2023/07/28

■ なおす - 除雪機のバッテリーを充電


冬に活躍してくれた感謝でいっぱいの除雪機は、夏になると無用の長物です。冬は、命拾いしたくらいのありがたさを感じるのに、夏の間は邪険に感じるというわけです。農家の農機具などもっと極端ではないでしょうか。トラクタや田植え機やコンバインその他、合計して住宅1軒くらいの価格になるエンジン付き農機具類は、1年のうちで使う時期はほんの数日なのに、それ以外の休眠時期は、大いに場所を取るし、毎年のメンテナンスや整備費用はかなりのものでしょう。

私はホンダの除雪機を2台持っていて、いずれも最下位に近いグレードです。まぁ農家ではない末端の町人風情ですので。身分不相応に購入したのは、2002年と2003年で、それ以来、毎年必ず整備に出してきました。結果、20年ほどたった今では、整備費用の方が購入時本体価格より高くなっています。

油脂類の潤滑・交換やバッテリー整備など、自分でやればできるし安く上がるのですが、使い続けられて買い替える必要性を感じないのは、やはり、専門家に、毎年必ず分解清掃やグリスアップや塗装リペアまで込みで整備してもらっているからだと思います。この点で、本体価格以上になっていても、整備し続けてくれる販売店には感謝しています。

冬期の使用の最終日に、いつも通りエンジンを切って、そのまま春夏と過ごせば、そのバッテリーが放電しきって(バッテリー上がりを起こして)ダメになる...その時期は、夏の盛りではないでしょうか。

 除雪シーズンの終わった3月末ごろに、除雪機のバッテリーの-(マイナス)端子をハズしておくと、対策にはなるようですが、それでも、夏の盛りというか、学校が夏休みになるあたりに、バッテリーを取り外して充電するようにしています。その後、整備に出すのは9月10月頃です。

除雪機用(=オートバイ用)バッテリーは、自動車用にくらべて、寿命は短く、容量は低く、かつ高額です。需給バランスに基づく均衡価格がそうさせるのでしょう。なんとか来シーズンも無事で過ごせますように、と、充電作業をするたびにいつも、祈る思いです。