2025/02/11

■ なおす ■ モンベルのジッパートラブル 4

中央のジッパーは、金属製の"引手"が破損脱落し、金属リングに

スライダーの"引手"が破損・脱落する故障です。金属製なのに...。

YKK Websiteより

 山岳ガイド用マウンテンパーカー(🔗2023/12/27)、2013年に購入し、酷使してもう12年目。生地や縫製には何の劣化も傷みもなく、吹雪でも豪雨でも強風でも、まるで頑丈なテントの中にいるような信頼感があります。

 引手の代わりに、金属リングを入れています。

 下のシューズの画像は、モンベルではないです。サロモン(SALOMON)のオントラック競技用のクロカンスキーシューズです。

 冬の新雪の野山の散策には、その使用する細板とともに、薄く硬くキツくて、向かないシューズなのですが、競技用の細板だと、ルートを折り返して自分が刻んだトラックを辿って帰る際に、スピードが非常に速くて快感です。

 用途の性質上、きわめてタイトなので、脱着に不便だし、休憩して楽しみたい気分にはなれず、先を急ごうとするタイプなのですが、結局、多用しています。これはもう20年ほどたっています。数年前に生活環境が変わって、特に除雪作業の辛苦から解放された昨シーズン以降、登板回数が飛躍的に増えました。今日もイマこれ、使用し、その後乾燥しているところです。

 この引手は、何とプラスチック製でした。いかにも貧弱でした。YKK製ではありません。予想通り、2,3年で折損し脱落ました。早々にリングにしました。


 二重リングだと、つかみやすく、どんな角度で引いても速くてスムーズです。そのまま使うとチャラチャラと音がするのですが、もう競技に出ないし、新雪の野山の散策の際には必ずスパッツ(ゲイター)を着用し、内部にピタリと収納されるので、音はしません。

 いずれも、さらに長持ちしてくれればと願って使っています。

2025/02/10

■ なおす ■ モンベルのジッパートラブル 3


ジッパーそのもののトラブルではないのですが、ジッパーのスライダーについている"ジッパープル"。

 ジッパーの引手(ジッパー各部の名称については🔗2/8)に取り付けて、引き手を掴みやすくします。

 十数年ほど前までは、クニャという感触の柔らかい樹脂で先端プラグがやや長めでした。ロゴが凸状になっていて、ひっかかりもよく、特に手袋をした状態でジッパーを操作するときなど、とても使いやすかったです。モンベル製品のうち、ウェア類に取り付けられていました。


 が、劣化も速かった。


 現行品は、硬いプラスチックで先端プラグが小さく、感触がイマイチでつかみづらくなりました(トップ画像)。また、バッグなどのギヤ類と共用するようになったようです。

 "ジッパープル"は、劣化したら交換すればよいだけなのですがネ。補修パーツとしても、何種類かのサイズや色で販売されているし、他社製でもよいし、また自分で素材や形状を工夫して取り付けてもよいのですが...。

 でも、劣化してちぎれたときの感触はやはりいやなものがあります。でも以前の柔らかい長いタイプがいいんだけどな...。

2025/02/09

■ なおす ■ モンベルのジッパートラブル 2

ソフトシェルに採用の、「閉めれば見えなくなる」コンシールジッパー
(赤いジッパーは、それとは別の防水ジッパーです)

モンベル製品のトラブルその2は、コンシールジッパー(®YKK)の破損です。

 ソフトシェルや超軽量ウィンドブレーカなどに採用されています。

 "ソフトシェル"とは、生地のタイプのこと。十数年前頃、登山ウェアの世界で一世を風靡し、そのまま定着しています。"...表地のシェル素材は撥水性に優れ、風・雨・雪を適度に防ぎます。通気性も高いので行動中でも蒸れにくく、樹林帯での行動開始から、稜線歩きまで、幅広いシーンで快適に着用できます。防風性と保温性を備え、ストレッチ性にも優れる高性能ウエア。アウターレイヤーとして、ミドルレイヤーとして、1枚でマルチに活躍します。..."🔗モンベルWebsite

 この謳い文句は本当だと思います。私は、ソフトシェルが山歩き界隈で普及し出した2000年代から、もう6着程度購入しています(トップ画像もその一部)。いまでも真夏以外は毎日のように使っています。

モンベルWebsite製品カタログより同等現行品

 モンベル製品は、このウェアのジッパーに、YKK製の"コンシールジッパー"を採用して、防風防滴性を高め、かつ見た目のスッキリ感を演出しています。

 ジッパーの「噛み合う無数の歯」を「務歯(Element)」と言いますが、これが見えない構造です。

YKK Websiteより

 このYKK製品は、本来は女性服に採用されることを想定しているようです。生地の縫い目にしか見えないごく細い線にジッパーが隠れており、ゆえに務歯は極めて小さいナイロン製です。

YKK Websiteより

 見た目がジッパーだとはわからなくなるシンプルさとトレードオフで、開け閉めの際の抵抗が極度に重く、その際の速度が極度に遅いです。

 耐久性があると思いますか?...トレッキングや山岳登攀での酷使を前提としている衣類に...。

 個人的に、ソフトシェルの使い勝手が革命的に良かったことから、2010年代に次々と3着購入し、うち最初の1着は、このコンシールジッパーの破損で廃棄。ナイロン製の務歯がグニョグニョに変形。次も、また次も、コンシールジッパーが破損したので、2016年頃、メーカーのモンベルに修理を依頼。有料。見積が高額だったので、ならばこの際、多少高くても「耐久性のある通常サイズの務歯とスライダをもつメタルジッパーをつけてもらえないか」と本社修理工場にたずねたところ、OK。

 で、修理から上がってきたものがこれ。

衣類の中央にメタルジッパー取付
両脇のポケットはコンシールジッパーのまま

 ダ、ダサい!...さすがモンベル。

 また、フラップ無しなので、防風防滴性は無くなりました。

 見た目から、当初は使うのがイヤでした。でも、ジッパーは滑らかで速いです。使いやすくなりました。

 私の着ているものなどどうせ見る人はいないし、カッコ悪くてもいいじゃないかということで、今でも愛用しています。あ、コレ着てモンベル弘前店に行った際に、店員さんが目を丸くして首を伸ばしてジッパー部分を見ていたことが...。