2024/10/13

■ なおす ■ PCキーボードの分解洗浄と売却


キーボードを清掃って、何度もしたこの話。これからは売却処分が前提で、最後のお別れにできるだけキレイに洗浄します。

今年の5月までは、自分で使い続けるためのメンテナンスが前提でしたので、分解清掃といっても、キートップ背面底部のホコリを払い、キートップを、消毒用アルコールやウェットウェスで1コ1コ拭き取る感じでした (🔗2024/05/31)。

手元のキーボード、東プレ-リアルフォースは、00年代初頭に発売され、ほぼ同時に購入し、その後購入を繰り返してきました。10年間ほどして、フルモデルチェンジされました。その際、それ以前のモデルはR1型、ニューモデルはR2型と区別され、より多機能になりました。

大いに触手が動いたのですが、その時点で自分では9台ほど購入していた(!)うえに、R2型は、多機能ゆえに附属CDからアプリケーションソフトウェアをインストールして使用する構造となり、PC自作派で好悪が分かれました。

自作時に、製作の各段階で、動作確認のために、最小限稼働構成が必要ですが、ソフトウェアに依存するキーボードは、OSのインストール前や起動前の動作に一抹の不安。キーボードという存在本来の単純性に陰りが感じられたので、私は、R2世代になって以降(現在はR3世代)、購入しないことにしました。

結果、手元にある9台のR1型をメンテナンスしてぎりぎりまで使おうと決めたのですが、どの個体も快調そのものです。

今回売却の個体は、R1世代晩期のサイレントタイプ91UBK-S (Model; NG01BS)です。

前回5/31とまったく同型ですが、別個体です。

もともとオペレータ用に開発されたリアルフォースシリーズ。タッチの良さは抜群です。加えて、サイレントタイプになり、ガチャガチャ感?がなく、底付きした際に、ゴムの反発力を感じます(実際にゴムが敷かれているワケじゃないです)。

しゃべるのと同じくらいの速さで文字入力するヘヴィユーザーに向いています。

清掃しましょう。

今回からは、人さまにお譲りするので、石油系ケミカルやエタノールは使わず、自然に、しかし徹底的に清掃します。


トップカバーとキーを外し、基盤の表裏はエアと刷毛で。

サイレントタイプはプランジャが鮮やかな紫色です。分解しなければふだんは全く見えないところにヴィヴィッドな色遣いをするとは...。自作派や自分でマメにメンテナンスするユーザーだけに向けたサービス精神に、メーカーのゆとりを感じます。


キーは、1コ1コを台所用中性洗剤に浸漬し、スポンジでそっと洗い、水道水で数回すすぎます。


のち、1コ1コを新しいタオルで拭きとり、数日間自然乾燥。


手持ちの同製品と見比べて気を遣ってていねいに組付けます。


組み上がり後は、PCに接続して動作を確認します。 ら、...MとNのキーが逆でした...。


中古品のヘタリやテカリを判断するポイントは、「Enter」「Space」キーです。この個体は、自分が持っているもののうちではもっとも遅い時期の購入ですので、使用痕はほとんどかんじられないと思います。


誰かの手元で、引き続き元気に活躍してくれることを祈って...。

2024/10/12

■ あるく ■ 野営 - 高野崎


10月中旬の野営。今別町の高野崎の断崖絶壁の無料キャンプエリアへ。

早朝から太陽フレアが爆発状態で、X線強度がX1.8クラス、太陽風(磁気波による粒子移動と地磁気擾乱)のnT値(ナノティーち)が10ランク中8と、年0~2回程度の高強度だそうです。

こんな地磁気擾乱はオーロラの原因現象で、10/11早朝は北海道で低緯度オーロラが観測されていました。

とはいえ、プロ・アマ問わず、専門家でなければ、私のような鈍い素人の肉眼では、水平線付近の赤みがかったハレーションにしか見えないタイプのオーロラです。

予想するに、自分の能力では水平線上の函館の街明かりとたぶん区別できないかなと...。特にオーロラは期待していませんでした。

でも、それよりも、高野崎の気象予報は、朝の段階で、日の入り17:30、18:00~翌3:00の天気は快晴、かつ、なんと風力0。満潮21時、波高潮位変化0.2m弱、月齢8.3(ということは上弦の月)...と、何年に一度もない好条件...。

いやまぁ、何の「好条件」かというと、「夜に、月あかりのみで、波のザザ~~ぁンという音を聴きつつ、アイラモルトやアイリッシュモルト(いずれもウィスキーのことです)をチビリとやる」ことが可能である状態を、「好条件」と言います...って、な、なんだそりゃ!

