■ 八甲田山系の新緑は、この冬の大雪と先月の低温で、遅れています。春の遅れは昨年より2週間以上かな。青森市の4月の気温は、平年値で11℃前後ですが、今年は9.5℃でした(気象庁Website)。
■ 北麓斜面は、ブナの新緑が、萱野高原周辺のわずかなエリアでとどまり、そこから標高を上げると、まだ冬の雰囲気です。「残雪と新緑」の美しいコントラストは、今後これから、と考えて、楽しみにします。
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cf. 先月上旬🔗4/11
■ 南八甲田連峰谷地温泉付近のミズバショウ(🔗2024/5/9)を、また見に行きましょう。みんなまだ先月みたいに小さいかな。
cf. 4/11
■ 午後から残念ながら曇って気温が低くなり、風まで強くなってきました。
■ 先月上旬のように(🔗4/11)、クルマを安全な場所に置いて2kmほどあるきます。
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cf. 同じ地点 4/11
■ 南斜面も、雪の壁は、刻々と融けて低くなっているものの、空気感や季節感は、4月上旬以降、まるであゆみがとまったかのようです。低温な海風が、八戸・十和田の三本木台地からこの南斜面に回り込んで吹き上げてくるようです。
■ 雪融け水が、今この時期に、路面にざぁざぁと...。これから本格的な雪融けなんですね。
■ 湿地帯に着いて、見ると...あ、もうみんな大きくなっています。今がちょうどかわいらしさのピークです。
■ いやそれよりも、近づいてすぐ漂うすばらしい香り。とろりとクリーミーですが緊張感のあるすがすがしい香りも併せもちます。香気がまさに満ちあふれています。
■ 曇った空のもと、強い風が残雪の冷気を拾い上げて振りまいています。景色は水墨画のような白黒のモノトーンな世界なのですが、そこに忽然と開ける淡い緑色のミズバショウの湿地。非常に強く香るこの湿地の雰囲気は、なにか異様な、隔絶された世界を醸し出しています。
■ 不思議な魅力に触れました。立ち去りがたいものがあります。