2025/05/10

■ まなぶ ■ リフィル式ボールペン


"まなぶ"と言っても、何かを新たに学習しているわけじゃないんですが、自分で再認識したことが...。

 リフィル式の金属軸ボールペン、長年使ってわかったのは、"重くてグリップ部が膨らんでいるのが好み"、"芯は太字"ということです。

 太軸なら、「MontblancのMeisterstückではどうだい?」という意見もありそうです。たしかに、万年筆の#149なら。他方で、ボールペンの最重量級#161 Le Grantでは、ちょっと軸が細くて軽すぎるようです。

Montblanc Website (De)

 アメリカ人が発明し、日本で猖獗を極めている、使い捨てプラスチック軸のボールペンも、たしかに気軽で良いです、次々と計算を重ねるような分野には。私も大いに利用し、最盛期にはJetstreamの0.35替芯を10日ごとに使い捨てていました。が、紙からペン先を離さず書くようなくねくねした欧文筆記体とか言う波波模様やペン字の行書連綿体などというにょろにょろした模様には、"粘りのあるインクと太字のペン先"、"重い軸"が、もしあるとしたら、むしろ使いやすいかも...、どんな書き味なのかなぁ...と想像していたのが30年くらい前か...。

  2007年頃に(また20年前の話ですか...)、見つけました。ペリカンのボールペンで、普及価格帯(と言っても3,000円くらい)。なのに、ずっしり重いです(44g)。たしか、"ペリカン・ベル"とか言う、なんだか日本語感覚では冴えないネーミングでした。

Yodobashi website

  購入直後にPelikan "Bell"は廃番に(2007年頃)。Pelikan"Souverän"とか言う無駄に豪華で高額な商品(すみません)は、こんにちに至るまで販売され続けています。そのデザインの方が、高く売れそうですね、たしかに。個人的には、この音が、英語のsovereignに似て、大げさでありながらゲルマン語にとってはシラブルの前半がフランス語風で外来語のような音。取って付けたよう...、いやそれは言いがかりで、実は、高すぎて手が出なくて(;^^、私は所有していません...(とか言いながら、おい、お前、トップ画像の万年筆は、Souverän M1000とか#149とかCustom Urushiに見えるんだが...ま、気のせいか...)。

  話を戻して、Pelikan Bellは、購入し、大いに気に入りました。以来、20年、ねとねとしたPelikan純正芯を使い、途中で、いや待て、コレ、Parker替芯じゃないか、と気づき、その後、Parker替芯 = G2芯の互換でジェットストリームが発売されたのがほんの4年ほど前。すぐPelikan Bellに入れて、大いに生気を取り戻し、以後今日まで、もっそりと重いながら、波波模様やにょろにょろした模様を書いてきました。

  その後、アッと驚いたデザインの、Parker Urbanのボールペンが発売されました。

  このとき、初めて、自分の、意識下の意識が、意識の俎上に自ら這い上がってきました。

  自分って、このデザインが、実は好きだったんだ、人差し指と親指を当てる部分が、たっぷりと膨らんだこのデザインが!

Parker Website

  1本、重い真鍮ボディの、ギラつかないマットブラック+サテンシルバーの個体を購入。重さ自体は、Pelikan Bellより10gも軽いものの(33g)、筆記具としてはじゅうぶん重く、重量バランスは同じ設計思想で、ペン先が重く、軸が軽く、尻軸がまた重いです。これはすばらしい!

  翌年、また1本、同じ真鍮ボディの、ギラつかないマットブラック+サテンゴールドの個体を。

  ジェットストリームのG2芯が出たのが、この頃でしょうか。太さが、0.7mmと0.5mmとで選べるようになりました。使いやすさに勢いを得て、さらにParker Urbanの、ブラック&シルバーながら、グリップ部に、洒脱なストライプ状のチゼリング加工を施したモデルを購入。1920年代の、アメリカン・ゴールデンエイジを彷彿させるような(?)、デカダンな装飾のくせに(??)、手にしてどんどん書いてみたい、と思わせるような、すばらしい雰囲気です。う~ん、わかっているなぁ、さすが前世紀以来のジョンブルな雰囲気を脈々と湛えるパーカー。

Parker Website

   Pelikan Bellといい、Parker Urban の3本といい、JetstereamのG2替え芯で、俄然、若返り、バリバリの現役になりました。


   とは言え、今の私の生活からしたら、その重量級の存在や太字(0.7mm)のリフィルという点で、用途は、一度紙面にペン先を置いたらしばらく紙面から持ち上げず離さずに書くような、欧文筆記体の波波模様か、和文縦書きのペン字に限られるのですがネ。一文字ずつ紙から離して書くような、日常のメモや手帳や計算や数学やコンピュータプログラミング構想などには向きません。


