - 霊場恐山


立派な山門を朝6時に開門と同時に通してもらうと、参道のすぐ脇に、温泉が...。

 開け放した窓に6月の朝の明るい空。すばらしいそよ風が抜け、湯殿から参拝客もすぐそこによく見えます...お、お互い...。

ジオパーク下北半島website: 
https://shimokita-geopark.com/area/osorezan/

 お湯はとびぬけて極上です。白濁した火山性の熱い酸性の硫黄泉。舐めて酸っぱく、目に入ると実に痛いですが、こんな良質な温泉だなんて...酸ヶ湯温泉と秋田の玉川温泉と並びます。すぐに入れるくらい温度も程よいのですが、あとからあとからジワッジワッと手足が熱くなっていきます。う~んすごい。また来たいのですが、来るのがたいへんなロケーションなのでした。

2024/06/14

■ まなぶ - 1年のうちで日の出の時刻が最も早い日

昨年2023夏至の日の日の出の頃

1年のうちで日の出の時刻が最も早い日は、夏至の日ではありません。今日6/14です(↓の赤い線)。

 1年のうちで「昼の時間」=「日の出と日の入りの間の時間」が最も長い日は、夏至の日で、今年は来週6/21です(黄色枠)。


https://sunrise.maplogs.com/

 上は、私の住む行政区のデータを、maplogs.com (US)からダウンロードしたものですが、時刻は違えど、日本の場合はどこでも、上述のように1週間のズレがあります。

 とはいえ、1週間で数秒のズレなのですがネ。でも「今日は1年でいちばん日の出が早い日かぁ」と感慨があるという単純な話で、別に、ご来光を拝みに行くわけじゃないんですが...。たとえば空を見れない雨の日でも「今日は望(満月)かぁ」と意識してしまうのと同じ、個人的なクセです...。

 そのズレの原因を、国立天文台のサイトでは、地軸の傾きや地球の楕円軌道を理由に簡単に説明していますが、簡単な説明なので、理解できません...(;^^A

国立天文台website
 https://www.nao.ac.jp/faq/a0104.html

2024/06/13

■ あるく - 河川敷


良いお天気。気温26℃の青空。湿度60%で陸海風による西の海風が吹いています。

 土手の両側に広がるリンゴ畑。畑の合間にシロツメクサの花。刈り込んだ土手の斜面を降りてみます。

 シロツメクサのクリーミーな良い香りがします。良い季節を実感します。


2024/06/12

■ まなぶ - 胡椒挽き


■ 去年の実家整理で見つけたペッパーミル(胡椒挽き)。ウッディなパッと見は、デファクトスタンダードなフランスのプジョー(Peugeot)製か? と思わず手が伸びたりして...。

プジョーのwebsite: 
https://peugeot-mill.com/pages/about-peugeot

■ フランス最大の自動車メーカーのプジョーは粉挽き道具屋さん。トヨタが織機屋さんだった出自に相通じるものがありますネ。ミルのウェブサイトは、やはり心臓部である高精度な鋼鉄製の臼歯(グラインダ)が自慢のようです。

 ホールの胡椒を挽いたときのあの香り!香辛料が人類史の潮流の流速を一気に加圧したのもじゅうぶん納得がいくような、馥郁とした芳香です。

 さて一方、こちら。昨年の実家整理時に見つけ、性能が気になって捨てずに置いて、今、倉庫整理で発掘しました。去年の12月にお話しした「チタン製包丁」と同じです(;^^A (🔗→ 2023/12/13 ) 手に取ると、軽く、ボトムの吐出部を見たら無印、抑え板が鉄板打ち抜き加工。おそらく内部の臼歯はプラスチックの安物、と即座に想像できます。よく、ブラックペッパーホール(粒の黒胡椒)などの香辛料のパッケージとしてスーパーで売られている透明プラスチック製ミル付き容器の構造です。

 ひとまず黒コショウホールを入れて、挽いてみます。回せど回せど、手ごたえは無く、パウダーが落ちるか落ちないか...。臼歯はもうとっくに終わっています。

 分解します。

 臼の組み合わせです。摩耗しきっています。この品質って、固い粒を入れて数十回回せばアウトではないかな。打ち抜き加工された鉄板もタップ貫通孔部分は製造時からすでに塑性変形した哀愁ただよう粗製な変形部品です...。

 摩耗したプラスチック臼歯の摩耗片(粉)はどこへいったかというと、すりつぶされてマイクロプラスチックやナノプラスチックとなって、人体に摂取されたでしょう。そのプラスチックは、細胞膜も透過して細胞質の一部となっていったことでしょう。一事が万事、現代人の生活は、食べても着ても書いても住んでも眠っても、すべてプラスチック製。現代人の細胞はプラスチック製です...。

 プラスチックであろうとも、挽くという目的を達すればいいのですが...。

 画像の黄色い〇がいま胡椒粒だとして、これがピタリと内歯と外歯の臼の間に嵌り、回すことで、臼歯(プジョーの場合は鋼鉄製、京セラの場合は硬質セラミック製)に挟まれ、加圧されて粉砕されるのですが、画像の、素材が本来、胡椒粒より柔らかいプラスチック製の歯(?)は、それが摩耗しきって(画像右〇)、クリアランスがガバガバで(画像左〇)、いつまで回し続けても、挽くのは永遠にムリそうです。

 ウッディな外見はいいんだけどな...。