■ 数年来この春先までずっとあるいて楽しんでいたあちこちの山あいの道も、なんだか最近はクマさんが幅をきかせているので、すっかりあるきづらいです。私のように、クマさんの住まいのすぐご近所までわざわざ出向いてぼやっとうろうろしているようなヤツは、まっさきにクマさんに問い詰められそうです。🔗7/24
■ "クマは、一度ヒトを襲ったら、また襲うので、その個体はやはり駆除するしかない。「クマさんがかわいそう」という自然派の考えは、さらなる人身被害発生の蓋然性の高さを考えると、もはやその個体には通じない"という、専門家や現場の見解は、広く啓蒙が普及したところだと思います。
■ ぼやっとあるいている私も、ゆえに、そういう現場には近づかないようにこころがけなくては。そのような有益な報道や近隣の出没情報は、インターネットで教えてもらいます。
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■ その延長で、ネットにて知見を広めようとすると、さまざまな個人の知見にも触れる機会があり、ぼやっとした私には、おおいに参考になります。
■ まったく思いもよらなかった新たな知見にも、いくつか触れました。ネット社会という満ち溢れる情報の海のおかげでしょうか。その一つ、個人のブログ記事を、数日前に拝見しました。
"人間を襲ったクマは、毛がなく食べやすい、抵抗力の弱い獲物として人間の肉の味を覚えてしまうでしょうし、親に教えられた子グマは人食いグマとして成長するでしょう。"
■ 3点の、動物生態学的な新しい知見を得ました。
■ 1) ヒトって、「毛がなく食べやすい」のですか、クマにとっては!?
■ クマの立場に寄り添った新鮮な知見でした。「調理の手間が省けて食べやすい」という消費者の心理をついてあらたに市場に投入された新開発食品みたいです。
■ 2) クマはヒトの肉の味を覚えるのですか。
■ 怖いので、Google先生にも尋ねてみます;
■ 3) クマは親から子へと、ヒトの味やヒトを狩るテクニックを伝授するのですか。
■ 子どもの教育に関して意識高い系のグルメな母グマが近年増加中なのでしょうか...。
■ この方は、科学的知見に詳しいごようすで、国内ブログ大手プラットフォーム中のウェブログにて大いに真剣に警鐘を鳴らされています。ウケを狙って酒宴の席で嘯いたわけではないです。もしかしたら、この方には、全国のクマたちを対象にした、毛の有無による食べやすさの違いに関する大規模アンケート調査の集計値や実験データ等、何らかのエビデンスが背景にあるのかもしれません(出典は拝見できませんでした)。
■ それにしても、そうだったのですか...。なんて怖い表現...。あまりの怖さに気が遠くなりそうなぼやっとした私の耳に、遠く聞こえてきたのが、クマさんたちの会話...;
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クマのジャイアン「ヒトっていうのは、毛がなくて食べやすいんだ。その肉はうまいんだ。」
クマののび太君「え、ぼ、ぼく、毛の生えたウサギさんやタヌキさんやシカさんたちをふだん食べたことが無いから、毛がなくて食べやすいだなんて、よくわからないよぉ。」
クマのスネ夫君「あれ、たしかヒトって、服とか着てるんじゃないの? 特に山をあるいているヒトの着ているノースフェイスやモンベルのマウンテンパーカーやクライミングジャケットは、岩場での接触や雪面での滑落対策として、引き裂き強度や摩擦抵抗を高めた新素材がふつうだから、そのままじゃヒトを食べづらくないかな。中には山岳用ピッケル持ってる登山者もいたりして、それがグリベル製のクロモリ鋼ヘッドやCTテクノロジ製の鍛造ワンピースヘッドみたいな高強度なツールだったりしたら、抵抗されたらイヤだなぁ。あ、ワークマンやユニクロの安い服を着て手にスマホ持ってインスタ用に自撮りしてるヒトを狙えば、食べやすいかな。」
クマのしずかさん「わたしものび太さんみたいに動物を食べたことがないわ。なめとこ山のドングリを食べているときがいちばんしあわせなひとときかなぁ。」
クマのジャイアン「うるせえ!これからのクマたるものは、生き残りをかけて、グローバルな展開を視野に入れて、新たな市場を求めてアグレッシヴに街に進出しなくちゃダメだ。おまえたちは何もわかっちゃいねぇ。」
クマののび太君「でも、毛のないヒトがボクでも食べやすいようにはだかで抵抗しないで山や街をあるいてくれているものなのかなぁ?」
クマのジャイアン「ゴンッ!!(鉄拳制裁)」
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■ ...という夢を見た。