2023/07/30

■ あるく - 香る山道


今日も、県道2号屏風山内真部線を歩きました。内真部森林公園での気温は33℃、湿度は低く、52%。暑いですが、爽やかな谷風が吹き渡ります。

山道に入ってすぐ気づくのは、ここ数日で、クサギの良い香りが強烈になってきたことでしょうか。

■ 見とれてしまうような優雅な姿のねむの木の花が終わると、香りのすばらしいクサギの開花時期となります。

そのすばらしい香りは、5月6月のニセアカシア(ハリエンジュ)の香りに勝るとも劣らないです。クサギの花や株は、ニセアカシアに比べると、小規模ですので、咲いているかどうかは、見てすぐにはわからないのですが、香るので、つい見回して目で探します(4月の沈丁花もそうです)。ただ、ニセアカシアや沈丁花の香りは街中にいてもけっこう漂うのですが、クサギの香りは、里山でのみ香ります。ジャスミンやニセアカシアのようにクリーミーでユリのようにキリリとした野趣もありますが、さらに個性の強い香水のような独特の香りを放ちます。

今日は、山道に分け入るにつれてどんどん香りが強くなり、大群落も散見されました。開花が時期的にピークなのでしょう。山道の舗装道路を歩いても、すぐ手の届くところにあり、歩いている間じゅう、香りが楽しめます。毎日あるきたいです。