2024/07/03

■ あるく - 麦秋の高原


いつもの岩木山麓の高原野菜の道です。

 雨が迫っているようで、湿った風を感じますが、あるく分にはあいかわらず爽やかで、初夏の空気が漂います。

 ジャガイモは、左に白い花のファボラ、右に紫の花のインカを植えていて、あるきながら遠めに見ると、緑のなかに点在する花の色が鮮やか...なのですが、写りがイマイチですネ。私のスマホのカメラの中に住んでいる小人さんは、あまり感性が優れたヒトじゃないようです(自分の撮影のウデ前はしっかり棚の上に...)。

 先日来ずっと土を耕していたエリアにも、ここ数日でどんどん緑が植えられ、1日2日で土を覆わんばかりに育って行きます。ぐんぐん夏に向かう雰囲気で、湿ったうすぐもりの高原も、そう思うと気持ちが明るくなります。

2024/07/02

■ まなぶ - 燃費


 ふだん日常の足は軽トラで、軽快です。所用に荷物運搬に買い物に、万能選手です。乗り降りしやすくサイズも手ごろで維持しやすいです。

  気分を換える私のスタイルは「ドライブ&ウォーク」です。気持ちよくあるくことができそうなところまで、エンジン音とタイヤ音をかみしめながら、この30年間、歴代ロードスターを愛用してきました。

  90年代末~00年代~'10年代と、「消費ガソリン燃費表」を表計算ソフトで作成していました。ロードスター(初代モデル(NA型)、2代目モデル(NB型))の燃費表をMS-Excelで作り、給油のたびに毎回欠かさず満タン法で入力記録してわかったのは、往復60kmを通勤していれば、ほぼ12km/ℓ~13km/ℓということです。

 ところが、最近はどんな自動車にも、メータークラスタ上に、ODOやTRIPがデジタル表示されますが、同時に、燃費などの情報も表示されます。

 数年前にNDに乗り換えた現在のロードスターの4代目モデル(ND型)の燃費は、メーター表示では、20km/ℓを下回ったことが無く、習慣で記入していたExcelの燃費表との乖離が、0.1km/ℓとか0.2km/ℓ程度のようで、ほぼ正確だとわかりました。ゆえに、そうわかって以来、燃料費総額は、別に記帳している家計簿でわかりますので、Excelの表計算ソフト上での燃費記録をやめることにしました。

 ここで、ふと、もしや、と思ったことが...;

 一方で、軽トラは、小排気量660ccで、レギュラーガソリン。燃費もよいしガソリン価格も安い。

 他方で、ロードスターは、軽トラに比べれば大排気量で、NDの場合は1500ccと2倍と四半分倍。かつ、ハイオクガソリン。燃料単価は高い。

 ですが、NAやNBと違い、今のNDの燃費は、20km/ℓを大幅に上回ります。他方で、軽トラの燃費は、もう20年以上も、15km/ℓに毛の生えた程度です...。

 もしかして、同じ距離を走るなら、ロードスターの方が安いのでは!?...

 いや、まさかそんなことはないだろうと、意識下で否定してきました...。

 で、先日、画像の通り、NDの燃費が、幾度か24km/ℓを表示しているのを見て、上の疑問が、意識の俎上に上りました。

 気づいた以上、計算してみましょう!

 条件をこう措定します;

_ ガソリン;軽トラ=レギュラー160円/1ℓ   ⇔   ND=ハイオク180円/1ℓ

...青森県津軽地方の現時点の平均的相場です。この地方の相場観としては、レギュラーガソリンや灯油が全国平均より安いことと、両者には20円程度の開きがあることが、特徴です。

_ 燃費;軽トラ=16.0km/ℓ   ⇔   ND=20.0km/ℓ

 両者が100km走るのに、何リットルのガソリンが必要で、その価格はいくらでしょうか。

 単純な比例関数ですので、計算すると;

 軽トラは、100km走るのに、6.25リットルのガソリンが必要で、1,000円かかります。

 ロードスターNDは、100km走るのに、5リットルのガソリンが必要で、900円かかります。

 なんと!同じ距離を走るなら、ロードスターの方がハイゼットトラックより安くつくのですか!? さらに実際には、ロードスターが、22km/ℓ、23km/ℓを示すことが多いので、差は広がるでしょう。

