2023/07/30

■ あるく - 香る山道


今日も、県道2号屏風山内真部線を歩きました。内真部森林公園での気温は33℃、湿度は低く、52%。暑いですが、爽やかな谷風が吹き渡ります。

山道に入ってすぐ気づくのは、ここ数日で、クサギの良い香りが強烈になってきたことでしょうか。

■ 見とれてしまうような優雅な姿のねむの木の花が終わると、香りのすばらしいクサギの開花時期となります。

そのすばらしい香りは、5月6月のニセアカシア(ハリエンジュ)の香りに勝るとも劣らないです。クサギの花や株は、ニセアカシアに比べると、小規模ですので、咲いているかどうかは、見てすぐにはわからないのですが、香るので、つい見回して目で探します(4月の沈丁花もそうです)。ただ、ニセアカシアや沈丁花の香りは街中にいてもけっこう漂うのですが、クサギの香りは、里山でのみ香ります。ジャスミンやニセアカシアのようにクリーミーでユリのようにキリリとした野趣もありますが、さらに個性の強い香水のような独特の香りを放ちます。

今日は、山道に分け入るにつれてどんどん香りが強くなり、大群落も散見されました。開花が時期的にピークなのでしょう。山道の舗装道路を歩いても、すぐ手の届くところにあり、歩いている間じゅう、香りが楽しめます。毎日あるきたいです。

2023/07/29

■ なおす? - 1970年代の機械式タイプライター

春に、実家整理をした際に、画像の、高校時代に使った機械式(手動式)タイプライターを発見しました。

シルバー編機?製造の、シルバーリード(Silver Reed)720というモデルだと、いまだに記憶しています。

入手したのは中学のときでしたっけ。無理して大学附属中学校に入り、大都会に出てきて(?)、見るモノ聞くモノすべて別世界でしたが、中学校で衝撃を受けた光景は、英語準備室で先生方が使っていたタイプライターという物体でした。あ、英語準備室というのは、教育実習校だから教科ごとの教育実習生の出入りが多く、「職員室」は存在せず、科目ごとに職員室的な教員用の広い執務室があり、実習生らも控えるスペースを備えているということです。で、定期テストは、英語教諭らがタイプライターで作成していました。ちなみに、高校は普通の県立高校だったのですが、そこでは、定期テストは、英語教諭らが教材をハサミとのりで切り貼りつぎはぎして作成していました(笑っちゃいけないけど笑...。同じ教員でも能力の差を実感した瞬間です(おおげさです)。もちろんPCもワープロもない時代の話です。

中学のときから、授業中に、英語や古文の本文の、行間にメモを書き込みたくなりました。が、教科書だと本文は書き込めるほどの空間はなく、今でもそうでしょうが、無理やり書き込む人が多数派です、私を含め。それでお勉強自体が息苦しくなるワケで。コンビニもコピー機もないこの時代、ひろーい行間のあいた本文が欲しければ、自分でノートに手書きするしかないです。やっている勤勉な同級生も多かったです。そんな時に、英語ならルーズリーフ用紙にタイプライターで打ち込めば、可能です。

と机上の空論を膨らませ…いやそんなことをつべこべ考えているヒマにさっさと手で書き写した方がよほど勉強になるというのに…。で、そのタイプライターが欲しくて、調べて、父親にねだっていたのですが、自分の周りに持っている人など見たことがありません。父親は、英文タイプライターとはどんな物体か把握できなかったようです。購入したのは、おそらく高校入学前後の1970年代後半。高1の夏休みには、タイプ教本のトレーニングに明け暮れ、学校宿題プリントの英文を片っ端からルーズリーフに手入力していた記憶があります。大学受験終了まで、めいっぱい使いました。その後、大学入学のために上京した春休みに、第1外国語となったドイツ語の、配付された大学教材を、試しにこの英文タイプライターで入力してみましたが、特殊文字を手書きするのがやはり猛烈にめんどうになり、大学が始まると同時に、ドイツ語専用タイプライターを新たに購入することにし、これは実家に送り返しました。

その夏に帰省した折、中高生だった妹たちが使ってみたいというので、傷だらけの外装鉄板ボディを、スプレーペイントで、ご覧のピンク色に…。鉄板ボディは、ボルトやカシメ箇所をすべてていねいに外して、塗装を薬剤剥離し、下地の汚れ錆を落としてスムーサをかけて、かなり念入りに塗装作業をしました。

