2026/02/20

■ あるく ■ 冬の眺望


明け方に薄っすらと降雪はあったものの、4℃程度まで上がったので、昨日より少し緩みました。

■  昨日の厳しく痛々しい光景も冬ならではですが、少し気持ちを入れ替え深呼吸できる風景に身を置いてみます。

■  眺望の開けるりんご畑、岩木山麓北東斜面のあの迷路のような広い畑に足を向けます。

■  無雪期は、あるいてもあるいてもりんごの樹海 (cf. 🔗 2025/5/14)。

🔗 2025/5/14

■  眺望がきかず、どこをあるいているかわからなくなるのですが、今の時期なら、見通しも良く、ふだんあるけないような灌木や雑草の斜面を大胆にトラバースできそうです。

■  なんだか山道をあるいているような錯覚にとらわれそうな(実際、山麓のりんご畑なのですが)、除雪がなされない細い農道に取り付きます。剪定作業の農家の人たちのプラスチック製かんじきの足跡。剪定機材を背負って畑に行き着くまでがたいへんな労働であることでしょう。


■  開けた雪原に出ました。ここ、無雪期は灌木や藪がひどくせせらぎも走って湿っており、近づけないエリアです。


■  振り返ると、思っていたより大きく高所感が出てきました。眺め下ろすと、少し怖いくらいです。りんご・ぶどう(ref. 🔗2025/7/12)を交互に作付けしている光景がわかります。


■  帰りどうしよう...。バックカントリー用と違って、細板でエッジなしなので、ほんの少しの下りも恐怖です。今日のクロカン競技用の細板は、堅雪の上にうっすら乗った新雪のコンディションでは、走りが軽く、意外にも走破性が良いです。無雪期とまったく異なり、視界が非常に良く、調子に乗ってどんどん登りました。

■  小高い山の頂き付近に。ぶどう棚の誘引柱です。もはやだいぶ山深いです。


■  トップ画像↑が今日の最高地点で、手前は断崖です。足がすくんでしまいます。こんな高所に来るつもりではなかったのですが...。そろりそろりと斜面をうんと大きくトラバースして帰ります。

2026/02/19

■ あるく ■ 厳冬期に逆戻り


■ またモノトーンな、真冬のさ中の厳しい天候になりました。

■  湖面もほぼ完全に雪原です。


cf. 🔗2025/12/31

■  とりわけ除雪が進んでいないと思われる、山あい斜面のりんご畑の農道に歩を進めてみます。


■  この道は、毎年3月の雪解けがだいぶ進んでも、軽トラ1台がやっと通れたり埋まっていたりする冬に過酷な道です。


■  これでも今年は例年よりそうとう急ピッチで農道除雪も進んでいるようです。

■  あっ!...作業小屋が圧壊しています。新しいスプレイヤーと大型のキャリアカーが巻き添えを食っています。


■  まだひと冬越したばかり、今年ふた冬目の新しい小屋でした。おそらく大工や建設業ではない農家の方が設計し、DIYで建てたものです。2024年の構築の当初からよく拝見していました。コンクリート土台基礎が無い設計ですが、単管と2×材(つーばいざい)などの木材とポリカーボネイト板を現代アート風にきれいに組み合わせていました。屋根は、何となくおわかりのように、棟線(屋根の尾根 →ref. 🔗2025/1/3)をすれ違い交差させる一種の"雪割り屋根"です。非常に洗練された洒脱な明るい雰囲気で、秋の選果作業を拝見しているだけで気持ちが明るくなりました。

■  強度計算がじゅうぶんでなかったか、いや、じわじわと真綿で首を絞めるような積り方だった今年の豪雪の威力が勝っていたか...。痛々しいです。

■  この低温の荒天は、今日明日と続くようです。つらい冬の名残として記憶にとどめたいです。

2026/02/18

■ あるく ■ "抽象的な"道?


また砂沢溜池の"掘削路"(🔗2/14)へ。

■  こちらの道は、たぶんまだ通れない。


■  けど、どこまで行けるかな。左右の視界がない雪の回廊をあるきます。


■  除雪はここで行き止まりでした。農家のおじさんがりんご畑へのアプローチを掘り進むために軽トラから除雪機を下ろしていました。「3月まで来ないよ、この先の除雪。」とのこと。たしかに(🔗2025/3/10)。


■  ならば、堰堤の道をずっと奥まであるいてみましょう。


■  雪の壁はすこし低くなり、道幅はほんの少し広がりました。

■  が、あるくとやはり左右の視界はないです...。


■  あるいてもあるいても景色はないこの感覚は、何かとても抽象的です。背景を描いていない画用紙の中の絵の道をあるくような。

■  当初は、不安になり、つまらなくなり、たまに雪の壁の上に上がってみたりもします(トップ画像)。これはもう、ほんとうにすがすがしい光景が広がっています。クロカンスキーで疾走(?)したい気分です。

■  再び雪の"白い山脈"に挟まれた谷・回廊に降りてあるきます...。

■  雪に反射する光で目がくらむような白と青だけの、形がない背景をあるくのは、現実感がなく、浮遊感に満ち、たいへん不思議です。前回少し意識の俎上に出てきたこの不思議な感覚は、"目をつむってあるく"よりも、もっと抽象的であるがゆえに、日常感覚から浮き、それが楽しく、また来たくなるのだと気持ちを分析しました。

■  たまに視野が開けると、見えるのは、りんご畑の雪原(トップ画像)、岩木山、湖面とハクチョウ。聞こえるのは、水の音、ハクチョウやガンの声、ときおりパサリと落ちる雪の塊の音。

みんな首を丸めて日向ぼっこ

■  目にも耳にも脳にも、たいへん心地よいです。