 自分では常識だったはずの固定観念が転覆しました。なぜだろう...。大きな理由がガツンと1つあるわけじゃなくて、小さな理由がいくつか考えられ、それがどんどん積み重なった結果なのでしょう;

 軽トラは、骨格や荷台に強度が必要で、車両の質量が嵩みます(660ccで820kg)。他方で、ロードスターは、小型軽量スポーツ(1500ccで1040kg)で、マツダのレシプロガソリンエンジンは熟成され続けています。

 その結果、エンジン出力1馬力あたりが負担する質量(パワーウェイトレシオ)は、

軽トラが18.8kg/PS、ロードスターNDが7.4kg/PSと、

比較になりません。これが燃費に直結しています。

 NDは、タイヤ空気圧を毎月チェックし、エンジンやミッションやデフは、油脂類の交換スパンに気を遣っています。

 加えて、実は、夏も冬も、クルマのエアコンというものを使ったことがありません。打ち明けると、NBを乗っていた'00年代~'10年代に、クルマのエアコン構造部材(コンプレッサ、コンデンサ、エヴァポレータなど)一式を、パワーステアリングポンプとともに、なんと撤去していました。むしろかなりの費用と莫大な作業でしたが、質量は950kgと軽自動車並みのクルマに...。また、ラジオやステレオといったオーディオも、免許を取って以来40年余り今日まで、まったく使いません。ロードスターの燃費が良く、バッテリー容量が何年も余裕を保ち続けてきた理由になっているんだろうな、と解釈しておきます。

 とはいうものの、考えてみれば、最大の原因としては、軽トラは、1回あたりの走行距離が3km~30km。近場のみです。他方、ロードスターは、同じく30km~300km程度で、1回あたりの走行距離の違いが最大100倍程度ありますので、この比較はあなたの参考にはなりづらいでしょう。

 でも私の個人的生活には刮目すべき結論です。だからといって、今日から軽トラの用事もすべてロードスターで代えよう、というワケにはいかないです。これまでどおり変更なく使い分けたいと思います。

ただ、ちょっとスッキリしました。

2024/07/01

■ あるく - 今別町高野崎


先日(🔗→6/25)訪れた高野崎海岸。断崖の向こうに伸びる岩場とその橋を潮位と見比べて、怖気づいたので、今日は再度行ってみることにします。

※ 先週6/25

 と言っても臆病者ですので、岩場をあるくためトレッキングシューズを持参します。

 さらにまた、あの潮位は満干のいずれなのか、再度行くなら干潮時の方が怖くなくてよい、先週は水平線に靄があって潮風の雰囲気がざわついていたので今度はキッパリ晴れた日に...などと思いめぐらし、お天気が良く風が凪ぐ6/29(土)と決め、その日の潮の満干をあらかじめタイド・グラフ(潮位表)で下調べします。


 予想気圧配置図通りの晴れで微風のお天気になった6/29(土)、タイド・グラフによる高野崎における日中の干潮時刻は14:30、10km隣の龍飛岬は15:00のようです。その時間帯を目指します。

 見えてきました。駐車スペースのある断崖の上は、芝生で、なごやかな雰囲気です。灯台の脇を降り(トップ画像)、岩場に降ります(↓の画像)。


 橋を渡ります。グレーチング(金属網の目)でできており、足の下にすぐ波しぶきが見透かせます。

 柱状節理の海岸の上にコンクリートを流し込んでつくった遊歩道です。干潮時だとやはり間延びして見えます。これが、満潮時や風と波がある日となると、なかなかの迫力ではないでしょうか。見てみたいけど怖いです...。

 先端部につきました。画像左にウミネコが。こちらに警告して鳴くのですが、動く気配はないです。陸奥湾をはさんで画像右の対岸に見えるのは、2週間前に訪れた下北半島の仏ケ浦(🔗→6/17)の岩肌です。

 振り返ります。


 しばらく岩に腰かけて、さざめく穏やかな潮騒を聞き、海辺の雰囲気を堪能しました。