でもそのために、ここ何年か、冬も夏も、一年中、見るともなくつい毎朝早朝に、月齢や潮位や風速を眺めています。 

この日は、グッとこらえてやり過ごすつもりが、いてもたってもいられず、昼過ぎに、ロードスターにテントとイーリャハを積んで(後者は、スコッチウィスキーの銘柄の名前です)。

 もともと一年中風の強い高野崎や龍飛岬。だのに、この日は、予想を超えた、経験の無いほどの凪(なぎ)でした...。

静かに座って、三方海の断崖絶壁にて、静かな海の風情をしみじみとかみしめます。


黄昏れ少し前、観光客ふうのご夫婦が、波打ち際に近づこうと、崖の道を降りていこうとします。ジッと座っていた不審者風に見えるであろう私は、取り繕ったようにいちおう挨拶をします。快く返してくれました。

20分程度して、日の入り直前の夕焼け。もう足元が見づらくなった頃、崖下の波打ち際から上がってきました。「(崖下の)橋は渡れましたか? 満潮近いけど。」と声掛けをします。「ええ、ステキでした。」との返事。聞けば、広島から来て、東北を周遊する旅行中とのこと。明日以降は下北半島を回ると...。「すごい。いろいろと見られる大旅行ですね。」とうらやんだら、ご主人は「ココは本当にすばらしいところですね。来年またココに来て、あなたのように、椅子に座ってじっくりとひとときを過ごしたいです。」と、洒脱なお返事。ココをステキと思うあなた方がステキかもしれませんネ。

■ 強風の前日と打って変わって、凪の海岸(崖下)に、ゆるやかな波の音が、あちらでもこちらでも、ざ~ん、ざざ~んと、多重にそよいでいます...。

日没後の夕べ。ほどなく上弦の月は、はや南中を過ぎて西の空にさしかかります。

崖の上から見下ろす黒い海面に、月あかりが、ゆらゆらとそよいでいます...。

その調子で、真っ暗闇の断崖絶壁の上、月明かりのみで、磯の香りを楽しみつつ、イーリャハとチェイサーの白湯をチビリとやっていたところ、暗闇の中、若者が手ぶらで近づき、崖を降りようとあるいていきました。

気になって、「釣りですか?」と声掛けしたら、「いや、オーロラを見に。ココでダメなら、今から龍飛まで行きます」と...。してもらったお話が、たいへん詳しい天文・気象・地学的な解説で、その知識と情熱に舌を巻きました。

言われてみればたしかに、真北の方角に、乳白のハレーションが見えていました。水平線の向こうの函館の街明かりは、それとは別に北北東にあります。彼はその後磯から上がってこなかった(私は眠ってしまった)ので、おそらく研究者には興味深い事態となっていたのでしょう。

生涯でも印象に残る晩となる経験でした。

数日来、今季初の、鳥の渡り(白鳥飛来)の開始に気づいていましたが、この日は、眠りつつも、意識の底に、真っ暗な高野崎の海上の広大な空の穹窿に、白鳥の大集団が通過する声が、何度も何度も響いていました。

そうそう、ここ高野崎は、荒涼とした風の吹きつける突端の海岸地形ではありますが、9月末頃から、弘前大学の鳥類研究エリアとなったようで、研究者の皆さんが入れ替わり常駐しています。それ以前の半年程度は、「風力発電研究班」みたいな若者チームが、キャンプエリアの中心に「弘前大学」と表記したコーンを立てて立ち入り禁止にして、手作り風の「風車」を設置し、莫大な地響きの低周波と脳を破壊する高周波をまき散らしていました。素人の私にも「潮の風雨に晒すんだからベアリングを高頻度でグリスアップしろよ」と感じられるクリーキングノイズが進化した轟音。キャンプエリアでの夜の宴会ミーティングは高頻度でしていたようすですが...。15km離れたキャンプ禁止の龍飛岬の龍泊ライン鳥瞰台にも同じく風車とテントが。あれらには参った...。調査が終了したのか、風車は撤収され、静かな「鳥類調査チーム」に入れ替わったようで、安堵と感謝。

いずれにせよ、この日は、ほんとうに久々に、波の音と月明かりで、こころ静かに過ごせた夜となりました。

季節柄、気象条件的に、年内はもう、月夜の凪は、ないかもしれないです。気象条件がそろいそうな来年の初夏頃にまた良い体調で訪れることができますようにと、祈る思いです。

2024/09/19

■ あるく ■ 十五夜の砂沢溜池


十五夜とはいえ、その満月が西に傾く明け方5:00過ぎです。

 砂沢溜池に足をのばして、夜明けの道をあるいてみます。

 お月さまを追うように、西に向かってゆるく長いのぼり傾斜のみちをたどります。

 背後から朝日がのぼりかけています。同じ道を往復しますので、帰りは下りですが、朝日がまぶしいでしょう。

 夏の虫も、冬の渡り鳥もいない、湿ったそよ風のふく静かな明け方を、ゆっくり満喫します。