2025/08/09

■ まなぶ ■ 木こりの寓話

フランクリンプランナー / 
プランナーガイド

『"手帳 ⇔ 刃を研ぐ"と、すぐ連想する方は、フランクリンプランナーの信者さん』と書いた昨日の一句は、意味不明でごめんなさい。

 イソップ寓話以来2,500年、さまざまなバリエーションのある「木こりの寓話」のことです。

  Google先生に「木こりのジレンマ」で質問してみましょう。

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(回答) 次のような状況を表すたとえ話として使われます:

目の前の仕事に忙殺される: 木こりが、刃こぼれした斧で木を切り続けるように、目の前のタスクをこなすのに精一杯で、改善や効率化を考える余裕がない状態。

 効率化の重要性を無視する: 旅人が「斧を研げばもっと効率よく木を切れますよ」とアドバイスしても、木こりは「そんな暇はない」と拒否するように、改善の重要性を理解しながらも、それを後回しにしてしまう。

 生産性の低下: 切れ味の悪い斧で木を切り続けると、作業効率が低下し、成果が出にくくなるように、改善を怠ると、全体の生産性が低下する。

[ 教訓 ] この寓話は、以下の点を教えてくれます。

 改善は重要: 目先の仕事に追われるだけでなく、定期的に立ち止まり、仕事のやり方を見直し、改善することが重要である。

 効率化は長期的な成果につながる: 改善や効率化に時間をかけることは、一時的には手間がかかるように思えるかもしれないが、長期的に見れば、作業効率を高め、より大きな成果を出すことにつながる。

 バランス感覚の重要性: 目の前の仕事と、改善や効率化、自己成長のための時間をバランスよく配分することが大切である。

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 フランクリンプランナーは、心がけるべき心理的習慣として、「7つの習慣」を挙げているのですが、その7つ目が、「刃を研ぐ」というスローガンで、手帳に書き込まれた予定に忙殺されることなく、どんな状況に陥っても対応できるよう、日ごろから精神・知識・肉体のレベルを高めておきましょうという趣旨です。

 リンカーンは、「もし木を切り倒すのに6時間与えられたら、最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう」 と応じたそうです。

 職人さんたちから「段取り8割、作業2割」という趣旨の基本的な心構えを複数回聞いたことがあります。昨年は自動車メカの方から、今年に入って塗装工の方から、偶然同じことを聞きました。古今東西どこの起源かはわかりませんが、相通じるものを感じます。

2025/08/08

■ なおす ■ 刃を砥ぐ


昨日、手帳の話を書きました。"手帳 ⇔ 刃を研ぐ"と、すぐ連想する方は、フランクリンプランナーの信者ですネ!?...って、実は私も、1980年代以来(🔗2025/6/6)、熱心でない信者・敬虔でない信者ですが...。


 というわけで(?)、生野菜が多い時期なので、頻繁に刃砥ぎです。


 あんまり上達している実感がないです、このウン十年間。でも砥いだ後はもう明らかに切れ味が良くなっているので、"見る人が見れば、ヘタだと/ムダだと/美しくないと、ワカる"、という点は、...人に見せながら使うわけじゃないんだし、気にしないことにします。

 新玉ねぎの時期が終わって乾燥完了した玉ねぎが出回り、ピーマンが出盛りのピークを過ぎて外皮が強く硬くなり、キャベツの高温障害による外葉の硬化や内部の黒変が出たりと、盛夏を過ぎるともう野菜は秋の気配が漂い始めます。葉物の野菜は硬くなっていく気がします。

 砥ぎたての刃でピーマンを1コ千切りにしただけで、次回はもう切れ味が衰えている気がするのは、ちょい神経質ですネ、やはり。

2025/08/07

■ つくる ■ 手帳レフィル


雨ですが、小降りになったので、傘もささずゆっくりあるいて10分あまり、近所のLoftへブラリと...、と書くと、なんだか隔世の感があります。Loftだなんて、大都会にしかないに決まっている高級文具店だったのに...。5月にここにLoftが開店して以来(🔗2025/5/6)、何度も足を運んでいますが、いまだにそのあまりの近さに違和感があります。

 手帳は、8月に入ればもう2026年版が出ている世の中なのですか。ひととおり拝見して、大いに参考になりました。でもまだ各社"出そろっている"とまでは言えないようですね。これからさらにいろいろと"各社見本版"が拝見できるのが、楽しみです。

 以前も書いた気がしますが(🔗2025/6/6)、自分ではここ四半世紀ほど、システム手帳で、レフィルは自作です。自分ひとりがしばらく使うだけのために作ったレフィルのファイルは、エクスプローラーを立ち上げるとMS-Word/MS-Excel文書で300種類ほど...。今は、ごくシンプルにしています。そもそも自分以外絶対に使わないのですから、市販の手帳をマネて凝った造りにしたところで、制約が多すぎて長続きしないです。

 忙しかったつい数年前までは、月間ブロック、週間バーチカル、1日1ページの3種でした。ここ15年ほど、サイズはすべてA5です。

自作レフィル -
週間バーチカル

 これらには、近い未来の予定と結果を記入。日付を書き込む手間を省くために、年度開始時に、1年分まとめて、12カ月および52週間および365日分の、カラー日付入りレフィル、計四百枚余りを、拙いVBAなどを楽しみながら製作してバインドしていました。ま、趣味ですネ。

 今は、「見開き1カ月の月間ブロック」と、「1日見開き2ぺージ」のレフィルのみです。後者には日付を自分で書き込むようにしています。今日が何日何曜日か意識するためです。

自作レフィル -
1日見開き2ページ

自作レフィル - 
月間ブロック

 「見開き1カ月の月間ブロック」は、よくあるタイプですが、上のように余白をたっぷりとっています。5月に、Loftで、「ミドリ」の手帳を初めて見てドキっと気づいたのですが、「ミドリ」の月間ブロックが、私とまったく同じ発想でビックリ仰天。ま、考えつく人は多そうですネ。

- メーカーウェブサイトからの画像の拝借です
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 レフィル式の決定的に不便な点は、綴じノート式と違って「すぐに/サっと、めくることができない」という点です。これは、過去の記録を参照したい場合に、めんどうに感じて「ま、いっか」とあきらめるという、記録を活かせない致命的な欠陥です。

 その過去の記録は、月末や年度末にテーマ別にまとめてデジタル文書に転記します。「システム手帳を使う」ということは、「検索や過去参照のためにPCに転記する」ことが大前提です。

 とは言え、手帳のすべてを転記するのはムリ、とあきらめ、のちに参照しそうなことのみを拾い上げているつもりなのですが、Windows95の時代から30年ほど使っていても、「完全に拾い上げた」という感覚は得られていません。その後これら過年度のレフィルをどうするか...。

 皆さん、使用済みの過年度の手帳って、どうしているのかなぁ。既製品を取り上げて「コレ買いました!」「コレ使っています!」「ペンは」「シールは」「バンドは」「デコは」という、ドヤ顔 華やかな記事はネットにあふれています。が、過去の手帳をどう活用または最終処分しているかに関する記事って、ネットには極端に稀ですね。知りたいのはソコなんだけどな。