   趣味の分野でもあり、暮らしをこころ豊かにしてくれる分野、考えるだけで楽しい分野です。万年筆とともに、楽しんでいます。

2025/05/09

■ あるく - 八甲田 谷地温泉南麓


昨日に続いて、暖かく快晴です。平地から遠くに望む八甲田連峰。山頂付近にうっすらと雲がかかりそうです。でも、先週(🔗5/3)はいまだ冬枯れだった山も、そろそろ「残雪と新緑のコントラスト」があるかな、と期待して、行ってみます。

 北八甲田連峰北麓の萱野高原から上も、やっと芽吹いてきました。


🔗5/3

 一方その頃、標高を上げた"酸ヶ湯温泉"では...。やはりいまだ、木々の芽吹きはなく、例年の4月上旬みたいな光景です。


 冬季閉鎖ゲート付近の"地獄沼"を通過します。標高が高いだけに、植生は、ブナを越えてダケカンバやアオモリトドマツの高層樹林帯の険しい様相です。いつも観光客の皆さんや駐車車両でごったがえしているのですが、今日は、ゴールデンウィーク明けの平日なせいか、めずらしく人影が絶えています。


 ゲートから上の雪の回廊も、確実に融けて低くなっていますが、いまだ展望がまったく利かないほどの高さです。快晴の昼、往来するクルマが絶えて、快適に進みます。

 谷地温泉を過ぎて数km下り、さて、いつものように、この谷地温泉分岐を目指して、ブナ林の舗装坂道をあるいてのぼり始めます。お昼休みも重なってか、観光車両などクルマの往来が途絶えています。


 地理院2万5千図で見ると、谷地温泉分岐点はH=763m, あるき始めと終わりの地点は609m。標高差は154m程度で、2点間の実移動経路は2.6km程度です(往復5.2km程度)。

 あるき始めた付近は、新緑が始まっています。


5/3

 先週よりよほどよいお天気ですので、つい気持ちもゆるみ、息は切れながらもあるく速さはゆっくりです。

 標高が上がるにつれて、緑がまばらになり、季節がもどるかのようです。


 八甲田山系の新緑前線(?)は、今日の時点でH≒700mまで上がっているようですね。イマまさにその閾値前後をあるいていることが、目に映る光景で実感できます。


 折り返し地点の、ミズバショウ生息地へ。


 うゎ、すばらしい香りです。暖かな晴天下、"むせかえるような"といってもよいくらいです。花弁に見える白い仏炎苞は、昨日今日くらいから崩れ始めています。そろそろ緑一色となるでしょう。目で見て楽しむのは今シーズンはこれで。


 昨年の今日、🔗2024/5/9は、この状態がもう少し進んだ段階を観察できました。ミズバショウのみんなは寒さにもかかわらず規則正しい生活をしてきたんですネ。

 満足して、あとは軽快にあるいて下ります。路肩の雪融け水の流れも、気持ちに軽快さを添えてくれます。もう少ししたら、また来てみましょう、「残雪と新緑」に期待して。


 帰宅して車庫に入れて、メーターに目を遣ってビックリ。


 ロードスターの燃費は26km/ℓなんですか!?(cf. 🔗2024/7/2)  満タン給油したのが先週5/3。このときに0リセットして、田子町(🔗5/4)、巖鬼山神社(昨日🔗5/8)、そして今日の八甲田連峰の道の、計3箇所を往復した結果です。たしかに、市街地を極端に避けるように、"いなかみち"や"旧道"を選んでゆっくり長く走りましたが...。今日は八甲田山系のどの道もクルマが閑散としているのをいいことに、下りは、後続車がいない限りひたすらエンジンブレーキだけでゆっくり降りてみたんですよ...。ちゃめっけをだしたのですが、ロードスターが素直にだまされてくれたような気がして、笑ってしまうようなすまないような...。

2025/05/08

■ あるく ■ 巖鬼山神社の山道


朝からおだやかな快晴です。気温も上がり、どんどん暖かくなってきました。

 久しぶりにこの道をさんぽします。新緑はかなり進んだ頃かな。

 あのカラマツ林。秋の細かい落葉がふかふかと気持ち良いのですが、新緑も新鮮です。

🔗1/19

  4月の低温のなかでも新芽は進んでいたんですね。陽気が良くなるともう明るい初夏の雰囲気すら漂います。

  おや、敷藁です...。この圃場は敷藁をしていたのか。


cf. 🔗 2024/5/1

 それも、これだけの広大な面積にもかかわらず、そうとう念入りです。

 上にヒトが乗ったくらいでは、藁を踏み抜くようなおそれは無く、硬いボードのように、乗れば周辺ともどもたわむかと思えるくらい、厚く密です。また、よく乾燥して表面はツルツルと非常になめらかです。ソリやスキーができそうなくらい。


 重機や人手をじゅうぶんに投入し、ていねいに整えたことが推理されます。強い主義主張や意志や情熱のようなものを感じます。

 折り返し、また明るいカラマツ林をこころ楽しくあるいて、往復1時間ほど。残雪の泥道はところどころあるけれど、このぽかぽか陽気は続くようですので、次の1週間程度で乾いてあるきやすくなるでしょう。