■ シャワールームと洗面所は、我が陋屋の場合、ドアのない1つの空間です。
■ 寒い時期、空気中の飽和水蒸気量が低い時期は、シャワーを使うと、あっという間に湯気だらけで視界0な状態に。
■ 夏も冬も、シャワーで温冷浴(2024/12/17, 2023/8/20)を毎日2,3回しますので、夏は気にならないのですが冬は空間の湯気を早く消したいです。真冬も窓を開けて換気扇をつけ、どんどん氷点下の空間になっていく...割には、換気扇により流入する外気で置換される空間は、いっそう飽和水蒸気量のキャパシティが低い空気なわけで...。
■ 知り合いの建築士さんに「シャワールームの換気扇が非力で、長時間湯気が引かずに湿っぽくて、その分電気代がかかりそう。もっとハイパワーの換気扇に交換して早く換気できないものかな。」と尋ねました。
■ ら、彼は、私の提示した型番を見て少し調べて
「この口径の家庭用の換気扇には、そう"松竹梅"みたいな豊富なグレード展開は無いよ。あのさ、そもそもハイパワーにしたら、けっきょく電気代がかかるんじゃないの?
ex 1) 非力な今の換気扇が、例えば1000秒で湯気がおさまる;
10W ☓ 1000秒 (sec) = 10000 W・sec
ex 2) 5倍強力なものにしたとして、5倍早い200秒で湯気がおさまる;
50W ☓ 200秒 (sec) = 10000 W・sec
...電力を用いて同じ効果を得るなら、かかる電気代は同じだよ。
「それよりさ、湯気を乾燥させたいなら、今の換気扇で10分で無理なんだったら30分でも60分でも作動させていれば、かならず空気は入れ替わっているんだから、いつかは乾燥するのではないの? "電力"というパラメータを操作しないで、"時間"というパラメータを操作すれば、結果は必ず得られるのでは?」
■ あ、...そうか。水蒸気の飽和量が低いだのつべこべ考えずに、機械やお金のパワーで解決しないで、時間というパワーをぎっしり使えばいいのか...
■ 目からウロコ。専門家の発想を仰ぐ値打ちを痛感しました。




