2023/04/08

■こわすつくる - 実家整理 - 仏壇閉眼供養2

 

※ 画像は、フリー素材です。

■ まずは、菩提寺を訪問して相談することにします。

■ が、ここの住職はたいへんに多忙な事は承知なので、おそらくいらっしゃらないだろうと思い、具体的な事情と希望の供養日時の候補を、見やすいよう、ワープロで事務的な文書を作成用意して、持参します。

■ で、やはり、お寺には不在でした。留守番の方に、要旨を述べて文書を手渡します。

■ その帰途、たまたま年来の知己を得ている生花店さんがいますので、思い余って相談してみました。

■ 花店でご対応いただいた方が、「ご供養は可能だが、その段取りは、私がすぐには答えられないので、折り返し、詳しい者から電話させる。」とのこと。あまり期待せず、帰宅して待ちましたら、ほどなくして電話あり。

■ お電話をくれた方は、たいへんに詳しい方でした。

これも、この場で公開するには障りがありそうですし、地方により事情は大きく異なると思いますが、読んでくださる差し迫った事情のあるあなたにとって、ほんの少しでもご参考になれば…(私がそうだったからです);

・宗派によっては、魂抜きの段取りが非常にやっかいなので、住職に事前に通じておくのはもちろんのこと、経験のある第三者にもあらかじめ周到に相談しておくべき。

・今の私の「実家処分」状態の自宅で執り行なうとすれば、ご仏前・お花・お膳・果物・菓子・お燈明などの「霊前仏前一式」のセッティングが非常に困難だと思われる。(要するに、そんな状況でできるわけないだろう、という感じです。突き放した言い方ではなく、同情していただいている口調でした)

・現実問題としては、寺に出向いて供養することを強く勧める。住職に願い出た方がよい。

・私の菩提寺の場合については、住職が非常に多忙なので、住職を自宅に呼ぶよりもむしろ、一家で寺に出向いた方がよい。今の場合に限って言えば、その方が住職にとっても好ましいと思われる。

・私の宗派の場合、自宅仏壇上部中央にある本尊(「御姿(おすがた)」)を、供養の際に菩提寺に持参のこと。遺影や位牌と勘違いしない点に注意(まったく無頓着な私向けに釘を刺してくれたものと思われる)。

・私の場合、この菩提寺に納める費用は、「閉眼料x円」&「御布施y円」を、別々の封筒に包むこと。

・供養後の仏壇は、近くのp仏壇店にて処理してもらうのが、この地方の慣行である。仏壇サイズが人の背丈ほどある家の場合は、z円程度かかる。

・寺での供養の際の「霊前仏前」一式は、当日事前に当花店で、菩提寺に出向いてセッティング可能。費用はv円。

・家屋取り壊し後は、位牌をきちんと管理すべき。ところで、現代の家族の場合…(以下、非常に微妙なお話)。

・菩提寺住職と檀家の間で日程を相談し、決まったら、当花店に日程を知らせてくれれば、当花店側から住職に連絡をして、寺にて当日のセッティングに出向く。

■ その電話の直後10分以内に、菩提寺の住職ご本人から電話がありました。

「今帰ってきたところだ。書き置きは今読んだ。M月D日のH時に私が出向く。それでよいか。」といきなり具体的に提案していただきました。

「日程ご調整をいただき、ありがとうございます。ところでご相談ですが、こちらからお寺に出向いてもご供養なさっていただけると知人に聞いたので、家も残置物撤去作業中であることですし、お寺内でなさっていただければ」とお願い申し上げたところ、

「わかった。じゃ、M月D日のG時に変更するので、お出で下さい。ご本尊を持参せよ。位牌はもって来なくてよい。」と、15秒で決まりました。

■ それにしてもなんとまぁ頼りになる花屋さん…。 本当に地獄に仏でした…。この花屋さんの担当者が仏様のようにありがたく思われ、手を合わせてしまいます…。

...って、何か、形容矛盾を犯していますか?