2024/04/21

■ あるく - 菊ケ丘公園

※ 公園。2024-2/9↓の雪景色とほぼ同じポイントから


自宅から、小学校をとおって、菊ケ丘公園まで、あるいて7分。図書館もあるエリアで、公園をあるいて、のち、館内で本をめくって、2冊ほど借りました。

 肌寒いけど、陽射しがあって、桜は満開。公園では散歩やおしゃべりの人たちがちらほら。思いのほかやや寒いので、人もまばらで、雰囲気はなごやかです。

 桜は、ここ3日間ほど日中10℃あまりと低温だったので、開花がずいぶんとゆっくりで、いつになく花が長持ちしています。

 風は冷たく強いのですが、いままさにこの時間帯に満開となった花は、散らずに揺れています。

 明日以降は気温が持ち直して、向う一週間は日中17℃~20℃のようですので、いっきに散るでしょう。

※ 小学校

2024/04/20

■ なおす - 車両のオイル交換

すっかり現代的になったエンジンヘッド周り。
あ、35年前の初代ロードスターと比べています...。
あの昭和の設計からは、変わって当たり前か...。

昨年の今ごろは実家整理に押しつぶされていた反動のように、今年は、わざわざウォーキングするために、クルマであちこちに移動しています。「健康のため」「ウォーキングのため」なのであれば、自宅周辺を/最初から、さっさと徒歩で長距離をウォーキングすればいいのでは? と思わないでもないです。

 が、ウーラントの詩にもある通り(!?)(2024-3-16ご参照)、あのいちばん遠い、いちばん深い谷も、今はもう花盛りだと思うと(??)、いてもたっていられないです。雪融け・早春・新緑と、津軽地方のそこかしこの、最も良い時候の雰囲気に、身も心も浸りたい思いが、今年はいっそう強いのでしょう。

 その分、クルマの走行距離も伸びるわけで...。オートバイなら燃費が良いのですが、軟弱者の私は、早春のひんやりさわやかな風...のはずが、寒くてこごえて判断や動作が鈍りますので、シューズやら現地でそれを水洗いするブラシやらを積んでクルマで移動...。早春の息吹は、もっぱら、あるいて感じることにします...。

 今日はそのメンテナンスとして、オイル交換をします。エンジン・オイルの他に、ミッション・オイルも交換したいです。今日もまた先月3/9に引き続き、「意味不明な画像だな、コレ」な方、ごめんなさい...。

  F. Garageさんにお願いして、また見学させてもらいました。子どもみたいに何でも見たがる困った客です...。

  エンジンオイルは、2,000kmのスパンでは、そりゃちょっとは汚れていますが、ま、もう少し辛抱して使えたかも、と、色だけ見ると、ついそう思います。

エンジン・オイル

  ところが、ミッションのドレン・ボルトを抜いてビックリ!こ、これはいったい...。新しいオイルは、通常は、サラダ・オイルのような明るい色合いなんですが、たった2,000kmで、どうしてこうなっちゃった!?

ミッション・オイル

 まぁ、まだまだこのクルマの年齢は子どもみたいなものです。ミッション・オイルがこうだとわかったら、次回は、チョっと恐怖のデフ・オイルも、ステキな香りに包まれる決意を固めて、交換することにしましょう...。

 ほとんど乗らなかった昨年に対して、今年は、せっかく幸運にも手にしているすばらしい道具なのですから、熟知した専門家のていねいな手で、フレッシュな状態を維持して、悔いなく活用してみたいなと思っています。

2024/04/19

■ あるく - 八甲田山 - 笠松峠付近


 今日も昨日も、どんよりとした花曇りの空。時おり雨がぱらつきます。

 また、八甲田山の道に行ってみます。

 こんな天候の平日ですので、マイカーでドライブという人は少ないでしょう...、と思いまして。

 八甲田連峰を貫く国道103号線を、小型軽量スポーツのロードスターで軽やかに登攀します。道は乾燥路面で閑散としています。萱野高原を越え、酸ヶ湯温泉を越え、冬期閉鎖ゲートを越え、最高地点は標高1040mの笠松峠です。幸運にも少し晴れ間が出ました。


