■ 今整理中のこの建物は、冬前には必ず取り壊す予定です。土地は売却しますが、売却の有無にかかわらず、です。屋根の雨漏りと台所の排水詰まりの修理費用が百万円単位で、直したとしても高齢で要介護の母がその後も特に冬期に一人暮らしを続けるかというと疑問ですし、屋根雪が隣家の敷地に落ちて大きな迷惑となるからです。
■ 不動産仲介業者(不動産屋)さんにはその旨伝えてあり、解体費用の見積もお願いして、現在待っている状態です。不動産屋さんによると、「この辺の家屋解体業者の相場では、おそらく200万円前後ではないか」とのことです。
■ ところで、偶然、私の青森市の親戚Tさんが、ほぼ同じ坪数の土地上の家屋を、つい最近取り壊しました。
■ いくらかかったか、ぜひ聞きたくて訪問しました。生まれてこのかたずっと近く親しいので、すぐに関係書類を見せてくれました。
■ すると、この青森のTさんの土地は46坪。私の実家の土地は55坪。いずれも木造二階建て。家屋自体は、わが実家の方が大きいです。
■ で、Tさんの解体費用は、「解体」だけなら173万円、しかし合計363万円を支払いました。果たして私の実家は本当に200万円で済むでしょうか。
■ ほぼ同じサイズの家屋解体につき、T家360万円とわが実家200万円?の差額の160万円。あなたならどっちがいいですか?
■ T家は、いいように業者の口車に乗せられてボッタクられたのでしょうか。
■ この差額は、私にとっては明らかに、「T家の方が安い」です!
■ T家のメンバーは、実家整理処分に際して、いっさいの労働提供はナシ。業者に丸投げです。他方、こちらは、残置物処分のいっさいを、生命身体の危険、時間、財産を投じて作業...。
■ 私は、今回の作業の途中から、身の危険を感じて、ヘルメット・安全ゴーグル・安全靴・革軍手を使い始めましたが、すでにからだ中が、顔にいたるまで、傷と打撲とあざだらけです。ほんとうにもう精神が荒廃しきってうつ状態です。
■ 今から追加で個人財産から差額の160万円を、業者に投げ出したい気持ちです。
■ これをお読みの方で、「自分でする実家処分の参考にしよう」という方がもしいらしたら、今なら、「あなたのいのち・からだ・こころ・じかん」をお金で買いなさい!と強く勧めます。
■ 今回のT家と私の選択方法の、どちらが正しいか。今の私には結論はくっきり明らかです。