2024/01/14

■ なおす - おつかれさま


おつかれさまでした。共通テストの受験。ついでに私の鉛筆Hi-Uni 10B も今日で。

 明日から、またあたらしい気もちで、いっしょうけんめいにやろう。



2024/01/13

■ まなぶ - エンジョイする大学生活 - 共通テスト第1回試行調査 - 英語の話題


今日は共通テストの日。受験生の健闘を祈っています。

 共通テスト実施に先立って、試験的に実施された「試行調査」。その第1回は、2017年の第1回試行調査。国民の皆さんに初めて示された新しい入試のカタチ;英語だけ翌2018年に実施されたんですが、その話題に、目を通してみます。

 出題形式や難易度や語数の増加など、「大学入試の形式的側面」なんて難しい話は置いといて、話題の中味だけ見ます。

第1問A;『アミューズメントパーク』

...香港のアミューズメントパークを訪問予定。入口やアトラクションが混雑していない日はいつ。

・ 第1問B;『長期休暇中の体験』

…「大学生活の最高な部分として、長期休暇がある」として、休暇中の体験を語る。農作業・日本語教師の教材作製・シェフ体験・柔道講師

・ 第2問A;『海外旅行の食べログ』

…海外旅行に行って、おいしい食べもの屋さんを探すための、「食べログ」の読み取り。ラーメン店・エスニック料理・ステーキ料理

・ 第2問B;『大学生とアルバイト』

…学生はアルバイトをすべきか、についての意見

・ 第3問A;『海外の島で過ごす休暇』

...美術館・お城・サイクリング・釣り・美しい夕日で、島を堪能。

・ 第3問B;『カナダ人から見た日本の光景』

...カナダ人セールスマンが、新宿の街に、自動販売機が立ち並んでいる光景に衝撃を受けたエッセイ。

・ 第4問;『ボランティア活動に興味がある若者の割合』

...日本・韓国・アメリカ・スウェーデン若者のアンケート結果。

・ 第5問A;『折り紙』

...さまざまな側面。

・ 第5問B;『胡椒』

...香辛料である黒コショウと白コショウの比較。製法・成分・合う料理・効能。

・ 第6問;『キャンプの体験の話』

...12歳の子たちのキャンプ経験。友達3人の友情のつまづき。

 話題の内容を見て、チョっと思ったんですが...。

 なんだか、大学生って、遊ぶために存在している感じ?

 どの内容も、読む対象が大学受験生でなくても、小学生でも中学生でも、変えなくてかまわない内容の気がします。

 また外野の意見に過ぎないんですがネ...。「大学入試なんだから、お勉強の内容/学問の尊さ/大学生としての心構え、という内容にしろ」な~んて、さすがに思わないですよ。ただ、同じように18歳前後の人を対象とした公的な英語の試験である「英検2級」「TOEFL」「センター試験」と、つい比べて、「多量速解」「内容は簡単」という印象より以前に、「異様に幼い世界」...と、まず感じちゃったんですが...。帰国生徒さん向けなんだろうか、それとも問題を作成した方たち自身が帰国生徒さんなのだろうか、とつい勘ぐってしまって...。日本でマトモに勉強した日本人の18歳が報われる試験になっていってほしいナと思います。

2024/01/12

■ まなぶ - 妹の学びたい心に応えてくれない兄 - 青森県立高校入試 平成27(2015)年 - 社会第7問(地歴公民総合)


弘前の地元の伝統野菜;「清水森ナンバ」(ナンバとは唐辛子のこと(南蛮))&「おおわに温泉もやし」
 - 青森県農林水産部総合販売戦略課ウェブサイト

日本海側積雪地帯の真冬とは思えないような、晴れ間さえのぞく毎日です。車道は雪がジャケたシャーベット状ですが、冬枯れの銀杏の木のならぶ除雪していない雪道の公園や冬野菜の並ぶ棚を店舗で目にしたりすると、それなりに季節感があります。ここ津軽地方にも、伝統野菜があるようです。「京野菜」みたいに、これを何とかブランド化して付加価値をつけて少しでも有名になりたいようすです。

 また私の地元の県立高校の入試問題を読んで楽しむ性格が屈曲した不謹慎な時間となりました。


 [7] 下の文章は、中学3年生の妹と大学1年生の兄の会話である。これを読んで、次の問いに答えなさい。

妹:兄さんの通う大学のある京都のあたりには,見どころがたくさんあるよね。

兄:京都の清水寺や奈良の東大寺は、見に行ったよ。

妹:京都といえば歴史や伝統というイメージがある。祇園祭が有名だよね。

兄: 祇園の近くには、落ち着いた印象のコンビニがあるんだ。木造建築の家も多いよ。

妹: 京都市は建物の色、デザイン、高さなどを規制するきまりをつくったと授業で習ったわ。

兄:そのような、地方公共団体が独自に定めているきまりを条例と呼んでいるんだよ。

妹:京都では、賀茂なすや九条ねぎも有名だよね。

兄:京野菜のことだね。下宿の夕食にたまに出るよ。その日の朝にとれた野菜なんだよ。

妹:私も京都に行ってみたいな。

 「妹」さんが、京都に対する伝統や歴史の重みを感じて話題を向けているのですが、どうも「兄」さんの受け答えや興味の対象は散漫で、妹さんの質問にまともに答えず、自分のことしかしゃべらない兄、というイメージを抱いてしまいます。

  かわいそうな妹さんの内心を再現してみましょう。

妹: 兄さんの通う大学のある京都のあたりには,見どころがたくさんあるよね。

兄: 京都の清水寺や奈良の東大寺は、見に行ったよ。

妹: (いや、あなたの行った奈良東大寺の話じゃなくて、京都の話をしようよ。)

        京都といえば歴史や伝統というイメージがある。祇園祭が有名だよね。

兄: 祇園の近くには、落ち着いた印象のコンビニがあるんだ。木造建築の家も多いよ。

妹: (いや、あなたの行ったコンビニの話じゃなくて、京都の歴史や伝統の話をしようよ。こいつの大学生活って、京奈良を観光してコンビニで飲み食いして気ままに暮らしてるんだろうな...。そういえば、京都のローソンに町屋風な店舗があるって話をきいたことがあるかも。話を合わせてあげようか...) 


        京都市は建物の色、デザイン、高さなどを規制するきまりをつくったと授業で習ったわ。

兄: そのような、地方公共団体が独自に定めているきまりを条例と呼んでいるんだよ。

妹: (いや、地方議会の条例とか国会で制定する法律とか、唐突に法の種類を解説してもらいたいわけじゃなくて、京都の街の話をしようよ。しょうがないやつだなぁ。京都の伝統の話にもどしてあげようか...) 

        京都では、賀茂なすや九条ねぎも有名だよね。

兄: 京野菜のことだね。下宿の夕食にたまに出るよ。その日の朝にとれた野菜なんだよ。

妹: (いや、あなたの私生活や食生活の話じゃなくて、京都の話をしようよ...といっても、もうダメだなこいつ...。) 

        私も(あなたとは別行動で)京都に行ってみたいな。