 雪の回廊は、今年はやはり高さが例年より低く、しかも4/1の開通から好天続きだったので、雪も圧縮され、今は3m程度でしょうか。大型バスの車高はそのくらいですので、すっぽり隠れる程度。直線路で2台すれ違える程度の除雪規模です。今日のような天気でも、時おり大型バスが往来します。この「雪の回廊」の時期は定期観光便やチャーター便が組まれているのでしょう。でもバスの側面の車窓からだと延々と壁しか見えないんじゃぁ...、ま、いっか。

 峠ポイントから南に1kmほど下った地点に「睡蓮沼」があり、除雪車両編隊待機用のやや広いスペースがあります(夏期は数台の駐車スペース)ので、そこに停めて、峠の前後をあるいてみます。


 約1km程度ごとに、除雪作業車退避用に道脇に除雪しているポイントがありますので、そこから「雪の回廊」の上に徒歩で登ってみましょう。今日の足元は、モンベルのマリポサ・トレール(トレッキングシューズ)(2024-4/9)を履いています。

 今この時期には、雪は、氷状態の硬さに締まった時期を過ぎて、徐々に緩んでいます。硬いが、強く蹴るとザラメ状に飛び散る状態です。この先気温が上がると、もうひとの足では乗っかれないでしょう。先ほど、酸ヶ湯温泉の上側にある、無雪期用の「八甲田大岳登山口」で、ツボ足で登山を終えて降りてくる単独行の人を見かけました。プラスチック製の冬用マウンテニアリングブーツに12本爪のアイゼンを装着しています。片手にピッケル1本、ザックにも1本...。猛者レベルの相当な上級者でしょう。永遠の初心者の私なら滑落が怖くてとてもじゃないです。でも雪の回廊におそるおそる3m程度進入する分には、トレッキングシューズでも行けます。比較的歩きやすいです。目を上げると雪原の向うに北八甲田のピーク群。思わずこの雪原をしばらく散策したい衝動にかられます...。臆病者なので、ヤメときましょう...。

北八甲田連峰

 北八甲田のピークを目の前に眺めます。画像の、左端に切れたピークが石倉岳、その右となりが硫黄岳、中央奥ガスがかかるのが連峰の最高峰となる八甲田大岳(1585m)、中央右が小岳、画像右が高田大岳(1559m)。山あるきとしては、八甲田大岳か高田大岳のいずれかのみで丸一日の行程です。ただ、変化に富んだ山あるきの楽しさと景色の美しさからして、八甲田大岳は、まさに東北随一です。想像するだけでワクワクします。この夏はあるいてみたいものです。

南八甲田連峰の一部

 道を隔てて向うの南八甲田連峰は、どのピークも、県内のどの平野から眺めても、なだらかな稜線でおだやかな美しさがあります。斜面を見ただけで、春スキーは夢のように素晴らしかろうと空想してしまいます。他方で、無雪期のアプローチが、体力さえあれば、日の出に出れば午後までかけて、猿倉岳・駒ケ峯・乗鞍岳と主要なピークを踏んで、矢櫃萢の湿原を周回して戻れるのですが、笹藪の根元を這うように細い泥濘な自然の水路地形を登攀し、果てしなくガレた道をひたすら歩きます。いずれもじゅうぶんな整備のないトレールを見失わないようにする緊張感もあって、疲労困憊ルートです。

...などと想像しながら、峠と睡蓮沼の間のアスファルトを2kmほどあるき、萱野高原にクルマで降りてきます。あるきたかったのは、やはりここ、ブナの樹林帯です。萱野高原 - 田代平雪中行軍遭難者像の間の、700m等高線をトレースするようになだらかな県道40号線。クルマの気配はなく、残雪のせいで、空気は冷え、気温7℃。雪と空のグレー、冬枯れのブナ樹林。モノトーンで静かな光景をあるきます。

※ 県道40号 青森田代十和田線

ふもとに降りると、桜もはらはらと散るふっくらとした暖かさでした。