2025/03/28

■ なおす ■ フィスラー圧力鍋の修理...ま、また

修理完了。
ピンもあっさり最高位に。
安全弁の蒸気吹き出しも軽快に。

またもフィスラー圧力鍋の不具合と修理...。

 2つあるフィスラー圧力鍋のうちの、20年物の「ブルーポイント」。こないだ直したはず...(🔗1/11)

1/11

 前回は、下↓の分解図のうちの右側「ふた用取っ手」のワレでした。今度は、同図のうちの左側「メインバルブ」。

Fissler Website

 加圧できず蒸気漏れがまたまた激しくなったので、観察し、メインバルブ用ビスがグラついていることに気づきます。


 ところが、増し締めしたところ、"ネジがバカになっている(いくらでも回り続ける状態)。


 バルブのアッセンブリを取り外します。


 え!?、雌ネジが、シリンダごと脱落しました...。


 考えます...: もともと内部1.2気圧程度で加圧された120℃以上の熱気が加わる金属接触箇所に、プラスチック部品。その部品の中に、金属の雌ネジシリンダを溶着...。いつかは脱落する構造...。

 Porsche911-996やBoxster-986(自動車のなまえです)の「インターメディエイトシャフト問題」とかMercedesBenz SLK-R172の「エンジンの上にポン置きのECU」とか(実体験のごくごく一例)、世界に誇っているらしいドイツ製品には、20世紀以来百数十年、非常によく見られることですが、"あり得ない設計思想"、"中学生でも危険を感じて避ける設計思想"が、ココにも遺憾なく発揮されていたのか...。

 パーツをまた注文しましょうか。でもコレで、この鍋の蓋用のパーツだけで、13,000円ほど費やす結果になりますネ...。🔗1/8に述べた通り、修理にカネを惜しみなく湯水のようにじゃぶじゃぶ使って、無神経なドイツ人の設計ミスを世界中のユーザーがカネで補ってやりさえすれば、長持ちするのが、ドイツ製品のすばらしい特徴です(自暴自棄気味)。


 バカげていると思いつつ、パーツ番号12-601-02-700を調べて検索したら...:


 つ、ついに廃番に。もう修理できないから捨てろと...。

 フタは使えなくなったとして、「圧力鍋」としての役割は終えましたが、「頑丈な鍋」としては使えます。φ=18.0cmのガラスフタでも買ってきましょうか...。く、くやしい...。

 圧力鍋として致命的不具合となった「メインバルブ用ビス」。コレの機能を踏襲補完できるよう、DIYで、メインバルブのフレームとなっているプラスチック部品にボルトを貫通させましょう!ダメモトです。


 図を描いて構想を練り、部材を測定します。ボルトは、M5×30mmに決定し、用途との親和性を考慮すれば、ユニクロームメッキではなくステンレスの必要があります。手持ちのガラ箱(予備の汎用ボルト&ナット収納箱)には無いですので、買いに行きましょう。


 ドリルで貫通孔を設置。


 困った箇所に貫通。


 フレーム外側上部は、プラ部材に食い込む金属ウチ歯付きワッシャを、フタ内側は、耐圧性水密性ある消耗品と割り切って、ゴムワッシャを使いましょう。


 フタ内部の収まりは悪くないです。 

 フタのフレームトップは、8mm汎用ナットが裸のまま露出して見た目がどんくさいです。せめて袋ナットに。でも人さまにお見せするものじゃないので、ま、いっか...。


 耐圧試験は、トップ画像↑の通り、快調に加圧し、あっさり圧力ピンが最高位に上がります。安全弁も良い反応で、軽快に蒸気を吹き出しました(↑トップ画像)。

 耐圧試験の結果、サツマイモの鳴門金時が、無事ふかし上がりました、あはは。