2026/01/18

■ あるく ■ 廻堰大溜池 - 木の橋のある湖岸


みぞれだったり吹雪だったり...。0℃をはさんで、凍ったり融けたりを繰り返していますが、今朝は少し粉雪が積りました。凍った堅い雪の上に20cmほどパウダースノーが積もっています。

 クロスカントリースキーは競技用細板で快速でしょう。ストックは堅い雪を貫いて刺さるので、抜けづらく、板のスピードは乗っているのに腕や肩を後ろに引っ張られる憂鬱さが予想されるところです。

 ふだんここにさんぽのようすを何度もアップしている廻堰大溜池のエリアは、湖畔のマイナーな農道ですが、今日は、大溜池を"円"と想定した場合に、いつものエリアとは点対称の位置となる対岸の観光地化されたエリアに行ってみましょう(🔗2023/6/21)。

  "鶴の舞橋(つるのまいはし)は、青森県北津軽郡鶴田町に存在する木造の人道橋。全長は300メートルあり、三連太鼓橋の木橋としては日本最長とされる。1991年に着工し、1994年7月8日に開通した。(wikipedia)"



(この画像、もとのサイトからそのままだけど
右に傾いているんだが...)

 絵に描いたようなバブル期の企画ですが、30年経って朽ち果て、今は通行止めです。この3年間、橋の架替えのために工事中で、重機があふれかえる工事現場となっています。予定では、今年の春に、3年がかりの工事が竣工し、リニューアルお披露目となるようです。

 観光地化される30年以上前は、"濃霧の中にうっそうと葦の生い茂る人跡稀な湖沼地帯"だったのですが、猛烈に観光地化され、すっきりキレイに明るくなりました。遠足需要など誘致して夏季には大型バスが出入りしています...もともと狭い農道ばかりのりんご畑のエリアだったんですが。

 ここは、さんぽもスキーも避けてきました。行きたくない理由は...(えぇっ!?);
1) 橋は壮観ですが、たもとの観光用の広い公園が...。バブル期に、豊かな杉や松の森林を伐採しまくって、お役所得意の桜だらけにし、新たに謎の"神社"と"観音堂"がゴージャスに建立されました。数分であるき尽くす数百メートルの遊歩道は、行き止まりで周回できず、ピストン往復。隣接するのは個人のりんご農園で、私有地ですし、入り込むと迷います。

2) 公園内に、やはり木造の遊具があって、すぐ朽ち果て、その後ずっと"使用禁止"の鎖でバリケード。バブルの余韻漂うに浸ることのできる荒涼とした雰囲気...。

3) りんご畑の中に忽然とある広大な有料の駐車場と、地元の人は絶対に行かないような馬鹿げた観光用土産館(りんご畑に囲まれた沼地で、"鶴の舞橋せんべい"やら"鶴の舞橋Tシャツ"やらを売っている)。

4) 何よりイヤ、寄り付きたくない風情を醸し出しているのが、この物産館から、日中はすごい大音響でラジオやその音楽を垂れ流している点です。橋と大溜池を見に来た観光客は、この地にいるあいだずっと、ラジオと歌謡曲を聞き続ける義務がありますを鑑賞することができます。

 今この真冬、しかも工事で利用客はゼロと思い、雪で覆われ少しは風情があるかなと、ようすを見に。イマイチなら巌鬼山神社に行こうかなと...。で、けっきょく、日曜の今日は工事もお休みのようですので、スキーをクルマから下ろしました。何年ぶりかであるいてみましょう。

 公園より少し遠い所、除雪車の雪寄せ場にクルマを押し込んで、スキーで公園にアプローチします。ヒトの気配のない大駐車場。なんと今日も大音響でラジオががなり立てています。でもポツンと2台のクルマ。土産物店の職員の方でしょうか。"損益計算書", "貸借対照表"という財務上の概念が存在しないお役所の経営でしょうか。あとはひっそり重機類が休んでいます。

 遊歩道跡を外れて、湖岸すれすれの水際まで進入します。無雪期は藪で入り込めないのですが、スキーなら何に邪魔されることもなく伸びやかな光景の中に身を置くことができます。


 ここは、もう湖面の氷上です。この湖面の対岸、直径4kmのかなた向こうが、いつも私が散策するエリアです。冬は実に見晴らしが良く、大いに魅力的です。


 ほどなく公園はあるき尽くし、雑木林に出ました。人の気配は絶無ですが、動物の足跡に満ちています。


 隣地のりんご農園に失礼します。


 公園であるくより何倍もたくさんあるきます。なんだかやっぱりこっちのほうが心なごむいつもの光景となりました。

 勝手知ったる農道に出ました。最近の除雪はすごいなぁ。ココの道の除雪は、ほんの10年ほど前までは、軽トラ1台がやっとの除雪幅で、対向車が来たらどちらかがひたすらバックして戻る、それは俺かお前かと言うと、じゃんけんで決めるしかなかったのに...。


 公園より、やっぱりクロカンスキーで散策するなら、こういう寂寥感あふれる冬景色が、気持ちがやすらぎます。

 そのことをあらためて感じるために来たのかな、今日は。