2023/10/27

■ まなぶ - 鉛筆を使って - ハイユニ(Hi-Uni) 10Bで


三菱鉛筆ハイユニ(Hi-Uni)の2Bを使う話を、小学生みたいにワクワクして6月以来書いていますが、9/26にひとまずひと区切りの満足を得ました。

 ハイユニの特性として、「滑らか」という長所も実感しました。この点をもう少し体験してみたくて、その後に10Bを購入したことも、9/26に書きました。

 未曽有の経験にまた興奮(やっぱりおおげさです...)。

 Hi-Uni 2Bと比べます。と、こう感じました;

 長所... いっそう濃く滑らか。鉛筆という製品における、濃さと滑らかさのピークであり限界でしょうか。

 短所... 一瞬にして筆跡が太くなり、減る。それも、「鉛筆」とは思えないような、経験のない極端な速さで、あたかも、少しこすったら溶けてなくなる...とでも言いたい感触です。

 雑感...パステルやチョークとクレヨンの中間のような書き味...といったら「サクラクレパス」ですが、それともまた違います。書き進む際の触感としては、珍妙なたとえですが、栗やさつまいもを蒸して油分を加えて固めた感じで、書くにつれて、そのほろほろした粒子が紙面に黒々と取り残されていく感触です。少しでも力を入れるとほろほろと崩れるようで、強く一押しするだけで芯は根もとまでつぶれてしまいそうです。なるべく力を抜けるだけ抜いて、紙面をそっと滑らせたいです。黒々としているので、つねにシャープな先端を使いたい欲求、と同時にしかし、一瞬にして減るので、もどかしい...その繊細さやはかなさが、大いに魅力的です。

 本来、この「10B」クラスになると、「筆記具」というよりむしろ「画材」です。連続して書き進むには、猛烈に頻繁に鉛筆を削らなくてはだめだろうと予想します。

 筆跡の濃さ太さは、画像の通り。上の緑軸は2Bで、下がHi-Uni 10Bです。画像一番下の印字は、MS-Word上で編集した “Times New Roman”体の8ポイント活字です。

 また、来月11/1から、英単語を筆記体で書き進んでみたいと思います。7/1から3か月間続けた6/30のルールと同じ要領です。

 が、今回は、毎日「100文≒約1,500語」ではなく、その半分の、毎日「50文≒約750語」でいこうかな。

■ また新品の6本を同時に開始します。Hi-Uni 2Bに比べて、どのくらい書けるものでしょうか。

2023/10/26

■ なおす - クラシックシェービング - 今日


クラシックシェービングについては、5/1に、また、シェービングソープの自作については、6/29 & 7/8に、詳細を書いたとおりです。毎週備忘録的に。

 ホルダはいつもの中国製「DS-Cosme - DS.D8. Scalloped-Destroyer」

ブレードは中国(香港)製「克労徳(Cloud) Ultra-Sharp」

シェービングソープはイタリアの定番「チェッラ 赤缶 - アーモンドオイル配合」

シェービングブラシは中国製「Yaqi -  Synthetic;Taxido(人工毛) 55mm - Heavy Metale Handle」

 ホルダは先週10/18に激賞した通り。

 刃は、香港製ですが、パッケージは、ダントツで世界最高品質の大阪フェザー安全剃刀製「ハイステンレス」を模したようす。ただし価格は10分の1以下です。

 でも、その切れ味は、世界中の他の数多の製品を抜いて、フェザー製品に近く、抜群です。範としたのでしょう。剛性感はフェザーを上回るかも。

 シェービングソープ「チェッラ赤」は、シェービング界隈の方にとっては、毎度おなじみの伝統的定番品です。香りが、アーモンドの香りというわけではないのですが、なぜか日本では「アーモンドフレーバー」みたいな話になっているようです。が、もっと合成香料むき出しのキツい化粧品の香りです。それも今の現実から離れた非日常的な別世界感を醸し出してくれるので、キライではないです。

 ブラシは中国Yaqi製です。この会社は、もとはインドネシアだったか、東南アジアの石けんメーカーが、欧米のシェービング・エンスーのメンズを相手にシェービングソープで一躍進歩を遂げたようです。シェービングブラシも女性用の化粧用ブラシも、この数年で一気にラインナップを拡充しています。シェービングソープといい、シェービングブラシといい、ヨーロッパ製品に比べて、品質は互角以上で、価格は高くても半額以下です。ただ、シェービングソープの香りは好みが分かれそう。3,4年前に、会社側の発送の手違いでトラブルになったことがありましたが、誠実な対応を受けました。

