2026/05/18

■ きく ■ スピーカーをデスクに載せる


先日の"小さなスピーカーでデスクワークを楽しむ"(ref. 🔗5/15)と、意外にも単純なデスクワーク作業がはかどります。

■  欲を出し、調子をこいて、"もっと音が良い別なスピーカーをデスク周りに"...。

思ったことは何度もあるのですが、実行に移せずためらっていました。ただ、このまま不十分で不満な使い方しかしないよりも、思いついたことはもう何でも試してみましょう。

■  手持ちの三菱DIATONEの"DS-9Z"です。専用スタンドは低すぎるので、デスク周辺では使えないという固定観念がありました。

■  でも、デスク幅2400mmを利用して、両端に載せてみましょう。まさに"デスクトップ"オーディオな状態。この時点でも、使える机の幅は1800mm(畳1帖分)程度あります。

■  1本20kgほどあり、もともとそれ2本を机に載せていいようなサイズじゃぁないです。

載せて、着席し、机に向かうと、猛烈な圧迫感...。あたりまえだ。


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■  このスピーカー、まず目に入る特徴は、トラピゾイダル型のエンクロージャ。220mmのコーンウーファと1インチ(25mm)のドーム型ツィータで構成される2ウェイ密閉型。


■  ウーファは高密度炭素繊維と芳香族ポリアミド系アラミッドのハイブリッドウィーヴィングです。その炭素繊維はカーボン系粒子を繊維状に組んだ超高弾性率を持つとか。

■  ツイータにも驚き恐れたのは、ボロン振動板という点です。こんな素材を成形して技術力の高さを誇るのはリクツではわかるけどダイジョブなんでしょうか。

■  他に、フレームやエッジやネットワーク、エンクロージャのバッフル板素材に至るまで、ハイテクな贅の限りを尽くした感がある技術立国ニッポンのスピーカーです。

■  購入したのが1987年頃。

■  先行して1985年にDIATONEの記念碑的作品"DS-10000 Klavier"が発表されていたのですが、翌1986年に、その"二番煎じ"的存在として発表され、構造は類似しています。DS-10000が欲しくてたまらなかったが、とうてい手が出なかったところに出現したわけで...。

■  その後、2010年頃に、リヤのターミナルが湿気で錆びていたのを機に、ターミナルはじめ内部のネットワークなどを専門業者に交換してもらいました。

■  挙句の果てに、DS-10000に倣って、ピアノ塗装業者に依頼して、ピアノブラックに全塗装し直してもらいました。

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■  三菱Diatoneのハイエンド2ウェイの特徴は、音圧レベルが低く能率が悪く、内臓をゆさぶるようなずっしりと重く沈んだ低音と、ガツンと硬いきらびやかな高音です。

■  ...など、長々と述べてきた点で、自分にとっては、いわば"ピアノソナタを聴くための専用機"として、ずっと手放せないでいたというわけでした。

■  Tannoyのデュアルコンセントリック(同軸フルレンジ)やJBLの15インチコーンウーファ搭載機にも手を出しましたが、結局このDIATONE DS-9Zが手元に残りました。1986年初出ですので、今年で40年目ですね。

■  結線し、アムラン盤のハイドンのピアノソナタで音を出してみます...

■  おぉ! KEFのミニチュアスピーカーとは全然違う!(あたりまえだ!?) 

■  こんなに耳に近づけて聴くんだから、"超ニアフィールドリスニング体験"となりますね!

■  極小音量で、異常なリアル感。ピアノの鍵盤を叩いたときに、羊毛フェルトが鋼線にあたるあの音まで聞こえるかのようです(たぶん半分は気のせい)。

■  "巨大なヘッドフォン"?...いや、耳をふさぐあの閉塞感はないです。

■  異様に広く高密度な空間が広がります。まったく新しい経験です!

■  前回のKEFの小さいスピーカーをつかって、ニアフィールドな"デスクトップオーディオ"の独特な世界の良さを実感しましたが、ここまで来ると、存分にその独自の世界に浸れそうです。

■  こんな冒険に踏み切ろうと思ったのも、「オーディオを始めてみようかな」と悩む友人Mくんのおかげです。彼にまた感謝!