■ キーボードを清掃って、何度もしたこの話。これからは売却処分が前提で、最後のお別れにできるだけキレイに洗浄します。
■ 今年の5月までは、自分で使い続けるためのメンテナンスが前提でしたので、分解清掃といっても、キートップ背面底部のホコリを払い、キートップを、消毒用アルコールやウェットウェスで1コ1コ拭き取る感じでした (🔗2024/05/31)。
■ 手元のキーボード、東プレ-リアルフォースは、00年代初頭に発売され、ほぼ同時に購入し、その後購入を繰り返してきました。10年間ほどして、フルモデルチェンジされました。その際、それ以前のモデルはR1型、ニューモデルはR2型と区別され、より多機能になりました。
■ 大いに触手が動いたのですが、その時点で自分では9台ほど購入していた(!)うえに、R2型は、多機能ゆえに附属CDからアプリケーションソフトウェアをインストールして使用する構造となり、PC自作派で好悪が分かれました。
■ 自作時に、製作の各段階で、動作確認のために、最小限稼働構成が必要ですが、ソフトウェアに依存するキーボードは、OSのインストール前や起動前の動作に一抹の不安。キーボードという存在本来の単純性に陰りが感じられたので、私は、R2世代になって以降(現在はR3世代)、購入しないことにしました。
■ 結果、手元にある9台のR1型をメンテナンスしてぎりぎりまで使おうと決めたのですが、どの個体も快調そのものです。
■ 今回売却の個体は、R1世代晩期のサイレントタイプ91UBK-S (Model; NG01BS)です。
■ 前回5/31とまったく同型ですが、別個体です。
■ もともとオペレータ用に開発されたリアルフォースシリーズ。タッチの良さは抜群です。加えて、サイレントタイプになり、ガチャガチャ感?がなく、底付きした際に、ゴムの反発力を感じます(実際にゴムが敷かれているワケじゃないです)。
■ しゃべるのと同じくらいの速さで文字入力するヘヴィユーザーに向いています。
■ 清掃しましょう。
■ 今回からは、人さまにお譲りするので、石油系ケミカルやエタノールは使わず、自然に、しかし徹底的に清掃します。
■ トップカバーとキーを外し、基盤の表裏はエアと刷毛で。
■ サイレントタイプはプランジャが鮮やかな紫色です。分解しなければふだんは全く見えないところにヴィヴィッドな色遣いをするとは...。自作派や自分でマメにメンテナンスするユーザーだけに向けたサービス精神に、メーカーのゆとりを感じます。
■ キーは、1コ1コを台所用中性洗剤に浸漬し、スポンジでそっと洗い、水道水で数回すすぎます。
■ のち、1コ1コを新しいタオルで拭きとり、数日間自然乾燥。
■ 手持ちの同製品と見比べて気を遣ってていねいに組付けます。
■ 組み上がり後は、PCに接続して動作を確認します。 ら、...MとNのキーが逆でした...。
■ 中古品のヘタリやテカリを判断するポイントは、「Enter」「Space」キーです。この個体は、自分が持っているもののうちではもっとも遅い時期の購入ですので、使用痕はほとんどかんじられないと思います。
■ 誰かの手元で、引き続き元気に活躍してくれることを祈って...。