 どの製品も、大阪フェザーを除いては、日本にはまったく存在しない産業で、そのおかげで、かけがえのない、心が和むひとときを分けてもらっていています。それゆえいっそう、先週も書いたのですが、このシェービングの特別なひとときは、自由な貿易があればこそ、またそれは平和な世界があればこそ、成り立っているのだと、しみじみと感じます。「中国製に依存するのは危険だ」などの安全保障論も理解できますが、「あんなヤツはいなくても自分はかまわない」という発想は、憎しみを産みやすいと思います。親子間夫婦間のように、相手がいなければ自分は成立できないのだという相互依存が、むしろ、殺し合わなくて済む人類社会が実現できるんじゃないだろうかと思います。

 最も日常生活から遊離したひとときであるシェービングをしながら、平和の恩恵と国際情勢に思いを馳せるとは...。もっとくつろぎたいものです、そういう世界になってくれ、と思います。

2023/10/25

■ まなぶ - 万年筆を始めた私-2


- 10/21の続き - これまで聞いた複数の方々のステキな体験を合わせて、お一人の方の体験としてまとめています(;^^w


カクノのような安い万年筆はダメだなと思った。クレームをつけに行こうかとも思うが、万年筆の値段からして、クラウンを買い替えるわけじゃないんだし、改めてもっと良いものを買い直そう、と思い、プラスチックごみに。

翌朝、妻が、「今朝プラごみを収集に出そうと思ったら、これを見つけたんだけど...」といって、昨夜捨てたはずのカクノを見せつつ、「万年筆なんか使ってたっけ。真新しいじゃない。ペン先が曲がってもうだめなのね? 箱もカートリッジもいっしょに捨てるの? まだ使ってないじゃない? 他に何か使ってたっけ?」 

意外な伏兵に襲われた気がした。『カートリッジ』だって? それは何だ? ひとまず、...とっさに取り繕って、「つ、使おうと思ったら、お、落としてすぐ踏ん付けてしまったんだ...。」

「あらま、もったいない...けど、これじゃだめね。どなたかからもらったの? 自分で買ったの?」

い、いかん、この尋問にもちこたえることは、経験的に困難だ。あまり作り話をしてもムダだ。「つ、使ってみようと思って買ったんだけど、残念なことをしてしまったんだ。」

...妻の疑惑のまなざし。が、その一瞬の気まずさを払うように彼女は「今はみんなこんなペン先なのよね。私たちの中学のときって、指先の爪みたいな形だったわよね。あの形ってもうないのかな。」

「そ、そうだね。それを思い出して、仕事をやめたのを機に使ってみようかなと思って...。あ、あの形のを、また改めて買い直そうかと思って...。

妻は、「じゃ、カートリッジはまだ使えるから捨てなくてもいいわね。」といって、パッケージの箱を置く。カクノの本体は捨てることにしたようだ。...私がまだ何か隠している風なまなざしを向けているが、この話題はそれで終えることにしたようだ。ふぅ。

言われてみれば、たしかに、中学の頃、同級生らが使っていたのは、あの指先の爪みたいな形のペンだった。私は万年筆など興味がなかったが、彼女は使っていたのか。いやそれより、カートリッジとは何だ? 

またPCに向かって、『カクノ 使い方』を検索する。と、なんとあのプラのパッケージの中に、カートリッジインキと取扱説明書が入っているという。

あわてて妻が置いて行ったパッケージを開くと、パッケージの紙に隠れて、細長いカートリッジと『やさしい万年筆カクノの使い方』の紙が出てきた。隠すようにして梱包していたとは。私は、パッケージを開けるや否や本体を取り出していきなり書き始めたので気づかなかった...。

インターネットの誰かのウェブサイトの説明では、本体にカートリッジを挿して、数時間置くか、挿した状態でカートリッジの腹を少しつまむように押してやると、ペン先にインクが通じてくると...。そういうことだったのか。ボールペンと違って不親切なしくみだと思う。

だいたい、このむき出しのペン先が、やはり、これ見よがしで嫌味がある。万年筆に対して反発を感じる人も世の中には多いが、その原因の一つはこの大げさな形だろう。こんな形状は小学生には危険ではないだろうか。あの当時のような奥ゆかしい爪みたいな万年筆を最初からきちんと購入していればよかったのだと思う。

「 パイロットのウェブサイトを見る。...目も眩むほどのラインナップだ。理解できない高額なものから、下に降りていくにつれて値段が下がる。その下の方に、昔風なペン先の「エリート」と言うのがある。値段も1万円と、まぁ想像していたくらいの価格帯だ。これだ。ひとまずこれを買って、まだ興味があるようだったら、そのときには高級品にグレードアップすればよい。