2025/04/06

■ あるく ■ 河川敷に広がるりんご畑の森


今日は、どんより曇った日曜日。この後雨の予報。今年は、春分後の満月が遅く、暦は進めど季節の移り変わりが遅いです。ちょっと鬱々とした時期ですが、季節は必ず移り行くことだし、昼前に10℃を越えて暖かくもなったことだし、家の中にいるよりも、やはり外の空気に触れて、気持ちを替えましょう。

 昨日の山の泥道で、シューズはじめ装備品をかなり洗い、なかなかたいへんでした。 今日は、世間様はお休みの日ですが、地味に静かに乾いた未舗装の道をあるきたいです。近くのりんごの畑の道をゆっくりあるいてみることにします。

 大橋を渡ってすぐ河川敷に降ります。


 かなり広大で、ふつうは誰も足を踏み入れない原野です。りんご畑が森のように広がっていて、うっかり踏み込んだら迷って出てこれなくなりそうです(大げさ)。


 夏・秋の明け方は川霧が濃く立ち込め、真冬にはヒトが入り込めないエリアですが、クロスカントリースキーならば、さぞかし、この世ならぬ光景が垣間見られるのではないかと年来想像しています。しかし積雪期は水辺付近の地形がわからなくて怖いですし、無雪期は、泥濘な路面と湿潤な植生が鬱蒼として見通しが利かず、種々の生命体が繁殖していると思われて、やはり入り込む気にはなれませんでした。

 雪融け直後の、雪で圧しつぶされた植生が立ち上がる直前、しかも雪融けの泥濘路がある程度乾燥して、という条件がそろえば、空間の見通しが良くなります。これを満たす今の時期しか地形を把握できないだろうなと思っていました。

 水辺に近づく小径。冬の季節風とは打って変わって、暖かい東寄りの風が吹いています。切り取った画角を見ると、まるでコンスタブルの油彩画のようです(気のせい...)。


 りんご農家の軽トラの轍がありますが、実は足元がけっこうな泥濘地です。私が足を踏み入れたせいで、水辺のあちこちから次々と雁や鴨が飛び立ちます。ごめんなさい。

 これが河川敷...。広い...。緑も彩りも何もない、雪が融けたあとの茶色い砂利道。でもうららかに暖かく、何か懐かし気な雰囲気さえ漂います。


 まるで見渡す限りの平原に見えます。が、たとえば2022年8月の、この川の水害では、ここが完全に水没しました。今日のこのすべての画像のりんごの樹冠はみな水面下となり、堤防の決壊直前となりましたので、今見ているこの視野の高さは、当時は「水中」だったことになります...。信じられない思いです。


 などと考えながら歩いていると、あの遠くの松の木の群れは、祠でした。こんな河川敷にあるとは...。キレイに草刈りされた跡もあります。


 何もかもを圧しつぶしていた雪が、やっと融けて春になったばかり、といった何もない光景かもしれないのですが、外に出て、春めいた暖かい風にふれたおかげで、気持ちまで春風で充溢した思いでした。

2025/04/05

■ あるく ■ 巖鬼山神社の山道


除雪も貫通して、開通したようです。4月に入ってやっと晴れて風もおさまった今日、さっそく山靴とゲイターを装備してあるきます。

 この急斜面の"雪崩ポイント"は、道全体が雪融け水の流れる小川と化しています。川の中をあるいているみたいです。

今日4/5

cf. 🔗 1/19

 そこを過ぎると少し平坦路に...。と、水たまりどころか、行き場の無い雪融け水で道全体が池と化しています。両脇は雪の壁で、人ひとりがあるく余地も無いです...。


 しばらく止まって考えます。左手の雪の壁を、ローダーのタイヤ痕を伝って登りましょう...。


 2mほどよじ登ります。左手の雪原をあるくとして、つぼ足でいけるでしょうか。


 雪原で腰まで埋まったら、もがいて脱出してもまた腰まで埋まる蟻地獄ですので、命にかかわる春山の雪です。が、今日は、足首まで埋まって止まりますので、木を伝ってそろりそろりとあるきます。


 いつものカラマツ林に出ました。ここから高原状の日が当たる道で、雪融けの泥道はそう難儀しないようです。

今日4/5

cf.🔗 1/19

 真冬の間クロスカントリースキーで来た際の折り返し地点(トップ画像も)。今日はウォークマンにネックスピーカーで。森のクマさんはまだお休み中でしょうが、いちおう、クマ鈴代わりに、起き出したクマさんがいたら、シューマンのダヴィット同盟舞曲集などステキなピアノ曲を聴いてもらいましょう。

今日4/5

cf. 🔗 1/19

 今日はもう少し奥まであるきます。ぬかるみも無く、だいぶあるきやすいです。適当なところで折り返します。


 木々はまだ冬の装いです。芽吹く光景を想像すると、こころがはずみます。

2025/04/04

■ 安い腕時計チープシチズンは使い捨てですか?


■ 電池切れで止まりました。Amazonで買った安い腕時計。2014年に898円で購入したようです。

■ 電池が切れたからといって、使い捨てというわけじゃなくて、電池交換すれば使えます。ウレタン製の時計バンドはすぐ切れたので、スペアにダイソー製のナイロン製バンドに交換。長く薄くなって使いやすくなりました。

■ "街の時計屋さん"で電池を交換してもらえば、1,500円程度...って、電池交換するより新品を買った方が安いじゃないですか...。でも"時計屋さん"に長くご商売してもらいたい私としては、交換をお願いしようかな、と、ちらりと思ったりもするのですが...。

■ 爪に火を点すような暮らしの私のことですので、やはり、また自分で交換します(🔗1/29)。

■ この"チープシチズン"の裏蓋は珍しいボルト留めです。"クロス:0番"という精密ドライバで。


■ 前回交換日が2022年7月のようです。



■ 電池寿命は公称3年のようです(🔗シチズンQQ-Watch)。3年もちませんでしたネ...。



■ 電池代は、1個あたり87円ですか。1,500円とはだいぶ差がありますね。

■ 交換は、いつものルーティーンなので、すぐ終了。


■ このお安い時計は、気兼ねなく使え、こすったりぶつけたりと、つい酷使しがちです。そのためにあるのですから、本望です。

■ で、プラスチック風防は、傷だらけになり、曇ってきます。

■ 電池交換時には、いつも、液体コンパウンドで磨くことにしています。

■ 少しはキレイになった風に見えるでしょうか。文字盤11, 12, 1のあたりとか。


■ 実物は、クッキリツルツルにキレイになっているんですよ。また気分も新たに使い続けられます。