で、今年3月に発見したのは、父母も妹たちも、捨てずに保管していたからなのはもちろんのことです。40年ぶりの再会にチョット感動を覚えました。

 先日、恐る恐るケースを開けてみると、その瞬間、タイプリボンインクやタイプバー(活字レバー)の潤滑油の「いつものにおい」がしました!中はきれいなまま。70年代ペリカン製の修正用紙まで残っています。

どんな状態か、動作確認してみたいです。左手で手近な紙を挿すと同時に右薬指でリリースレバーを解除しそのまま右手親指と人差指でローラーに巻き込み、両手でプラテン内の用紙の左右の傾きを修正して左手でローラーレバーで送って…

…って、においといい、動きといい、まるで昨日までごくふつうに使っていたかのように、自分の脳ではなくて、手が勝手にセッティングの手順をなめらかにこなしていきます…!スムーズな動作といつものにおい。自動的に次々と動いていく手に対して、自分の脳が、理性が、この40年間の時空のギャップがあるはずだったのを感知して、ビックリしています!

が、打鍵してもキーが渋くて下りず、タイプバー(活字)が上がってきません。潤滑油の粘度が極端に上がって固着しているようです。他の動作としては、リボンは、送りや上下シフト可能です。プラテンの巻き込み、ローラーの左右動ともスムーズです。この程度であれば、オーバーホールすればあっさり復活しそうです。いまどき受け付けてくれるか、ネットで調べたところ、取り扱い業者が豊富に存在するようで、料金も私の機種クラスの場合分解清掃潤滑で¥30,000前後のようです。

で、依頼しますか? 使うんですか? …実用上は、PCが存在する限り、無用の長物です。

じゃ、捨てますか。祖母のミシンのように(🔗2023/4/25)、まったく使わないことは明らかなので、捨てるしかないでしょう。が、明治時代設計の足踏み式ミシンとは異なり、莫大に空間を占拠するわけではないので、今すぐ捨てずに...、とはいえど、…う~ん、どうしようかなぁ。

2023/07/28

■ なおす - 除雪機のバッテリーを充電


冬に活躍してくれた感謝でいっぱいの除雪機は、夏になると無用の長物です。冬は、命拾いしたくらいのありがたさを感じるのに、夏の間は邪険に感じるというわけです。農家の農機具などもっと極端ではないでしょうか。トラクタや田植え機やコンバインその他、合計して住宅1軒くらいの価格になるエンジン付き農機具類は、1年のうちで使う時期はほんの数日なのに、それ以外の休眠時期は、大いに場所を取るし、毎年のメンテナンスや整備費用はかなりのものでしょう。

私はホンダの除雪機を2台持っていて、いずれも最下位に近いグレードです。まぁ農家ではない末端の町人風情ですので。身分不相応に購入したのは、2002年と2003年で、それ以来、毎年必ず整備に出してきました。結果、20年ほどたった今では、整備費用の方が購入時本体価格より高くなっています。

油脂類の潤滑・交換やバッテリー整備など、自分でやればできるし安く上がるのですが、使い続けられて買い替える必要性を感じないのは、やはり、専門家に、毎年必ず分解清掃やグリスアップや塗装リペアまで込みで整備してもらっているからだと思います。この点で、本体価格以上になっていても、整備し続けてくれる販売店には感謝しています。

冬期の使用の最終日に、いつも通りエンジンを切って、そのまま春夏と過ごせば、そのバッテリーが放電しきって(バッテリー上がりを起こして)ダメになる...その時期は、夏の盛りではないでしょうか。

 除雪シーズンの終わった3月末ごろ~5月ころまでに、除雪機のバッテリーの-(マイナス)端子をハズしておくと、対策にはなるようですが、それでも、夏の盛りというか、学校が夏休みになるあたりに、バッテリーを取り外して充電するようにしています。その後、整備に出すのは9月10月頃です。

除雪機用(=オートバイ用)バッテリーは、自動車用にくらべて、寿命は短く、容量は低く、かつ高額です。需給バランスに基づく均衡価格がそうさせるのでしょう。なんとか来シーズンも無事で過ごせますように、と、充電作業をするたびにいつも、祈る思いです。