■ 津軽地方は、風雪波浪警報が引き続き発令中であることから、風の轟音はさすがに恐怖を感じるものがありますが、雪の量は、12月~1月上旬に比べれば、身構えていたほどではなくて済んでいます。
■ 吹き飛ばされそうな猛烈な風雪。こんな日は家にいるに限る...ところですネ。ですが、机に向かっていながらも思う、徒歩で日参するいつものクロカンスキーフィールドの公園。氷点下3℃だよ、今日はさすがにヤメとこうか...と思うも、私しか利用者がおらず、恐れ多くも幸運にも、私の専用公園となっています。
■ 最初の1周。新しいトラックを刻みます。このときはツラいです。轟音で迫る風雪に耐えて、一歩一歩雪原をのろのろとあるきます。顔面と指先の感覚は、痛い>感覚がない>動かない...と変化。過日などは、吹雪の中、何度か止まって(風圧で立っていられないので)しゃがんで手袋を脱いで両手を組みあわせて指を暖めました。
■ やっと1周。さて2周目は、ゆっくりあゆみ始めますが、自分の刻んだトラックを辿る限りは、どんどんスピードが載ってきます。指先の冷たさも、ジンジンと暖かい血のめぐりに変じるのを感じます。
■ 今日も、昨日のトラックはかすかに残るものの、新雪にまた刻みます。すこ~しずつですが、基礎代謝量は上がっているのでしょうか、昨日より低温強風なれど、指先の冷たさは少しずつ耐えられるようになっています。
■ 今日は、吹雪のち晴れ、のサイクルを、数分おきに繰り返す天候。他の地域に比べれば、幸運です。
■ 風をよけて樹林帯にトラックを刻みます。無雪期は深い藪で、1年中、人が入らないエリアです。刻んだ自分のトラックを快適に辿ります。
■ 晴れれば、刻んだトラック面がテカテカとまぶしく反射して、競技場並みのリジッドなトラックになり、3周目はもう気分よく鼻歌混じり状態でしょうか。
■ 見上げれば、ジェット機並みの轟音でうなるポプラ並木群。この同じ光景でありながら、初夏になれば、きらめく葉裏のやさしいざわめきとなって聞ける日が、きっとまた巡ってくると思うと、からだも暖まる思いです。